ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

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トーナメント

グロッタの町 闘技場

 

 

 

コロシアムには大勢の人が集まっていた。客席は全て満席であり、立ちながら見ている人も多くいる

 

 

 

実況者「皆様、このコロシアム最後の大会にお集まりいただき誠にありがとうございます!これだけの人数が集まった事は過去を含めても例にないでしょう!席を交代するなどして観戦していただけると幸いです。

 

 

 

それではまず、勇者様にご登場していただきましょう!皆様、歓迎の方をお願いいたします。イレブンさん、どうぞステージの上に」

 

 

 

ワァー!ヒュー!

 

 

 

イレブンが出てくると歓声が沸き上がる

 

 

 

イレブン「どうも、初めましての方が多いですよね。イレブンといいます」

 

 

 

 

実況者「はい、ありがとうございます。イレブンさんは皆様ご存知の通り、この世界を魔王や黒い太陽から救ってくれた勇者様です!これからなんと!勇者様と共に戦った仲間達の間で一番強いのは誰なのか!というのを見ていこうと思います」

 

 

 

 

イレブン「僕も実況の方をやっていきますので、何が起こったかや技の説明などをさせてもらいますね」

 

 

 

 

実況者「ありがとうございます、イレブンさん。ルールは簡単!勇者様を除いた八人の中でくじ引きでペアを組んでもらい、ペア同士で総当たり戦になります。なので、一ペアあたり三戦行ってもらいます。その中で勝率が高かったペアが、勇者様の仲間内で最強タッグとなります。

 

 

 

そして!そのペアは勇者様と一対一を行い、勇者様に勝てるのか。というのも見ていきたいと思っております。皆様、結果がどうなるかぜひ予想してみてください!

 

 

 

それでは、仲間達の方々にもステージに上がっていただきましょう!皆様、拍手でお出迎えをお願いします!」

 

 

 

パチパチパチ!

 

 

 

八人全員ステージに上がる

 

 

 

イレブン「それでは僕の方から少しだけ皆の事を紹介しますね。まず、この青い髪の男の人がカミュといいます。僕らの旅の中で一番最初に仲間になってくれた人で、僕の自慢の相棒でもあります。カミュ、何か言っていいよ」

 

 

 

 

カミュ「イレブン、恥ずかしいからやめてくれ。それに、何かって言われてもなぁ。まあ、優勝目指して頑張るぜ。待ってろよな、イレブン」

 

 

 

パチパチパチ!

 

 

 

イレブン「ありがとう、カミュ。突然ごめんね。それで次のこの姉妹達がベロニカとセーニャといいます。二人はラムダから来てくれて、僕を導くという使命の下ずっと支えてくれました。二人とも何か一言お願い」

 

 

 

 

ベロニカ「確かにこれは恥ずかしいわね。まあ、魔法なら私は誰にも負けないわ!仲間だろうと容赦しないからね!皆、覚悟してなさい!」

 

 

 

 

セーニャ「私は回復やサポートがお仕事なのであまり戦闘向きではないですが、精一杯頑張りますわ!」

 

 

 

パチパチパチ!

 

 

 

イレブン「うん、ありがとう二人とも。次は皆知ってる人も多いよね。旅芸人のシルビアだよ。世界中の皆を笑顔にするという凄い夢を叶えるために僕達と来てくれたんだ。はい、シルビア」

 

 

 

 

シルビア「皆〜!元気かしら〜?」

 

 

 

キャー!!

 

 

 

シルビア「素晴らしいわ!アタシもイレブンちゃんの大切な仲間の一人として絶対に負けないわ!皆、応援よろしくね!」

 

 

 

パチパチパチ!キャー!

 

 

 

イレブン「ふふ、シルビアは流石だね。ここから有名人は続くんだ。次は僕の祖国ユグノアの人なら知ってる人も多いよね。僕のおじいちゃんでロウさんだよ。結構年は皆と離れてるけど、実力は本物だよ。はい、おじいちゃんも何か一言お願い」

 

 

 

 

ロウ「ほっほ。これは照れるのう。皆、初めましての方もおるじゃろう。イレブンの祖父のロウじゃ。年齢には勝てぬが、経験なら誰にも負けぬ。まだまだ老いぼれには程遠いわい」

 

 

 

パチパチパチ!

 

 

 

イレブン「ありがとう、おじいちゃん。体には気をつけてね。次も有名になったよね。デルカダール周辺に住んでる人は知ってるはず。マルティナだよ。旅の時も僕を立派な体術や勇敢さで導いてくれたんだ。マルティナ、何かお願い」

 

 

 

 

マルティナ「イ、イレブン。恥ずかしいわ。コホン、皆様こんにちは。マルティナです。普段はデルカダール王女として王国を支えていますが、少し前まではただの女武闘家として過ごしていました。

 

 

 

今は夫も子どももでき幸せに暮らしています。ですが、まだまだ体は動かせますよ。見ていてください、驚かせて見せますね」

 

 

 

パチパチパチ!

