次の日の昼過ぎ、デルカダール城 大広間
ラースとマルティナはバンとベグルと話していた
バン「え?俺達が行かなくてよくなったんですか?」
ラース「ああ。王様がどうせなら二人で行ってくるといいって言ってな。休みをくれたんだ。だから俺とマルティナで行ってくるからあの件は大丈夫だ」
ベグル「なるほど、わかりました。それでは俺達は訓練場にいますね」
マルティナ「ええ。また何かあったらよろしくね」
バンとベグルは訓練場へ向かっていった
ラース「さて、久しぶりのデートだな!マルティナ」
マルティナ「もう!またそういう事いって。まあ、間違ってはいないのだけど」
ラース「この前の時は惜しくも出来なかったからな。今回はそのリベンジだ」
マルティナ「まあ私も久しぶりにあのお店のケーキ食べたいわ。早速行きましょう」
ラース「そうだな」
ダーハルーネの町 カフェ
カラン
店長「いらっしゃいませー。って、来たか。久しぶりだな、ラース、マルティナさん」
ラース「よう、久しぶりだな」
マルティナ「また食べに来たわ」
店長「お、食べてってもくれるのか。ありがたいな。パフェとケーキどっちがいい?」
マルティナ「私は久しぶりにパフェにしようかしら」
ラース「俺はメニューのここからここまで頼むぜ」
店長「........営業妨害か?ラース」
ラース「な、何でだよ!違えよ!」
店長「全く......。見ねえ間にまた食べる量増えたんじゃねえか?マルティナさんもこんな大食い野郎が一緒だと大変だろ?」
シンジは呆れている
マルティナ「食費はまあかかるわね。でも、ラースらしくていいのよ」
ラース「マルティナ、食費の事は他のやつに言わないでくれよ」
店長「ラースは時間かかるぞ。それでもいいんだな?」
ラース「おう。出来たら持ってきてくれ」
店長「チッ!こいつだけ腹下しちまえばいいのに」
シンジは渋々戻っていく
ラース「仮にもパティシエが言っていいセリフじゃねえだろ」
マルティナ「それにしてもここは久しぶりだわ」
ラース「だな。またマルス達も連れてきてやろうぜ」
しばらくして
店長「お待たせしました。マルティナさんの分のパフェだ。トッピングも自由にどうぞ。ほら、てめえの分だ。味わって食え」
マルティナ「ありがとう。お土産の分もよろしくね」
店長「ああ。それはもう出来てるから帰りに持って帰ってくれよな。マルティナさんはゆっくりしていってくれ」
ラース「久しぶりに来たってのに雑な対応だな。これが友人に対する態度かよ」
ラースは少し文句ありげに言った
店長「ならもっと俺の事考えて注文しろ。他の注文もあるってのに何でお前のためだけにあんな時間かけなきゃならねえんだよ」
ラース「嬉しくなかったか?」
店長「わかってやってるって知ってるのに腹立つな、こいつ!マルティナさんを見習え!」
マルティナ「ラース、遊ぶのはもうやめてあげて」
ラース「まあそうだな。それなりに楽しめたぜ」
店長「こいつ......ぶっ飛ばしてやりてえ」
その後
ラース「さて、後は魔物の調査だな」
マルティナ「そうね。ラースが普段どうやって調査してるのか気になるわね」
ラース「大した事してねえんだけどな。まあ、ダーハラ湿原に行くか」
その頃、デルカダール城 訓練場
バン「なあ、ベグル。さっき気づいたんだが、少しいいか?」
ベグル「あ?なんだよ」
バン「ジッとしてろよ。おら!」
バンはベグルに蹴りを出した
ベグル「は?......痛え!!」ドサ
ベグルは突然の事に反応出来ず、そのまま蹴り飛ばされた
バン「あ、あれ?おかしいな、さっき」
ベグル「おい......。兵士長さんよ、これはどういう事かな?」
ベグルは怒りを露わにしてバンに詰め寄った
バン「い、いや、これはさっき攻撃が弾かれたように見えてだな!別にベグル様を攻撃しようと思ったわけじゃなくて!」
ベグル「何訳の分からねえ事言ってんだ?そんなに俺に遊んでほしかったなら早く言ってくれりゃよかったのによう」
ベグルは大剣を構える
バン「ち、違。それは、ベグル様の勘違いでして、あの、俺の話を」
バンの顔は青ざめている
ベグル「覚悟しろよ」
ギャアアアア!!
バンの叫び声が上がっている
ダバン「......何やってんだ、あいつら?」
ガザル「バンがまた馬鹿やったか。懲りねえやつだな」
ロベルト「だが、バンの言っていた事は俺も気づいていた」
マーズ「そうなのか?それなら本当にベグルに攻撃当たらねえのか?」
ギバ「ええ!?だとすると、ベグル最強じゃねえか!ただでさえ最恐なのによ!」
ロベルト「いや、今のバンの攻撃は通っていたからな。何が条件だ?」
ダバン「まあいいか。お前ら、ベグルをキレさせるとバンみたいになるからな。気をつけるんだぞ」
新入り達「は、はぁ〜い(助けないんだ)」
バン「ぼばえら.........だずげ......」
バンは這いずりながらそっちに行こうとする
ベグル「お?余裕そうだな。なら、もっと激しくいかせてもらうぜ」
しかし、ベグルに引き戻されていった
ダバン「見たら駄目だぞ。ああなったら止められねえからな」
新入り達「(見たら駄目。見たら駄目)」
隣からは楽しそうなベグルの声とバンがどんどん斬られていく音がしていた
その頃、ダーハラ湿原
ラース「久しぶりに来るとジメジメしてんな。あまり好きじゃねえんだが」
マルティナ「そうね、私も長居はしたくないわ」
ラース「さっさと終わらせよう。まあ、まずは普通に道を歩いていって魔物の様子を見るんだ。数とかも数えていこう」
マルティナ「わかったわ」
少しして
マルティナ「見て、ラース。鳥の巣があるわ。雛もいるみたいよ」
ラース「おお、本当だ。よく見つけたな。可愛らしい。それにしてもはしゃいでるな、マルティナ。楽しいか?」
マルティナ「ええ。久しぶりにラースと外に出れてるからかしら?普段あまり来ない場所だと少しはしゃいじゃうわ。大人気なかったわね」
ラース「別に気にしないさ。ここには俺しかいないからな。マルティナらしくしてればいいんだぜ」
マルティナ「ええ、ありがとう」
その頃、デルカダール地方
魔物「ギィィィ!!」
一匹の魔物がデルカダール城目掛けて魔法を放った
パアアア!
デルカダール城と魔物が赤色に光り始めた
魔物「♪♪♪」
その頃、ダーハラ湿原
ラース「さて、ここら辺までだな。魔物の数はやっぱり減ってるな。住処を変えたか、消失したかだな」
マルティナ「邪神が消えてから魔物も見なくなった種類もいるわよね。あの頃いたのは何でだったのかしら?」
ラース「わからねえな。そこの原因は不明だな。まあ、元から大人しいやつは残ってるし、凶暴なやつがいなくなってくれるなら俺達は助かるからいいんだけどよ」
マルティナ「まあそれはそうだけど」
ラース「思ってたより時間くったな。霊水の洞窟は今度だな」
マルティナ「ふふ、どこかの誰かさんがたくさん食べたもんね」
ラース「お?そうだったのか?それは誰だろうな。困ったもんだ」
マルティナ「もう!とぼけないの。さあ、帰りましょう」
ラース「ハハハ!そうだな」