カミュ「いい事って何だよ、シルビアのおっさん」
シルビア「最近聞いたんだけど、今プチャラオ村で感謝祭りってのをやってるらしいわ。それに、お祭りだからいろんな食べ物や料理も並んでるんですって。今から行ってみましょうよ」
ベロニカ「へえ、面白そうね。私は賛成だわ」
セーニャ「私も楽しみですわ」
マルティナ「お祭り.....。ふふ、久しぶりだわ。ラースが好きそうだけどとことん彼は今日運がないみたいね」
グレイグ「そうですね。ラースは今日は厄日に違いありませんな。ラースの分まで楽しんできましょう」
イレブン「皆でお祭り!いいじゃん!僕もお祭りなんて久しぶりだよ」
カミュ「このメンバーで祭りなんて中々ねえからな。俺も賛成だぜ」
シルビア「それじゃあロウちゃんが戻ってきたら早速出発しましょう」
数分後
ロウ「今日はお城はこれで閉める事にしたぞい。特に何も用事はないからの。それにしてもお祭りとはまた楽しみじゃのう」
イレブン「それじゃあルーラでプチャラオ村まで行くね。皆、掴まっててね」
シルビア「ルーラなんて久しぶりだわ〜」
ベロニカ「私も最近は使う側ばかりだったからこっちは久しぶりね」
カミュ「旅の頃を思い出すな」
イレブン「ルーラ!」
プチャラオ村
全員「うわぁ〜」
村はいろんなところに花が飾られており、雰囲気も変わっていた。また、お祭りという事もあり多くの人や出店が出回っていた
グレイグ「ほう。これはまた立派なものだな」
カミュ「前来た時とは随分と雰囲気が変わったな」
女性「こんにちは。プチャラオ村へようこそ。今、感謝のお祭りをやっていまして、これは村に来てくれたお客様へのプレゼントなんです。よかったら、お一人様一つずつどうぞ」
ロウ「赤い花。綺麗じゃのう。しかし、どうして花をプレゼントしておるんじゃ?」
女性「こちらの花々の花言葉は感謝。相手にありがとうの気持ちを込めて贈ったのがこのお祭りの始まりなんです。今でもこの時期に、こちらのバラやガーベラの花を贈る方が村には多いんですよ。
よかったら、旅人さん達も誰かに感謝の気持ちをお伝えしてみてはどうですか?では、楽しんできてください」
女性は去っていった
シルビア「そんな意味があったのね。とっても素敵だわ!」
ベロニカ「私の花はガーベラね。感謝.....。少し恥ずかしいわね」
セーニャ「お姉様!いつもありがとうございます!」
ベロニカ「え、私に?......ふふ、ありがとう、セーニャ。私もセーニャにはいつも感謝してるわ。ありがとう」
セーニャ「ありがとうございます!お姉様!」
イレブン「二人はいつも仲良しだね」
マルティナ「花にのせて感謝を伝える。ラースに渡してあげないと」
グレイグ「少々恥ずかしいですな」
カミュ「感謝ねえ.....。柄じゃねえししなくてもいいか」
シルビア「駄目よ、カミュちゃん!相手に気持ちを伝えるのって凄く大事な事なのよ!ちゃんとしっかり伝えましょう」
カミュ「まあ......わかったよ」
ロウ「イレブンや、いつもユグノアのために働いてくれてありがとのう。わしからの気持ちじゃ」
イレブン「おじいちゃん.....。ううん、僕はそんな大した事できてないよ。おじいちゃんや皆が支えてくれたからだよ。僕こそいつも助けてくれてありがとう、おじいちゃん」
ロウ「ほほ、孫から貰った感謝の花。一生大事にせんとな」
ベロニカ「そろそろお祭りの方も見に行きましょう」
セーニャ「あちらに限定スイーツと書かれてありますわ!早速行きましょう、お姉様!」
マルティナ「それは私も気になるわね。セーニャ、ベロニカ、一緒に行きましょう」
グレイグ「姫様、私もついていきます」
シルビア「あら、駄目よグレイグ。ここはアタシに任せて。三人ともしっかり守ってみせるから」
グレイグ「だ、だが、ゴリアテ。俺は姫様をお守りせねば」
シルビア「マルティナちゃんだって久しぶりのお休みなんでしょ?それなら、普段の事だって少しは忘れさせないと。グレイグがいたらマルティナちゃんだって休みにくくなっちゃうわ。グレイグもお祭り楽しんできなさいよ」
