ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

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初めての仕事

次の日、朝食時

 

 

 

カミュ「皆、言うの遅くなったが俺、今日もクレイモランで仕事があるんだ。そこまで遅くはならないと思うけどな」

 

 

 

 

マルティナ「あら、そうだったの。わかったわ」

 

 

 

 

グレイグ「また魔物調査か?」

 

 

 

 

カミュ「いや、今日は交易船の荷物や経路の確認、それと城に運ばれる食料を調達する船の護衛だな」

 

 

 

 

ラース「ほう、そんな事もやってたのか。大変そうなんだな」

 

 

 

 

カミュ「リーズレットにいいように使われてるだけだぜ。まあ、金は中々いいからな」

 

 

 

 

デルカダール王「カミュなら心配いらんと思うが気をつけるのだぞ」

 

 

 

その後、大広間

 

 

 

グリー「あ!マヤさんのお兄さん、丁度よかったです」

 

 

 

カミュが大広間に来ると、グリーがいた

 

 

 

カミュ「ん?グリーじゃないか。どうしたんだ?」

 

 

 

 

グリー「さっき店長から今日から早速来ていいって言われたので、マヤさんに伝えに来たんです。マヤさんを呼んでいただけませんか?」

 

 

 

 

カミュ「おお、早速だな。わかった、今呼んでくるぜ」

 

 

 

数分後

 

 

 

マヤ「そんな突然で大丈夫かな?私、何もわかんないよ?」

 

 

 

 

グリー「大丈夫だよ。慣れるのも大切だからね。僕も最初何もわからなかったしさ」

 

 

 

 

ラース「初めての仕事だな。頑張れよ、マヤ」

 

 

 

 

マヤ「う、うん。よーし、頑張ろう!」

 

 

 

 

グリー「それじゃあ突然すみませんでした」

 

 

 

 

ラース「あ、少し待ってくれ。仕事はいつ頃終わる予定なんだ?」

 

 

 

 

グリー「そうでしたね。マヤさんは昼過ぎまでなので、夜になるまでには帰れますよ」

 

 

 

 

ラース「わかった。それじゃあよろしく頼んだぞ」

 

 

 

 

マヤ「行ってきまーす」

 

 

 

酒場

 

 

 

カラン

 

 

 

グリー「ビルさん、マヤさんを連れてきました」

 

 

 

 

ビル「おお、いらっしゃい。初めましてだな。俺はこの酒場の店長のビルって言うんだ。よろしくな、マヤ」

 

 

 

 

マヤ「はい!私、マヤといいます。もうご存知だと思うんですけど、働く事は初めてなので、色々教えていただきたいと思っています。よろしくお願いします!」

 

 

 

 

ビル「ああ。まあ、最初は覚える事が仕事だからな。まずはそこから頼んだぞ」

 

 

 

 

マドリー「あら!あなたがマヤちゃんよね!昨日は来てくれてありがとう。私はマドリーって言うの。よろしく」

 

 

 

 

マヤ「あ、昨日の店員さん。マヤといいます。よろしくお願いします」

 

 

 

 

グリー「午前の仕事はこの四人だよ。まず、ここの掃除からだね。座席とカウンター席の床をモップで洗う所から始めるよ」

 

 

 

 

マヤ「はい!」

 

 

 

 

マドリー「私も手伝った方がいいかしら?」

 

 

 

 

グリー「いえ、大丈夫ですよ、マドリーさん。僕が教えるんで、マドリーさんは料理の方手伝ってもらえるとありがたいです」

 

 

 

 

マドリー「そう、わかったわ。でも、グリー君も大変だったら声かけてね。すぐに向かうわ。マヤちゃんもわからなかったら私にもビルさんにも聞いて大丈夫だからね」

 

 

 

 

二人「はい!」

 

 

 

 

ビル「よし、今日も頑張るぞ」

 

 

 

その後

 

 

 

マヤ「なるほど。しっかり机の上や下やソファーまで拭くんだね」

 

 

 

 

グリー「うん。綺麗にしておかないとだからね。こんな感じで他の机や椅子もやっててもらえるかな?」

 

 

 

 

マヤ「任せて!これくらいならいつもやってたから」

 

 

 

 

グリー「終わったら声かけてね」

 

 

 

 

マヤ「(どんな事するのか気になってたけど、まさか掃除をするなんて。まあ、この後が本番だもんね。しっかりやらないと)」

 

