ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

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他国指導2

その後

 

 

 

三人の所にバラバラになった人達は練習の説明を受けていた

 

 

 

マーズ「まず、型は皆それなりに出来ているからな。直さないといけないのは、意識の低さだ。ただ型通りにやっても、それは教えられただけの戦い方になる。自分がどういう戦いをしたいかによって変えていく方が自分のためにもなる。

 

 

 

俺の場合だと、魔法も得意だからそれを交えた剣の使い方をしたい。という風に考えたんだ。自分の得意な事や出来そうな事を活かせる戦いが出来ればそれでいいと俺は思うぞ」

 

 

 

 

兵士達「なるほど」

 

 

 

 

マーズ「自分が何が出来て、何が出来ないかはよくわかってるだろ?深くまで考えなくていい。剣が得意なら、剣の何が得意だ?素早く攻撃する事か?重い一撃を与える事か?と、そんな感じで少し考えてみてくれ」

 

 

 

ラースは少し離れた所で見ていた

 

 

 

ラース「(いい感じみたいだな、ベグルも問題なさそうだな。まあ、問題は.......)」

 

 

 

ラースはもう一人の元へ向かっていった

 

 

 

バン「俺はな、師匠にこの攻撃をすると、剣をこうやって返されるんだ。だから自分は手をこう捻って」ゴン!

 

 

 

 

バン「痛え!な、何するんですか、師匠!」

 

 

 

 

ラース「ああ?てめえ、誰がそんな事教えろっつったよ。おい」

 

 

 

 

バン「え、だから戦い方を.....。あ、基礎だった」

 

 

 

 

ラース「ハァ。全く困ったもんだぜ。悪かったな、うちの馬鹿が。お前達には少し基礎が足りないと思っていたんだ。型はもちろん出来ている。筋だって悪くない。だが、剣が迷っているな。

 

 

 

もっと自分に素直になってみろ。自分は何ができる?片手剣か?体術か?魔法か?馬術か?それによって、戦い方なんて変わるんだ。

 

 

 

何も全て型通りになんてしなくていい。むしろ、それは自分の良さを出させなくしている可能性だってある」

 

 

 

 

ファーリス「僕が....出来ること、か」

 

 

 

 

バン「師匠、流石です!俺も言えるようにならないと」

 

 

 

 

ラース「ハァ、お前は相変わらず一直線だな。何事にも順序ってのがあるんだ。そこもしっかり考えろよな」

 

 

 

 

バン「はい!」

 

 

 

 

ラース「ほら、今度はお前が続けろ」

 

 

 

バンはまた話を始めた

 

 

 

シルビア「なるほどね。カッコいいじゃない、ラースちゃん」

 

 

 

シルビアは黙って見ていたがラースに感想を言ってきた

 

 

 

ラース「カッコいい?何がだよ」

 

 

 

 

シルビア「一人一人の個性を出させた戦い方をさせてるのね。確かに、型通りにやったってそれが通用するか、と言われたら答えはノーだわ。

 

 

 

でも、基本を覚える上では大切な事だから、どうしてもやりなれたその戦い方になってしまう。兵士ちゃん達によくありがちな事ね」

 

 

 

 

ラース「気づいてたんだな。流石シルビアだ。そう、俺のじいちゃんにも言われた事だ。型が出来るから戦えるのか?それがお前が一番得意と思ってることなのか?ってな。俺は、誰かに教えられた事を伝えてるだけだ」

 

 

 

 

シルビア「ステキなお爺様ね。その教えを伝えるのは大事な事よ。結局は誰かが誰かに教えられた事を教え、その人がまた別の人に教える。こうして、教えは受け継がれていくの。ラースちゃんがやってる事はとっても大切な事だわ」

 

 

 

 

ファーリス「あの、ラースさん。僕、何が得意かわからないんです。どうすればいいですか?」

 

 

 

 

ラース「得意な事がわからない....ね。得意とかで考えなくていい。ファーリスは何が出来る?」

 

 

 

 

ファーリス「僕、片手剣ならできます。でも、他の人よりは全然出来なくて」

 

 

 

 

ラース「別に他の人と比べてほしいなんて言ってないぞ。ファーリスにできる事が片手剣なら、それを使う戦い方で行こう。ファーリスはいつも戦う時、何を感じて戦ってる?」

 

 

 

 

ファーリス「僕はいつも相手の出方を待って、そこから動いています」

 

 

 

 

シルビア「あら、いいじゃない。出方を待って、それに応じた反撃ができれば、それはあなたの個性的な戦い方になるわ」

 

 

 

 

ファーリス「ええ!でも、シルビアさん。僕はそんな上手いことまだできないんだ」

 

 

 

 

ラース「出来るかじゃないぞ。まずはその戦い方をしてみたいと思うか?」

 

 

 

 

ファーリス「え。そりゃあ、そうできたらカッコいいと思う」

 

 

 

 

ラース「じゃあ決まりだな。ファーリスのこれからの戦い方はその形でいこう。だが、そのためには出方に対する反撃策を考えておかないとな」

 

 

 

 

ファーリス「わかりました。頑張ってみます」

 

 

 

 

バン「師匠、全員決まったそうです」

 

 

 

 

ベグル「俺達のグループも決まりました」

 

 

 

 

マーズ「俺も大丈夫みたいです」

 

 

 

 

ラース「よし。今から、お前達がやりたいと思った戦い方があるはずだ。大きく四つにわける。

 

