ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

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バン、覚醒

ガザル「シャインスコール!」

 

 

 

 

マネマネ「効かねえよ!」

 

 

 

マネマネは槍で防いでいく

 

 

 

マーズ「マヒャド!」

 

 

 

 

マネマネ「ばくれつきゃく!」

 

 

 

頭上の氷を全て砕いていく

 

 

 

ギバ「雷光一閃突き!」

 

 

 

しかしギバの攻撃はマネマネには簡単に避けられてしまった

 

 

 

マネマネ「ハッ!惜しかったな」

 

 

 

 

ギバ「これはオトリだぜ!ブレイブ!」

 

 

 

 

ブレイブ「ああ!」

 

 

 

ブレイブは隙を突き、落ちているネックレスを回収した

 

 

 

マネマネ「チッ!狙いはそっちだったか。だが、それを取ったからと言って俺が弱くなるわけじゃねえ」

 

 

 

 

ブレイブ「ここにいるのだな、バン!早く出てくるんだ!」

 

 

 

 

バン「ブレイブ.......。だが、俺は.....ここにはいらねえんだろ」

 

 

 

 

ブレイブ「何を言っている!そんなはずないだろうが!」

 

 

 

 

マネマネ「ハハハハ!!この数日間そいつは俺と自分を比べていたのさ。自分が出来ない事を当然のようにできる俺と、それに喜ぶお前達。それがこいつにとってどれだけ辛い事だっただろうなぁ。お前達のせいでこいつはもう自分がいらないと思ってるんだぞ?」

 

 

 

 

ダバン「くっ.....。汚えやつだな!」

 

 

 

 

マネマネ「汚い?どこがだ。俺はこいつの願いを叶え、こいつは俺の代わりになっただけだ。願いに代償は付き物だろうが」

 

 

 

 

ロベルト「ブレイブ、一先ずこっちに来い!」

 

 

 

 

ブレイブ「ああ!」

 

 

 

 

マネマネ「無駄だ。ネックレスからは出る事なんて出来ねえ。そいつは永遠にそこに居続けるのさ。だから代わりに俺がそいつになってやるんだ。喜べ、お前達も馬鹿がいなくなって清々しただろ?」

 

 

 

 

ベグル「ふざけてんじゃねえぞ!!!」

 

 

 

ベグルの怒鳴り声が訓練場に響いた

 

 

 

ベグル「確かにうちの兵士長は馬鹿だし、間抜けでこっちがどれだけ心配しても気にしねえ。教えるのも下手だし、作戦の一つも考えられねえし、感情だけで動くどうしようもねえやつだ!だがな!!

 

 

 

お前なんかはバンにはなれねえ!!見た目や喋り方、気配を同じにしたってなあ!バンは世界に一人だけだ!お前はバンみてえだが、全く違う!

 

 

 

バンは困ってるやつを絶対に見捨てねえ!努力してるやつを応援するし、落ち込んでる時は励ましてくれる。悲しい時は近くにいてくれる、嬉しい時は一緒に喜んでくれる、そんなやつだ!優しいし、俺達を信頼して疑わねえ!

 

 

 

これはバンだからこそ出来る事だ!俺達が信じる兵士長だから出来る事だ!お前はそんな事ができるやつじゃねえ!!」

 

 

 

ベグルの体からは先程の怪我が開き血が流れているが、お構いなく叫び続ける

 

 

 

バン「ベグル......お前.....」

 

 

 

 

ダバン「ベグル、落ち着け。傷が.....」

 

 

 

 

ベグル「うちの兵士長舐めるんじゃねえぞ!!」

 

 

 

 

ギバ「そうだ!俺達のバンはお前とは別人なんだよ!お前なんかがバンを語るんじゃねえ!」

 

 

 

 

ガザル「馬鹿だがよ、それがあいつらしさだ。それがなきゃバンはらしくない。お前みたいにな」

 

 

 

 

ロベルト「誰かを傷つける事はしない。少なくとも今のお前みたいに俺達を本気で殺そうなど考えたりしないんだ」

 

 

 

 

ダバン「優秀なバンなんかいらねえんだ。いつもの、俺達が慣れ親しんだバンでいい。お前に兵士長は務まらねえよ」

 

 

 

 

マーズ「バンはいつも無意識で俺達を助けてくれる。あいつがする事は馬鹿な事が多いが、それでも助けられる事が多い。リーダーらしさとかそんなのいらない。

 

 

 

バンは周りを纏められなくても、引っ張る力があるからだ。それさえあれば、自然と人は集まる。俺達が支えてやればいいだけだ」

 

 

 

 

ブレイブ「バンは強い。仲間を信じ、己のすべき事を必ず成し遂げる。簡単な事ではない。自分がすべき事をわかっていなければならない。こいつはどんな状況でもその判断ができる。リーダーには必要不可欠な要素だ。これがあるだけでリーダーとして十分だ」

 

 

 

 

マネマネ「ハァ........。黙れよお前ら。そういうの、マジでうぜえ。そんなに認めねえのなら、無理矢理でも認めさせてやるよ。圧倒的な力の差でな!!ハアア!!!」

 

 

 

マネマネが両手を前に突き出し力を溜めると、手から闇の力が集まっていった

 

 

 

ギバ「おいおい、これはまずいんじゃねえか....?」

 

 

 

 

ロベルト「耐え抜くぞ!!意地でも!!」

 

 

 

 

ベグル「負けられねえ!こんなやつに!大事な仲間を馬鹿にしたやつなんかに!!」

 

 

 

 

マネマネ「死ねええええ!!!」

 

 

 

ドオオオオン!!

