ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

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ブレイブの一日

次の日、早朝 玉座の間

 

 

 

ブレイブ「(ん....朝か)」

 

 

 

ブレイブの朝は遠くに寝転がっていたコロを連れ戻し、温め直す所から始まる

 

 

 

ブレイブ「ペロペロ」

 

 

 

 

コロ「クゥーン....」

 

 

 

 

ブレイブ「ハハハ、くすぐったいか?」

 

 

 

しばらくして

 

 

 

ブレイブ「朝ごはんの時間だ。ほら、乗りなさい」

 

 

 

 

コロ「キャン!」

 

 

 

廊下

 

 

 

ブレイブ達が歩いているとメイドの人とすれ違った

 

 

 

メイド「あらブレイブ達、おはよう。今日も撫でていいかしら?」

 

 

 

 

ブレイブ「ああ、好きにしていいぞ」

 

 

 

 

メイド「やっぱり話せると聞いていてもいざ聞いてみると驚くわね。でもカッコいいわよ、ブレイブ」

 

 

 

 

ブレイブ「俺がカッコイイ?ハハハ、冗談はよしてくれ。そういう言葉は人間の男にいうものだろう?」

 

 

 

 

メイド「そんなことないわ。あなたもカッコいいのよ。ねえ、コロちゃん。パパはカッコいいわよね?」

 

 

 

 

コロ「ゴロゴロ」

 

 

 

コロは撫でられて嬉しそうにしている

 

 

 

メイド「可愛い。あら、ごめんなさい。時間取りすぎたわね。朝ごはんはできてるわよ」

 

 

 

朝食場

 

 

 

ガチャ

 

 

 

デルカダール王「おおブレイブ、コロ。おはよう」

 

 

 

 

グレイグ「おはよう、ブレイブ、コロ」

 

 

 

 

コロ「キャン!キャン!」

 

 

 

 

ブレイブ「おはようございます、王様、グレイグ様」

 

 

 

 

デルカダール王「どれ、わしも撫でさせてもらおうかの。朝と夜の時間しか触れないからの」

 

 

 

 

グレイグ「俺もいいか?ブレイブ」

 

 

 

 

ブレイブ「構いませんよ。ただ、あまり足の裏や尻尾は触らないでくださいね。ビックリするので」

 

 

 

 

デルカダール王「気持ちいいのう。肌触りはいつも素晴らしいぞ」

 

 

 

 

コロ「ゴロゴロ」

 

 

 

 

グレイグ「お腹はいいのに尻尾は駄目であったか」

 

 

 

 

ブレイブ「私はお腹を鍛えてあるのでそこまで弱くありません。ただ、尻尾はどうしようもないのです」

 

 

 

ガチャ

 

 

 

マルティナ「皆、おはようございます」

 

 

 

 

ラース「おはようございます。おお、早速撫でられてたなブレイブ、コロ」

 

 

 

 

マルス「僕もブレイブ触るー」

 

 

 

 

ルナ「じゃあ私はコロを撫でるー」

 

 

 

 

ブレイブ「マルス、ルナ、朝の挨拶はどうしたのだ?」

 

 

 

 

二人「あ、おはよう!皆!」

 

 

 

 

ブレイブ「よし、おはよう。触っていいぞ」

 

 

 

 

ラース「ハハハ、ブレイブは流石だな。でも人間だといくつくらいなんだ?」

 

 

 

 

ブレイブ「人間でいうと、おそらく私は150歳くらいでしょうか」

 

 

 

 

全員「.....え?」

 

 

 

 

ブレイブ「我が子は人間でいうと30歳あたりですね」

 

 

 

 

全員「えええ!!?」

 

 

 

 

ブレイブ「そ、そんなに驚かれますか?魔物と人間では時の歩みが違うのです。魔物の方がずっと長く生きるのですよ」

 

 

 

 

デルカダール王「そ、そういう事じゃったか。わしは何やら年上に失礼な事をしていたのではないか?」

 

 

 

 

ブレイブ「そんな事ありませんよ、王様。魔物で言えば私は30歳ほどで、我が子は6歳です。こちらが正しい年齢のはずですから、何も問題ありませんよ」

 

 

 

 

マルティナ「そうなのね。魔物でも年齢なんてあるのは初めて知ったわ」

 

 

 

 

ブレイブ「まあ知っても何も無いですが、どれだけ生きてきたかを知る上で必要になるくらいですかね」

 

 

 

 

ルナ「じゃあ、ブレイブのお誕生日はいつなの?」

 

 

 

 

ブレイブ「お誕生日?とは?」

 

 

 

 

マルス「えー、知らないの?ブレイブ。自分が生まれた日は皆で祝うんだよ!おめでとうって!」

 

 

 

 

ブレイブ「人間の風習ですか。私達にはありませんよ。私達は人間ではありません。だから考えなくて平気です」

 

 

 

 

グレイグ「だが、それは何だか寂しいな」

 

 

 

 

ラース「ブレイブ、俺達はお前達が生まれてきてくれた事を感謝したいんだ。少しくらい人間の風習をしてみないか?」

 

 

 

 

ブレイブ「そうですか。私達にそのような感情を向けてくれているとは。ありがとうございます。ですが、この日というのはわからないのです。日付という感覚がありませんからね」

 

 

 

 

マルティナ「確かに魔物にはいらないわね。時間や天候さえわかれば、自分で何とかするわよね」

 

