ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

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サプライズ2

噴水前

 

 

 

男の子「あ!ラース様だ!」

 

 

 

そこにはいつもラースと遊んでいる男の子がいた

 

 

 

ラース「よお、どうしたんだ?また魔法見たいのか?」

 

 

 

ラースは男の子と目線を合わせるために屈んだ

 

 

 

男の子「ううん、違うの。僕、ラース様に言いたい事があるの」

 

 

 

 

ラース「おう。どうしたんだ」

 

 

 

 

男の子「僕、ラース様の事嫌いなの!」

 

 

 

笑顔で言い放った

 

 

 

ラース「......え?」

 

 

 

 

カミュ「ほほーん。なるほど、イレブンらしい可愛らしいサプライズだな」

 

 

 

 

イレブン「あまり酷い事は出来ないけど、こういう事くらいなら許してもらえるかなって」

 

 

 

 

バン「あ、あのイレブンさん。実は師匠って結構子ども好きなんですよ。だから、これは師匠にとってかなりキツイものだと思いますよ?」

 

 

 

 

イレブン「え....本当?ごめん、ラース」

 

 

 

 

カミュ「あ、確かにひでえ顔してる」

 

 

 

 

男の子「あ、ごめんね。ラース様、でも、これ言わなきゃいけなくて」

 

 

 

 

ラース「.......」

 

 

 

ラースは固まっている

 

 

 

男の子「じゃ、じゃあね!」

 

 

 

 

ラース「.......」

 

 

 

ラースは男の子が見えなくなると、そのまま落ち込んだ表情をしている

 

 

 

イレブン「ああー、ごめん、ラース。そんな顔しないで」

 

 

 

 

バン「やっぱり応えてますね」

 

 

 

 

カミュ「アハハハハ!本当に嫌われたと思ってんな!これはこれで面白いぜ!」

 

 

 

 

バン「カミュさんも師匠に対しては本当にいい性格してますよね」

 

 

 

 

イレブン「あ、ラースが動き出した。次はどこ?」

 

 

 

 

バン「あ!メグのカフェです!俺とメグが仕掛け人なんで急がなきゃ」

 

 

 

カフェ

 

 

 

メグ「いらっしゃいませ。あ、ラース様。バンもいらっしゃいますよ」

 

 

 

 

ラース「よお、さっきぶりだな。バン」

 

 

 

 

バン「はい、師匠。.......何だか疲れてませんか?」

 

 

 

 

ラース「ハ、ハハ。何だかちょっと体が変でな。俺も歳かな」

 

 

 

 

メグ「大丈夫ですか?ラース様、ハーブティーでも飲んで疲れを取ってください」

 

 

 

 

バン「(ごめんなさい、師匠!)俺、ハーブティーに砂糖入れるんですよね。こんな感じで」

 

 

 

 

ラース「ほう、砂糖か。俺は入れた事なかったな」

 

 

 

 

バン「ぜひ師匠も試してみてくださいよ。メグー、師匠のハーブティーに砂糖入れといて!」

 

 

 

 

メグ「はーい!」

 

 

 

 

ラース「バンは今日はここで休憩してたんだな。俺はこの後一度城門に寄って行くがバンはどうする?」

 

 

 

 

バン「あ、それって魔物の様子見ですよね?なら、俺も行きます」

 

 

 

 

メグ「お待たせしました、ラース様。ハーブティーです」

 

 

 

 

ラース「ならこれを飲んだら向かおうか。って!これ、ハーブティーなのか?俺の知らない色をしてるんだが」

 

 

 

出されたハーブティーは少し鮮やかな緑色をしていた

 

 

 

メグ「一昨日からの新作なんです。バンも気に入ってくれたのでお試しで店で出してるんです」

 

 

 

 

ラース「し、新作....ね。まあ、飲んでみるか。........本当だ。爽やかで飲みやすいな」

 

 

 

 

バン「緑色だから少し警戒しますよね。でもハーブの色が強く出てるだけで味は変わらないんですよ」

 

 

 

少し経ち

 

 

 

バン「師匠って俺の事どう思ってますか?」

 

 

 

 

ラース「何だよ、突然。バンはいつも頑張ってるし、俺の無茶振りにもついてくるしすごいやつだよ。あれ?」

 

 

 

 

バン「し、師匠!」

 

 

 

バンは嬉しそうにしている

 

 

 

ラース「あれ?言うつもり無かったんだけどな。今日は何かおかしな事がたくさん起こるんだ。帰ってマルティナに慰めてもらわないと。って!何だこりゃあ!!」

 