 

 

 

訓練場は激しい音と煙に包まれた

 

 

 

城は少し揺れている

 

 

 

煙が晴れるとベグル達は全員倒れていた

 

 

 

マネマネ「ハァ.....ハァ......。ざまあみやがれ.....。これで俺がトップだ。誰にも邪魔されねえ」

 

 

 

その時

 

 

 

ベグル「まだ......だ...。まけて..........ねえぞ」

 

 

 

 

マネマネ「こ、こいつ!!」

 

 

 

ベグルは白眼を向きながらも斧を支えに立ち上がった

 

 

 

ベグル「ゼェ.......くっそ......体が言う事聞かねえ.......。バン、後は.......たの.....む...」ドサ

 

 

 

ベグルは倒れてしまった

 

 

 

マネマネ「何?まさか......」

 

 

 

ベグルの斧はネックレスに刺さっていた

 

 

 

割れたネックレスは光を放ち、バンが出てきた

 

 

 

マネマネ「貴様!!出たいと強く願ったのか!俺が代わりになってほしいんじゃなかったのか!」

 

 

 

 

バン「皆......すまねえ。俺が情けないあまりに、こんな事になっちまって」

 

 

 

バンは倒れている仲間達を見て謝っている

 

 

 

マネマネ「人の話を聞け!」

 

 

 

 

バン「皆、俺の事をそんな風に思ってくれてたんだな。ありがとう.....」

 

 

 

 

マネマネ「舐めやがって!!」

 

 

 

マネマネはバンに向かって槍を投げる

 

 

 

パシッ!

 

 

 

バンは後ろから飛んできた槍を見ないで掴んだ

 

 

 

マネマネ「!!」

 

 

 

 

バン「お前.......俺の大事な仲間達を傷つけやがって!!絶対に許さねえからな!!」

 

 

 

バキィッ!!

 

 

 

バンは槍を砕いた

 

 

 

マネマネ「ふっ....だからどうした!お前がまさか俺に勝てるとでも!?馬鹿なお前が!頭のいい俺に!」

 

 

 

 

バン「確かに俺は馬鹿だ。大馬鹿野郎だ。お前の方が頭もいいし、作戦や計画もたてられる。俺はこいつらがいないと何もできない兵士長だ。だが、一つだけ言える事がある。俺はお前に勝てる」

 

 

 

バンはゾーンに入った みのまもり 回避率 会心率があがった

 

 

 

マネマネ「口先だけならどうとでも言える!!ばくれつきゃく!」

 

 

 

 

バン「はっ!」

 

 

 

バンは全て腕でガードした

 

 

 

マネマネ「なら、せいけんづき!」

 

 

 

バンの背後に瞬時に回り込んだ

 

 

 

バン「しんくうげり!」

 

 

 

それを即座に反応して、顔に蹴りを当てる

 

 

 

マネマネ「ぐっ!雷光一閃突き!」

 

 

 

 

バン「ビッグシールド!」

 

 

 

バンは攻撃を見極めてガードする

 

 

 

マネマネ「馬鹿め!隙だらけになるぞ!氷結らんげき!」

 

 

 

マネマネは盾の横から攻撃してくる

 

 

 

バン「それを待っていた。ハッ!」

 

 

 

バンは氷の槍を素手で掴み、反対の片手でマネマネの手を握った

 

 

 

マネマネ「何!?」

 

 

 

 

バン「捕まえた。これで存分にお返しができる」

 

 

 

普段のバンからは想像も出来ないほど、殺気に溢れている

 

 

 

マネマネ「くっ!」

 

 

 

マネマネは危険と判断し、離れようとする

 

 

 

バン「逃がさない!ばくれつきゃく!」

 

 

 

 

マネマネ「ぐはっ!」

 

 

 

マネマネは壁に追いやられる

 

 

 

バン「まだまだぁ!!」

 

 

 

 

マネマネ「ぶはっ!ぐふっ!ごふっ!」

 

 

 

バンは会心のばくれつきゃくを全身に浴びせていく

 

 

 

マネマネは壁と蹴りに挟まれ避ける事もままならない

 

 

 

バン「うおおおお!!!」

 

 

 

 

マネマネ「がはっ........」

 

 

 

 

バン「これが仲間達の分だ!そして、これで終わりだ!!超さみだれ突き!!」

 

 

 

バンの強力な5連撃がマネマネの体を貫いた

 

 

 

マネマネ「馬鹿な........」ジュワー

 

 

 

 

バン「........ふぅ。終わったか......。練習してた技なのに、あんなに上手く出来るとは思わなかった。あ!!全員医療部屋に運ばねえと!!」

 

 

 

 

 

 

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