ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

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初めての仕事2

開店後

 

 

 

グリー「まあ開店して最初の方はお客さんも多くないから、僕やマドリーさんがやってみるのを見てそれで確認してみるといいと思うよ」

 

 

 

 

マヤ「わかった!」

 

 

 

 

マドリー「少し時間があって特に何もする事無かったら、邪魔にならない程度でお喋りしてて大丈夫よ」

 

 

 

 

マヤ「はい!」

 

 

 

カラン

 

 

 

三人「いらっしゃいませ!」

 

 

 

グリーがお客達の前に出た

 

 

 

グリー「何名様でしょうか?」

 

 

 

 

男性「二人なんですけど」

 

 

 

 

グリー「二名様ですね。テーブル席の方へご案内します」

 

 

 

 

男性「はい」

 

 

 

 

マドリー「あんな感じでよろしく頼むわね。グリー君がどんな風にしてるか見てて学んでね」

 

 

 

 

マヤ「はい」

 

 

 

 

グリー「ご注文決まりましたらまたお呼びください」

 

 

 

その後

 

 

 

酒場には数人お客が入っていた

 

 

 

グリー「それじゃあ次はマヤさんがやってみようか。大丈夫だよね?」

 

 

 

 

マヤ「うん。もう大丈夫だと思う。緊張も取れてきたし」

 

 

 

 

グリー「ふふ、よかった。あ、来るみたいだよ」

 

 

 

カラン

 

 

 

マヤ「いらっしゃいませ。何名様でしょうか?」

 

 

 

 

女性「えっと、四人です」

 

 

 

 

マヤ「四名様ですね。テーブル席にご案内します」

 

 

 

 

女性「ありがとうございます」

 

 

 

 

マヤ「こちらでよろしかったでしょうか?」

 

 

 

 

女性「大丈夫です」

 

 

 

 

マヤ「それでは注文が決まりましたらまたお呼びください」スタスタ

 

 

 

マヤはカウンターに戻っていく

 

 

 

グリー「成功だよ、マヤさん!やったね!」

 

 

 

 

マヤ「うん!自分でもうまくいったと思ってる。注文もこの調子でいこう」

 

 

 

グリーとマヤは小さくハイタッチをした

 

 

 

しばらくして

 

 

 

女性「すみませーん」

 

 

 

 

マヤ「はい。ご注文お伺いします」

 

 

 

 

女性「フォッチャ二つと卵サンドイッチ、あとカルボナーラ。飲み物がアイスコーヒー四つでお願いします」

 

 

 

 

マヤ「はい。.........ご注文繰り返します。フォッチャが二つと卵サンドイッチ、カルボナーラとアイスコーヒーが四つでよろしかったでしょうか?」

 

 

 

 

女性「大丈夫です」

 

 

 

 

マヤ「ありがとうございます。ごゆっくりどうぞ」

 

 

 

 

グリー「あ、大丈夫だった?厨房に行って伝えてきてね」

 

 

 

 

マヤ「うん。少し多かったけど大丈夫」

 

 

 

厨房

 

 

 

マヤ「フォッチャ二つと卵サンドイッチ、カルボナーラにアイスコーヒー四つお願いします」

 

 

 

 

ビル「おう。どうやら問題なかったようだな」

 

 

 

 

マドリー「緊張しなかった?最初にしては頼まれた数も多いじゃない」

 

 

 

 

マヤ「大丈夫でした。間違えないか不安でしたけど、確認して大丈夫と言われて安心しました」

 

 

 

 

ビル「それならよかったぜ。それじゃあ引き続き頑張ってくれよ。これから昼になるからな。客も注文も多くなる。疲れたらすぐに伝えてくれよ」

 

 

 

 

マドリー「そうね、初日だもの。無理は駄目だからね」

 

 

 

 

マヤ「はい。ありがとうございます」

 

 

 

その後、お昼になりお客がますます増えていった

 

 

 

後片付けが終わった夕方ごろ、厨房で

 

 

 

マヤ「すみません。二回持っていく所を間違えてしまって」

 

 

 

 

マドリー「いいのよ。全然気にしないで」

 

 

 

 

グリー「そうだよ。最終的にはしっかり届いたんだからさ」

 

 

 

 

マヤ「だって、それはグリーさんが間違ってる事を伝えてくれてお客様に謝ってくれたから」

 

 

 

 

ビル「そう落ち込むな。失敗は成功のもと。次はしっかりしようって思てるなら次からはきっと大丈夫だ。寧ろ、失敗してくれて俺は安心したぜ。初心者なのに失敗の一つもないなんて、それはそれで少し怖いからよ」

 

 

 

 

マドリー「ビルさん、最後はあまりいい励ましになってません。マヤちゃん、それでも私達から見たらとってもいい働きだったわよ」

 

 

 

 

グリー「そうそう。案内もメニューを聞くのも間違えなかったじゃん。僕は何回も間違えてたのに」

 

 

 

 

マドリー「噛んだり違うメニューが書かれたりしてたわよね」

 

 

 

 

グリー「あ、あまり詳しく言わないでくださいよ」

 

 

 

 

マヤ「いしし。皆さんありがとうございます。これから頑張っていきますね」

 

 

 

 

ビル「ああ、こっちも頼りにしてるぞ。それじゃあまた明日だな。グリー、送っていってやるんだ」

 

 

 

 

グリー「わかりました」

 

 

 

 

マヤ「え?私は大丈夫だよ。グリーさんも気にしないで」

 

 

 

 

マドリー「あら、駄目よマヤちゃん。まだ少し明るいと言ってももうすぐで夜だわ。そんな時間に女の子一人は危険よ。グリー君を頼っちゃいなさい」

 

