ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

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旅行

少し残酷な描写があります。苦手な方はご注意ください

 

 

 

ホムラの里

 

 

 

マヤ「こっちに久しぶりに来たけどここも火山のせいで暑いよね。私、苦手なんだよね」

 

 

 

 

マルティナ「まあ、北国育ちだもの。暑いのには慣れてないばずだわ。カミュも時々参ってたもの」

 

 

 

 

ラース「あれ?あそこにいるのはじいさんじゃないか?おーい、じいさん!」

 

 

 

少し離れた所にロウの姿があった

 

 

 

ロウ「うん?おお!姫達ではないか!マヤちゃんや子ども達もおるのかのう」

 

 

 

 

マヤ「じいちゃんだ!偶然だね!」

 

 

 

 

マルス「おじいちゃんだー。こんにちは」

 

 

 

 

ルナ「こんにちは。何してるの?」

 

 

 

 

ロウ「ほっほっほ。こんにちは。わしは今お休みでのう。孫からお祭りをやっていると聞いて遊びに来たのじゃ」

 

 

 

 

マルティナ「イレブンから?急にどうされたのですか?」

 

 

 

 

ロウ「わしに働きすぎだと言われてのう。「今日はゆっくり温泉でも浸かって体を休めてきなよ。こっちの事は僕達で何とかするからさ」と半ば無理やりに来させられたのじゃ」

 

 

 

 

ラース「流石イレブンだな。爺さん思いの優しいやつだ」

 

 

 

 

マヤ「勇者様優しいもんね。それにしても、賑やかだとは思ったけど、祭りをやってたのか」

 

 

 

 

マルス「母さん!あのわたあめってなに?」

 

 

 

 

ルナ「私、あのボールをすくいたーい!」

 

 

 

 

マルティナ「うふふ、ちょっと待ってて二人とも。ロウ様、よろしければ一緒にお祭りを回りませんか?」

 

 

 

 

ロウ「おお、いいのかのう。それでは一緒に行こうかの。そう言えば、お主達はなぜここにおるのじゃ?」

 

 

 

マヤはロウに宿題の事を話した

 

 

 

ロウ「なるほど。宿題のためじゃったか。ほほ、それにしてもあの旅館にまた泊まれるとはよかったのう、姫、ラース。ゆっくりしていくといい」

 

 

 

 

マヤ「あ!それならさ、おじいちゃんも来なよ。家族用だから大丈夫だと思うよ!」

 

 

 

 

マルティナ「マヤちゃん、とってもいい考えだわ!ロウ様、ぜひそうしましょう!」

 

 

 

 

ロウ「なんと!しかし、いいのかのう?」

 

 

 

 

ラース「全然構わないぜ。むしろ賑やかになるから俺も歓迎だぞ。一緒に泊まろうぜ、じいさん」

 

 

 

 

ロウ「ありがとうのう。それじゃあ、わしは今日一日お主達の爺となるかの」

 

 

 

 

マヤ「いしし。じいちゃんも家族にいれちゃった!」

 

 

 

 

マルス「母さーん!父さーん、早く、早く!」

 

 

 

 

マヤ「子ども達は私にまかせてよ。私も一緒にいたいし、先に旅館に行って荷物置いてきていいよ」

 

 

 

 

ラース「わかった。ありがとな、マヤ。すぐに戻ってくるからな」

 

 

 

 

マルティナ「お金は使いすぎないようにね」

 

 

 

 

マヤ「うん!大丈夫だよ!はい、チケット。それじゃあ、また後でね!」

 

 

 

マヤ達と別れた

 

 

 

旅館 受付

 

 

 

ラース「それじゃあ、じいさんは俺と同じ部屋な。マルティナとマヤと子ども達は違う部屋にしたぜ」

 

 

 

 

ロウ「わざわざすまんのう」

 

 

 

 

マルティナ「気にしないでください、ロウ様。私達もそっちに行きますね」

 

 

 

部屋

 

 

 

ラース「さて、多少は身軽になっておかないとな」

 

 

 

 

