ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

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32.壁画世界の戦い

壁画世界

 

 

 

メル「カカカ、よくぞ来た、身の程知らずの塗料どもよ。もし無事に我がもとへ辿り着けたなら、その時こそ妾自らが貴様らを丸呑みにしてくれようぞ」

 

 

 

先程の階段のツタが無くなった

 

 

 

ラース「ツタが無くなって先に行けるようになったな。だが、罠である事はわかってる。何があるかわからないからな。気をつけて行くぞ」

 

 

 

壁画世界奥地

 

 

 

奥にはメルが浮きながらイレブン達を待ち構えていた

 

 

 

ベロニカ「追い詰めたわよ!」

 

 

 

 

メル「追い詰めただと?何を勘違いしているやら。わざわざ餌の方からディナーの皿へ乗りに来ただけというのに、本当におバカな子どもよのう。妾は美と芸術の化身メルトア!その真の姿を、貴様らの眼に焼き付けるがよい」

 

 

 

メルは子どもの姿から巨大な女の姿へと変貌した

 

 

 

カミュ「来るぞ!気を付けろ!」

 

 

 

メルトアがあらわれた

 

 

 

マルティナ「は!」

 

 

 

 

ラース「ふ!」

 

 

 

マルティナとラースが同時にメルトアへ距離を詰める

 

 

 

マルティナ「さみだれ突き!」

 

 

 

ラース「せいけんづき!」

 

 

 

マルティナは前方から槍を、ラースが横から勢いよく拳を突き出した

 

 

 

メル「ぐ!小賢しい!」

 

 

 

メルが二人の方を向こうとすると

 

 

 

イレブン「はやぶさ斬り!」

 

 

 

イレブンがその隙に剣を素早く構えながら突っ込んでくる

 

 

 

ガシャン!

 

 

 

メルトアのカゴに強く剣が当たる音がする

 

 

 

メル「ならば、お主だ。お主に鍵をしてやろう」

 

 

 

メルトアが真下にいるイレブンに不思議な力をかける

 

 

 

イレブン「ぐ......これは、力が」

 

 

 

イレブンの特技が使えなくなった

 

 

 

ラース「なんだよ、それ!反則だろ!」

 

 

 

メル「ゆけ!触手よ!」

 

 

 

メルトアの声に反応して、足場からまるで意思があるかのようにツタが生えてくる

 

 

 

近くにいたシルビアにツタが襲いかかる

 

 

 

シルビア「きゃっ!もう!」

 

 

 

ズバッ!

 

 

 

シルビアはツタを切って脱出する

 

 

 

シルビア「ラースちゃん、バイシオン!」

 

 

 

シルビアはラースの体に緑の魔法陣を描くと、ラースの全体が緑色のオーラに包まれ、ラースの筋肉が増大する

 

 

 

ラース「ありがとな、シルビア!ばくれつきゃく!」

 

 

 

ラースはそのまま真正面からメルトアの体に連続で力強い蹴りを繰り出していく

 

 

 

ガガガガガ!

 

 

 

メルトア「ぐっ、貴様ぁぁ!!」

 

 

 

メルトアがラースを捕まえようとする

 

 

 

ラース「!」

 

 

 

マルティナ「させないわ!さみだれ突き!」

 

 

 

メルトア「ぐうっ!」

 

 

 

マルティナがその手を槍で連続で貫こうとする

 

 

 

ガシャン!

 

 

 

しかし、体は硬いのか金属が擦れるような音が鳴り響いている

 

 

 

ラース「サンキュー!」

 

 

 

ラースはその隙にメルトアから距離を取る

 

 

 

イレブン「特技が使えなくても硬いなら!デイン!」

 

 

 

イレブンはメルトアに黄色の魔法陣を描き、突然雷をメルトアに落とした

 

 

 

メルトア「ぐっ......雷....を呼ぶだと」

 

 

 

シルビア「効いてるわ!イレブンちゃん!」

 

 

 

メル「我が虜になれ」

 

 

 

メルトアはラースに魅了の力をかけた瞳で見つめた

 

 

 

ラース「くっ、なんだこれ。体がこいつの方にいかねえ.....」

 

 

 

ラースは魅了の力にかかり、体が動きにくくなった

 

 

 

マルティナ「ラース!大丈夫!?」

 

 

 

マルティナがラースの元に向かおうとすると

 

 

 

メル「これでどうじゃ?」

 

 

 

バチィン!

 

 

 

マルティナ「くっっ!」

 

 

 

ドサァ!

 

 

 

メルトアの巨大な手のデコピンがマルティナの横から落とされる

 

 

 

それはマルティナの体よりも大きく、防ぐには一人では不可能であり、体に大きなダメージが入り、端に飛ばされる

 

 

 

シルビア「ラースちゃん。なんでやねん!」

 

 

 

ラース「お、おお、助かった、シルビア。ありがとう」

 

 

 

シルビアもラースに駆け寄っており、ラースにつっこみをする事で魅了を治す事に成功する

 

 

 

イレブン「ラース、マルティナ、大丈夫?」

 

 

 

マルティナ「私はまだ平気よ」

 

 

 

マルティナもなんとか受け身を取って立ち直っていた

 

 

 

ラース「すまない、ばくれつきゃく!」

 

 

 

ラースは再びメルトアに向かっていく

 

 

 

メルトア「同じ手が通用すると思うな!」

 

 

 

メルトアは真正面から来るラースを両手で捕まえようとする

 

 

 

ラース「同じ手で何度も来ると思うな?」

 

 

 

メルトア「なに!?」

 

 

 

ラース「よ!」

 

 

 

ラースは掴もうとする腕に飛び乗ると、そこを足場にメルトアの顔面まで跳躍する

 

 

 

ラース「ばくれつきゃく!」

 

 

 

ガガガガガ!!

