ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

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ダイエット2

一時間後

 

 

 

バン「はあっ!ふんっ!」

 

 

 

シャン!シャン!

 

 

 

バンの攻撃をラースが剣で受け流す度に鈴のような音が鳴っている

 

 

 

ラース「........ここ!」

 

 

 

ラースはバンの僅かな隙を突く

 

 

 

バン「ぐうっ!ミラクルソード!」

 

 

 

シャン!

 

 

 

バンの抵抗の攻撃もラースに受け流される

 

 

 

ラース「少し大振りだったんじゃないか?しんくうげり!」

 

 

 

 

バン「ぐわあっ!!」ドサ

 

 

 

バンは横に吹っ飛んでいった

 

 

 

ラース「よし!今回も俺の勝ちだな」

 

 

 

 

バン「くっそー!欲張りすぎた!」

 

 

 

 

カミュ「いや普通に凄いぞ、バン。俺はこいつになんとか流使う所までいかないからな」

 

 

 

 

ロベルト「鈴鳴流でしたっけ。久しぶりに見ましたけど、あれって対処どうすればいいんですか?」

 

 

 

 

ラース「バン、お前はどうしてるんだ?」

 

 

 

 

バン「あれって俺もどうしようもないから、師匠の集中が切れるまで攻撃し続けるしかないって俺は考えてます」

 

 

 

 

ラース「それもあるな。もう一ついい方法があるぞ」

 

 

 

 

ギバ「それって言っていいんですか?バンに使われますよ」

 

 

 

 

ラース「大丈夫だ。魔法相手にはほぼ使えないっていう弱点がある」

 

 

 

 

バン「魔法.....って、俺魔法使えないですよ!」

 

 

 

 

ラース「だから大丈夫だって言っただろ。バンには無理だからな」

 

 

 

 

バン「くっそー!師匠の意地悪!カミュさん!師匠の弱点教えてください!」

 

 

 

 

カミュ「兄貴の弱点?.......海か?」

 

 

 

 

ラース「それはそうだが、そういう事じゃないだろ。バンの言ってる事は」

 

 

 

 

バン「他にはありませんか!」

 

 

 

 

カミュ「あー........。兄貴が予想出来ない事とか、意表を突いた事とかじゃないか?」

 

 

 

 

バン「前にグレイグ将軍も似た事言ってました。師匠って隙ないんですか?」

 

 

 

 

カミュ「お!あるじゃないか!決定的なものが!」

 

 

 

 

ラース「おい、何思いついた。変な事言うなよ」

 

 

 

 

バン「カミュさん、教えてください」

 

 

 

 

カミュ「兄貴はこう見えてくすぐりに弱」

 

 

 

 

ラース「メラガイアー!」

 

 

 

巨大な炎の塊をカミュにぶつけた

 

 

 

カミュ「ギャアアア!!熱い!!燃えてる!!」

 

 

 

 

バン「うわあああ!!俺にまで引火した!」

 

 

 

隣にいたバンまで火がついた

 

 

 

ジール「お二人ともお水です!」

 

 

 

それを見たジールが急いで水を持ってきた

 

 

 

バシャアア!

 

 

 

バン「ジール、助かった。ありがとな」

 

 

 

バンは大した事なかったが、カミュは全体的に黒くなっている

 

 

 

カミュ「何しやがる、ラース!って、あ.......」

 

 

 

 

ラース「カミュ?旅の時にそれは絶対に言うなと言ったよな?覚悟はいいな」

 

 

 

ラースはカミュに殺気を出している

 

 

 

カミュ「待て、兄貴!謝る!謝るから......ギャアアアア!!」

 

 

 

 

バン「き、聞かなかった事にしようかな」

 

 

 

 

マーズ「まあ、忘れた方がよさそうだな」

 

 

 

 

バン「(一応ノートに書いておこう)」

 

 

 

夕食時

 

 

 

マルティナ「あら?カミュはどうしたの?」

 

 

 

 

ラース「今蘇生してもらってるぜ。人の約束破って秘密を喋ったからな」

 

 

 

 

グレイグ「なるほど。先程の絶叫はそれだったか」

 

 

 

 

デルカダール王「気のせいかの。いつもと味が違うような気がするのだが」

 

 

 

 

ラース「そうですか?まあ、言われてみれば薄い気がしますけど」

 

 

 

 

マルティナ「いいじゃない、健康的で。丁度ラースのためにもなるわ」

 

 

 

 

グレイグ「それなら量を減らした方が早いのでは?」

 

 

 

 

ラース「それは絶対嫌だ。美味いものをたくさん食べれないなんて、俺にとって最悪な出来事だからな」

 

 

 

 

デルカダール王「ここのご飯はコック達のおかげでいつも美味しいからな。わしもその気持ちはよくわかるぞ」

 

 

 

 

マルティナ「という感じでラースが嫌がるからそれはしてないの」

 

 

 

 

グレイグ「しかし、見た目は大して変わっていないのだがな」

 

 

 

 

ラース「まあ、それは体質的な問題かもしれないな」

 

 

 

その後、浴場

 

 

 

マルス「カミュ、大丈夫?」

 

 

 

 

カミュ「酷え目にあった......」

 

 

 

 

ラース「人の秘密話すからだ。自業自得だ。ほら、グレイグ見ろよ。ここ」

 

 

 

 

グレイグ「む、確かに肉がついているな。だが、これくらいなら気にする事ないのでは?」

 