ロウ「子どももおると荷物も増えるものじゃな。それにしても、お主と同じ部屋など初めてかもしれぬな」

 

 

 

 

ラース「あー.....。一回あったような気がするが、確かにほとんど無かったよな。よろしく頼むぜ、じいさん」

 

 

 

 

ロウ「優しい息子を持ったものじゃな」

 

 

 

 

ラース「おいおい、じいさんの息子はいないだろ」

 

 

 

 

ロウ「今日一日、わしはお主達の爺なのでな。ラースと姫はわしの息子と娘の設定じゃ」

 

 

 

 

ラース「ハハハ!それならマヤは俺達の娘で、子ども達はマヤの弟と妹か。上手くできてるなー」

 

 

 

その後

 

 

 

ラース「あれ?マヤ達どこにいるんだ?」

 

 

 

 

マルティナ「人もたくさんいて見つけにくいわね」

 

 

 

 

ロウ「ふむ。水色の髪など珍しいから、わかりやすいと思ったのじゃが」

 

 

 

 

ラース「少し待ってろ。気配を探してみる。..........ん?こっちの方だ。マルス達の気配だ」

 

 

 

 

マルティナ「いつの間にそんな事出来る様になってたのよ」

 

 

 

 

ラース「目を離してもいいように、な。賢い子だから遠くまで離れることは無いってわかってるしな」

 

 

 

 

ロウ「まさに子を思う心じゃな。流石じゃ、ラース」

 

 

 

少しするとルナとマルスが見つかった

 

 

 

ルナ「あ!お父さん!!どうしよう!マヤおねーちゃんが!」

 

 

 

 

ラース「マヤに何かあったのか!?」

 

 

 

 

マルス「怖いお兄さんに僕達話しかけられて、マヤねーちゃんがあっちに連れてかれちゃったの!マヤねーちゃんは平気だからって言ってたけど、僕心配で」

 

 

 

 

マルティナ「そう。怖い思いしたわね。マヤちゃんもきっと大丈夫よ。ラース、暴れちゃ駄目よ......って!もういないわ!」

 

 

 

マルティナが後ろにいるラースに声をかけようとするが、もうラースの姿はなかった

 

 

 

ロウ「いつの間に。これは少しまずいかもしれんのう」

 

 

 

 

マルス「父さんどこにいったの?」

 

 

 

 

マルティナ「ハァ、全く。お父さんはね、そのお兄さんとお話をしに行ったの。マヤ姉ちゃんも戻ってくるから、ここで待ってましょう」

 

 

 

 

ルナ「わかった」

 

 

 

その頃

 

 

 

マヤ「何するの、お兄さん達!離してよ!」

 

 

 

マヤは男に腕を掴まれていた

 

 

 

男「へへ、何だよ、結構可愛らしいじゃねえか。しかも珍しい髪の色だな。高く売れるんじゃねえか?」

 

 

 

 

マヤ「ヒッ!や、やめてよ。来ないで!」

 

 

 

 

男達「ヘッヘッヘ」

 

 

 

男達が複数人でマヤに向かってくる

 

 

 

マヤ「や、やだ。来ないで.....助けて、誰か」

 

 

 

その時

 

 

 

ラース「よお、マヤ。探したぜ」

 

 

 

 

マヤ「あ....に、兄ちゃん!よかった!」

 

 

 

男達がラースに気を引かれている間に、マヤはラースに駆け寄る

 

 

 

ラース「よかった、怪我は無さそうだな。マヤ、あっちにマルティナ達が子どもと一緒に待ってくれている。先に行ってるんだ。俺はしばらくしたら社の方に向かう。そこで待ち合わせよう」

 

 

 

 

マヤ「あ.....うん。わかった、ごめんね、兄ちゃん」

 

 

 

マヤは走っていった

 

 

 

ラース「さて.....と」

 

 

 

 

男達「折角の高く売れそうな商品に何しやがる!」

 

 

 

 

ラース「ゴミは処分しなくちゃいけないんでね。手が汚れてしまうが、まあ仕方ない」

 

 

 

 

男達「ああ!!?誰がゴミだと!」

 

 

 

 