 

 

 

ラースが降下しながらメルトアの顔に蹴りを連続で繰り出していく

 

 

 

メルトア「ぐうう!!」

 

 

 

ラース「皆!やっぱり顔はそんなに硬くないみたいだ!」

 

 

 

イレブン「了解!デイン!」

 

 

 

イレブンはメルトアの顔周囲に黄色の魔法陣を描き、雷を顔に浴びせる

 

 

 

メルトア「くう......」

 

 

 

マルティナ「はあ!」

 

 

 

マルティナは雷により、目を瞑っているメルトアの体を飛び登っていく

 

 

 

マルティナ「さみだれ突き!」

 

 

 

メルトア「ぐぬぅ!」

 

 

 

イレブン「ラース、カミュと交代して!マルティナ、ベホイミ!」

 

 

 

イレブンは緑の魔法陣をマルティナの足下に描き、治癒の力をかけるとマルティナの傷が瞬時に回復していく

 

 

マルティナ「ありがとう」

 

 

 

ラース「了解だ。カミュ、頼んだ」

 

 

 

カミュ「おう、行くぜ!」

 

 

 

ラースは離れていたカミュとバトンタッチする

 

 

 

メル「これぞ美しさの力!」

 

 

 

メルトアの目から熱い熱線がイレブン達全体に放射された

 

 

 

全員「!?」

 

 

 

シルビア「キャアッ!こんな攻撃があるの!?」

 

 

 

メル「ふん!」

 

 

 

メルトアはその隙にイレブンに巨大な手で平手打ちをした

 

 

 

イレブン「ぐは!」

 

 

 

しかし、平手打ちと呼ぶにはあまりにも大きく、武器では防ぎきれなかった

 

 

 

シルビア「カミュちゃん、バイシオン!」

 

 

 

シルビアはカミュの体に緑の魔法陣を描くと、カミュ全体が緑色のオーラに包まれ、カミュの筋肉が増大する

 

 

 

カミュ「サンキュー、シルビア!これでも喰らいな!ヴァイパーファング!」

 

 

 

カミュは自慢の素早さでメルトアに近づき、毒を纏わせた短剣で切り裂いた

 

 

 

メルトア「!?これは.......毒か!」

 

 

 

メルトアは毒になった

 

 

 

マルティナ「失礼するわね、カミュ!」

 

 

 

ゲシ

 

 

 

カミュ「痛え!」

 

 

 

マルティナはカミュを足場に飛び上がる

 

 

 

マルティナ「さみだれ突き!」

 

 

 

マルティナの素早く繰り出される槍がメルトアの顔に連続で当たっていく

 

 

 

メルトア「調子に乗るなぁぁ!!」

 

 

 

マルティナ「!」

 

 

 

空中にいるマルティナにメルトアが平手打ちをしようとする

 

 

 

イレブン「デイン!」

 

 

 

イレブンがすぐにメルトアの体に黄色の魔法陣を描き、雷を落とす

 

 

 

メルトア「ぐう!」

 

 

 

マルティナ「ありがとう、イレブン!」

 

 

 

メル「お主に鍵をしてやろう」

 

 

 

シルビアはメルトアに不思議な力をかけられる

 

 

 

シルビア「くっ!これは確かに力がなくなる感じね」

 

 

 

シルビアは特技が使えなくなった

 

 

 

カミュ「よし!もういっちょ!」

 

 

 

メル「させん!これでどうじゃ?」

 

 

 

突撃してくるカミュにメルトアの巨大な手でデコピンが繰り出される

 

 

 

カミュ「!?痛って!」

 

 

 

カミュは素早く避けようとしたが、巨大な手はその回避すらも範囲になっており、カミュはそのまま勢いよく後ろに飛ばされていく

 

 

 

イレブン「カミュ!大丈夫だよ!」

 

 

 

パシッ!

 

 

 

カミュ「イレブン!助かった!」

 

 

 

飛んできたカミュをイレブンがキャッチした

 

 

 

シルビア「マルティナちゃん、バイシオンよ!」

 

 

 

シルビアはその間にマルティナに緑の魔法陣を描き、マルティナが緑色のオーラに包まれると、マルティナの筋肉が増大する

 

 

 

イレブン「このままいくよ、カミュ!」

 

 

 

カミュ「頼むぜ、相棒!」

 

 

 

イレブン「えい!」

 

 

 

イレブンはカミュを全力でメルトアに向かって投げた

 

 

 

メルトア「な!?」

 

 

 

カミュ「タナトスハント!」

 

 

 

勢いよく顔面に突き刺さる短剣。バイシオンによる攻撃増強とイレブンの投げた勢いも合わさったその衝撃はメルトアを貫き、その後ろにまで衝撃が走りわたる

 

 

 

その威力はまさに会心の一撃

 

 

 

メル「グハ.......バカな、貴様ら一体....おのれ。だが、まだ終わらぬ。我が造物主たる、偉大なるウルノーガ様がおられる限りは」

 

 

 

 

ロウ「ウルノーガじゃと!」

 

 

 

 

メル「ウルノーガ様の.....永遠なる命の力が実現すれば....妾も再び」ジュワー

 

 

 

 

 

 

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