その頃、デルカダール城 大広間
ベグルとロベルトが話していた
ベグル「たくっ!楽しめたからよかったもののいきなり何すんだ、バンのやつ。攻撃が弾かれた、だったか?そんな事あるわけねえだろ」
ロベルト「今日はまた一段と暴れてたな、ベグル。バンがいつもより酷い有様になってたぞ」
ベグル「俺を急襲してこようなんざ舐められたもんだな。そのお返しを重ねてやっただけだ」
ロベルト「だが、俺もバンと意見は同じだ。攻撃が弾かれたように見えていたぞ」
ベグル「ロベルトまでそんな事言ってんのかよ。疲れてんのか?」
ロベルト「俺は普通だぞ。ベグルこそ何か変化があったんじゃないのか?」
ベグル「俺に?......まさか」
ロベルト「お?やっぱり何かあったの........」
ロベルトが突然黙り込んだ
ベグル「ん?どうした、ロベルト?」
ロベルト「.......」
ロベルトは黙り込んでいる
ベグル「ど、どうした?大丈夫か?」
ロベルトは片手剣をベグルに向けた
ベグル「お、おい!どうした!」
ヒュッ!
ベグルの頬に切り傷がついた
ベグル「な.........」
ロベルト「........」
ロベルトはどんどんベグルに向かって攻撃していく
ベグル「急になんだ!?何が起こりやがった!」
ベグルは避けながら逃げていく
訓練場
ベグル「お前ら!大変だ!!ロベルトがおかしくなりやがった!」
ギバ「........」
ギバが槍でベグルを攻撃してくる
ベグル「ギバまで!!くっ!危ねえ!」
マーズ「.........」
マーズがベグルに魔法を唱える
ベグル「うおっ!マヒャド!!マーズ!訓練場で広範囲魔法は危ねえだろうが!」
ザク!
ベグル「ぐっ!今のは、ブーメラン。という事は!」
ガザル「.........」
ガザルがベグルに向かってブーメランを投げてくる
ベグル「チッ!ここは全滅か!逃げねえと!」
その頃、大広間
ラース「さて、王様に報告しようか」
マルティナ「ええ。お土産もきっと喜んでくださるわ」
ラース「ただ、城が光ってるように見えたんだが気のせいか?」
マルティナ「夕焼けのせいかしらね?」
玉座の間
マルティナ「お父様、グレイグ。今帰りました」
ラース「お休みありがとうございます、王様」
デルカダール王「...........」
グレイグ「.........」
二人は黙っている
マルティナ「お父様?どうされたのですか?」
ラース「グレイグ?黙り込んでどうしたんだよ」
ブレイブ「ガウ!」
ブレイブがラースに向かってきた
ラース「お、ブレイブ。ただいま。急に飛びついてきてどうし、痛え!!」
ブレイブがラースに噛み付いた
ラース「ブレイブ!!何するんだ!離せ!」
マルティナ「ブレイブ!?どうしたのよ!」
マルティナの側にデルカダール王がやってくる
マルティナ「お父様?キャッ!!」
デルカダール王が剣でマルティナに斬りかかった
マルティナ「お父様、本当にどうされたのですか!?」
ラース「痛えぞ、ブレイブ。牙を深く食い込ませやがって。一体どうし........ブレイブ?」
ブレイブ「ガウ!!ガウウ!!」
ブレイブの目から涙が流れている
ラース「..........そうか。本当はこんな事したくねえんだろ?誰かに操られてんだな。体がいう事聞かねえんだろ?お前がこんな事するはずねえもんな。待ってな、必ず仇は取ってきてやる」
グレイグ「........」
ラースの後ろからグレイグが斬りかかる
ラース「しんくうげり!」
ガン!