 

 

ラースは自分の発言に驚いている

 

 

 

バン「師匠、惚気ですか?」

 

 

 

 

イレブン「うわ、本当に心の声なんだね」

 

 

 

 

カミュ「バンのやつも結構えぐい事するよな。正直にしか話せなくなる薬だってよ。隠し事出来なくなんのか」

 

 

 

 

ラース「い、いや違うんだ、バン。俺はこんな事言いたいんじゃない。マルティナは本当にいつも可愛くてよ、綺麗でずっと見てられるんだ。マルティナと出会えた事は俺にとって最高の幸運だ。ってやめろ!」

 

 

 

 

メグ「フフ、ラース様はマルティナ様が大好きなんですね」

 

 

 

 

バン「何だか師匠ってマルティナ様の前だと可愛くなるらしいんですよね。マルティナ様がよく言ってますよ」

 

 

 

 

ラース「な!マルティナ、そんな事ないだろ。まあ俺だってマルティナには甘えたい時あるからな。マルティナならどんな俺だって受け止めてくれるんだ。もう俺は喋らないからな!!」

 

 

 

ラースは机に突っ伏した

 

 

 

イレブン「アハハハ!ラースが面白い事になってる」

 

 

 

 

カミュ「こりゃあいい。俺ならもっと弄ってやるが、バンはそろそろやめるのか。まあ、師匠思いだもんな、仕方ねえか」

 

 

 

その後

 

 

 

メグ「ラース様、楽しかったです。またマルティナ様のお話聞かせてくださいね。バン、行ってらっしゃい」

 

 

 

 

ラース「........」

 

 

 

ラースは口を押さえている

 

 

 

バン「おう、行ってくるぜ、メグ」

 

 

 

 

イレブン「この後城門にいって、おじいちゃんが仕掛けたやつだよね」

 

 

 

 

カミュ「ああ、そこから城に戻ってくるんだ。さあ、じいさんはどういうのを仕掛けたのかな」

 

 

 

城門前

 

 

 

バン「師匠、大丈夫ですか?」

 

 

 

 

ラース「........」

 

 

 

ラースはまだ口を押さえている

 

 

 

バン「もう!喋ってくださいよ。俺は平気ですから」

 

 

 

 

ラース「早く魔物の様子をみてとっとと帰るぞ。今日は厄日だ。間違いねえ。おお、治った」

 

 

 

 

バン「よかったじゃないですか、師匠。なら、早めに終わらせましょう」

 

 

 

ラース「たくっ!本当にどうなって」ガサッ!

 

 

 

ラースが踏んだ場所が抜け、ラースが落ちていった

 

 

 

ラース「えええええー!」

 

 

 

ドスン

 

 

 

バン「師匠!?師匠、大丈夫ですか!?」

 

 

 

 

ラース「あ、ああ。受け身はとった。だが、登れねえな。誰だよ!こんな所に落とし穴なんて作ったやつは!!」

 

 

 

 

バン「俺、誰か呼んできますね!」

 

 

 

バンは走っていく

 

 

 

ラース「あ、おい、バン!.....もういっちまったか。なら、待ってるとするか。ん?隣にも道があるんだな」

 

 

 

 

バン「カミュさん、イレブンさん、蓋をしますよ」

 

 

 

 

イレブン「え?ラース何も見えなくなっちゃうよ」

 

 

 

 

カミュ「よし!やってやるか!」

 

 

 

 

バン「この隣には地下水道に繋がる道があります。そこを通って城の地下から帰ってこれます。これがロウ様の仕掛けです」

 

 

 

三人で蓋をした

 

 

 

ラース「あ!おい、誰だ!俺が中にいるんだ!蓋するんじゃねえ!!」

 

 

 

 

イレブン「ごめん、ラース」

 

 

 

 

カミュ「アハハハ!兄貴、慌ててたなー。愉快極まりないぜ」

 

 

 

 

バン「さて、俺達は城に戻って準備しましょう」

 

 

 

 

ラース「全く!どうなってやがる。俺がメラ使えなかったら何もみえねえぞ。取り敢えず、この道進んでみるか」

 

 

 

ラースは手に炎を出して明かり代わりにする

 

 

 

しばらく歩き

 

 

 

ラース「ん?この道ってもしかして.....。あ、やっぱり地下水道だ。こんな所に繋がってたのか。助かったぜ。本当今日はどうなってんだ。もう今日はゆっくりしてよう。ロクな事ないからな」

 

 

 

 

 

 

 

 

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