 

 

この男、バンの元には相手の出方を反撃するような戦いをしたいやつは集まれ。

 

 

 

この男、ベグルには一撃で決めたい戦いをしたいやつだ。

 

 

 

この男、マーズには素早い攻撃をする戦いをしたいやつだ。

 

 

 

どこにも含まれないようなやつは、俺の所に集まれ。さあ、別れてみてくれ」

 

 

 

 

兵士達「はい!」

 

 

 

 

ラース「シルビアはどうする?」

 

 

 

 

シルビア「それじゃあアタシはバンちゃんの所で見てるわ。バンちゃんの暴走はラースちゃんも気にしてるでしょ?」

 

 

 

 

ラース「まあ、そうだな。それならありがたい。頼んだ」

 

 

 

数分後

 

 

 

ラース「ふむ、俺の元にはそこまで来なかったな。さて、二人はどういう戦い方をしたいんだ」

 

 

 

 

兵士「俺、剣よりも魔法やブーメランなどの遠距離武器で戦う方法がよくて」

 

 

 

 

兵士「俺は避けるのが得意だから回避をメインで使いたくて」

 

 

 

 

ラース「なるほどな。確かにどこにも含まれない。わかった、その得意な所を伸ばしていくぞ」

 

 

 

数時間後

 

 

 

ラース「どうだ?ブーメランも投げ方を変えるだけでより遠くに飛ばせるだろう?」

 

 

 

 

兵士「はい!」

 

 

 

 

ラース「回避も大事だ。だが、避けるだけよりも避けると同時に攻撃する方が相手を翻弄できる。そのためには、腹筋、上腕、体幹、足、全ての筋肉を使う。まずは筋トレだな。そこがまだ足りない」

 

 

 

 

兵士「は....はい」

 

 

 

 

ラース「全員、今日はここまでだ!また明日このグループで始めるからな。覚えていろよ、それじゃあ解散だ」

 

 

 

その後、バン達を集めて今回の感想を集めていた

 

 

 

ラース「どうだった?」

 

 

 

 

マーズ「俺の所は問題無さそうです。言う事を理解してくれて、とても助かってます」

 

 

 

 

ベグル「俺の所は何だか脳筋な考えが多いですね。まあ、仕方ないんですけど、もっといろんな考えを持たせた方がいいと思ってます」

 

 

 

 

バン「俺の所は何だか自信がないやつばかりですね。自分から動けないから、相手を待つしかない。そんな感じがします。少し自信をつけさせないとですね」

 

 

 

 

ラース「ふむ。了解した。それなら明日と明後日はベグルの近くで俺も指導しよう。三日後から四日後はバン、五日後と最終日はマーズだ。それじゃあ、頑張ってくれ」

 

 

 

 

三人「はい!」

 

 

 

 

ラース「ガク、すまなかったな。途中でやめてしまって。この後軽くもう一度確認するぞ」

 

 

 

 

ガク「はい。俺は大丈夫です。お願いします」

 

 

 

バン達はシルビアと話していた

 

 

 

シルビア「三人ともお疲れさま。ラースちゃんっていつもあんな感じなの?」

 

 

 

 

バン「あ、シルビアさん。はい、師匠は俺達に最初教えてくれた時もあんな感じでしたね」

 

 

 

 

マーズ「今思うと懐かしいな」

 

 

 

 

ベグル「俺達もたくさん学んだもんな。ラース将軍って教えるのが前から上手かったんですか?」

 

 

 

 

シルビア「そうねえ。アタシ達と一緒の時はしっかり教えるなんて事必要なかったからよくわからなかったけど、イレブンちゃんやマルティナちゃんはよくラースちゃんに教わってたわ。わかりやすいとは聞いていたわ」

 

 

 

 

バン「師匠の指導者の素質は前からあったんですね」

 

 

 

 

マーズ「でも怒ると怖いよな。手加減が一切なくなるからな」

 

 

 

 

ベグル「あれはもう絶対に殺しにかかってると思うぜ。バン、お前なら身をもってよく知ってるだろ」

 

 

 

 

バン「ハハ、何回死にかけたかわかんないや。いや、ザオラル使われるって事は死んでるのか。最近は少なくなったんですけど、前はよく花畑が見えてたんです」

 

 

 

 

シルビア「ああ、カミュちゃんやイレブンちゃんがよく言ってる事ね。あ」

 

 

 

シルビアが何かに気づいた

 

 

 

ベグル「ん?あ」

 

 

 

 

マーズ「お、おい。バン」

 

 

 

ベグルとマーズも気付く

 

 

 

バン「師匠は本当教えるのは上手いんですけど、体に直接叩き込んでくる事も多いので参っちゃうんですよ。あれはやっぱり俺達の事、痛ぶるの楽しんでる顔してますもの。カミュさんも言ってましたけど、師匠ってドSな所あるんですよ」

 

 

 

ポン

 

 

 

バンの頭に手が置かれる

 

 

 

バン「ん?」

 

 

 

 

ラース「それってもしかしてこんな顔だったりするのかな?」

 

 

 

 

バン「......アハハハ、そうそう、その顔です」

 

 

 

その後、バンはサマディーの医療部屋に運ばれた

 

 

 

バンはその日久しぶりに花畑を見ていたという

 

 

 

それを見ていたガクはラースに対して若干の恐怖を抱いたらしい

 

 

 

 

 

 

 

 

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