マルティナ「必要なものは上薬草5つ、まほうのせいすい6つ、砥石4つ、乾燥肉、塩.........えっと、料理本、魔導書........ぼ、望遠鏡?」
マルティナはもらったメモを読みながら、後半にある物に対して少し困惑し始めていた
ラース「後半3つおかしいだろ」
マルティナ「料理本は字ではセーニャかしら。魔導書はおそらくベロニカで、望遠鏡はイレブンね」
ラース「自分で買えと言いたいんだが....」
ラースも呆れたような顔をしている
マルティナ「魔導書は私は読めないからわからないけど、ラースがいるから頼んだんじゃないかしら?」
ラース「いや、魔導書だけだと何の魔導書かわからないんだ。魔法にも種類はたくさんあるからな。メラとかの初級魔法から補助魔法に至るまで。というか、ベロニカならそれくらいわかってるはずだろ。
まあ、二つの本は適当なの買っていくか。文句は言わねえはずだ。あと、望遠鏡って絶対イレブンのやつカッコいいからって理由だろ。前にカミュにそう言ってたしな」
マルティナ「まあいいじゃない。それじゃあ、先に道具屋の方に行きましょうか」
ラース「そうだな。.....あ、入り口にあるヤツより、こっちにある道具屋のほうが安いぜ。ちょっと裏通りになるけどな」
マルティナ「あら、そうなの?やっぱり村の近くだから来たことあるのかしら」
ラース「まあ、この街を頼らないと俺らの村はやっていけなかったからな。子どもの頃からお使いとかでよく行かせられてたんだ」
マルティナ「ふふ、それじゃあ案内は頼んだわね」
ラース「ああ、任せておけ」
その後、道具屋で薬草などを買い揃えた
ラース「道具はこんなもんか。次は食料屋に行くか」
マルティナ「そこは街の真ん中にある所でいいのかしら?」
ラース「ああ。だが、塩は別の店だな。この時期になると塩が取れにくくなるから、あの店は塩を少なくしてさらにいつもより高くするんだ。だからそれより離れた所にあるじいさんの店で買った方がいい」
ラースとマルティナが話しながら隣り合って歩いていると、それを見た近くの商人が話しかけてきた
商人「お!兄ちゃん!隣にいるのは彼女かい?えらいべっぴんさんだな?彼女にアクセサリーなんかプレゼントしてみないかい?」
マルティナ「いえ、そんなべっぴんだなんて」
商人「謙遜しなくたっていいんだよ、お姉さん。どうだい?そんな綺麗なお姉さんにこんなミサンガがあるんだよ。
このミサンガの中にはな、小さいけど特殊な宝石が入っていて、切れると宝石と一緒に紐も消えていく綺麗な代物なんだ。兄ちゃんと色違いでどうだい?」
商人の手には光によって僅かにキラキラと光るミサンガが握られている
光の色はミサンガの色と同じ色が光っている
マルティナ「これは、綺麗ね。でも、ミサンガって何かしら?」
ラース「ミサンガっていうのは、願いを込めたヒモを結んでそれを体にずっとつけておくんだ。そうして、そのヒモが切れたらその願いは叶う、といわれているここらでのお守りみたいなものさ」
商人「お!兄ちゃん詳しいね!この近くの出身かい?なら、少しまけてあげようかね。この値段でどうだい?」
ラース「マルティナ。どうする?」