ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

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乗馬

次の日の昼 デルカダール地方

 

 

 

ラースはリタリフォンに乗り、乗馬の練習をしていた

 

 

 

ラース「よろしくな、リタリフォン」

 

 

 

 

リタリフォン「ブルルゥ」

 

 

 

近くではカミュとブレイブがそれを見ていた

 

 

 

カミュ「リタリフォンといえばおっさんのイメージがあるからな。兄貴が乗ってると違和感あるぜ」

 

 

 

 

ラース「確かにそうだろうな。まあ今だけだ。リタリフォン、少し歩いてみようか」

 

 

 

 

リタリフォン「ブルゥ」

 

 

 

 

ブレイブ「....ガウ」

 

 

 

 

カミュ「で?ブレイブはどうして来たんだよ」

 

 

 

 

ブレイブ「.......ガウ」

 

 

 

ブレイブはラース達から目をそらす

 

 

 

カミュ「........ハハーン、さてはお前。兄貴が自分に乗ってくれないのが嫌なんだな?」

 

 

 

 

ブレイブ「ガウ!」

 

 

 

ブレイブはカミュに吠えた

 

 

 

カミュ「はいはい、怒るなよ。事実って認めてるもんだぞ。安心しろよ。兄貴はお前に乗りたくなくなったわけじゃないからな。偶にはああやっておかないと体が忘れてしまうんだ。人間ってのは忘れやすいからな。

 

 

 

それでも馬よりお前に乗るはずだぜ。兄貴は随分気に入ってるみたいだからな。なあ、俺も乗ってみてもいいか?」

 

 

 

 

ブレイブ「......ガウ」

 

 

 

ブレイブは伏せて、カミュを乗せた

 

 

 

カミュ「よっと、ありがとよ。結構速いらしいな。掴まってればいいんだな」

 

 

 

 

ブレイブ「ガウ!」ダッ!

 

 

 

 

カミュ「うお!!思ってたより速え!でも、馬よりバランス取りやすいな。こりゃあいいぜ!」

 

 

 

 

ラース「お、カミュ、ブレイブに乗せてもらったのか。どうだ?ブレイブの乗り心地は。かなりいいだろ?」

 

 

 

 

カミュ「ああ、疾走感もあって気持ちいいな。ブレイブ、もう少し走って大丈夫だぜ。俺の事は心配しなくていいから、お前の好きなように走れよ」

 

 

 

 

ブレイブ「ガウ!」ダッ!

 

 

 

ブレイブはスピードを上げて走っていった

 

 

 

ラース「森に入る事もあるから木に気を付けろよー。......聞こえてないか。リタリフォン、俺達も少し走ってみるか。俺も感覚取り戻して来たからよ」

 

 

 

 

リタリフォン「ブルルゥ!」タッ!

 

 

 

夕方、デルカダール城下町

 

 

 

カミュ「ありがとな、ブレイブ。シロとはまた違う乗り心地だったぜ」

 

 

 

 

ブレイブ「ガウ」

 

 

 

 

ラース「そうか。やたら慣れていると思ったがシロがいたからか。久しく顔見てないな。時間取れればまた見たいんだがな」

 

 

 

 

カミュ「マルス達も最近来てないからな。こっちに連れて来れりゃあいいんだが、そうもいかないからよ。また誘っても大丈夫か?」

 

 

 

 

ラース「そうしてくれるとありがたい。マルス達も喜ぶからな」

 

 

 

城に戻ろうとしていると、マヤとグリーがやってきた

 

 

 

マヤ「あ!兄貴、兄ちゃん!二人とも今戻ってる所?」

 

 

 

 

グリー「こんばんは、ラースさん、カミュさん」

 

 

 

 

カミュ「おお、マヤ、グリー。どうした?」

 

 

 

 

マヤ「私も今城に戻ろうとしてたの。兄貴が帰ってきたなら、私もお城にいた方がいいかなって思ってさ」

 

 

 

 

カミュ「んな事気にしなくてもいいぜ。お店の準備大変なんだろ?」

 

 

 

 

グリー「今日はそこまで忙しくなかったですし、明日も床やテーブルの色塗りなので楽ですよ」

 

 

 

 

