ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

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旅行3

その後

 

 

 

ルナ「わーい!お父さんとお風呂、久しぶり!」

 

 

 

 

マルス「僕も母さんとお風呂は久しぶりだな!」

 

 

 

 

マルティナ「本当なの?ラース。家族専用の混浴なんて」

 

 

 

 

ラース「ああ!ちゃんと調べてきたからな。貸し切りにできたぜ!」

 

 

 

 

ロウ「楽しみじゃのう。マヤちゃん(ラースのお金がかなり消えたがの)」

 

 

 

 

マヤ「家族でこんな大きいお風呂なんて、私すっごくいい思い出になるよ!」

 

 

 

風呂場

 

 

 

マルティナ「いい?ラース、ロウ様。あまり近づかないでくださいね。特にロウ様!」

 

 

 

 

ロウ「わ、わしにそんなに強く言わんでもわかっておる」

 

 

 

 

ラース「それじゃあマルス、先に入ってようぜ」

 

 

 

 

マルス「うん。先に行ってるねー」

 

 

 

 

ルナ「ルナも早く行きたいー」

 

 

 

 

マヤ「焦らなくても大丈夫だよ、ルナ。ほら、落ち着いて脱いで大丈夫」

 

 

 

 

マルス「すっごーい!お城よりたくさんお風呂あるー!」

 

 

 

 

ラース「マルス、まず体を洗ってからだぞ」

 

 

 

 

マルス「はーい!」

 

 

 

 

ロウ「走ると滑って危ないからゆっくり歩くんじゃぞ」

 

 

 

その後

 

 

 

ルナ「お母さん、すっごーい!ここ、たくさん泡が出てるよ。気持ちいい」

 

 

 

 

マルティナ「そうね。この泡はリラックスするためのものね。こうやって背中にあてると気持ちいいのよ」

 

 

 

 

マヤ「すごーい。ワイン風呂だって。こんなのもあるんだ」

 

 

 

 

ロウ「前はこのハーブ風呂もよかったのう。マルス、おじいちゃんと一緒に入らんかの?」

 

 

 

 

マルス「入るー!おじいちゃん、一緒に入ろー!」

 

 

 

 

ラース「子ども達も大はしゃぎだな」

 

 

 

 

マルティナ「そ、そうね。これは確かに他のお客さんがいると、迷惑かかったりして大変だったかも。貸し切りにした判断は正しいわね」

 

 

 

 

ラース「だろ?だからもう少し近くにいっても」

 

 

 

 

マルティナ「駄目よ」

 

 

 

 

ラース「寝てる時はいいのに.....」

 

 

 

 

マルティナ「我慢してね」

 

 

 

ラースはトボトボと奥へ行った

 

 

 

マヤ「あ、兄ちゃん拗ねたよ。姉ちゃん、少しくらいいいんじゃないの?」

 

 

 

 

マルティナ「.......」

 

 

 

 

マヤ「露天風呂もあるみたいだよ。そこに二人で行ってきたら?私達はしばらくは中にいるからさ。子ども達もじいちゃんと見ててあげる。行ってきなよ」

 

 

 

 

マルティナ「......マヤちゃんったら。大人をからかわないの。まあ、今回はそうしてみるわ。ありがとう」

 

 

 

 

マヤ「うん!兄ちゃんもその方がいいだろうし」

 

 

 

風呂の端

 

 

 

ラース「......少しくらいいいじゃんか、マルティナ」

 

 

 

 

マルティナ「ラース。そんな所にいないで、一緒に外に行きましょう。二人で」

 

 

 

 

ラース「え!?行く!」

 

 

 

ラースは大急ぎでマルティナを追いかけた

 

 

 

露天風呂

 

 

 

ラース「でも急にどうしたんだよ。嬉しいけどさ」

 

 

 

 

マルティナ「マヤちゃんが、ラースが少しかわいそうだって言って気を使ってくれたのよ。しばらく外のお風呂には来ないらしいわ」

 

 

 

 

ラース「へへ、マヤはいい妹だな。前からこうやって隣り合ってお風呂に入りたかったんだ。夫婦って感じするだろ?」

 

 

 

ラースとマルティナは背中合わせになっている

 

 

 

マルティナ「.....そうね。少し恥ずかしいけど、いいわね。落ち着くわ」

 

 

 

 

ラース「やっと素直になってくれた。子どもができてから、マルティナは少し気を張りすぎなんだよ。もっと甘えてくれたっていいし、俺にくっついてくれたっていいのによ。まるで付き合う前の旅の時みたいで、俺は寂しかったんだからな」

 

 

 

 

マルティナ「ふふ、言われてみるとそうだったかもしれないわ。ごめんなさい。新婚旅行の時も、その為にお風呂に誘ってくれたのね。あの時は他に誰もいなかったから」

 

 

 

 

ラース「そうだぜ。俺は頑張ってるマルティナも好きだが、俺に甘えてくれるマルティナだって大好きなんだからな。これから王女として頑張り続けるのはわかってるさ。でも、俺や子どもの前なら頑張らなくたっていいんだ。こうやって二人で寄り添っている時間も大切だ」

 

 

 

 

マルティナ「......ごめんなさい。ラースはそんなにも私の事を考えてくれていた。それなのに、私は気づかずにラースを拒んでいたのね」

 

 

 

 

ラース「仕方ないさ。恥ずかしいとか、みっともないって思ってしまうのはわかるからな。でも、こうやって人目を限りなく少なくすれば、マルティナも楽になれるだろ?これからも俺がそういう機会を用意できたらするから、その時はまた甘えにきてくれ」

