バキッ!
ラース「何だと!ギルグード!!ん?」
ラースは起きたと同時に何かを殴った
イレブン「痛いよ、ラース。急に起きるからビックリした」
イレブンは顔を押さえている
ラース「あ、悪い、イレブン。すまねえ」
イレブン「もう大丈夫なの?」
ラース「んー。寒い」
イレブン「うん、大丈夫そうだね。皆を呼んでくるよ。暖かくしてて」
ラース「この返事でその判断もおかしいんじゃねえか?」
しばらくして
マルティナ「ラース!大丈夫なの!?」
セーニャ「ラース様!!」
ラース「よお、マルティナ、セーニャ。おはよう」
マルティナ「何だか随分と平和そうね!?」
ラース「え?いや、死にかけたのはわかってるさ。でもほら、帰ってきたぜ?」
セーニャ「よかったですわ、一時はどうなるかと思っていました」
カミュ「呑気なやつだぜ、全く。昨日までこっちはあんなに必死になって心臓動かしてやってたのに」
ラース「そんな事してくれてたのか。悪かった。迷惑かけたな」
ロウ「ラースよ、何やら知らぬ傷が増えておらんか?」
ラース「あ、マジか。体にも残ってるのかよ」
シルビア「どういう事?」
ラース「俺、今まで死んだ後の世界にいてよ。そこで俺の爺ちゃんと婆ちゃんとギルグードと会って話してきたんだ。ギルグードとはそこで戦ったんだ。ボコボコにされたけどな」
グレイグ「な!?お前がボコボコにされたのか!」
バン「師匠がボコボコにされるなんて.....」
マルティナ「ギルグードってかなり強かったのね」
ラース「あいつ死んだ癖にずっと鍛錬してやがった。呆れたもんだよな。俺が救われてからどれだけ経ったんだ?」
バタン!
ベロニカが部屋に入ってきた
ベロニカ「ラース!よかったわ!目を覚ましたのね!?」
ラース「おお、ベロニカ。無事で何よりだ」
ベロニカ「もう!庇ってくれたのは嬉しいけど、私よりよっぽどまずい事になったじゃない!心配させるんじゃないわよ!」
ラース「ハハハ、まさか海に落ちてしまうとはな」
ベロニカ「笑い事じゃないわよ!全く!」
イレブン「今、ラースが倒れてから四日が経ってるよ」
ラース「という事は.....。今日が指導の最終日じゃねえか!俺、全然指導出来てねえぞ!?」
シルビア「それ以前に死を彷徨ってたのよ。そんな事言ってる場合じゃなかったわよ」
バン「あ、師匠。その事なら船上の戦いは俺が、魔法や剣の事はマーズが教えてました。こうした方が師匠のためにもなると思いまして」
ラース「本当か!?バン!!いやー、やっぱり持つべき者はいい弟子だよ。助かった!マーズにも後でお礼言わねえとな」
カミュ「助かってもう仕事の話かよ」
コンコン
リーズレット「ごめんね、ちょっとお話があって」
リーズレットが部屋に入ってきた
ラース「おう、リーズレットか。迷惑かけたな」
リーズレット「あら、気にしないで。目覚めたようで何よりだわ。それで話なんだけど、あなた達が出会ったクラーゴンみたいなやつの事よ。おそらくあれは闇のルビーを取り込んだやつね。
今、北海で暴れまわってるわ。魔の力があいつを大きく、凶暴にさせてるみたい。あいつの事をキングクラーゴンとでも呼んでおくわ。あいつを討伐して、体内にある闇のルビーを回収してもらえないかしら?」
イレブン「なるほど。話に聞いたやつのことか」
ベロニカ「いいじゃない!リベンジよ!」
セーニャ「頑張りますわ!」
ラース「おっしゃ!今度こそあのイカをぶっとばしてやる!」
ロウ「ラースよ。お主はまだ休んでおるんじゃ。病み上がりに寒い場所に行き、体を激しく動かすでない」
シルビア「そうね。アタシもその方がいいと思うわ」
ラース「えー!?いいじゃねえか、別によ」
カミュ「駄目に決まってんだろ、馬鹿。昨日まで心臓止まってたんだぞ。そんな事させるわけねえだろ」
マルティナ「そうよ。イカなら私達が仇をうってくるから、ここで待ってて」
バン「ですが、大丈夫ですか?あいつかなり大きかったですし、凶暴でしたよ」
ラース「ハハ、それなら問題いらないぞ、バン。今ここにいるメンバーはどういう奴らだ?」
グレイグ「そういえばこのメンバーで魔物を倒すなど久しぶりだな」
バン「あ.....そっか。このメンバーは勇者様の仲間が全員揃ってるのか」
ラース「そうだ。魔王も邪神も倒したメンバーだ。たかがイカなんて敵わないさ。だが、俺は行けないのか.....。本当に駄目か?」
