ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

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ジェーン、捕まる

二日後、デルカダール城

 

 

 

大広間

 

 

 

ミラ「すみません!誰かいますか!!」

 

 

 

ミラが大慌てでやってきた

 

 

 

ダバン「ん?ミラじゃないか。どうした、そんなに慌てて」

 

 

 

 

ミラ「あ!よかった、ダバン。大変なの!ベグルさんを呼んできて!ジェーンが捕まったのよ!!」

 

 

 

 

ダバン「何だって!?わかった!すぐに呼んでくる」

 

 

 

その後

 

 

 

ベグル「ジェーンさんが捕まったって!!」

 

 

 

 

ミラ「ごめんなさい、ベグルさん。私達はあの後、ラムダに帰るためにクレイモラン行きの便に乗ってクレイモランについたの。でも、私はクレイモランで買い物しなくちゃならなくて、ジェーンを先に帰らせたの。

 

 

 

その後、私も少し経って帰ったんだけど、ジェーンが帰っていないって言われて不安がっていたら、今朝こんな手紙が届いたの」

 

 

 

 

ベグル「手紙か。差出人は無し」

 

 

 

 

ジェーンは預かった。もし助けてほしければ、3000万Gを持ってこい。それを持ってくる人はデルカダール城にいるベグルという人間だ。それ以外連れてきたのがわかればこの女の命は無い。場所はミルレアンの森の近くにある洞窟だ。

 

 

 

 

その内容とともに、写真に縄で縛られたジェーンが写されていた

 

 

 

 

ベグル「.....」

 

 

 

 

ダバン「これは.....かなりまずいぞ」

 

 

 

 

ミラ「私、どうしたらいいかわからなくて。3000万Gなんて持ってないし、ジェーンの親も用意できないって泣きつかれて」

 

 

 

 

ダバン「ベグル、これは王様にも相談してみた方が.......。ベグル、殺気を抑えてくれ」

 

 

 

ベグルは殺気が隠しきれず、写真を握りつぶそうとしている

 

 

 

ベグル「そうだな。.......王様には俺から話してくる。ミラさんも待っていてくれ」

 

 

 

 

ミラ「ご、ごめんなさい!!」

 

 

 

玉座の間

 

 

 

デルカダール王「なんと.....。これは助けてやらねばならん。だが、この女性の方とベグルはどういう関係なのだ?」

 

 

 

 

ベグル「.......俺の女です」

 

 

 

 

ラース「!?」

 

 

 

 

マルティナ「わかったわ。お父様、まずはお金を用意しましょう。作戦はそこからでも遅くないかと」

 

 

 

 

デルカダール王「そうじゃな。少し待ってくれ」

 

 

 

 

ベグル「本当にありがとうございます!!」

 

 

 

ベグルは王様とマルティナに土下座している

 

 

 

グレイグ「しかし、これは間違いなく罠だ。ベグルが一人で行っても、金を取られるだけか、二人とも殺されるかのどちらかである可能性が高い」

 

 

 

 

ラース「.......ベグルはどうしたい」

 

 

 

 

ベグル「俺は助けに行きます!それに、こんな事をしてくる奴はきっと......あいつだ。これは俺の問題でもあります!だから、俺一人で行かせてください!!」

 

 

 

 

マルティナ「......でも、危険すぎるわ」

 

 

 

 

グレイグ「賛成はできん。気持ちはわかるがこれは大事だ。誰か援助する人がいた方がいい」

 

 

 

 

ラース「ベグル、本気で救う覚悟はあるな?命をかけられるんだな?」

 

 

 

 

ベグル「はい!!俺の命でジェーンさんが助かるなら、俺は迷いません!!」

 

 

 

 

ラース「よく言った!その覚悟、信じてるぞ!一人で行ってくるんだ」

 

 

 

 

マルティナ「ちょっとラース!!何考えてるの!これは罠なのよ!!」

 

 

 

マルティナはラースに猛反対する

 

 

 

ラース「マルティナ、それはわかっている。だが、ベグル一人で来いと言われている以上、俺達の援助も僅かしかできない。その援助だって、もしもバレてしまえば終わりなら、救出の足枷にしかならない。

 

 

 

しかも隠密が出来る兵士なんてこの城には数えられるくらいしかいない。それなら、俺はベグル一人に賭ける方が確実だと思う。それに、ベグルが命をかけて守ると言ったんだからよ」

 

 

 

 

グレイグ「.......なるほど。ベグルの意地がどこまで通用するかにかかっているわけか」

 

 

 

 

マルティナ「それはラースの言う通りだけど.....」

 

 

 

 

ラース「(安心しろ、マルティナ。後でお願いがある)」

 

 

 

ラースはマルティナにサインを出す

 

 

 

マルティナ「!?わかったわ、少し待ってて。明日には用意するわ」

 

 

 

 

ベグル「ありがとうございます!待っていてください!俺が何としてでも助けて見せます!」

 

 

 

次の日、シケスビア雪原 洞窟前

 

 

 

ベグル「ここか。ふざけた事しやがって、リュウのやつ」

 

 

 

その近くでは

 

 

 

カミュ「(おい、何で俺までこんな事しなくちゃならないんだ)」

 

 

 

 

バン「(すみません、カミュさん。でも、師匠からカミュさんはこういう隠密が得意と聞いたので)」

 

 

 

 

ラース「(だが、断らなかったんだから少しは協力してくれるんだろ?後で礼はするからよ。頼むぜ、弟よ)」

 

 

 

 

カミュ「(チッ!後で高い酒奢ってもらうからな!)」

 

 

 

遠くから気配を消した三人がベグルを見ていた

 

 

 

その頃、ジェーンとリュウは

 

 

 

ジェーン「あの.....少し縄を緩めてもらえませんか?痛くて」

 

 

 

 

リュウ「駄目だな。そうやって油断させようったってそうはいかないぞ」

 

 

 

 

ジェーン「なら、少し教えてください。何でベグルさんに拘るんですか」

 

 

 

 

リュウ「そんなの決まってんだろ。あいつ、昔から俺に生意気な態度しか取らねえからよ。弱いあいつには力でわからせてやらないといけねえだろ」

 

 

 

 

ジェーン「べ、ベグルさんは弱くないです!!」パシィン!

 

 

 

リュウはジェーンの頬を思いっきり叩いた

 

 

 

ジェーン「うう.....」

 

 

 

 

リュウ「うるせえ女だ。少し黙っていろ。喋る気が起きねえようにしてやるよ」

 

 

 

 

ジェーン「や....やだ。やめて」

 

 

 

その頃、ベグルは

 

 

 

ベグル「前の遺跡よりは道が単純だな。上下に階が分かれてるだけか。上の階はこれで終わりか。なら、下だな」

 

 

 

周辺では

 

 

 

バン「(ベグル!頑張れよな!)」

 

 

 

 

カミュ「(兄貴、その捕まってる人達の居場所だが、おそらくあの部分だろ?)」

 

 

 

 

ラース「(そうだろうな。あの場所の周囲で警戒しておこう)」

 

 

 

 

 

 

 

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