ラースは斧を蹴り飛ばした
ラース「マルティナ!一旦逃げるぞ!」
マルティナ「ええ!そうした方がいいみたいね!」
マルティナとラースは部屋から走って出ていった
階段前
マルティナ「!?マルス、ルナ!まさかあなた達も!」
階段前にはマルスとルナが通せんぼしていた
マルス「........」
マルスは剣を持ち、向かってきた
ラース「くっ!子ども達に手は出せねえ。マルス、その剣を離すんだ!」
マルスの攻撃をラースが受け止めた
ルナ「........」
ルナはヒャドを唱えてきた
マルティナ「ルナ!やめて!」
ラース「くっ!逃げるぞ、マルティナ!話は通じないようだ」
マルティナ「ええ!」
マルスとルナは追いかけてくる
ラース「ついてくるか。すまない、マルス、ルナ」
ラースはマルスに足をかけて転ばせた
倒れたマルスにつまずき、ルナも倒れ込む
ラース「今のうちに!」
マルティナ「ごめんね、マルス、ルナ!」
大広間
ラース「何が起こりやがった。皆を操りやがって!絶対許さねえ」
ベグル「ラース将軍!マルティナ様!お二人はご無事でしたか!!」
マルティナ「ベグル!あなたは普通なのね!よかったわ!」
ベグル「はい!まずは城から出ましょう!ここは全滅です!」
ラース「そのようだな。ブレイブも王様もグレイグも子ども達もおかしくなっている」
デルカダール城下町 広場
ラース「住民はいつも通りか。城だけ、という事なのか」
マルティナ「ベグル、何があったの?」
ベグル「俺にもわからないんです。急に皆がおかしくなって俺に襲いかかってきたんです」
ラース「ベグルだけ助かった理由もわからねえな。......やっぱり城が光ってるな。夕焼けのせいじゃねえ」
ベグル「城が?.....本当だ。いつの間に」
マルティナ「きっと魔物の仕業よね。ラース、肩から血が止まってないわ。大丈夫?」
ラース「かなり痛いが今は我慢だ。早く犯人を見つけねえと」
女性「マルティナ様!ラース様!どうされたのですか?お二人揃ってここにいるのは珍しいですね」
マルティナ「丁度よかったわ。お城が光ってて様子がおかしいの。何か知らないかしら?」
女性「そういえばそうですよね。少し前に急に城が光りだしたんです。.....あ!そういえば、うちの息子が外にも光ってる珍しい魔物がいたと言っていました。何か関係あるんですかね?」
ベグル「それはいい情報だ。ありがたい」
その時
ヒュッ!
ラース「危ねえ!!」
女性「キャア!」
ブーメランが女性に向かって飛んできて、ラースが庇った
ザク!
ラース「ぐっ!今のうちに逃げるんだ!」
女性「あ、ありがとうございます!」
マルティナ「ブーメラン!?....ガザルね!」
兵士達が全員こちらに向かってきた
ベグル「てめえら!いい加減目を覚ましやがれ!」
ベグルが相手になろうと大剣を構える
マルティナ「待って、ベグル!あなたは原因と思われる魔物の方に向かって!そいつなら何か知ってるはずよ!ここは私達に任せて!」
ベグル「わかりました!お気をつけて!」
ベグルは外に向かっていく
ラース「マルティナ、君もベグルについて行くんだ」
マルティナ「駄目よ!ラースは今手負いなのよ。その体で満足に戦えるの?特にバン相手に」
ラース「それは.....厳しいものがある。わかった。マルティナ、手伝ってくれ」
マルティナ「もちろんよ!」
バンが突撃してくる
ラース「バンの姿怖えな!!血だらけに傷だらけじゃねえか!その体でよく動けるな!」
バンのばくれつきゃく!
マルティナ「くっ!流石ね。素早いわ。でも、ミラクルムーン!」
バン「.........」
バンが後ろに下がる
ダバン「.........」
ダバンがラースに向かって攻撃する
ラース「よっと!せいけんづき!」
ギバ「.........」
ギバが間髪入れずに攻撃する
ラース「ぐっ!ハアアアア!!」ゾーンに入った ちから すばやさ 呪文の威力があがった
ラース「マルティナ、久しぶりに行くぞ!」
マルティナ「任せてちょうだい!さあ、避けれるかしら!!」
ラース「バギクロス!」
ラースが作り出した竜巻がバン達を囲む
マルティナ「ハアアア!!」
マルティナが竜巻に入り込み、風の力を纏った足で蹴りかかる
二人「竜巻旋風脚!!」
ドサドサドサ
バン達は吹き飛ばされ倒れていく
ラース「よし、悪いが気絶していてもらおう」
マルティナ「!?まだだわ!」
バンがラースに向かって雷光一閃突きを繰り出した
ラース「グハア!!!」
マルティナ「ラース!!」
バンはマルティナに向かって氷結らんげきを繰り出した
マルティナ「キャアッ!くっ、ハアアアア!!」マルティナはゾーンに入った すばやさ 魅力 会心率があがった
ラース「ぐっ....。けど、チャンスだ。よし!もういっちょ決めるか!」
ラースは何とか立ち上がる
マルティナ「ええ!終わりにしましょう!」
マルティナがバンに向かい突撃し、攻撃を繰り出す
バン「........」
バンはガードや回避をしていく
ラース「なら、これはどうだ?」
バンの後ろにラースが回り込み、攻撃をしていく
バン「........」
バンは防ぎきれずどんどん攻撃に当たっていく
マルティナ「ラース、行くわよ!」
ラース「おう!」
二人「疾風双脚乱舞!」
バンを挟んで二人で息ぴったりに脚や腕で攻撃をする
二人「終わり!」
バンは倒れた
マルティナ「ふう、なんとかなったわね。ラース、大丈夫?」
ラース「ハァ、ハァ。きっつ......。体力を削られすぎてる。休ませてくれ」
ラースは大の字でそのまま倒れ込んだ
マルティナ「肩の血もいい加減止めないと。応急処置だけど、服の切れ端使って。これで腕と結んで止めておくわ」
ラース「ありがとう、マルティナ。助かる」
マルティナ「ベグルは魔物を見つけたかしら?」