 

 

 

ルナ「じゃあ私達が作ってあげればいいんだよ!」

 

 

 

 

マルス「僕と父さんがブレイブと初めて会った日にしようよ!」

 

 

 

 

ラース「お!いいな、それ!ブレイブ、いいか?」

 

 

 

 

ブレイブ「構いませんよ。私もラース様とマルスと出会った日の事はよく覚えています。忘れはしませんよ」

 

 

 

 

デルカダール王「それではその日を楽しみにしておるのだぞ、ブレイブ、コロ。その日はお主達にわしらからの感謝が送られる日じゃ」

 

 

 

 

ブレイブ「わかりました。楽しみにしていますよ」

 

 

 

 

コロ「???」

 

 

 

訓練場

 

 

 

ブレイブ「よお、今日も訓練しにきたぞ」

 

 

 

 

バン「あ!来やがったな、ブレイブ!!お前、ちょっと喋れるようになったからって調子のるなよ!」

 

 

 

 

ガザル「よお、ブレイブ。今日の相手は俺だ。よろしく頼むぜ、手は抜いてくれるなよ?」

 

 

 

 

ブレイブ「ガザル殿か。どれだけ出来るのか楽しみだ」

 

 

 

 

バン「あ、あれ?俺の事、無視かよ!!」

 

 

 

 

マーズ「完全に下に見られてんじゃねえか」

 

 

 

 

ベグル「ハハハハハ!こりゃあ傑作だぜ、バン!」

 

 

 

 

バン「くっそおー!ブレイブのバーカ!!」

 

 

 

その後

 

 

 

ブレイブ「(ほお、ブーメランは戦い慣れていなかったが避けられない事もないな)」

 

 

 

 

ガザル「これはいい動き方だな!獣ならではの避け方ってやつか!なら、封じさせてもらうぞ!ボミオス!」

 

 

 

ブレイブの素早さが下がった

 

 

 

ブレイブ「ほお!魔法が使えたか!手を隠すのはいい事だな!」

 

 

 

 

ガザル「へへ、どこかの馬鹿とは違って簡単には負けられないんでね。手加減しないぜ!デュアルブレイカー!」

 

 

 

 

ブレイブ「キャイン!!」

 

 

 

 

ガザル「あ....悪い、ブレイブ。大丈夫か?」

 

 

 

ガザルがブレイブに手を伸ばそうとした時

 

 

 

ブレイブ「甘いんじゃないか!!?」ガブ!

 

 

 

 

ガザル「痛ってえ!!くそっ!フリだったか!」

 

 

 

 

ブレイブ「ガードクラッシュ!」

 

 

 

 

ガザル「痛え!くっ、舐めやがって!けもの突き!」

 

 

 

 

ブレイブ「ぐはっ!」ドサ

 

 

 

 

ガザル「よし!俺の勝ちだな!」

 

 

 

 

ブレイブ「くっ!攻撃の隙に武器を入れ替えてきたか。やはりここの人間は強い者が多いな。俺も学べる事ばかりだ」

 

 

 

 

バン「やーい!ブレイブめ、ガザルのやつに負けてやんのー!昨日もベグルに負けてたし、二連敗じゃねえか!」

 

 

 

 

ガザル「バン?それは俺に喧嘩を売っているという事だよな?」

 

 

 

 

バン「あ.....。違う、違うんだ!ガザル!!あの、ほんとに!謝るんで、その武器しまって」

 

 

 

 

ガザル「医療部屋に連れてってやるよ」

 

 

 

 

ブレイブ「全く、あいつは本当に馬鹿なのだな」

 

 

 

 

ロベルト「よおブレイブ、見てたぜ。死んだフリとはやるじゃないか」

 

 

 

 

ブレイブ「魔物の生活ではたまにしていたのだ。有効な時は少ないのだがな。だが、ここでは今のように効くのではと思っている。ラース様には効かなかったがな」

 

 

 

 

ギバ「ラース将軍にやったのか。あの人には効かないだろうな。手加減してるから大体わかるんだろ」

 

 

 

 

ブレイブ「それにしてもあのバンとかいうやつは何なのだ。私をライバル視するのはいいが、頭が足りんのではないか?」

 

 

 

 

マーズ「バンはあれでいいのさ。あいつが思った通りにやって、それを俺達で支えるんだ。そうすればほとんど上手く回るんだよ」

 

 

 

 

ダバン「あいつは戦闘の事となれば俺達より圧倒的に抜き出てるからな。頭が弱くたっていいんだ。ブレイブ、お前が一回勝ったのは馬鹿が油断してたからだぞ。もう一回やればお前は勝てないだろうぜ」

 

 

 

 

ジール「あ、あの止めないんですか?ガザルさん、バンさんの事ボコボコにしてますよ?」

 

 

 

 

ガク「あ、バンさんがついに倒れた」

 

 

 

 

ベグル「バンのやつも悪いと思ってるから抵抗しないんだ。あいつにはあのくらいの罰でいいんだよ」

 

 

 

 

ガザル「おら、誰かこの馬鹿連れてけ」

 

 

 

ガザルはボロボロになったバンを持ってきた

 

 

 

ガク「あ、ああ、バンさん!医療部屋行かないと!」

 

 

 

 

ブレイブ「.......ハァ」

 

 

 

 

 

 

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