 

 

 

カミュ「本当だぜ。太ったに入らないんじゃねえのか?」

 

 

 

 

マルス「父さんほぼ変わらないよ。気にしすぎじゃない?」

 

 

 

 

ラース「油断してるとすぐ太るってマルティナに言われたからな。これくらいの時から始めた方がいいらしい。そのおかげで量も減らしてないしな」

 

 

 

 

グレイグ「なるほど。確かに大掛かりでやる必要はなさそうだな」

 

 

 

 

カミュ「訓練場以外では何かやってんのか?」

 

 

 

 

ラース「筋トレはいつもしてたんだが、最近は魔導書読んでて二週間ほどしてなかったんだ。その怠けもあるかもしれないな」

 

 

 

 

マルス「あ、ルナと一緒に読んでたもんね。僕も偶には読もうかな」

 

 

 

 

グレイグ「どうせなら、少しいつもと違う事をしてみてはどうだ?」

 

 

 

 

ラース「というと?」

 

 

 

 

グレイグ「ラースは前に馬にも乗っていただろう?最近はブレイブになったが、偶には乗馬をやってみたらどうだ?」

 

 

 

 

カミュ「旅の頃は確かにそうだったな。ブラック杯でビリだったのも覚えてるぜ」

 

 

 

 

ラース「余計な事思い出すな。だが、確かに久しく馬には乗ってないな。やってみるか」

 

 

 

 

グレイグ「なら、リタリフォンを貸そう。大人しいから久しぶりでも大丈夫なはずだ」

 

 

 

 

ラース「リタリフォンか。いいのか?グレイグのお気に入りだろ?」

 

 

 

 

グレイグ「別に下手に扱わなきゃ構わない。それは心配いらないだろうしな」

 

 

 

 

ラース「流石にな。なら、ありがたく借りるぜ」

 

 

 

 

マルス「あ!父さん、僕もバンさん達に馬の乗り方教わったの!見せてあげる!」

 

 

 

 

ラース「おお、それは楽しみだな。一緒にやろうか」

 

 

 

マルティナとラースの部屋

 

 

 

ラース「先にあがってたか、マルティナ。長風呂しすぎたか」

 

 

 

 

マルティナ「私もたった今戻った所よ。マルスは寝た?」

 

 

 

 

ラース「まだ少し元気だったからな。もう少し部屋で起きてるんじゃないか?」

 

 

 

 

マルティナ「また筋トレするのかしら?二週間くらい前はやってたわよね?最近は魔道書だったけど」

 

 

 

 

ラース「ああ、怠けていたらこの様だったからな。それとマルティナ。俺に隠してる事あるだろ」

 

 

 

 

マルティナ「あら何かしら、突然」

 

 

 

 

ラース「隠したって無駄だぞ。こっちは気づいてんだ、食事が変わった事に」

 

 

 

 

マルティナ「.......ふう。ラースに隠し事って難しいわね。どうしてわかったの?」

 

 

 

 

ラース「王様も言ってたな。味が薄い気がするって。食事の中身は日替わりといえど、味付けが変わる事はほとんどない。それなのに肉やスープにたれや塩分が抑えられていた。

 

 

 

タイミングも偶然が過ぎるな。ご飯も穀物が混ざっているやつでデザートも野菜のゼリー。前に一度出た事あったくらいで数年出ていなかったものだ」

 

 

 

 

マルティナ「ラースって思ってたより食事内容見てるのね。恐れ入ったわ。ごめんね、ラース。でも、栄養があるのは事実だしたくさん食べれて美味しかったでしょ?」

 

 

 

 

ラース「まあな。これでマルティナが俺に事前に言ってくれていたら文句なしだったんだがな」

 

 

 

 

マルティナ「あら、それはごめんなさい。ラースは拗ねちゃうかと思って」

 

 

 

 

ラース「そこまで子どもだと思われてたのかよ」

 

 

 

 

マルティナ「子どもだと思ってるわけじゃないけど、偶に可愛いとは思うわね」

 

 

 

 

ラース「また.....。男に可愛いって言われても嬉しくないからな」

 

 

 

 

マルティナ「うふふ、ごめんなさい。でも、どうしてもそう思っちゃうの。我慢してね」

 

 

 

 

ラース「まあいいけどよ。あまり人前で言わないでくれよ」

 

 

 

 

マルティナ「それはわかってるわ。それと、バンがラースの弱点教えてくださいって聞きに来たわ。今日勝負して勝ったんですってね。よかったじゃない、二連勝よ」

 

 

 

 

ラース「バンのやつ誰彼構わず聞いてるな。そんなに勝ちたいのかよ」

 

 

 

 

マルティナ「だから少しだけ教えてあげたわ」

 

 

 

 

ラース「げ、マジかよ。何言ったんだ?」

 

 

 

 

マルティナ「秘密よ。バンが次こそ勝つって意気込んでたわ」

 

 

 

 

ラース「怖いな。なあ、何教えたんだよ。くすぐりの事か?」

 

 

 

 

マルティナ「いいえ、それじゃないわ。戦闘面での事よ」

 

 

 

 

ラース「な、なんだ....?自分じゃ気づいていない事か?マルティナー、教えてくれよー」

 

 

 

 

マルティナ「駄目。筋トレも終わったみたいね。さあ、寝ましょう」

 

 

 

 

ラース「うぐぐ.....。気になる」

 

 

 

 

 

 

 

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