グレイグ「む、むぅ.......。わかった。頼んだぞ、ゴリアテ」
イレブン「カミュ、おじいちゃん、グレイグ、皆で回ろう。あっちに的当てがあるみたいだよ。皆で勝負しよう」
カミュ「お、勝負か。なら負けられねえな」
ロウ「ボールを的に当てるのか。これならわしでもできそうじゃな。わしは負けんぞ」
夕方ごろ
マルティナ「.......あら、綺麗ね」
セーニャ「どうかされましたか?マルティナ様」
マルティナ「ここの並んでる花達が綺麗だなと思って」
シルビア「あら、本当ね。いろんな種類があっていいじゃない」
女性「ありがとうございます。こちらはお祭りにちなんだ花を飾っているんです。他にも色々ありますので、よければご覧になって行ってください」
ベロニカ「お祭りにって事は花言葉がこれも感謝だったりするのかしら?」
女性「そうですね。また、花言葉は一つだけではないので似た意味を持つ花なども置いてあります。愛や信頼などもありますよ」
セーニャ「素敵ですわ。お父様達にお土産に買っていきましょう」
ベロニカ「いいわね。お母さん達きっと喜ぶわ」
シルビア「アタシも見ていくわ」
マルティナ「このお花はなんていう花なのかしら?」
女性「そちらはキキョウという花になります。花言葉は永遠の愛。お気に召されましたか?」
マルティナ「そうね。なんだかとても気に入ったわ。おひとつ貰ってもいいかしら?」
女性「はい、ありがとうございます。花束にする事や植木鉢に多少加える事もできますがどうなさいますか?」
マルティナ「いえ、このままで大丈夫よ」
女性「わかりました。少々お待ちください」
シルビア「あのお花ちゃん、なんだかマルティナちゃんに似てたわ。凛と咲いてる感じがね」
マルティナ「そうかしら?ふふ、ありがとう、シルビア」
数分後
女性「お待たせしました」
マルティナ「あら?この小さなお花達は?」
女性「少しサービスです。そちらはカスミソウ。花言葉は幸福や清き心。そして、感謝。キキョウを飾るお花になっておりますのでよかったらご一緒にどうぞ」
マルティナ「ふふ、ありがとう。ありがたく貰うわね」
その後
イレブン「あ、シルビア達も来た」
シルビア「あら、イレブンちゃん。ここでなにしてるのかしら?」
ベロニカ「なにか看板に書いてあるわね。瓦割り大会?」
イレブン「うん。夜になってからここで瓦割り大会があるんだって。一番多く瓦を割った人が優勝で、いろんな商品が貰えるんだよ」
セーニャ「武器など禁止で素手のみと書いてありますね。あら、商品は思っているより色々あるのですね。まあ!お姉様、スイーツの盛り合わせまでありますわ!」
ベロニカ「甘いもの好きな男も多いものね。内容は男達が喜びそうなものが多いわね。あら?ホムラのお酒ってラースが好きなやつだったわよね?」
イレブン「うん。だからそれ狙いで僕達が出場してみようかなって。ラースのお土産になるでしょ?」
マルティナ「いいわね。それに、武器なしなら私も出たいわ」
イレブン「マルティナも出てくれるの?助かるよ。少し待ってて。受付にいるカミュ達に伝えてくるから」
しばらくして
シルビア「ロウちゃんは出るのかしら?大丈夫?」
ロウ「それがわしも出ようとしたんじゃが、イレブンに止められてしまってのう」
ベロニカ「おじいちゃんはもう歳だし仕方ないわよ。私達と一緒に応援してましょう」
セーニャ「ステージに瓦が置かれていきますわね。あれを素手で割るなんてとても痛そうです。大丈夫なんでしょうか?」
ロウ「普通にやってしまえば痛いが、上手くやれば痛みはそこまでないんじゃ。まあ、瓦自体も脆いから力任せにやっても大丈夫じゃがな」
シルビア「ラースちゃんもいればよかったのに。あの子こういう事得意よね?」
ベロニカ「そうね。ラースならかなりいい所までいけそうだったわよね」
セーニャ「ですが、イレブン様もカミュ様もグレイグ様もマルティナ様も力はお強いです。きっと優勝してくれると思いますわ」