ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

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ホワイトデー イレブンver

ユグノア王国 広場

 

 

 

イレブンとロウは広場でラース達と作ったクッキーを配っていた

 

 

 

イレブン「えっとね、今日はホワイトデーらしいのでバレンタインにチョコレートをくれた人にお返しとして、クッキーを作ってきました」

 

 

 

 

女性「イレブン様、ロウ様!いいのですか?ありがとうございます!」

 

 

 

 

男性「いいな〜、俺達もイレブン様達の手作りクッキー食べてみたい」

 

 

 

 

ロウ「よかったら他の皆も食べてくれ。わしらには美味しかったが、皆の口に合うかわからないがの。毒でない事は確かじゃ。たくさんあるんじゃ、欲しい者は並んでくれ」

 

 

 

 

男性「いいんですか!?やったー!」

 

 

 

その後商店街でも配り、百個ほどあったクッキーは全部なくなった

 

 

 

ユグノア城

 

 

 

ロウ「ふぉっふぉっ、大人気じゃったな。皆に喜んでもらえてよかったのう」

 

 

 

 

イレブン「うん!ラースには感謝しなくちゃね!それに作るのも楽しかったし、またおじいちゃんもやろう!」

 

 

 

 

ロウ「孫と二人で作るのもええのう。楽しみにしておくわい」

 

 

 

その時、二人に兵士とメイドが話しかけてきた

 

 

 

兵士「あ、イレブン様!ロウ様!町の人達が噂してましたよ。何でもお手製クッキーを配っていたとか」

 

 

 

 

ロウ「おお、もう耳にしておったか。伝わるのは早いのう」

 

 

 

 

メイド「私達の分はありますか?私達も食べてみたいです!」

 

 

 

 

イレブン「あ.....。ごめん、全部配っちゃったよ」

 

 

 

 

兵士「あ、そうでしたか。それならまあ、仕方ないですよね」

 

 

 

 

メイド「うぅ、そうですね。諦めますね」

 

 

 

二人は少し残念そうにしている

 

 

 

イレブン「ごめんね!!少し待ってて。もう一回作るよ!」

 

 

 

 

ロウ「そうじゃな。ぜひ城の皆にも配らねば。イレブン、昨日の材料は覚えとるな?わしはキッチンに行って道具の確認をしてくるから買ってきてくれ」

 

 

 

 

イレブン「任せて、おじいちゃん!」

 

 

 

イレブンはすぐに商店街へ戻っていった

 

 

 

兵士「ありがとうございます!!」

 

 

 

 

メイド「わざわざすみません!私達も出来る所はお手伝いします!」

 

 

 

二人も顔を明るくして喜んでいる

 

 

 

ロウ「ええんじゃ、わし達も皆に食べてほしいからのう。それではわしと一緒にキッチンに行こうかの」

 

 

 

その後、キッチン

 

 

 

コック「ロウ様!?一体どうされたのですか?」

 

 

 

 

ロウ「突然すまんのう。今からわしとイレブンでクッキーを作ろうと思っておってな。道具があるか確認しに来たのじゃ」

 

 

 

 

コック「クッキーですか。それなら必要なものは揃ってますよ。ただ、型がそこまで多くないんですよ。作れて三種類程度しかないんです」

 

 

 

 

ロウ「ふむ....。なら、少し型を買っておこうかの」

 

 

 

 

兵士「俺、イレブン様の後追いかけて型の事も伝えますよ!」

 

 

 

 

ロウ「おお、すまんのう。頼んだぞ」

 

 

 

兵士は大急ぎで出ていった

 

 

 

コック「しかし、どうして突然クッキーを作ろうとしておられるのですか?」

 

 

 

 

メイド「私達が町の人達からイレブン様達の手作りのクッキーを貰ったと聞いて、私達も食べたいとわがままを言ってしまったらわざわざ作ってくれるそうで」

 

 

 

 

コック「ほお!そんな事をされていたのですね。今日はホワイトデーですからね。お返しというわけですか。流石イレブン様にロウ様。民達にも優しいですね!」

 

 

 

 