 

 

 

 

マルティナ「うん。ありがとう、ラース。ラースも私にどんどん甘えていいのよ」

 

 

 

 

ラース「もちろんだぜ、マルティナ。俺も放っとかれると寂しいからな。甘えさせてくれよな」

 

 

 

 

マルティナ「ええ、ありがとうラース。私、ラースが変な事考えてるんじゃないかと思ってたわ」

 

 

 

 

ラース「そりゃあ、本当に無かったかと言われたら嘘になるぞ。でも、それよりもマルティナの心配の方が大きかったからな」

 

 

 

 

マルティナ「も、もう!結局は少しはあったのね!まあ、心配してくれていたのは嬉しいわ」

 

 

 

 

ラース「ハハハ、気にすんなよ!それじゃあ、別の風呂にも入りに行こうぜ。あの樽風呂とかどうだ?二人で入れそうだぞ?」

 

 

 

 

マルティナ「隣にもう一つあるじゃない!何で一つで入ろうとするのよ」

 

 

 

 

ラース「チェー。駄目か、抱っこしながら入ろうと思ったんだがな」

 

 

 

 

マルティナ「も、もう!ラース!!自然とそういう事に移るのやめて!」

 

 

 

 

ラース「ハハハハ!わかってるさ、少しは冗談だ」

 

 

 

 

マルティナ「ほとんど本気だったって事じゃない」

 

 

 

その後

 

 

 

マヤ「兄ちゃん、姉ちゃん。マルス達がのぼせると悪いから先に上がってるね」

 

 

 

 

ラース「ん?そうか。結構経ったもんな。俺達もあがるか」

 

 

 

 

マルティナ「そうね。長湯しすぎるのも問題だもの」

 

 

 

 

ラース「マヤはお風呂楽しめたか?」

 

 

 

 

マヤ「うん!あのね、奥にミルク風呂ってのがあって、そこお肌がすっごいすべすべになるの!何回も入っちゃった!」

 

 

 

 

マルティナ「あら、懐かしいわね。前にセーニャと入ったわ」

 

 

 

 

ラース「男湯には無かったやつだな。少し種類も違ってたのか。あ、マヤ。先に部屋に戻っていてくれるか?」

 

 

 

 

マヤ「ん?いいよ。何かするんだね」

 

 

 

 

ラース「まあ、思い出の場所に行こうかなと思ってな」

 

 

 

 

マルティナ「あ、あそこね」

 

 

 

 

マヤ「いしし。じゃあ楽しんできてね」

 

 

 

その後、旅館の離れ

 

 

 

マルティナ「ここね。懐かしいわ」

 

 

 

 

ラース「ああ、もうあれから何年も経っちまったな。でも、忘れる事はないな。俺、今でもあの時の勇気を出した自分を褒めるな」

 

 

 

 

マルティナ「私も、ここでラースに幸せになっていいって教えてもらった。忘れないわ」

 

 

 

 

ラース「へへ。どうせなら、ここで今度はキスしてみるか?この初めて思いが通じ合った場所でよ」

 

 

 

 

マルティナ「ええ、そうね」

 

 

 

二人はゆっくりと抱き合い、キスをした

 

 

 

しばらくして、旅館 部屋

 

 

 

ガチャ

 

 

 

ラース「じいさん、ありがとな。マヤ達の面倒見てくれて」

 

 

 

 

ロウ「ほ!ほっほっほっ。な、なーに、気にせんでよい。わしも家族ぐるみに混ぜてもらったんじゃ。爺になって楽しまんとな」

 

 

 

ロウは驚いてカバンに何かを隠した

 

 

 

ラース「じいさん、今何を隠したんだよ。まあ、察しは付くけどよ。何も言わねえが、いい趣味とは言えねえぞ」

 

 

 

 

ロウ「こ、これはわしの唯一の楽しみなんじゃ。許してくれ。混浴も貸切になってしまって不服だったんじゃ」

 

 

 

 

ラース「は?」

 

 

 

 

ロウ「......あ」

 

 

 

 

ラース「....じいさん?まさか、俺を騙したのか?」

 

 

 

ラースからは段々と殺気が出てくる

 

 

 

ロウ「い、いやいや、今の発言は違くてのう。な、何というか、その、言葉の綾というか」

 

 

 

 

ラース「流石、元ユグノア王。人の心で遊ぶのがお上手です。ですが、そんな王にはとっておきの刑に処してあげましょう。覚悟はいいな?」

 

 

 

 

ロウ「ヒ、ヒイイィィ!!」

 

 

 

夜中

 

 

 

マルティナ「もう、トイレに行きたかったならもっと早くに言ってね」

 

 

 

 

ルナ「ごめんなさい、お母さん。ん?あそこに誰か倒れてるよ」

 

 

 

ルナは隣の部屋の前を指さしている

 

 

 

マルティナ「え?......。ルナ、何言ってるの。あそこには何も無いわ。さあ、トイレはあっちよ、行きましょう」

 

 

 

 

ルナ「えー、本当だよ、お母さん。誰か倒れてたもん」

 

 

 

 

マルティナ「お母さんには見えなかったわ。あまりそういうのは気にしちゃ駄目よ」

 

 

 

廊下にはボロボロになったロウがムフフ本と共に、縄で縛られて倒れていた

 

 

 

 

 

 

 

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