バンッ!
急に扉が開けられ、数人の人達が入ってきた
観光客達「おお!これが幸福を与えてくれる壁画の美女か!」
カミュ「おい!何だアンタら。俺達が見てたってのに」
観光客達「アンタらこそ何だ。さっきから壁画を見てたくせに。ご利益はみんなのものだ」
カミュと観光客は険悪な雰囲気になっていた
セーニャ「イレブン様、一旦この場からは離れた方がよさそうですね」
イレブン「ちょっと待って。すみません、この中にメルちゃんという子の親はいらっしゃいませんか?」
観光客達「誰?それ?知らないな」
観光客達はそれぞれ顔を見合わせた後、そう言った
イレブン「わかりました。すみませんでした」
遺跡前にて
ベロニカ「ふう。壁画の人気甘く見てたわね」
カミュ「それでイレブン、さっきのメルちゃんってのは誰だ?」
イレブン「親とはぐれた子を見つけてね。シルビアと一緒に探してるんだ。今シルビアが村の方を探しに行ってくれてるんだ」
カミュ「そうか。そいつは大変だ。みんなで手分けして探そうぜ」
その時、遠くからシルビアが走ってきた
シルビア「おーい。イレブンちゃーん。こっちはダメね。収穫なしだったわ。そっちはどうだった?」
イレブン「こっちにもいなかったよ」
シルビア「彼女のご両親どこに行っちゃったのかしら。メルちゃんも一人で心細いだろうし、もう一度彼女に会ってみましょう」
プチャラオ村
村に戻るとメルちゃんの姿も消えていた
シルビア「あれー?おかしいわね?メルちゃんもどこか行っちゃったわ」
ラース「おーい。シルビア達ー」
遠くからラースとロウとマルティナがやってきた
イレブン「どうしたの?ラース達」
ラース「前にマルティナ達と泊まった宿の女将さんが、俺達のことを覚えていてくれてな。今回もタダにしてもらえたんだ。
ただ、そこの女将さんが言うには、壁画を見に行ったお客さんが何人か帰ってきていないらしいんだ。だから、何か壁画には秘密があるかもしれないと思ってな。みんなを集めていたんだ」
ベロニカ「イレブン、もう一度壁画まで戻ってみましょう」
遺跡前
メル「.....」
シルビア「あら?あそこにいるのメルちゃんじゃない?おーい、メルちゃーん」
メル「....」スタスタ
しかし、シルビアの声は聞こえなかったようでメルちゃんは無言で去っていった
シルビア「遺跡の方に向かっていくわね。あたし達も追いかけましょう」
遺跡内部
絵の場所まで行くと、そこには誰もいなかった
シルビア「あら?誰もいないじゃない。メルちゃんこっちの方に歩いてこなかった?」
ラース「確かに変だな。迷子はこっちに向かってたはずだがな」
セーニャ「あら?....何だか壁画の絵、先ほど見た時と違いませんか?」
カミュ「なあ、変な事言うようだが、ここに描かれてるヤツらさっきの連中に似てないか?」
ベロニカ「.....何だか嫌な予感がするわ。早くここから出ましょう」
グラグラグラ
突然遺跡が大きく揺れ始めた
ロウ「いかん!様子がおかしいぞ」
マルティナ「あ!扉が閉まっていくわ!」
ギィィィ!バタン!