ロウ「ありがとのう。よければ手伝ってはくれんかの?城の皆に作るんじゃ」

 

 

 

 

コック「お任せください!私もイレブン様達と料理できるなんて嬉しいですよ!」

 

 

 

しばらくしてイレブンが帰ってきた

 

 

 

イレブン「型も何個か買ってきたよ。見て!ドラゴン型!こんなのあるんだね!」

 

 

 

 

ロウ「ありがとう、イレブン。おお、ドラゴン型はラースの所には無かったやつじゃな」

 

 

 

 

コック「作り方はラース様から教わったのですか?」

 

 

 

 

イレブン「うん!あれ?ラースの事知ってるの?」

 

 

 

 

メイド「はい。マルティナ様の騎士様ですからね。ラース様は結構有名になってきてますよ。ラース様って料理もできたんですね」

 

 

 

 

イレブン「そうだよ。ラースって料理も得意なんだ」

 

 

 

 

ロウ「そうじゃな。旅をしていた頃もラースの料理は美味しかったからのう。クッキーも美味しそうに作れておってな。簡単でわし達でもできそうじゃからやってみようと思ったんじゃ」

 

 

 

 

イレブン「まず冷やしたバターを小さく四角に切るんだよね。おじいちゃんはナッツと粉と砂糖を合わせて」

 

 

 

 

ロウ「ああ、任せておくれ。冷やすならわしがヒャドをしよう」

 

 

 

 

兵士「魔法を料理に使われるんですか!?」

 

 

 

 

イレブン「あまりやっちゃいけないんだけど、ラースが時短になるから出来るならやってみてもいいって言ってて。あまり言わないでね?」

 

 

 

 

メイド「ふふ、それでは私達の秘密ですね。これはお守りしなくては」

 

 

 

その後

 

 

 

ロウ「生地はこんな感じじゃったかのう」

 

 

 

 

コック「はい。これでいいと思われますよ。後は型抜きですね」

 

 

 

 

イレブン「あ、待ってね。いろんな味にしたいから、他の生地にチョコレートとか抹茶を混ぜていくね」

 

 

 

 

メイド「私達も型抜きはやってみたいです。型を少し借りますね」

 

 

 

 

兵士「俺もやった事ないけど試してみようかな。お、ばくだん岩の型だ。面白そう」

 

 

 

 

ロウ「わしはスライムつむりにしようかの」

 

 

 

 

メイド「私はトマトマーレですね」

 

 

 

 

イレブン「よし!こっちの生地も完成したよー。どんどん型を作っていこう」

 

 

 

一時間後

 

 

 

コック「随分本格的ですね。抹茶を付けたり、チョコやナッツを乗せたりして」

 

 

 

 

ロウ「ラースは見た目にもこだわっておったからのう。確かにこうすれば味もよくなるし、美味しそうな見た目にもなる。よく考えられておるわい」

 

 

 

 

イレブン「僕はメラに自信がないからオーブンで焼こうか。昨日みたいに凄い量があるわけじゃないし」

 

 

 

その後、大広間

 

 

 

イレブン「皆ー、ホワイトデーとして今クッキーを作ったんだよ。ぜひ持っていって食べてねー!」

 

 

 

 

ロウ「できたてじゃぞー」

 

 

 

 

兵士「何だかイレブン様達、商売してるみたいですよ?」

 

 

 

 

メイド「でも私達も混ぜてもらってとっても楽しかったですよ。また料理する時は呼んでください」

 

 

 

 

コック「ハハ、王様達に自分で料理をさせたくはないんだが、まあたまにはいいだろうな」

 

 

 

その後、お城内でもイレブン達の手作りクッキーは大人気となり、すぐに皆の手に渡っていった

 

 

 

イレブン「よかった、全部無くなったよ。僕達でも作れたね」

 

 

 

 

ロウ「これはええのう。また作ろうと思えるわい。楽しかったぞ、イレブン」

 

 

 

 

イレブン「僕も楽しかったし、城の皆にも町の皆にも喜んでもらえた!嬉しいよ!あ!イシの村の皆にも持っていこうっと!エマも喜ぶはず!」

 

 

 

 

 

 

 

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