ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

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16.ナギムナー村へ

ラース「海底王国に行けば、海底に沈んだと言われているオーブの手がかりがあるはずだ。イレブン、ロミアのお願いを聞いてあげようぜ」

 

 

 

マルティナ「そうね。もし無かったとしても何か他のオーブの手がかりがあるかもしれないわ」

 

 

 

イレブン「うん、そうしよう」

 

 

 

ロミア「ありがとうございます!キナイのいるナギムナー村は、はるか東のホムスビ山地の海岸にあります。

 

 

キナイは荒波のように男らしく、潮風のようにさわやかで海のように大らかな人がキナイです。船は私が動かせるようにしておいたので、よろしくお願いします!」

 

 

ナギムナー村

 

 

シルビア「フフフッ!ここがナギムナー村ね。ロミアに聞いた話だと、世界一の真珠がとれるって有名らしいわ」

 

 

 

二人「ステキ!」

 

 

ベロニカとセーニャは手を合わせ、喜ぶように声をあげた

 

 

シルビア「青い海!白い砂浜!きらめく真珠と屈強な男達!まさに地上の楽園ね!」

 

 

シルビアもノリノリで楽しそうにしている

 

 

ラース「......だが活気がないみたいだ。男達は見当たらないしな」

 

 

周りを見渡しても人は少なく、女性やお婆さんしか見当たらなかった

 

 

カミュ「何だか訳ありみたいだな。まあいい、面倒事はゴメンだ。キナイとやらを探しに行こうぜ」

 

 

 

マルティナ「すみません。キナイという人を知りませんか?」

 

 

マルティナが近くにいた女性に声をかけた

 

 

おばさん「キナイという人を知りたかったら、教会にキナイのお母さんがいるから、その人に聞いてみるといいさぁ~」

 

 

 

イレブン「ありがとうございます。教会に行ってみようか」

 

 

教会

 

 

教会前では紙芝居を持ったお婆さんが子ども達を集めていた

 

 

子ども「あ、おばあちゃんだ!みんな紙芝居が始まるぞ!」

 

 

 

おばあちゃん「みんな。静かにお聴き。

今からの話は、この村に伝わる忌まわしき呪いのお話じゃ。この世で最も美しく、最も恐ろしい生き物の物語じゃ。

 

 

昔々、この村にとてもウデのいい漁師がおりました。村長は漁師を気に入り、自慢の一人娘と結婚させました。娘は漁師が大好きでした。村長はこれで村は安泰だ。と安心しておりました。

 

 

しかし、悪魔のような嵐が漁師を海に放り出しました。漁師は死を覚悟しました。そこに、それはそれは美しい人魚が現れ、こう囁きました。

 

 

生きたいならば魂おくれ

 

 

その後、死んだと思われていた漁師が帰ってきました。

娘は大層喜びましたが、漁師は別人のようでした。

毎日海を眺めては、人魚と結婚するんだと言うばかり。

さらに、娘を見捨て村を出るんだというばかり。

 

 

村長は怒り、漁師を捕まえ漁師の船を燃やしてしまいました。

こうして人魚に魂を喰われた漁師は、暗くさびしいしじまヶ浜に閉じ込められてしまいました。

 

 

今日はここまでじゃ。みんな、また明日」

 

 

話が終わると子ども達はまた遊びに行った

 

 

ラース「すみません。聞きたい事があるんですけど」

 

 

 

おばあちゃん「おや、旅の方かね?こんな老いぼれに何か用かの?」

 

 

 

ベロニカ「私達、漁師のキナイって人を探してるの。この村にいるらしいんだけど」

 

 

 

おばあちゃん「おや、あんた達はあの子の友達かい?珍しい事もあるもんだねえ。キナイは私の息子だよ」

 

 

 

 

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