 

 

数分後

 

 

 

マヤ「グリーさん、終わったよ」

 

 

 

 

グリー「あ、ありがとう。それじゃあ後は僕が床を掃除するだけだから、マドリーさん達の所にいってきてもらえる?」

 

 

 

 

マヤ「わかった」

 

 

 

厨房

 

 

 

マヤ「すみませーん」

 

 

 

 

マドリー「あら、マヤちゃん。丁度よかったわ。これからマヤちゃんに、お客様への挨拶やメニューの取り方を教えようと思ってたの。私と一緒に練習しましょう」

 

 

 

 

マヤ「わかりました」

 

 

 

 

マドリー「まず、わかると思うけどお客様が入ってきた時はいらっしゃいませって言うの。その反対で出て行った時はありがとうございましたって言ってね」

 

 

 

 

マヤ「それは確かに他の店も全部そうですよね」

 

 

 

 

マドリー「ここは大丈夫よね。それで、その時に確認する事があってお客様の人数を聞いてほしいの。その人数によって席が変わるわ。一人ならカウンター席、二人以上ならテーブル席ね。

 

 

 

案内するのは空いてる席ならどこでもいいんだけど、そこをしっかり確認する事を忘れないでね」

 

 

 

 

マヤ「なるほど。わかりました!」

 

 

 

しばらくして

 

 

 

マドリー「どう?メニューの聞き方、簡単に説明したけどわかったかしら?」

 

 

 

 

マヤ「少しはわかったんですけど、言えるかはわかんないです」

 

 

 

 

マドリー「そうよね。それじゃあ、私がお客様のつもりで少し練習してみましょう。入る所からやってみるわね」

 

 

 

 

マヤ「お願いします!」

 

 

 

 

マドリー「ガラガラ」

 

 

 

 

マヤ「いらっしゃいませ!お客様は一名様ですか?」

 

 

 

 

マドリー「はい」

 

 

 

 

マヤ「わかりました。カウンター席にご案内します。こちらでよろしいですか?」

 

 

 

 

マドリー「ありがとうございます。いいじゃない。ここまではバッチリよ。それじゃあ、メニューが決まったって事にするわね。すみませーん」

 

 

 

 

マヤ「ご注文をお伺いします」

 

 

 

 

マドリー「アップルパイとショートケーキ、それにアイスコーヒーを一つお願いします」

 

 

 

 

マヤ「はい。.........ご注文の方繰り返します。アップルパイが一つ、ショートケーキが一つ、アイスコーヒーが一つでよろしかったでしょうか?」

 

 

 

 

マドリー「大丈夫です」

 

 

 

 

マヤ「ありがとうございます。少々お待ちください」

 

 

 

 

マドリー「完璧じゃない!凄いわ、マヤちゃん!グリー君なんてたどたどしてたのに」

 

 

 

 

マヤ「ありがとうございます。思ってるよりもできたみたいでよかったです」

 

 

 

 

グリー「うう........マヤさん、凄い」

 

 

 

 

ビル「ハハハ!追い抜かれちまうかもしれねえぞ、グリー」

 

 

 

 

マドリー「まあメニューはたくさんあるけど、まずは言われた物をしっかり書いて、私達に伝えてくれればこっちで何とかするわ」

 

 

 

 

ビル「注文は必ず俺達に伝えにきてくれ。そうじゃないとわからなくなるからな」

 

 

 

 

マヤ「はい!わかりました」

 

 

 

 

グリー「もし質問とかされたら、マドリーさん達に聞いてくれれば大丈夫だから」

 

 

 

 

マドリー「そろそろ開店準備ね。最初は私もホールにいるけど、途中でこっちに来ちゃうからそこからはグリー君と一緒に頑張って」

 

 

 

 

マヤ「はい!ついに開店しちゃう。ドキドキしてきた」

 

 

 

 

ビル「ハハハ!あまり緊張しすぎるなよ?まあ、グリーみたいに真っ青になるよりはいいけどな」

 

 

 

 

グリー「ちょっ、ちょっとビルさん!やめてくださいよ!」

 

 

 

 

マヤ「いしし、グリーさんも最初は緊張してたんだね」

 

 

 

 

グリー「そ、そりゃあね。まあ、ビルさんも言ってたみたいに僕に比べればマヤさんはまだ大丈夫そうだよ。頑張ろうね」

 

 

 

 

 

 

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