ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

165 / 589
マヤとの旅

ラースが他国指導から戻ってきて一ヶ月後

 

 

 

デルカダール城

 

 

 

朝食時

 

 

 

デルカダール王「昨日マヤから手紙が届いてな。何やら学校で困った事があるらしいのだ。それでマルティナとラースが呼ばれておるのだ。近々様子を見に向かってはくれんか?」

 

 

 

 

マルティナ「え?マヤちゃんが?」

 

 

 

 

ラース「わざわざ手紙まで送るなんて今まで無かったよな。何かあったんだろう。わかりました。明日には学校に伺います」

 

 

 

 

デルカダール王「うむ。わしも娘が心配じゃ。ぜひ不安を取り除いてやってくれ」

 

 

 

 

マルス「父さん達お出かけするの?」

 

 

 

 

ルナ「ルナ達も行きたーい!」

 

 

 

 

グレイグ「マルス達は城でお留守番だぞ」

 

 

 

 

二人「えー」

 

 

 

 

ラース「いや、グレイグ。偶には連れていってやろう」

 

 

 

 

マルティナ「そうね。最近外に出れてないし、外でゆっくりしましょう」

 

 

 

 

ルナ「やったー!」

 

 

 

 

マルス「何して遊ぼうかな?」

 

 

 

 

グレイグ「わかりました。俺達は城で待っていますので、何かありましたらご連絡をお願いします」

 

 

 

次の日

 

 

 

大広間でデルカダール王が見送りに来ていた

 

 

 

ラース「さーて、マルス、ルナ。準備はできたな?」

 

 

 

 

二人「うん!」

 

 

 

 

ラース「それじゃあ父さん達と出かけるぞ!」

 

 

 

 

二人「おー!」

 

 

 

 

マルティナ「それでは行ってまいります」

 

 

 

 

デルカダール王「うむ、よい報告を待っているぞ」

 

 

 

 

マルス「じーじ、行ってきまーす」

 

 

 

 

ルナ「遊んでくるねー」

 

 

 

 

デルカダール王「ああ、楽しんでくるのだぞ」

 

 

 

メダル女学園

 

 

 

マルティナ「着いたわよ、二人とも。ここがマヤちゃんがいる学校という場所よ」

 

 

 

 

マルス「大きいー!」

 

 

 

 

ルナ「綺麗!お花がたくさん咲いてる!」

 

 

 

 

ラース「さて、マヤは確か食堂にいるんだったよな」

 

 

 

食堂

 

 

 

学生「え?あの美人さんとかっこいい人どなたかしら?見慣れない方達ですわ」

 

 

 

ザワザワ

 

 

 

見慣れない人がいると噂になり、食堂には生徒が集まっていた

 

 

 

マルス「人がいっぱいいる。お城みたい」

 

 

 

 

マヤ「あ!やっぱりそうだった!兄ちゃん、姉ちゃん!来てくれたの!」

 

 

 

マヤが人混みから出てきた

 

 

ラース「おお、マヤ。来たぞ!」

 

 

 

 

ルナ「あ!マヤおねーちゃん!」

 

 

 

 

マルス「マヤねーちゃん、いつもと違うね」

 

 

 

 

マヤ「あ、マルス達も来てくれたの?ありがとね」

 

 

 

 

マルティナ「それでどうしたの?急に呼び出したりして」

 

 

 

 

マヤ「実はさ、私に宿題が出てて。それが難しくて兄ちゃん達に頼ろうと思ったの」

 

 

 

 

ラース「ほう?首席が悩むレベルの宿題が出たのか。どんな難しい問題なんだ?」

 

 

 

 

マヤ「ううん。問題とかじゃないの。最近の家族との思い出を作って、それを文章にして提出するって宿題なの」

 

 

 

 

マルティナ「なるほど。それは確かにマヤちゃんにとって難題ね」

 

 

 

 

ラース「家族との思い出、ね。カミュじゃ駄目なのか?」

 

 

 

 

マヤ「兄貴は最近忙しくなったんだって。何か魔物がどうとか言ってた。だから少し先延ばしにしてたら提出期限が近づいててさ。お願い!私の宿題のために、何か思い出を作って!」

 

 

 

 

マルティナ「ふふ、構わないわよ。マヤちゃん。一緒にどこか出かけましょう」

 

 

 

 

マヤ「本当!?いいの!?」

 

 

 

 

ラース「断る理由も無いんだ。それに、かわいい妹の頼みでもあるしな」

 

 

 

 

