ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

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旅行2

その後

 

 

屋台を食べ歩いていた

 

 

 

ラース「このお好み焼きってやつは美味いな!前のとは味も違うぜ」

 

 

 

 

マルス「かき氷美味しい!」

 

 

 

 

ルナ「つめたーい。マヤねーちゃんのはブルーハワイ?って言うの?」

 

 

 

 

マヤ「うん、そうだよ。初めて食べたけど美味しいよ。食べる?」

 

 

 

 

ルナ「食べるー。ありがとう」

 

 

 

 

マルティナ「ラースはいいとして、子ども達はそろそろ食べるのやめさせなくちゃ」

 

 

 

 

ロウ「まあ、ラースも気づいておるようじゃ。さりげなく食べ物があった屋台から遠ざかっているからの」

 

 

 

 

マルティナ「え?....あら、本当だわ。ここは、射的?」

 

 

 

 

マヤ「兄ちゃん、この射的って何?」

 

 

 

 

ラース「射的?俺も聞いた事しかないから詳しくはわからないが、的当てゲームみたいなものじゃなかったか?」

 

 

 

 

ルナ「ルナ、やりたーい」

 

 

 

 

マルス「僕もー。父さん、いいでしょ?」

 

 

 

 

ラース「ああ、やってみるか」

 

 

 

 

店員「お子様二名と大人二名ですね。それぞれ別の場所から始めてください。その棚の位置から銃で、遠くにある好きな商品を狙ってください。後ろまで落とせたらその商品を差し上げますよ!」

 

 

 

 

ラース「ふむ、なるほどな」

 

 

 

 

マヤ「兄ちゃん、私この銃の使い方わからないよ」

 

 

 

 

ラース「ああ、確かに簡易的な物だからな。ここを引っ張ってから、弾を銃口に詰めるんだ。そしたら後は打つだけだな(何か違和感あるな、この銃)」

 

 

 

 

ルナ「うーん、上手く球が詰まらないよ」

 

 

 

 

マルティナ「貸して、はい。これで大丈夫よ」

 

 

 

パンッ!

 

 

 

マルス「あ!倒れたよ!これってどうなの?」

 

 

 

 

受付「すみません。奥に落ちないと駄目なんですよ。もう少し近づいて真ん中を狙うとやりやすいですよ」

 

 

 

 

マヤ「私、あのぬいぐるみにしようかな。結構かわいい」

 

 

 

 

ラース「じゃあ、俺もマヤと同じやつを狙うか」

 

 

 

パンッ!

 

 

 

マヤ「あー、少し揺れたくらいだね。何回かやればいけるかな?」

 

 

 

 

ラース「.......ちょっと待て、マヤ。この銃もしかして」

 

 

 

ラースは銃を上に投げて、また手に持った

 

 

 

ラース「なるほどな。そういう事か」

 

 

 

 

マヤ「え?今の何か意味あったの?兄ちゃん」

 

 

 

 

ラース「今、この銃の重心と風の方向を確かめたんだ。この銃は普通の銃と違って重さが左に寄ってる。だから綺麗に構えると、思ってるよりも球が左にいくんだ。

 

 

 

さらに、あの扇風機。あれはわずかな風しかないように見えるが、球からすれば強い風となる。それもあってさらに球は左にそれていく」

 

 

 

 

マヤ「じゃあ、重心と風向きを考えると、かなり右の方を狙わないと真ん中にいかないんだね」

 

 

 

 

ラース「そういう事だな。ぬいぐるみのバランスを支えているのは首にあるあの鈴くらいの位置だ。そこを狙っていこう。俺が何回かやってみよう」

 

 

 

パンッ!

 

 

 

マヤ「あ!凄い!さっきより後ろにいきそう」

 

 

 

 

ラース「これならすぐかもな。もう一回やってみる」

 

 

 

パンッ!

