数日後、デルカダール城下町
ラースはビル、マドリー、グリー、マヤと共に新しくお店となる場所へ来ていた
ラース「ここは前に店として開いてた場所だ。少し狭いかもしれんが、使えるようにしておいたからな。ここをお店として構えるといい」
ビル「おお!夢にまで見た本物の店......」
マドリー「本当にいいんですか?私達が.....こんな人間みたいにしても」
ラース「魔物の姿になって襲ったりしない限りな。それをされたら流石にこっちもどうもできない。それが条件だ」
ビル「はい!絶対そんな事はしません。ラース様、本当にありがとうございました!」
マドリー「マルティナ様達にも感謝しきれません。本当にありがとうございます」
マヤ「いしし。よかったね、ビルさん、マドリーさん」
グリー「これから準備とか大変ですよね。僕も手伝います」
マヤ「あ!私も!」
ビル「ああ、二人もありがとな。これからもよろしく頼む」
マドリー「私達を嫌わないでくれてありがとう。また一緒に頑張りましょう」
マヤ「当たり前だよ。ビルさんもマドリーさんもめちゃくちゃいい人だもん。協力しないわけないじゃん」
グリー「マヤさんの言う通りです。僕はお二人にたくさんお世話になりました。少しでもそのお礼ができたら嬉しいです」
ラース「それじゃあ、俺はこれで。何かあったら教えてくれ。マヤに伝えても大丈夫だぞ。じゃあな」
ビル「お店が開けるようになったら王様達に一番に連絡します!」
マドリー「楽しみにしててくださいねー」
ラース「ああ。待ってるぞ!」
その頃、デルカダール城 玉座の間
ルナ「お母さん、コロと遊んできていい?」
マルティナ「ええ、いいわよ。遠くに行かないでね」
ルナ「やった!コロ、行こう!」
コロ「キャン!」
グレイグ「マルスはどうしたのだ?一緒に行かないのか?」
ルナ「マルスは今日ロベルトさん達と特訓するんだって。だから今は訓練場でずっと剣振ってるよ」
グレイグ「ほう、そんな事を。わかった。気をつけて行くんだぞ」
ルナ「はーい。行ってきまーす」
ブレイブ「........」
ブレイブはルナを見ていたが、ついていこうとはしなかった
マルティナ「あらブレイブ、行かないの?前までならついて行ってたのに」
ブレイブ「ガウ、ガウ」
グレイグ「......よくわからないが大丈夫という事なのでしょうか」
ブレイブ「ガウ」コク
マルティナ「そう?まあ、ブレイブがそういうなら大丈夫かしら」
導きの教会周辺
コロ「キャン!キャン!」
コロは走り回っている
ルナ「アハハ!コロ、楽しい?」
コロ「キャン!」ペロペロ
コロはルナを舐めている
ルナ「アハハハ!くすぐったいよ、コロ」
数時間後
ルナ「コロー。そろそろ帰る?」
コロ「キャン!........!?グルルルル」
コロは突然威嚇し始めた
ルナ「え?コロ、どうしたの?そっちに何かいるの?」
コロが威嚇する先には遠いがスモーク達の姿があった
ルナ「あれって、スモークだっけ?ここら辺だと危ない魔物の種類なはず。こんな近くまで来る事ってあったんだ」
コロ「ギャウ!ギャウ!」
コロはスモーク達に向かっていった
ルナ「え!?コロ、駄目だよ!危ないよ!」
ルナも追いかける
ナプガーナ密林前
スモーク達は一匹の魔物に集まっていた
スモーク達「シュ〜」
きりかぶこぞう「ギュ......ギュ」
コロ「ギャウ!!」
スモーク達「!?」
コロが一匹のスモークに噛み付いた
きりかぶこぞう「ギュ!!」
コロ「ガウ!!」
コロはスモークに引っかかるが、スモークに避けられてしまう
スモーク「シュー!」
スモーク達の煙ががコロを包む
コロ「クゥゥ......」
ルナ「メラ!」
ボッ!
