ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

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シルビアの新たな芸2

次の日、グロッタの町 宿

 

 

 

グレイグ「今日も朝から練習か。大変だな」

 

 

 

 

バン「俺、勢いでやっちゃいましたけど何だか緊張してきました」

 

 

 

 

ラース「まあ、もうここまで来たんだ。引けないんだったら進むしかないよな」

 

 

 

 

ガク「バンさん、ラース将軍!俺、応援してますよ!」

 

 

 

 

メグ「バン、気をつけてね」

 

 

 

 

店長「そうだぜ、バン、ラース。成功しても失敗しても観客は笑ってくれるぜ」

 

 

 

 

バン「店長さんのそれは励ましなんですか?」

 

 

 

 

店長「さあ、どっちだろうな?」

 

 

 

シンジはニヤニヤしている

 

 

 

バン「うわ、師匠みたいに性格が悪い」

 

 

 

 

ラース「ん?バン?何か言ったか?」

 

 

 

 

バン「師匠っていっつもカッコイイって話ですよ!!」

 

 

 

バンは焦りながら笑っている

 

 

 

店長「....お前、完全に脅してんだろ」

 

 

 

 

ラース「面白いからな。これでいいんだよ」

 

 

 

 

店長「ハァ。(こりゃあバンの言う通りだな)」

 

 

 

その後、サーカス内

 

 

 

シルビア「それじゃあ、昨日の続きと通しでやっていきましょう!」

 

 

 

 

バン「俺、あまり手伝えてないんですけどあれでいいんですか?」

 

 

 

 

ラース「まあ、結局は俺達はお手伝いだからな。経験も無いし、その方がありがたいだろ」

 

 

 

 

シルビア「それと、昨日思いついたんだけどこんなのもやってみましょう」

 

 

 

夕方 サーカス会場前

 

 

 

マルス「うわ〜、凄い人だね」

 

 

 

会場の前には始まるのを心待ちにしている人達が長い行列を作っていた

 

 

 

ルナ「私達はこっちに並ばなくていいの?」

 

 

 

 

店長「そうだぜ、グレイグさん。どうして入場口に向かってるんだ?まだ開場もしてないぞ」

 

 

 

 

グレイグ「ああ、俺達は特別なんだ。しかも、眺めがいい場所から見られるんだ」

 

 

 

 

ガク「ええ!?そんないいものだったんですか!?」

 

 

 

 

メグ「私、そんな所で見てていいんですか?シルビアさんとは何も関係ないのに」

 

 

 

 

グレイグ「ゴリ....シルビアのくれたチケットは団体向けでな。人が少ないと申し訳なかったんだ。だから、それなら行きたい人と行こうと言う話になってラースが誘ったんだ」

 

 

 

 

店長「ラースのやつ、いい事してくれるじゃねえか!」

 

 

 

 

スタッフ「すみません。まだ会場は開いていなくて」

 

 

 

会場前につくとスタッフに止められた

 

 

 

グレイグ「すまない。ゴリ....シルビアからこのチケットを貰っているのだ。開いてなくても入れるらしいんだが」

 

 

 

 

スタッフ「あ、ああ!?特別優待券ですね!わかりました。お先にご案内します。シルビアさんのお知り合いの方達でしたか」

 

 

 

スタッフは中に案内した

 

 

 

ガク「うわあ、本当に何もせずに入れた。俺、こんな事やったことない」

 

 

 

 

店長「これはテンション上がるな!もしかしたら、ラース達の練習風景も見られるかもな!」

 

 

 

 

スタッフ「こちらがお席の方になります。飲み物は私達に頼んでいただければ、すぐにお持ちいたします」

 

 

 

 

メグ「結構上からなんですね。あれってもしかして、登場口かしら」

 

 

 

 

グレイグ「なるほど。全て見渡せるという事か」

 

 

 

 

マルス「あ、ブレイブが走ってるよ」

 