 

 

 

イレブン「流石マルティナ、慣れてるね。次も知ってる人もいるよね。今はもう無くなっちゃったけど、ガラッシュの村という場所の一番の戦士、ラースです。ラースは頭がよくて、魔法も剣も上手なんだ。僕もよく旅の頃は作戦とか考えるのに頼りにしてたんだ。ラース、何かお願い」

 

 

 

 

ラース「これは本当に恥ずかしいな。イレブン、人前でよくそんな事言えるな。紹介にあった通り、ラースと言います。今はデルカダール王国でマルティナ王女を支える騎士として働いています。

 

 

 

そしてマルティナの夫でもあります。皆様、俺の力は仲間達を、マルティナを守るためにあります。その力、お見せしましょう!」

 

 

 

パチパチパチ!

 

 

 

イレブン「おお、ラースも慣れてきたね。最後もまた有名人だよ。英雄のグレイグさん。グレイグさんは仲間になった時期は遅いんだけど、そこからは僕達全員の盾となって敵の攻撃から守ってくれたんだ。とっても頼りになるんだよ。グレイグ、何かお願い」

 

 

 

 

グレイグ「イレブンからこうも称賛されると誇らしくなるな。何を話せばいいのかわからないが、俺は俺の全力を出し切るまで。俺も本気でいかなければ負けてしまう連中ばかりだ。お相手、よろしく頼む」

 

 

 

パチパチパチ!

 

 

 

イレブン「これで僕の仲間達の紹介は終わります。ありがとう、マイク返すね」

 

 

 

 

実況者「イレブンさん、ありがとうございます!皆様、豪華な方々でしたね!それにどのお方も大変頼もしく、勇者様が頼りにしておられるお方でした!これはどうなるか全く予想がつきませんね!

 

 

 

この興奮の中、早速くじ引きの方を始めていきましょう!皆様には、こちらの箱の中にある数字が書かれたボールを引いていただきます。同じ数字の方がペアとなります。それではお願いします!」

 

 

 

その後、全員ボールを引いた

 

 

 

実況者「全員行き渡りましたね?それでは一斉にボールを上げてもらいましょう。さあ!ペアはどうなっているのか!?」

 

 

 

カミュ 3番

 

 

ベロニカ 1番

 

 

セーニャ 2番

 

 

シルビア 4番

 

 

ロウ 4番

 

 

マルティナ 2番

 

 

ラース 3番

 

 

グレイグ 1番

 

 

 

 

実況者「ペアは、1番がベロニカさん、グレイグさんペア。

 

2番がセーニャさん、マルティナさんペア。

 

3番がカミュさん、ラースさんペア。

 

4番がシルビアさん、ロウさんペアとなりました!

 

 

 

それでは、対戦表の方はこちらになっております!」

 

 

 

 

第一試合 1番対4番  2番対3番

 

 

 

 

実況者「それでは一旦戻っていただきます。第一試合は三十分後行われます。皆様、奮闘の方よろしくお願いします!」

 

 

 

ワァーー!パチパチパチ!

 

 

 

その後

 

 

 

ラース「いきなりマルティナと当たったー!!」

 

 

 

ラースは頭を抱えている

 

 

 

マルティナ「まさかいきなりとは思わなかったわね」

 

 

 

 

セーニャ「マルティナ様、よろしくお願いします」

 

 

 

 

マルティナ「ええ、セーニャ。相手は強敵よ。一緒に頑張りましょう!」

 

 

 

 

カミュ「まあ、仕方ねえな、兄貴。兄弟パワー見せつけようぜ」

 

 

 

 

ラース「もちろんだ、カミュ。女性相手はキツいものがあるが、俺の面子のためにも簡単に負けるわけにはいかない。本気でいくぞ!」

 

 

 

 

ロウ「シルビアと組むのは初めてじゃな。頼んだぞ」

 

 

 

 

シルビア「まっかせて〜、ロウちゃん。大人の実力見せてあげましょう!」

 

 

 

 

ベロニカ「グレイグさん、よろしくね。頼りになるわ!」

 

 

 

 

グレイグ「俺もベロニカの魔法を頼りにしていよう。安心して俺の後ろにいるといい」

 

 

 

 

イレブン「何だかバランスよく割れた感じだね。皆、頑張ってね。僕も実況頑張る」

 

 

 

 

ラース「いいよなー、イレブンは楽でよ。こんなの魔王なんかより絶対苦戦するに決まってるぜ」

 

 

 

 

イレブン「ま、まあまあ。ほら、僕も最後は誰かと戦うし」

 

 

 

 

案内「第一試合まで残り十分です。準備はよろしいですか?」

 

 

 

 

イレブン「よし。皆、行こうか」

 

 

 

 

 

 

 

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