ステージ
実況者「それでは第一試合を行います。初めは1番対4番のペアでの戦いです。それでは各ペアは上にあがってきてください」
ワァー!
シルビア「ウフフ、何だか不思議な感じ。血がたぎるわね」
ベロニカ「シルビアさん、おじいちゃん、負けないわよ!」
グレイグ「手加減は無用だ。本気で来い!」
ロウ「ふぉっふぉっ、シルビアよ、頑張っていくぞい」
実況者「イレブンさん、この試合はどう予想されますか?」
イレブン「うーん。どっちが勝つとかはわからないですが、シルビアとグレイグは昔からの知り合いですからね。この二人の戦いは目を離せないと思います。あと、ベロニカが魔法をどれだけ安全に打てるかもかかってくると思います」
実況者「ありがとうございます、それでは皆さんいきますよ。第一試合開始です!」
シルビア「ピオリムよ!」
シルビアとロウの素早さが一段階上がった
ベロニカ「魔力かくせい!」
ベロニカの攻撃魔力が二段階上昇した
ロウ「ヘナトスじゃ」
グレイグの攻撃力が一段階下がった
グレイグ「ぐっ!オノ無双!」
グレイグは斧で突っ込んでくる
シルビア「グレイグ、あなたの相手はアタシよ!」
シルビアはグレイグの斧をガードした
グレイグ「やはり来たか、ゴリアテ!」
ロウ「ベロニカよ、すまぬ。ドルマドンじゃ!」
ロウはベロニカの近くにきた
ベロニカ「くっ!見えにくくもなるわね。流石おじいちゃん。考えがあるのね。でも、負けないわよ!」
実況者「いきなり激しくぶつかり合っております!イレブンさんの予想通りシルビアさんとグレイグさんの戦いだ!隣ではベロニカさん達の魔法勝負が行われております!」
グレイグ「天下無双!」
シルビア「効かないわ!ここよ!」
シルビアは盾で防いだ後、隙を突いて攻撃した
グレイグ「くっ!だが隙を見せたな、ゴリアテ!はあっ!」
グレイグも負けじと反撃する
シルビア「キャッ!やってくれるじゃない、グレイグ」
ベロニカ「メラゾーマ!」
ロウに炎の塊が向けられる
ロウ「ドルモーアじゃ!そこからのマヒャド!」
ロウは闇の力で炎を消した後、ベロニカとグレイグの頭上に氷の塊を降らせた
グレイグ「な!?こっちにまで!ハア!」
グレイグは氷を斧で砕いた
ベロニカ「おじいちゃんまでラースのような打ち方をできるのね」
実況者「今、ロウさんの魔法がかなり早い出方でしたね。マヒャドはかなり強力な魔法なはずです。詠唱時間も長いはずでは?」
イレブン「あれはラースがよく使う戦い方の一つで、魔法の詠唱に必要な言葉を少し短くしているんです。その分威力は落ちるんですけど、ああやって相手に隙を与えないんです」
実況者「なるほど!そんな方法があるのですね!これは勉強にもなりますね!確かに戦いで隙の少なさは非常に重要ですからね」
シルビア「ピオリムよ!」
シルビアとロウの素早さが更に一段階上がった
グレイグ「急に何をしているのだ、ゴリアテ!無心こうげき!」
グレイグは疑問に思いながらも隙を逃さない
シルビア「キャアッ!ふふ、ロウちゃん!準備はできたわ!」
シルビアは攻撃を食らうが、ロウに合図を出した
ロウ「マヒャデドス!マヒャド!」
ロウは合図を確認すると数え切れない程の氷の塊をグレイグ達に降らせた
グレイグ「何て氷の多さだ。ベロニカ、下がれ!」
ベロニカ「そうね。グレイグさん、マジックバリア!」
ベロニカとグレイグの呪文耐性が一段階上がった
シルビア「バギマよ!」
氷が降り注いだ所に風によってその冷たさが周りに吹き荒れる
軽い吹雪のような状態になった
実況者「うおお!何て寒さだ。氷の魔法の重ねがけにより、見えづらくなっております。皆様、何か寒さ対策の方お願いします!」
