ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

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ホワイトデー3

その頃、デルカダール城 食事部屋

 

 

 

デルカダール王「おお、来たかマルティナ。む?ラースはおらんのか?」

 

 

 

 

マルティナ「そうなんです。昼過ぎにベロニカ達とダーハルーネに行ってからまだ帰ってきてないんです」

 

 

 

 

グレイグ「珍しいな。あのラースが夕食に遅れるなど。明日は槍でも降るのではないか?」

 

 

 

 

マルス「父さん遅刻だー」

 

 

 

 

ルナ「お父さんからまだチョコレート貰ってなーい」

 

 

 

バタン!

 

 

 

その時、急いで扉が開かれた

 

 

 

ラース「ハア、ハア。遅くなって申し訳ございません」

 

 

 

 

デルカダール王「おお、戻ってきたかラース。今ちょうどお主を心配しておった所じゃ」

 

 

 

 

グレイグ「ん?その手に持っているものは何だ?」

 

 

 

 

ラース「へへ、これを作ってたら遅れてしまってな。マルティナ、君へのバレンタインのお返しだ。さあ、受け取ってくれ」

 

 

 

ラースはマルティナの前にあのプレゼントを差し出す

 

 

 

マルティナ「これは、花束?........あら!?違うわ、これ全部お菓子だわ!!」

 

 

 

 

ラース「驚いてくれたか?マルティナ。これはスイーツブーケ。花びらから葉っぱまで全部お菓子で出来てるんだぜ」

 

 

 

 

デルカダール王「なんと!?それは凄い!!とてもお菓子とは思えん出来じゃな!」

 

 

 

 

グレイグ「ここから見てるだけだと花束にしか見えない。こんなに精巧に作られているとは」

 

 

 

 

ルナ「これ本当にお菓子なの?」

 

 

 

 

マルス「あ!甘い匂いだ!クリームの匂いだよ!」

 

 

 

マルスとルナも興味津々に花束を見ている

 

 

 

マルティナ「とっても素敵だわ!でも、私一人じゃ食べきれないわ」

 

 

 

 

ラース「大丈夫だ、マルティナ。これは皆で食べるものだからな。マルス達も王様もグレイグも皆で分け合って食べよう。きっと最高に美味しくなるぞ!」

 

 

 

 

マルティナ「最高じゃない、ラース!本当にありがとう!!期待以上の物だわ!」

 

 

 

 

ラース「いい笑顔だ、マルティナ!その顔が見たかったんだ。さあ、夕食にしようぜ!これはその後だな」

 

 

 

 

デルカダール王「わしらも食べていいとは。ラースは優しいのう」

 

 

 

 

マルス「僕すっごく楽しみー!」

 

 

 

 

ルナ「ルナもー!」

 

 

 

 

グレイグ「流石だ、ラース。サプライズと同時に笑顔まで呼び込むとは」

 

 

 

夕食後

 

 

 

ラース「さあ、マルティナ。最初は君から食べてくれ。花を摘むとそのまま食べられるようになってるぜ」

 

 

 

 

マルティナ「いただきます。あら、この花は桃が入ってるわ!....美味しい!中にクリームも入っててパフェみたいね!」

 

 

 

 

ラース「これはマルティナやマルス達も知ってるあのダーハルーネにあるカフェの店長とベロニカ、セーニャ、シルビアの五人で作ったんだ」

 

 

 

 

マルティナ「そうだったの。後でお礼言わないと。最高のプレゼントだったわって」

 

 

 

 

ルナ「美味しい!全部お菓子だー」

 

 

 

 

マルス「茎がチョコレートだよ!」

 

 

 

マルス達も喜んで食べている

 

 

 

デルカダール王「これは確かに近くで見ないとお菓子の判断ができん。いい腕をしているのだな、これを作った店長とやらは」

 

 

 

 

グレイグ「話には聞いていたが凄いな。これだけの技術を持ちながら味も最高を保つ。流石ダーハルーネのパティシエだ。」

 

 

 

 

ラース「マルティナ、どんどん食べてくれよ」

 

 

 

 

マルティナ「もちろんよ。手が止まらないもの」

 

 

 

その夜、マルティナ親子の部屋

 

 

 

マルス「花束美味しかったー」

 

 

 

 

ラース「ハハハ、マルス。間違ってないが何かおかしいぞ」

 

 

 

 

ルナ「お父さん、また作ってきてね」

 

 

 

 

マルティナ「確かにまた食べたいわね。今度はパーティーの時とかにぜひ用意しましょう。きっと盛り上がる事間違いなしよ」

 

 

 

 

ラース「いいな、それ。今度王様にも提案してみよう」

 

 

 

 

マルティナ「最高のホワイトデーだったわ。来年もやりましょう」

 

 

 

 

ラース「そうだな。俺は来年のバレンタインに町に行くのは控えた方がよさそうだな」

 

 

 

 

マルティナ「ラースの事だからまた絶対に町に行くわよ。私想像できるもの」

 

 

 

 

ラース「そう言われると俺もそうなる気がしてきたな。だが、断る事も考えないとまたつらい事になるからな」

 

 

 

ラースは苦笑いしている

 

 

 

マルス「来年は僕も作る!」

 

 

 

 

ルナ「ルナもマルスやお父さんに作るー!」

 

 

 

マルスとルナも来年の話にはしゃいでいる

 

 

 

マルティナ「そうね。今度は家族皆で作りましょう。さあおやすみ、マルス、ルナ、ラース」

 

 

 

 

ラース「おやすみ、マルティナ、マルス、ルナ」

 

 

 

 

二人「おやすみなさーい」

 

 

 

 

 

 

 

 

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