 

 

 

ルナ「私、シルビアさんとお話ししたい」

 

 

 

 

店長「下に行って話しかけてみるか」

 

 

 

ステージ

 

 

 

ガク「ブレイブ、シルビアさん、お疲れ様です!調子はよさそうですね」

 

 

 

 

ブレイブ「ガウガウ」

 

 

 

 

グレイグ「そういえば、あの喋る事ができる薬はどうした?コミュニケーションが取れるように渡しただろう?」

 

 

 

 

シルビア「ああ、それね。アタシとブレイブちゃんはもうそんなのが無くても気持ちは一緒よ。ねえ〜、ブレイブちゃん」

 

 

 

 

ブレイブ「ガ、ガウ....」

 

 

 

 

シルビア「もう!照れないの!」

 

 

 

 

店長「喋る薬?まさかキラーパンサーが喋るのか?」

 

 

 

 

メグ「私も知らないですね。何なんですか?」

 

 

 

 

マルス「えっとね、リーズレットさんって言うクレイモランの人が魔物と一緒に住めるように、魔物が喋れるようになるお薬を作ってくれたの」

 

 

 

 

ルナ「それを使うとブレイブが私達と同じ言葉で喋るの」

 

 

 

 

店長「ほぅ〜。そんな事ができるようになっているのか」

 

 

 

 

メグ「魔物と喋れるんですか。.....私、魔物にはあまりいい思い出無いんですよね」

 

 

 

 

店長「俺も魔物と仲良くなろうとは思った事ないんだよな」

 

 

 

 

ルナ「え〜。勿体ないよ、それ。ブレイブもコロもかわいいんだから」

 

 

 

 

マルス「怖い魔物もたくさんいるけど、優しい魔物だってたくさんいるんだよ!魔物だからって全員同じにしちゃ駄目!」

 

 

 

 

ブレイブ「クゥ〜ン」

 

 

 

ブレイブは嬉しそうにしている

 

 

 

ガク「マルス君とってもいい事言うね。確かにブレイブやコロは悪い魔物とは全然違うもんね」

 

 

 

 

シルビア「素敵な考えじゃない、マルスちゃん!アタシ、感動しちゃったわ!」

 

 

 

 

店長「.....確かに、魔物が皆悪いやつとは限らねえな。俺も考えを改める必要があるな」

 

 

 

 

メグ「ごめんね、マルス君、ルナちゃん。私がどうやら間違ってたみたい。流石ラース様とマルティナ様の子ね。とっても優しいのね」

 

 

 

 

グレイグ「マルス、ルナ、よかったな。ラース達にも報告しておいてやろう。きっと褒めてもらえるぞ」

 

 

 

全員がマルス達を褒めている

 

 

 

二人「やった〜!」

 

 

 

 

グレイグ「もう練習はしないのか?ゴリアテ」

 

 

 

 

シルビア「ええ、もうリハーサルは終わらせたわ。アタシはあなた達にも驚いて貰いたいから早めに終わらせたの!ぜひ楽しんでいってね!絶対笑顔にしてみせるわ」

 

 

 

 

店長「シルビアさんのショーをあんなにいい席で見られるなんて、俺、生きててよかった」

 

 

 

 

ガク「シンジさん、それはいいすぎじゃないですか?でも、嬉しいのは俺も同じです」

 

 

 

 

メグ「楽しみにしてますね、シルビアさん!バンとラース様にも頑張ってとお伝えください」

 

 

 

 

グレイグ「そうだな。三人のショーがどうなるか、俺も楽しみだ」

 

 

 

 

マルス「父さんもバンさんも、シルビアさんもブレイブも頑張って!」

 

 

 

 

ルナ「私、楽しみにしてる!」

 

 

 

 

シルビア「まっかせて〜。アタシ、皆の笑顔のために張り切っちゃうんだから!」

 

 

 

 

 

 

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