ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

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セーニャの夢2

その後

 

 

 

店長「おお、カミュは器用だな!なら、こっちの作業も頼んだぜ」

 

 

 

 

カミュ「おう、任せてくれ」

 

 

 

 

イレブン「店長さん、これでいい?」

 

 

 

 

店長「大丈夫だぜ、勇者様!勇者様は慣れてるんだな。お菓子作り好きなのか?」

 

 

 

 

イレブン「うん。最近ハマっててね、よく作ってるんだよ。皆が美味しそうに食べてくれるのが嬉しくてね。上手にはできないんだけど」

 

 

 

 

店長「いい事じゃないか!お菓子は上手よりも気持ちが大事なんだぞ。勇者様のその気持ちがあれば、すっげえ美味いお菓子ができるぜ!」

 

 

 

 

イレブン「そうかな?ありがとう」

 

 

 

 

ラース「待て、セーニャ!何入れようとしてるんだ!」

 

 

 

 

セーニャ「とろみを出した方がよろしいかと思いまして片栗粉を混ぜてみようかと」

 

 

 

 

マルティナ「セーニャ、今使ってるのは片栗粉ではなくてお塩よ。よく見て」

 

 

 

 

セーニャ「まあ!本当ですわ!すみません、私ったら気づかなくて」

 

 

 

 

ラース「あー!ベロニカ!何、唐辛子切ってるんだ!」

 

 

 

 

ベロニカ「辛味って大事よ?甘いものにもアクセントは必要でしょ?」

 

 

 

 

ラース「今作ってるものわかってんのか!?ケーキだぞ!唐辛子なんて入ってたら罰ゲームだ!」

 

 

 

 

店長「た、大変そうだな、ラース。セーニャさんやベロニカさんが意外とやらかすんだな」

 

 

 

 

マルティナ「ま、まあよく見てれば止められるわ。ごめんなさい、少し時間はかかるかもしれないわ」

 

 

 

 

店長「まあ急いでる訳じゃないから大丈夫だ。こっちは別で進めてるな」

 

 

 

それからお菓子指導は三日続いた

 

 

 

三日後

 

 

 

ラース「ありがとな。おかげでかなりレベルが上がった気がするぜ」

 

 

 

 

セーニャ「中々できない体験でした。わざわざ時間を縫ってお付き合いしていただき、ありがとうございました」

 

 

 

 

店長「気にすんな、俺も皆とたくさん作れて楽しかったぜ。それと、店を開くんだろ?それなら俺の知り合いが前にやってた店があるんだが、今はもう空き家なんだ。そこを借りれると思うからそこで開いてみたらどうだ?期間限定としてよ」

 

 

 

 

イレブン「え!そんな事までしてくれるの?」

 

 

 

 

店長「おう!俺も勇者様達が作るお菓子に一役買えて嬉しいからな。宣伝すればお客なんてどんどん来るはずだぜ。何たって、勇者様達が作った物だ。皆食べてみたいだろうよ」

 

 

 

 

マルティナ「何だか話が大きくなってきたわね」

 

 

 

 

ベロニカ「でも、セーニャの夢ならやってやるわ」

 

 

 

 

カミュ「ありがとな、色々してくれて助かるぜ」

 

 

 

しばらくして

 

 

 

店長「よし、ここだ。まだそんなに汚れてないから掃除すれば使えるぜ。器具とかは俺が貸してやるよ。まあ無理なものもあるから、そこは買い揃えてくれ。看板はどうする?あった方がいいと思うが」

 

 

 

 

ベロニカ「どうせならインパクトが欲しいわよね。こう、気になるような感じのやつ」

 

 

 

 

イレブン「そうだよね。何かあるかな」

 

 

 

 

ラース「それこそイレブンだろ。勇者を名前に使えば客引きにもなるんじゃないか?」

 

 

 

 

カミュ「確かにそれはありだな」

 

 

 

 

イレブン「ええ!?僕を使うの!?そんなんでいいのかな?」

 

 

 

 

店長「だがあまり長くない方がいいぞ。そういうのは宣伝で使った方がいいはずだ。看板は短く、覚えやすい方がいいかもな」

 

 

 

 

マルティナ「勇者を表すなら、ホープとかはどうかしら?」

 

 

 

 

店長「お!いいねえ、マルティナさん。ホープなら勇者様の店って思いやすいんじゃないか?」

 

 

 

 

イレブン「それなら僕も安心だよ。ホープ、いいんじゃないかな?」

 

 

 

 

ベロニカ「それにしましょうか!」

 

 

 

 

カミュ「じゃあ後は掃除だな。足りないものとかあったらまた聞いても大丈夫か?」

 

 

 

 

店長「おう!俺も応援してるからな!頑張ってくれよ!」

 

 

 

 

セーニャ「何から何までありがとうございます!このご恩、いつかお返ししますわ!」

 

 

 

 

店長「ハハハ!そんな風に捉えるなよ、セーニャさん!お菓子を愛する者同士、これからも仲良くしていこうぜ!じゃあな!」

 

 

 

その後

 

 

 

店内の掃除は分担してすぐに終わった

 

 

 

ベロニカ「ふう。掃除はこんな感じかしらね」

 

 

 

 

イレブン「ラハディオさんに話をしてきたよ。応援してくれたし宣伝もしてくれるみたい。ほら、チラシまで作ってくれたよ」

 

 

 

 

ラース「おお、どれどれ。

 

 

 

勇者様とその仲間達と出会える!?しかも手作りのお菓子を売り出す夢のお店!ダーハルーネにて、期間限定オープン!!

 

 

 

うわ、すげえな。これは大変な事になりそうだ」

 

 

 

 

セーニャ「ここまで来るには一人では絶対にありえませんでした。私はたくさんの人に支えられて、今!夢が叶おうとしています!皆様のためにも私、絶対にこのお店を成功させますわ!」

 

 

 

 

ベロニカ「やる気全開ね、セーニャ。でもここまで来れるなんて私も正直思ってなかったわ。皆、セーニャの夢を叶えてくれてありがとう。姉としてお礼を言うわ」

 

 

 

 

カミュ「おいおい、ベロニカ。それにはまだ気が早いんじゃないか?」

 

 

 

 

マルティナ「そうよ。まだ開店していないもの。これからが本番よ。私もこのお店を成功させるため頑張るわ。ラース、そのチラシをデルカダール王国全員に配りましょう」

 

 

 

 

ラース「そうだな。どんどん宣伝して人を呼ばないとな」

 

 

 

 

カミュ「なら、俺はクレイモランで配るぜ。シャール達にも手伝ってもらおう」

 

 

 

 

イレブン「僕はユグノアの皆に配るよ!おじいちゃんにも声かけないと!」

 

 

 

 

セーニャ「皆様、ありがとうございます!お姉様、私達はこのダーハルーネ周辺やサマディー王国などで宣伝しましょう!」

 

 

 

 

ベロニカ「そうね。なら、私はホムラの方にも行くわ。二人で手分けしましょう」

 

 

 

 

イレブン「それじゃあ開店日まで頑張ろう!」

 

 

 

 

五人「オー!」

 

 

 

 

 

 

 

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