イレブン「これは何か来ますね。シルビア達にはピオリムが二回掛かっているのでかなり早く動き回れますよ。グレイグ達はどうするでしょうか」
ベロニカ「グレイグさん、私が何とかするわ!メラガイアー!」
グレイグ「頼んだぞ、ベロニカ!」
ジュワー
巨大な炎により温度が上がった。辺りが見えやすくなったが、そこには歪な形をしたロウとシルビアがたくさんいた
グレイグ「こ、これはまさか!?」
ベロニカ「は!?しまった!乗せられたわ!」
実況者「何という事でしょう!ロウさんとシルビアさんが大量発生しております。何が起こっているのでしょうか!」
イレブン「ハハハ!すごいや、流石おじいちゃん。これはラースがグレイグと戦った時に使った戦法で、熱い空気と寒い空気の差によって心綺楼が発生しているんです。
空気の水分で光がうまく屈折しないので、本当の場所とは違う場所に偽物の像がたくさんできるんです。だから二人は見えない場所のどこかにいますよ。しかもかなり素早く動きます。これは作戦勝ちになるかもしれないです」
実況者「凄すぎて理解が追い付きにくいですが、これが勇者達の戦いです。これは第一試合からすさまじい!」
グレイグ「二度も同じ手段で負けてたまるものか!オノ無双!」
グレイグは像を全て斬り伏せていく
ベロニカ「そうね、グレイグさん!イオグランデ!」
ベロニカも大爆発で像を消していく
シルビア「残念ね、ベロニカちゃん」
ロウ「わし達の狙いはお主じゃ」
ベロニカの背後から声が聞こえてきた
ベロニカ「!?」
グレイグ「そんな所にいたのか!まずいぞ、ベロニカ!」
シルビア「ごめんなさいね、ベロニカちゃん。アモ〜レ!」
ベロニカ「くうっ!」
ロウ「ゴールドフィンガーじゃ!」
ベロニカ「キャアア!」ドサ
ベロニカは倒れた
グレイグ「くっ....。俺は一人でも負けぬ!天下無双!」
グレイグは二人に斬りかかった
ロウ「流石グレイグじゃ。怖いのう」
ロウは避けていく
シルビア「ミラクルソード!かえん斬り!」
グレイグ「はあっ!効かん!」
グレイグはシルビアの攻撃を防ぐ
ロウ「ドルマドン!」
グレイグ「ぐうっ!無心こうげき!」
グレイグは魔法にあたるが、負けじと反撃する
ロウ「ぬうっ!ベホマラーじゃ!」
シルビアとロウは回復した
シルビア「今ね、アモ〜レ!」
グレイグ「くっ!鉄甲斬!」
シルビア「無駄よ!キラージャグリング!」
シルビアはグレイグの攻撃を避けて、球を何発も当てた
ロウ「マヒャデドス!」
グレイグの頭上から巨大な氷の塊が降り注ぐ
グレイグ「グアアア!」ドサ
グレイグは倒れた
実況者「勝負ありです!勝ったのは、4番のシルビアさんとロウさんペアです!」
パチパチパチ!
イレブン「やはりあの心綺楼が発生してからが圧倒的ですね。あの戦い方はかなり難しいんですけど、相手を誘発させる形で実現させたのもすごかったです」
実況者「それでは次のペアに移ります。2番と3番のペアはあがってきてください」
ワァー!
ラース「マルティナ、これは組み手とは違う。ガンガンいかせてもらうぜ!」
マルティナ「もちろんよ、ラース。私も負けないわ!」
セーニャ「マルティナ様、私も頑張りますわ!」
カミュ「まずはマルティナを何とかするぞ、兄貴」
イレブン「これは何と言っても見所はマルティナ夫婦の戦いですよ。一人の戦力として考えると、ラースは恐らく僕を入れても仲間内最強です。ですが、マルティナはそんなラースの戦い方を熟知しています。
でも、それはラースも同じ事。ラースもマルティナの戦い方を熟知しています。僕もとってもこの結果は気になりますね。どっちが勝ってもおかしくないですよ。それとセーニャのサポート力も凄いし、カミュの分身のダメージも気になる。頑張れー!」
実況者「これは目を離せませんね。それでは第一試合二回戦、始め!」