イレブン「まあ厳しそうだよね」
セーニャ「お気持ちは分かりますが、どうか安静にしていてください」
ラース「うう.....。あ!それならよ、代わりにバンを連れて行ってくれ」
バン「ええ!?俺が!?」
ベロニカ「あら、それは名案じゃない。戦力にも全く問題ないわ」
ロウ「そうじゃのう。それに、船の上でも戦いはできるようじゃな」
バン「でも俺、こんな豪華な中に入っていいんですか?」
マルティナ「フフ、大丈夫よバン。あなたの力なら私達とも並べるわ」
グレイグ「俺達もお前ならフォローの心配はないからな」
シルビア「おいで〜、バンちゃん」
ラース「ほら、世界を知ってこい。バン」
バン「......わかりました!俺、どれだけ力になれるか分かりませんが、少しの間、よろしくお願いします!」
イレブン「そんな固くならなくても大丈夫だよ。よろしくね、バン」
バンが仲間に加わった
ラース「それじゃあバンの事よろしく頼むぜ。どんどんコキ使ってやってくれ。俺はここでいい報告を待ってるぜ」
リーズレット「私もよろしく頼むわね。これ以上あのキングクラーゴンに好き勝手にさせないで」
マルティナ「フフ、久しぶりに体を動かせるわ!鈍ってないといいんだけど」
ロウ「確かにそうじゃのう。そういう意味でも、戦い慣れておるバンはありがたいのう」
セーニャ「バン様、回復はお任せください」
バン「うわぁー。緊張する。俺、帰ったら皆に自慢していいですか?」
シルビア「ええ!胸を張っていいわよ!」
ベロニカ「この前もしっかり立ち回れてたし、今回も大丈夫よ。頑張りましょう」
北海
シルビア「本当だわ。急に嵐が出てきたわね」
バン「皆さん、気をつけてください。やつは近くにいるはずです!」
ザバァァン!
キングクラーゴン「プギシャーーーー!」
ベロニカ「出たわね!この前みたいにはいかないんだから!」
セーニャ「足の数が普通より多いですわ!」
ロウ「これは、確かに大きい。それに体の色もなにやら相当毒々しいのう」
グレイグ「油断するな、お前達!」
キングクラーゴンがあらわれた
ベロニカ「イレブン!バイキルト!」
イレブンの攻撃力が二段階上がった
イレブン「ギガブレイク!」
バン「ばくれつきゃく!」
セーニャ「スクルトですわ!」
全員の防御力が一段階上がった
クラーゴンの右足1のばくれつけん!
クラーゴンの右足2は本体を庇っている
クラーゴンの左足1のなぎはらい!
クラーゴンの左足2は浮いている
ベロニカ「イオグランデ!」
イレブン「ギガブレイク!」
右足2は倒れた
バン「氷結らんげき!」
左足1は倒れた
セーニャ「スクルトですわ!」
全員の防御力がさらに一段階上がった
クラーゴンの右足1のばくれつけん!
クラーゴンの左足2のばくれつけん!
クラーゴンのメイルストロム!
ベロニカ「イオグランデ!」
クラーゴンの右足1と左足2は倒れた
イレブン「アルテマソード!」
バン「ばくれつきゃく!」
セーニャ「ベホマラー!」.
全員が回復した
クラーゴンは炭をかけてきた
ベロニカ「きゃっ!見えないわ!」
クラーゴンは上空に向かって毒をはいてきた
毒がふりそぞく!
ベロニカは動けない
イレブン「アルテマソード!」
バン「ばくれつきゃく!」
セーニャ「お姉様!キラキラポーン!」
ベロニカは嫌な効果から守られている
クラーゴンのメイルストロム!
クラーゴンは足を復活させた
ベロニカ「イオグランデ!」
イレブン「ギガブレイク!」
バン「ばくれつきゃく!」
クラーゴン「キシャー.....」ジュワー
バン「やった...!倒せたーー!」
イレブン「何とかなったね。よかった」
マルティナ「これで問題解決ね」
シルビア「アタシの船ちゃんにもそこまで被害は無かったわ。アタシ達の勝利よ!」
コトン
ロウ「む?これが例の闇のルビーかの。確かに嫌な力を感じるのう」
セーニャ「そうですわね。こんな物、一体どこから.....」
グレイグ「お手柄だったな、バン。大活躍じゃないか」
バン「ありがとうございます、グレイグ将軍!」
カミュ「流石ラースのやつに鍛えられてるだけあるな。立ち回りも上手かったぞ」
ベロニカ「そうよね。私もラースがいるのかと思っちゃったわ!」
ロウ「もはや城の兵士なんて肩書きではすまなくなったのう」
バン「へ....へへ。照れますよ、皆さん」
マルティナ「フフ、よかったわね、バン。それじゃあ戻ってラースに報告しましょう」