その頃、クレイモラン城
ガク「ラース将軍が無事生き返ってよかったです。俺、あんなに青くなった人初めて見ましたよ」
ベグル「そりゃあそうさ。普通あんな風にはならないからな」
ラース「お前達、何でここにいるんだよ。訓練でもしてたらいいんじゃないか?」
マーズ「駄目ですよ。俺達はカミュさんとバンからラース将軍を見張っていろと言われているので」
ラース「俺って信用ねえな!!いいじゃん、別に少しくらい動いたって」
ベグル「ほら、そういう所ですよ。とにかく今は休んでください。ラース将軍が心臓も止まってると聞いた時は俺らも慌てたんですから」
ラース「それは....悪かったよ。ハァー。仕方ねえか、大人しくしてるよ。筋トレぐらいはさせてくれ」
ガク「それはいいんですかね?」
マーズ「まあ、この人は何かしら動いてないと落ち着かない人だからな。これくらいなら多目にみようぜ」
その後
イレブン「戻ったよー、ラース」
カミュ「ちゃんと大人しくしてたのかよ」
ラース「おお!お帰り、皆。イカは倒せたか?」
マルティナ「ええ、もちろんよ。バンがトドメを刺したの」
ラース「おお!本当か!?バン、やったじゃねえか!」
バン「はい!師匠の分まで頑張りましたよ!」
グレイグ「いい動きをしていたぞ。船の上でもしっかり戦えるように訓練してあったのだな」
ラース「ああ。こいつには全部教えたからな」
カミュ「下手すりゃ、ラースいらねえんじゃねえか?バンの方がお前なんかよりよっぽど可愛げがあるぜ」
カミュはニヤニヤしている
ラース「何だと!?カミュ!!」
ベロニカ「でも、実際に戦ってる最中は私バンの事をラースと見間違えそうになったわ」
イレブン「それは僕も思うよ。よく似てるよね」
バン「そ、そうでしたか?俺、あまり気にした事ないんですが」
ラース「嘘だろ。え?バンがいれば俺いらないのかよ」
セーニャ「そ、そんな事ないですわ、ラース様!ラース様も頼りになります」
シルビア「そうよ!カミュちゃん達の言ってる事は少し違うわ。だから真に受け止めちゃ駄目よ」
バン「ハハ、俺はどんなに頑張っても師匠にはなれませんよ。だって、この世界を救った勇者様の仲間の一人は絶対に師匠しかいません。俺は代わりにしかなりませんよ」
ラース「バン.....。お前、いいやつだよ。本当に。嬉しいぞ!それに比べてカミュ!!てめえ、ふざけた事言いやがって!お前、こういう所見習えよ!」
カミュ「俺は本当の事を言っただけだぜ?普通の魔物を相手するだけならバンで十分だからな」
バン「ア、アハハ....。また言い合いしてる。あ、イレブンさん。短い間でしたがありがとうございました。俺、足は引っ張らなかったと思います。勇者様達の戦い方を近くでみれて俺、よかったです!」
イレブン「こっちこそありがとう。バンは頼りになったよ。また機会があったら一緒に戦おうね」
ロウ「そうじゃな。また共に戦おう」
バン「はい!ありがとうございます!」
その後、それぞれの仲間達はまた故郷へと戻っていった
ラース達もデルカダール城へ戻っていった
城の中では、バンが勇者達の仲間と共に戦い実力を認められた事で話題になったが、他の兵士達から尊敬の目を向けられる事はなかった
ガザル「お前が?勇者様達に認められた?ハッ!本当か怪しいな!」
バン「何だと!ガザル!!見てねえくせに何がわかるんだよ!」
ギバ「バン。お前は本当に馬鹿だな。世の中には、お世辞という言葉があるんだぞ」
バン「ふざけんな!!俺はちゃんと認められたからな!!」
ガク「バンさん!やっぱり凄いですよ!」
バン「そうだろう、ガク!お前は本当いいやつだな!わかってくれるだろ?俺は頑張ったんだからな」
ベグル「駄目じゃないか、ガク。敬う人を間違えてるぞ。そいつは馬鹿にする人だ」
マーズ「ガク、バンの方に行ったら戻れなくなるぞ。引き返すなら今だ」
バン「お前らは実際に、俺が褒められてるのを見ただろうが!!」
二人「何言ってるのかわからねえな」
バン「もうー!!師匠ー!!!」
兵士達「ハハハハハ!」