ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

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問題児?バン

次の日の夕方、デルカダール城

 

 

 

訓練場

 

 

 

ラース「よう、お疲れ様。バンとベグルいるか?少し頼みがあるんだが」

 

 

 

 

ガク「あ、お疲れ様です、ラース将軍。バンさんとベグルさんなら先程城下町に見回りに行かれましたよ」

 

 

 

 

ジール「俺達が後で伝えましょうか?」

 

 

 

 

ラース「あー、そうだな。お願いしてもいいか?大したお願いじゃないんだが、ダーハルーネに用事があってな。そこでスイーツの調達と周辺の魔物の様子を確認してきてほしいんだ。より詳しい事は夜俺達の部屋に来いと伝えてくれ」

 

 

 

 

ガク「わかりました。伝えておきますね」

 

 

 

 

ラース「ああ、頼んだぞ。それとジール、せいけんづきの足の踏み込みはもっと深く大胆に進んで大丈夫だぞ。今より二歩分くらいな」

 

 

 

 

ジール「は、はい!ありがとうございます!」

 

 

 

 

ラース「じゃあ練習頑張れよな」

 

 

 

その夜、マルティナとラースの部屋

 

 

 

コンコン

 

 

 

バン「師匠、いらっしゃいますか?バンとベグルです」

 

 

 

ガチャ

 

 

 

マルティナ「あら?バンとベグルじゃない。どうしたの?」

 

 

 

 

ベグル「あ、マルティナ様、夜遅くにすみません。ラース将軍に用事の事を聞こうと思っていて。ラース将軍はいらっしゃいますか?」

 

 

 

 

マルティナ「ああ、そうだったの。入っていいわよ。ラースは今トイレに行ってるの。すぐ戻ってくるわ。.....なんて言ってたら、ね」

 

 

 

ガチャ

 

 

 

ラース「ああ、二人とも来てくれたか。呼び出してすまないな」

 

 

 

 

マルティナ「私は一度いなくなった方がいいかしら?多分お父様のスイーツの事よね?」

 

 

 

 

ラース「そう、その話だ。別にここにいて大丈夫だぞ。話はすぐだからな」

 

 

 

 

バン「スイーツ店は前にも何度か行った事あるあの店でいいんですか?」

 

 

 

 

ベグル「あの店、ダーハルーネでも結構な人気店ですよね。俺も一度食べた事ありますよ」

 

 

 

 

マルティナ「あそこのケーキも美味しいわよね。でも、今回は違うお店なの」

 

 

 

 

ラース「バンは一度会った事あるよな。俺の友人がやってる店に頼もうと考えていてな」

 

 

 

 

バン「ああ!あの店長さんのお店ですか。でも、俺行った事はありませんよ」

 

 

 

 

ベグル「俺は知りませんね。ラース将軍、ダーハルーネに友人がいたんですね」

 

 

 

 

マルティナ「なにかと私達は彼にお世話になってるのよ。だから、これからはそこのお店のケーキを買おうかと思ってるの。かなり美味しいから私も気に入ってるの」

 

 

 

 

ラース「店長にはこれから連絡するから案内も頼もうと思っている。バン達はダーハルーネの入り口で待っていれば大丈夫だ。あと魔物の事だが、ダーハラ湿原の魔物の様子や変化があったら見てきてくれ。余裕があったら霊水の洞窟も頼む。明日お願いしてもいいか?」

 

 

 

 

バン「あ。師匠、明日はちょっと......」

 

 

 

 

ラース「ん?何か用事だったか?」

 

 

 

 

ベグル「俺が明日休むんです。ジェーンが祠を見に行くのでそれの護衛なんです。バン、休み取ってくれたんじゃなかったのかよ」

 

 

 

 

バン「い、いや、今出そうと思っててよ。師匠、これベグルの休み申請票です」

 

 

 

 

ラース「なるほどな。わかったぞ」

 

 

 

 

マルティナ「ジェーンの夢は確か本を出すんだったわよね。どんな感じなの?」

 

 

 

 

