それから四日後
バン「ぐ.....」
メグ「あ!バン!バン!!」
バン「俺は師匠に勝ったー!!」
バンはいきなりガッツポーズをとった
ブレイブ「ガウ!?ガウ、ガウ」
メグ「バ、バン?」
バン「あれ?ここ何処だ?って、メグ!どうしたんだ、久しぶりだな!あれ?久しぶり?何でだ?」
ガチャ
ラース「おお、騒がしいと思ったら煩いのが復活したな」
バン「あ!師匠!!お久しぶりです!俺、何だか皆と会うのが久しぶりに思えるんですよ!」
メグ「もう!体は大丈夫なの?火傷が酷いんだから」
バン「え?火傷?....うわ!何だよ、この体!カッコイイー!」
バンは自分の体を見て驚いている
ブレイブ「ガウ....」
ラース「ハァ。ここまでくると尊敬に値するな。お前はブレイブを庇って死にかけてたんだぞ。あの日から今は四日目だ。久しぶりに感じるのはそのせいだろうな」
バン「あ.....そうだ。記憶が戻ってきましたよ。ブレイブ!無事か!!」
ブレイブ「ガウ」ペコ
ブレイブはバンに頭を下げている
バン「へへ、元気そうで何よりだな。お前もありがとな!」
ブレイブ「ガウガウ。ガウ」
バン「マジか!!俺の事をようやく認めてくれたか!ハッハッハ!どんどん敬えよ、ブレイブ!」
バンは偉そうにしている
ブレイブ「ガウ!」ガブ
ブレイブはいつもより優しく腕に噛み付いた
バン「痛え!おい!さっきのと話が違うぞ!何で噛むんだよ!」
ブレイブ「ガウガウ!ガルルル!」
バン「くっそー!俺は敬ってはもらえねえのかよ!」
ラース「もう突っ込むのはやめておこう。随分と元気だな、バン」
メグ「何だか拍子抜けしたわよ。バン、お帰りなさい。信じてたわ」
バン「当たり前だろ、メグ!俺はお前の元に必ず帰ってくるぞ!」
その後
ロウ「ふむ。火傷以外大きな問題は無さそうじゃな。よかったわい。一時は本当に死んでしまうのではないかと冷や冷やしたものじゃ」
バン「ロウ様、俺は簡単には死にませんよ!師匠を支えるという役目がありますからね!」
イレブン「何だか久しぶりに元気なバンを見てこっちも元気になってきたよ。早くお城に帰って皆に姿を見せてあげてね」
バン「はい!看病してくださりありがとうございました!」
メグ「私もお礼を言わせてください。バンを助けてくださり、本当にありがとうございます。またこうしてバンと話せるのは皆様のおかげです」
ロウ「気にするでない、メグさんよ。バンにはわし達も世話になっておる。このくらいお安い御用じゃ」
イレブン「僕もバンと一緒に戦えていた時はとても頼もしかったんだ。またユグノアに来てね!」
バン「どうしよう、メグ。俺、勇者様達にこんなに褒められて明日、生きてるかな?」
メグ「もう、不吉な事言わないで」
その後、デルカダール城
ダダダダ!
バン「皆ーー!!」ガツン!
バン「ゴフッ!」
ラース「おい、バン。はしゃぐのはわかるが城を走るな、わかったな」
バン「す、すみません、師匠」
ブレイブ「ガウガウ.....」
玉座の間
マルティナ「よかったわ、バン!全然元気そうね!」
グレイグ「うむ。一時は死んでいるかのようだったのに、今ではすっかり元通りだな。その頭のコブは何なのだ?」
バン「あ、これは気にしないでください。ご心配をおかけしました!俺、復活しましたよ!」
コロ「キャン!!」
ブレイブ「グルルル。ペロペロ」
コロはブレイブに駆け寄ってきた
バン「ブレイブも悪かったな。俺の面倒を見てくれて子どもを見てなかったもんな。ゆっくり休んでくれ!」
ブレイブ「ガウ、ガウ」
バン「お、気が利くな!それじゃあな、ブレイブ!師匠、俺は訓練場で皆に会ってきますね!」
バンは出ていった
マルティナ「......前から気になっていたのだけど、バンってブレイブと話せるのかしら?」
グレイグ「確かに前から会話をしていますね。だが、本当に伝わっているのか?」
ラース「おそらくあれは伝わってるぜ。しかも前までブレイブが話してた時のようにはっきりとな。あいつは何となくで言ってる事を理解してるんだろう。不思議なやつだよ」
訓練場
バン「驚け、お前ら!俺は帰ってきた!!」
バンは上から叫んだ
マーズ「それで、魔法の詠唱を短くするのに省くものは決まっていてな」
ベグル「ガク、斧は両手より片手で扱えた方が今後にも生かしやすいぞ」
ロベルト「いい切り返しだな!その調子でどんどん来いよ!」
しかし、誰もバンを見ていない
バン「あ、あれ?あの、皆!俺、死にかけてたんだぞ!もっとこう、何かないのかよ!」
全員「ああ、おかえり」
誰もバンを見ずに答えた
バン「薄い!!」
ガク「あの!バンさん!ご無事で俺、本当に嬉しいですよ!俺、またバンさんと会えるのを待っていましたよ!」
ガクはバンを見て手を振っている
バン「ううっ....ガク!お前は本当にいいやつだ!」
ベグル「ほら、ガク。馬鹿に構ってないで続けるぞ」
バン「お前らなんか嫌いだーー!!師匠ーー!!」