 

 

 

グリー「そうだよ、マヤさん」

 

 

 

 

マヤ「そう?じゃあそうしてもらうね。ありがとう、グリーさん」

 

 

 

その後、帰り道

 

 

 

グリー「よかったね、マヤさん。大成功じゃん」

 

 

 

 

マヤ「グリーさんのフォローがあったからだよ。それにしても、失敗したって思うと焦っちゃうね」

 

 

 

 

グリー「そうそう。僕も何度ドキドキしたかわかんないよ」

 

 

 

 

マヤ「明日も同じ時間で大丈夫かな?」

 

 

 

 

グリー「うん。また僕が迎えにいくよ」

 

 

 

 

マヤ「ええ!?申し訳ないよ。私一人でもいけるよ」

 

 

 

 

グリー「大丈夫、大丈夫。僕がそうしたいだけだから」

 

 

 

 

マヤ「そうなの?いしし、ありがとね」

 

 

 

デルカダール城 大広間

 

 

 

マヤ「わざわざありがとね、グリーさん」

 

 

 

 

グリー「うん。これからよろしくね」

 

 

 

 

ルナ「あ!マヤお姉ちゃんだ!おかえり!」

 

 

 

 

マヤ「あ、ルナ!それにマーズさんも」

 

 

 

 

マーズ「マヤちゃん、おかえりだな。ん?そこの君は?」

 

 

 

 

グリー「あ、兵士さん。こんばんは。僕は今日からマヤさんが働く事になった店の者です」

 

 

 

 

ルナ「もしかして、グリーさんって人ですか?」

 

 

 

 

グリー「え?そ、そうだよ。どうして知ってるの?」

 

 

 

 

ルナ「だってマヤお姉ちゃんがご飯の時に前に話しモゴモゴ」

 

 

 

マヤはルナの口を塞いだ

 

 

 

マヤ「ル、ルナ!恥ずかしいから駄目!そ、それじゃあね、グリーさん!また明日!」

 

 

 

 

マーズ「わざわざ送ってくれたのか。ありがとう」

 

 

 

 

グリー「そんな。お礼言われるような事じゃないですよ。それじゃあ、僕もこれで」

 

 

 

夕食時

 

 

 

マヤは今日の事を色々話していた

 

 

 

マヤ「それでね、お昼になってお客さんがたくさん来たんだけど、その時にできたメニューを運ぶ先を間違えてたんだよ」

 

 

 

 

グレイグ「ほう。それは少しまずいのではないか?」

 

 

 

 

マヤ「そうなんだよ。グリーさんも注文とってたし、マドリーさん達も忙しそうでその人達に違うって言われるまで気づかなかったんだよ。

 

 

 

その時に私がかなり焦っちゃってたんだけど、グリーさんが気付いてくれてすぐに謝った後、正しい場所に運んでいってくれたんだ」

 

 

 

 

デルカダール王「なるほど。しかし、ミスなどして当たり前だ。始めは間違ってもしばらくすれば治るはずだ」

 

 

 

 

マヤ「ありがとう、王様」

 

 

 

 

ラース「それ以外のミスはなかったのか?」

 

 

 

 

マヤ「まあ、特に目立った事はなかった......はず」

 

 

 

 

ラース「へえ、やるじゃないか、マヤ。そんな小さなミスしかしなかったなんて」

 

 

 

 

マルティナ「本当ね。偉いわ、マヤちゃん」

 

 

 

 

カミュ「それで?楽しかったか?マヤ」

 

 

 

 

マヤ「大変だったけど、ああいうのはやりがいがあるっていうんだよね。しっかり終わった後、達成感があってさ。こう、できたーって感じで」

 

 

 

 

マルティナ「そうよね。それは大事な気持ちだわ。続けられそうね」

 

 

 

 

ルナ「そういえば、私さっきグリーさんに会ったんだよ」

 

 

 

 

マルス「本当!?いいなー、どんな人だった?かっこよかった?」

 

 

 

 

ルナ「優しそうな赤い髪の人だった。マヤお姉ちゃんと色が反対で綺麗だった」

 

 

 

 

グレイグ「優しそう、か。羨ましいセリフだ」

 

 

 

 

ラース「グレイグや俺には初対面じゃ絶対に言われない言葉だな」

 

 

 

 

ルナ「あ!ねえマヤお姉ちゃん、何でさっき私の口塞いじゃったの?」

 

 

 

 

カミュ「塞いだ?なにしてんだよ、マヤ」

 

 

 

 

マヤ「だって!グリーさんの前で、私がグリーさんの話を前にしたって言おうとするから恥ずかしいって思ってさ。ごめんね、ルナ」

 

 

 

 

デルカダール王「ハッハッハ!なるほど。確かに本人に聞かれるのは少しばかり恥ずかしいかもしれんな」

 

 

 

 

ルナ「よくわかんないけど、いいよー」

 

 

 

 

ラース「明日からずっと働くのか?」

 

 

 

 

マヤ「うん。どんどん慣れていかないとね」

 

 

 

 

グレイグ「カミュはどうするのだ?城にずっといても構わないが」

 

 

 

 

カミュ「いや、仕事が続いてる時もあるからな。流石に俺はクレイモランに戻るさ。だが、様子を見に頻繁に帰ってはくるけどな」

 

 

 

 

ラース「わかった。マヤ、がんばれよな」

 

 

 

 

マヤ「うん!これからお金を稼いでそのお金で誰かを救ってみせるよ」

 

 

 

 

 

 

 

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