ベグル「もうかなり出来上がってきているんです。明日で観に行くのは終わりになりますね」

 

 

 

 

ラース「おお!そこまで進んでいたのか。なら、夢ももう少しで終わりだな。ベグル、よかったじゃないか」

 

 

 

 

バン「となると、もう少しで結婚もするんだな。花嫁の姿ってのはいいものだもんな。別人かってくらい綺麗になるしよ」

 

 

 

 

ラース「そうだよな。マルティナもあの姿が一番綺麗だったもんな。懐かしいな」

 

 

 

 

マルティナ「ふふ、ありがとう。ラースもカッコよかったわよ」

 

 

 

 

ベグル「まだ実感湧きませんね。ジェーンともまだ話はそこまであがってないんですよ。まあ、話が少し逸れましたね。急な連絡になってすみません」

 

 

 

 

バン「あ、俺も。遅れてすみません。俺一人でも行った方がいいですか?」

 

 

 

 

ラース「......バン一人....ねえ」

 

 

 

ラースは目を閉じて、少し考えている

 

 

 

マルティナ「ふふ、それはどうかしらね。あまりいいとは思わないけど」

 

 

 

マルティナも少し苦笑いしている

 

 

 

ベグル「無理だな」

 

 

 

ベグルは即座に断言する

 

 

 

バン「み、皆して!?なんでですか!?俺、別に大丈夫ですよ!というか、ベグルは決定が早過ぎるだろ!」

 

 

 

 

ラース「何か問題を起こされても困るんだよな。放っとくと何するかわからねえし」

 

 

 

 

バン「俺、そんなに問題児ですか!?」

 

 

 

 

ベグル「勝手にフラフラどっか行くしよ。それで前に違う物見つけて、はしゃいで周辺の魔物が騒ぎ始めた事もあっただろうが」

 

 

 

 

バン「うぐっ.....」

 

 

 

 

ラース「魔物の様子見だったのに、そのせいで暴れた魔物を仕方なく大人しくさせる羽目になったもんな。報告書によれば、それで無駄な薬草とかが消費されたらしいな」

 

 

 

 

バン「うぐっ......」

 

 

 

 

マルティナ「まあそんな責めないであげて。バン、今回は別に急ぎじゃないから平気よ。数日後で大丈夫だから、ベグルの休みの後にお願いできるかしら?」

 

 

 

 

バン「は、はい。マルティナ様、ありがとうございます.....。二人がいつも俺の事虐めてくるんですよ」

 

 

 

 

ラース「マルティナに甘えんな。変わりのない事実だろうが」

 

 

 

 

ベグル「ラース将軍の言う通りだな。もっとしっかりしてほしいものだ」

 

 

 

 

マルティナ「まあ、バンは大事な所ではしっかりしてるから今のままでも私は大丈夫よ。もう少し頑張ってもいいとは思うけど、ベグル達がしっかりしてるから甘えちゃうのよね」

 

 

 

 

バン「そう!!そうなんですよ、マルティナ様!わかってくれますか!!」

 

 

 

 

ラース「マルティナ、バンを甘えさせなくていいんだぞ。こいつ、すぐ調子にのるからな」

 

 

 

 

ベグル「あ、ありがとうございます。マルティナ様」

 

 

 

ベグルもマルティナの言葉に嬉しそうにしている

 

 

 

ラース「あー、ベグルまで照れ始めた。ほら、話は終わりだ。また数日後頼んだぞ」

 

 

 

ラースは面倒になり、二人を押していく

 

 

 

バン「あー、師匠。俺、もっとマルティナ様とお話ししたいです!」

 

 

 

 

ラース「駄目だ。もう用事は済んだだろうが。さっさと帰れ」

 

 

 

 

ベグル「ほら、バン。帰るぞ。ラース将軍、マルティナ様、失礼しました」

 

 

 

 

バン「.....失礼しました」

 

 

 

 

マルティナ「大丈夫よ。明日もよろしくね。ベグルは明日頑張って」

 

 

 

 

 

 

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