 

 

 

コロッ

 

 

 

受付「おー!おめでとうございます!こちらのぬいぐるみをプレゼント致します!どうぞ」

 

 

 

 

ラース「へへ、ありがとな。ほら、マヤ。やるよ」

 

 

 

 

マヤ「え?いいの?兄ちゃんが取ったやつなのに」

 

 

 

 

ラース「まあ、そこまでして俺は欲しいわけじゃないからな。マヤの方が欲しいだろ?」

 

 

 

 

マヤ「うん。欲しい。ありがとう!兄ちゃん!寮に飾るよ」

 

 

 

 

ロウ「ほっほっほ。よかったのう、マヤちゃん。のう、ラースや。よければあの端にある酒瓶も取れないかのう」

 

 

 

 

ラース「お?そんな物まであったのか。どれどれ....。おい!あれは俺の好物のホムラの酒じゃないか!ナイスだ、じいさん!これは今日の夜、飲むぞ!」

 

 

 

パンッ!

 

 

 

ラース「うーん、残り一発か。難しいな。重たいせいで奥に動いたくらいだしな」

 

 

 

 

ロウ「ラースよ、耳を貸すのだ。ゴニョゴニョ」

 

 

 

 

ラース「!!へへ、じいさん。あんたも悪だなぁ。だが、いいぜその案。乗っかってやろうか!」

 

 

 

パンッ!

 

 

 

ゴトン

 

 

 

受付「す、凄い!まさかこの酒瓶まで落とすとは!どうぞ、持っていってください。お兄さん、凄いですねー」

 

 

 

 

ラース「ありがとな、ありがたく飲ませてもらうぜ」

 

 

 

 

マルス「父さんすごーい!」

 

 

 

 

ルナ「ルナ達、お菓子しか取れなかったよ」

 

 

 

 

マヤ「お菓子取れたんだ。よかったじゃん、旅館で食べようね!」

 

 

 

 

二人「うん!」

 

 

 

 

マルティナ「最後のどうやって取ったの?何だか強い力がかかっていたように見えたけど」

 

 

 

 

ロウ「ほほ、なーに、簡単な事じゃ。バギの力を入れて打ったんじゃ。魔法が禁止なんて、どこにも書いておらんかったからのう」

 

 

 

 

マルティナ「ええ!?それはちょっとずるいんじゃないかしら?」

 

 

 

 

ラース「このじいさんも中々悪だぞ。まあ、今回は仕方ないという事で!」

 

 

 

 

マヤ「そんな案に乗っかる兄ちゃんも兄ちゃんだよ。そんなにそのお酒欲しかったの?」

 

 

 

 

マルティナ「ラースのお気に入りのお酒なの。欲しいならまた買えばいいのに」

 

 

 

 

ラース「ゴールドで払うより安上がりで済んだんだ。お得だろ?」

 

 

 

 

マヤ「そういう考え方なんだ。私も後で飲んでみていい?」

 

 

 

 

ロウ「いや、これはかなりアルコールが強いんじゃ。あまり女の子が飲むものではない」

 

 

 

 

ラース「そうだぞ、マヤ。それに、首席からお酒の匂いがするなんてバレたら学園中大騒ぎだぞ。それはまた長期休みにはいったら、だな」

 

 

 

 

マヤ「そっか。わかった」

 

 

 

 

マルス「あれ?ここでお店終わり?もう無いの?」

 

 

 

屋台はもう無くなっていた

 

 

 

マルティナ「本当ね。どうやらお店はここで最後みたい。でもいい時間だし、旅館に戻りましょうか。お祭り楽しかった?」

 

 

 

 

ルナ「楽しかったー。ルナ、わたあめ好きー」

 

 

 

 

マルス「僕かき氷が好きー!」

 

 

 

 

ロウ「ほっほっほ。食い意地が張っておるのはラース似かのう」

 

 

 

 

マルティナ「ええ、絶対そうだわ。困ったものね」

 

 