ラース「なるほど。だが、見た目や色合いは第一印象として重要だからな。楽とはいえ気は抜けないな」

 

 

 

 

マヤ「あ!兄ちゃん、兄貴から聞いたよ。太ったんだって?兄ちゃんは太らないと思ってたのについに太っちゃったんだね。見た目は......変わってないけど」

 

 

 

 

グリー「え?そうだったんですか。太ったようには見えないですね」

 

 

 

 

カミュ「太ったっていっても少し腹に肉がついた程度だったぜ。まあ、油断大敵らしいから少しダイエットしてるらしいぜ」

 

 

 

 

マヤ「確かに.....。私もメダ女で太った時あったけど凄い速度で体重増えたもん」

 

 

 

 

グリー「マヤさん、それって言って大丈夫なの?」

 

 

 

グリーは少し苦笑いしている

 

 

 

マヤ「あ......。今の忘れて!別に昔の事だから!今は大丈夫だから!」

 

 

 

マヤは少し焦って訂正している

 

 

 

ラース「マヤは今くらいでちょうどいいんじゃないか?」

 

 

 

 

カミュ「そうだな。子どもの頃に比べれば充分だ」

 

 

 

 

マヤ「あ、グリーさん。私はここで兄貴達と帰るから大丈夫。いつもありがとう」

 

 

 

 

グリー「そうだね。それじゃあマヤさん、また明日」

 

 

 

 

マヤ「じゃあねー」

 

 

 

夕食時

 

 

 

マヤ「え!兄貴もブレイブに乗ったの!?どうだった?気持ちよかったよね!」

 

 

 

 

カミュ「ああ、兄貴がハマる理由もわかったぜ。シロよりガッシリしてて最高だったな」

 

 

 

 

デルカダール王「シロか。懐かしいのう。わしも会いに行きたいのじゃが」

 

 

 

 

グレイグ「写真とかはあるのか?カミュ」

 

 

 

 

カミュ「少しだけならあるぜ。前に近くのメイジももんじゃと遊んでた時のやつだ。ベロニカが撮ってくれたんだ」

 

 

 

カミュは一枚の写真を見せる

 

 

 

そこにはシロとメイジももんじゃがお互い雪の中で転がっているのが写っていた

 

 

 

ルナ「可愛い!じゃれてるのかな?」

 

 

 

 

マルス「シロ大きくなった?」

 

 

 

 

カミュ「マルス達も久しく会ってないもんな。前より大きくなったぜ。もう大人のホワイトパンサーも変わりないな」

 

 

 

 

ルナ「私また行きたい!カミュさん、連れてって!」

 

 

 

 

マルス「僕も!また乗せてもらいたい!」

 

 

 

 

カミュ「マルティナ、王様、大丈夫ですか?」

 

 

 

 

デルカダール王「わしは構わんぞ」

 

 

 

 

マルティナ「私も大丈夫よ。二人ともカミュの言う事ちゃんと聞いてね」

 

 

 

 

二人「うん!」

 

 

 

 

デルカダール王「そういえばラースよ、あの件はどうなった?」

 

 

 

 

ラース「予約は取れましたよ。本人も張り切っているみたいです」

 

 

 

 

マヤ「あの件?何かあるの?」

 

 

 

 

グレイグ「そういえばマヤとカミュは知らなかったな。あと一月後にはデルカダール王国生誕祭が開催されるのだ。国を挙げての大きな祭りになるんだ」

 

 

 

 

カミュ「ああ。五年周期で開かれるやつか。毎回人が物凄い集まるもんな」

 

 

 

 

ラース「こっちももう色々と準備は進めてるんだ。マヤ達も楽しんでいってくれよな」

 

 

 

 

マルティナ「マルス達も久しぶりよね。前の時の事は覚えてるかしら?」

 

 

 

 

マルス「うーん、何となくかな」

 

 

 

 

ルナ「私は忘れたかも。何したっけ?」

 

 

 

 

デルカダール王「わしも毎回楽しみにしておるんじゃ。民達も目一杯はしゃいでもらいたい」

 

 

 

 

マヤ「いしし。とっても楽しそう。楽しみにしてるね」

 

 

 

 

 

 

 

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