スモーク達「シュー!!」
スモーク達がコロから離れていく
コロ「キャン!」
ルナ「もう、コロ!!スモーク達は危ないのよ!襲ったりしたら駄目じゃない!」
コロ「ク、クゥ〜ン」
きりかぶこぞう「ギュ!ギュギュ」
コロ「キャン!」
ルナ「あ、このきりかぶこぞうってたしかコロのお友達。.......そっか。友達を助けたの?ふふ、優しいじゃない、コロ。それなら仕方ないね」
スモーク達「シュ〜!」
スモーク達はまた向かってくる
コロ「ガウ!!」
ルナ「コロ!私も援助するから頑張って追い払おう!メラ!」
スモーク「シュー!」ジュワー
コロ「ガウ!」ガブ!
スモーク「シュー!」ジュワー
スモーク達「シュ.....。シュ〜!」
スモーク達は森へ逃げていった
コロ「ギャン!ギャン!」
ルナ「やった!コロ、追い払えたよ!」
きりかぶこぞう「ギュ!」
コロ「クゥ?」
きりかぶこぞうはコロに自分のやくそうをあげた
コロ「キャン!」
ルナ「うふふ、きりかぶこぞうがお礼してるんだね。可愛い」
きりかぶこぞう「ギィ!」
きりかぶこぞうは手を振りながら去っていった
コロ「キャン!キャン!」
ルナ「よかったね、コロ。お友達助けられて。私達も帰ろっか」
その後、デルカダール城 玉座の間
ルナ「ただいま〜」
コロ「キャン!」
マルティナ「お帰りなさい、ルナ、コロ。楽しかった?」
ルナ「うん!今日、コロとスモーク達を追い払ったの!」
ラース「スモーク達だと?危険な魔物だぞ。一体何をしていたんだ?」
ルナ「コロのお友達のきりかぶこぞうがスモーク達に襲われてるのをコロが見つけて、コロが助けに行ったの。それを私もメラで助けたんだよ。危険な事してごめんなさい」
グレイグ「そういう事か。怪我はなかったか?」
ルナ「コロが少し煙に包まれてたけど、きりかぶこぞうがお礼に自分のやくそうをあげてたから大丈夫だと思う」
ブレイブ「ガウ」
ブレイブはコロの頭に手を置いた
コロ「クゥ〜」
ブレイブ「ガウガウ」ペロペロ
コロ「グルグル」
その後、優しく舐めていた
ラース「ブレイブも心配したようだな」
マルティナ「問題なさそうね。よかったわ」
ルナ「コロ凄かったんだよ。いつもよりずっと早く走ってたし、毛も逆立って爪も伸びてたの!威嚇の仕方や鳴き方もブレイブみたいな感じだったよ」
グレイグ「ほう。確かに俺達はコロが戦う姿を見た事がないな。やはり、もうキラーパンサーになりつつあるという事か」
ラース「出会った頃はあんなに小さかったのが随分大きくなったからな。ブレイブがいるからまだ小さく見えるが、ブレイブが大きいだけで普通のキラーパンサーより小さいくらいな大きさだもんな」
マルティナ「コロ、今日は頑張ったみたいね。立派に成長しているみたいで素敵ね」
コロ「グルグル」
ルナ「コロはいつか今より大きくなったらどうするの?ブレイブと一緒にここにはいられないの?」
ラース「まさか。そんな事したくないさ。コロも俺達の大事な家族の一人だからな」
グレイグ「ああ。だが、魔物の性としてはどうなのだ?コロは一度野生に戻した方がいいのか?」
ブレイブ「ガウ」フルフル
マルティナ「その必要はないみたいね。それなら安心だわ」
ルナ「よかったー。コロだけ離れ離れになっちゃったらどうしようと思っちゃった。コロ、これからも一緒だよ」
コロ「キャン!」