 

 

マヤ「これからどんどん大きくなるね。太りすぎないといいけど」

 

 

 

 

ラース「な、なんで皆してこっち見るんだよ。何だよ、その顔!いいじゃないか!たくさん食べる事は幸せなんだからな!」

 

 

 

 

三人「ハハハハハ!」

 

 

 

その後、旅館 部屋

 

 

 

ラース「いやー飯も美味かったな。またたくさん食べたぜ」

 

 

 

 

ロウ「あの味のついた米はよかったのう。少し焦げておったのもまたいい味じゃった」

 

 

 

 

ラース「あれは炊き込みご飯って言うやつだな。窯で火を入れて米を炊いたんだ。中々食えないやつだからな。流石ここの旅館の飯だぜ」

 

 

 

 

ロウ「......のう、ラースよ。真剣な話があるんじゃが」

 

 

 

 

ラース「な、何だよ。真面目な顔して」

 

 

 

 

ロウ「よく聞くのじゃぞ」

 

 

 

 

ラース「おう」

 

 

 

 

ロウ「この後、風呂に入るj」ドゴン!パラパラ....

 

 

 

ロウの顔を掠める勢いでラースの拳が飛び、後ろの壁にヒビが入った

 

 

 

ロウ「ヒ、ヒエェェ!」

 

 

 

 

ラース「あ、悪い。俺の妻への冒涜かと思って先に手が出ちまった。まあ、外したから大丈夫だな。ほら、さっさと続き言えよ、ほら。」

 

 

 

 

ロウ「違うんじゃ!お主は勘違いしておる!話は最後まで聞くものじゃ!ゴホン!それで、この後のお風呂で混浴というものが今回あるらしくてのう。ぜひ、入ってみたくはないか?」

 

 

 

 

ラース「さて、遺言は終わりか?じいさん。イレブンには惜しい人を亡くしたって伝えてやるよ。安心して逝け」

 

 

 

ラースはロウに殴りかかろうとしている

 

 

 

ロウ「ま、待つんじゃ!ラース!お、お主だって夫なら、妻と共に風呂に入りたいと思わんかの!?」

 

 

 

 

ラース「.......」

 

 

 

ラースは動きを止めた

 

 

 

ロウ「そ、そうじゃろ?子ども達とも入れるんじゃ。これから先、子ども二人とお風呂に入る機会も少なくなってくるんじゃ。わしにはわかる。経験者じゃからな。お主にとっても悪くない事だと思うんじゃが、どうかの?」

 

 

 

 

ラース「......ハァー。いいだろう。その意見に乗ってやるよ。俺も前の新婚旅行の時、マルティナと一緒にお風呂に入ったのに、マルティナは恥ずかしがって湯船の中に一緒に入ってくれなかったからな。その仕返しも兼ねてやろう」

 

 

 

 

ロウ「お、おお。お主意外と大胆じゃな。それでは、姫達には今回はその風呂にしか行けないという風に伝えておこう」

 

 

 

 

ラース「俺が提案してきてやるよ。じいさんだと怪しまれるだろ?俺なら完璧だぜ」

 

 

 

 

ロウ「なんじゃ、ノリノリではないか。ラース、お主もいい性格しておるのう」

 

 

 

 

ラース「にしてもよかったな、じいさん。もし本当にふざけた事言ってたら、さっきの拳の百倍は力を込めたやつを顔にプレゼントする所だったんだぜ」

 

 

 

 

ロウ「ほ.....ほほ。そ、それはまた、寿命が縮むような恐ろしい事じゃな」

 

 

 

 

ラース「まあ、次は無いからな。また提案するなら、その前にイレブンに向けて遺書を残しておく事を強く勧めるぜ。じゃ、話してくる」

 

 

 

 

ロウ「(わし、とてつもなく危ない橋を渡ったようじゃな。ラースは恐ろしいのう)」

 

 

 

 

 

 

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