マヤ「よかったー!私、これで断られてたらどうしようかと思ってたの。ありがとう、兄ちゃん、姉ちゃん。おかげでチケットも無駄にならなくてすみそう」

 

 

 

 

マルティナ「チケット?何の事かしら?」

 

 

 

 

マヤ「いしし。実はもう手は打っといたんだ。ほら!ホムラの里の温泉旅館の家族チケット!」

 

 

 

マヤは二人にチケットを見せた

 

 

 

ラース「な!?そ、それは!?あの旅館のやつじゃないか!」

 

 

 

 

マヤ「え?兄ちゃん知ってるの?私の友達から貰ったやつなんだ」

 

 

 

 

マルティナ「ちょっと見せてもらってもいい?....あら!この場所って!」

 

 

 

 

ラース「へへ、これはいい偶然だな」

 

 

 

 

マルティナ「ふふ、本当ね。これはぜひ行きましょう」

 

 

 

二人は顔を合わせて笑っている

 

 

 

マヤ「え?え?何?どうしたの?」

 

 

 

 

ラース「実はな、その旅館は俺がマルティナに告白して恋人になった思い出の場所なんだ」

 

 

 

 

マヤ「えーーー!?マジで!?そ、そんな場所だったの!?そんなの行くしかないじゃん!」

 

 

 

 

マルティナ「うふふ、懐かしいわ。今でも鮮明に思い出せるわよ」

 

 

 

 

マヤ「やった!私、前に姉ちゃん達に旅に連れてってあげるっていう約束果たせそうだね。私、ずっと気にしてたんだよ」

 

 

 

 

ラース「それって新婚旅行の時じゃないか。よく覚えてたな」

 

 

 

 

マヤ「うん!だって姉ちゃんと兄ちゃんとの約束だもん。忘れないよ!じゃあ待ってて。私、準備してくる」

 

 

 

 

マルティナ「私達もお父様に連絡しておきましょう」

 

 

 

 

ラース「そうだな。俺がキメラの翼で城に帰って報告してくる。マルティナはここで子ども達と一緒に待っててくれ」

 

 

 

 

マルス「父さん、お出かけ?」

 

 

 

 

ラース「ああ、これからとってもいい所にお出かけだぞ。しかもマヤ姉ちゃんと一緒だ。楽しみだな?」

 

 

 

 

ルナ「マヤおねーちゃんもいるの!?やった!ルナ、嬉しい!」

 

 

 

 

ラース「じゃあすぐに戻るから待っててくれ」

 

 

 

 

マルティナ「ええ、待ってるわね」

 

 

 

デルカダール城 玉座の間

 

 

 

ラース「というわけで、マヤと俺達は今日と明日、城にはいない事になりました」

 

 

 

 

デルカダール王「ハッハッハ!大きな問題じゃなかったようで何よりだな。ぜひ楽しんでくるといい。なんなら、わしもついていきたいくらいじゃ。お主達が恋人となった場所に泊まれるようになったのも何かの縁だろう。ゆっくりしてくるのだ」

 

 

 

 

ラース「ありがとうございます、王様。何か土産を買ってきますね」

 

 

 

 

グレイグ「あまりこちらの事は気にするな。思い出の場所なのだろう?家族で楽しんでくるんだ」

 

 

 

 

ラース「マヤからしたら、グレイグも王様も家族ですから少しメンバーは足りないですけどね」

 

 

 

 

デルカダール王「わしも行きたいのう.....」

 

 

 

 

グレイグ「お言葉ですが、王よ。城に誰もいなくなるのは問題です。どうか我慢なさってください。私も我慢するので」

 

 

 

 

ラース「すみません、王様、グレイグ。それでは行ってまいります」

 

 

 

メダル女学園 食堂

 

 

 

ラースが戻ると、マヤが準備を終えて待っていた

 

 

 

ラース「戻ったぞ。王様がついて行きたいとねだってな。何だか申し訳ない事をしたな」

 

 

 

 

マヤ「そっか。王様も行きたかったのか。まあ、仕方ないよね。今度たくさん学校の話してあげよう」

 

 

 

 

マルティナ「ぜひそうしてあげて。お父様も絶対喜ぶわ」

 

 

 

 

ルナ「お父さん、早く行こう!」

 

 

 

 

マルス「マヤねーちゃんも準備できたんだよ!」

 

 

 

 

ラース「ああ、それじゃあいこうか」

 

 

 

 

マヤ「いしし、私、すっごく楽しみ!家族と一緒に旅行って私の夢だったの!」

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。