ラース「貴様ら、俺の大切な妹に手を出したな。楽に死ねると思うなよ?生きてる事を後悔させてからあの世に送ってやるよ」

 

 

 

ラースは冷酷な顔で男達を睨みつけている

 

 

 

その後

 

 

 

マルティナ「マヤちゃん!」

 

 

 

 

マヤ「姉ちゃん!私、怖かった.....」

 

 

 

 

ロウ「無事でよかった。どこも怪我はないかの?」

 

 

 

 

マヤ「うん。兄ちゃんがギリギリで助けてくれたの。私、売られる所だった。兄ちゃんが話をするから、しばらくしたら社で集合しようってさ」

 

 

 

 

マルス「マヤねーちゃん、大丈夫?」

 

 

 

 

ルナ「どこか痛いの?」

 

 

 

 

マヤ「あ.....。ううん、平気だよ、マルス、ルナ。二人は怪我はない?」

 

 

 

マヤはすぐに目を擦って笑顔で対応した

 

 

 

二人「うん!マヤねーちゃん、ありがとう!」

 

 

 

 

マヤ「いしし。よかったよ」

 

 

 

 

ロウ「ほっほ。すっかりお姉ちゃんじゃな」

 

 

 

 

マルティナ「ラースったら。まあ、こればかりは目を瞑りましょう。人身売買なんて奴らは許せないわ」

 

 

 

その頃、ラースは

 

 

 

男「コヒュ.....。ヒュー.....」

 

 

 

 

男達「ヒッ.....。の、喉が開いてやがる」

 

 

 

 

ラース「ふん、だらしないやつだ。さて、次はもっと持ってくれよな?」

 

 

 

 

男「お、俺、もう無理」

 

 

 

男は倒れようとする

 

 

 

ラース「おい。勝手に倒れてんじゃねえよ」

 

 

 

そう言うと、その男の地面がトゲに形を変え、貫いた

 

 

 

ドサ

 

 

 

男「ヒ、ヒイィィ!あ、悪魔かよ。こいつ」

 

 

 

 

ラース「さて、残りはお前だけだな。お仲間は全員還ったぜ。もうつらいだろ?特別にすぐに楽にしてやるよ」

 

 

 

 

男「あ、あの....。お、俺、やだ。し、死にたく」

 

 

 

 

ラース「黙れ」

 

 

 

ズバッ!

 

 

 

ドサ

 

 

 

ラース「たくっ!体を洗ってこないとな。替えの服多めに持ってきてよかったぜ」

 

 

 

その後、社

 

 

 

ラース「ああ、悪いな、皆。待たせたみたいだな」

 

 

 

 

マヤ「あ、兄ちゃん!よかった!あれ?服変えた?」

 

 

 

ラースは先程までの服と色が変わっていた

 

 

 

ラース「おう。どうせならホムラの雰囲気に合わせようと思ってな。変か?」

 

 

 

 

マヤ「う、ううん。全然。そうだよね、合わせるのって大事だよね」

 

 

 

 

マルス「父さん、僕わたあめ食べたい!」

 

 

 

 

ルナ「ルナもー!」

 

 

 

 

ラース「よーし!祭りを楽しむぞ!」

 

 

 

 

二人「おー!」

 

 

 

 

マルティナ「全く。服を変えなくちゃいけなくなるまで手を下す必要なかったと思うわよ」

 

 

 

 

ロウ「ラースは切れておったからのう。もはや男達は生きてはおらんだろうな」

 

 

 

 

マヤ「あ、やっぱりそうだよね。兄ちゃん、私のために.....手を汚しちゃった」

 

 

 

 

マルティナ「いいのよ。そいつらに同情なんて私もしないわ。相応の罰が落ちただけ。マヤちゃん以外の人もたくさん被害にあっていたかもしれないんだから」

 

 

 

 

ロウ「そうじゃよ、マヤちゃん。お主はあんな事忘れてよい。あまり気にせぬようにな」

 

 

 

 

マヤ「そっか......わかった。忘れるようにする。よし!私もお祭り楽しもう!」

 

 

 

 

 

 

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