ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

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ホムラの秘蔵酒

次の日、ホムラの里

 

 

 

カミュ「久しぶりに来たが、相変わらずここは暑いな。やっぱり苦手だぜ」

 

 

 

 

イレブン「僕も久しぶりだな。それにしても、お酒を作ってる場所ってどこなんだろう」

 

 

 

 

カミュ「確かにな。兄貴に聞けばもしかしたら知ってたかもしれねえけど、今回はそういうわけにはいかないしな」

 

 

 

 

イレブン「本当にラースを酔わせるの?先に僕達がダウンするでしょ」

 

 

 

 

カミュ「まあ、そこは俺が気合いで乗り切るぜ。フラフラしてても時間の無駄だし、確かヤヤクだっけか?治めてた人がいたよな。そいつに聞きに行こうぜ」

 

 

 

 

イレブン「ああ、ヤヤク様か。そうだね。あの人なら何か知ってそう」

 

 

 

神社内

 

 

 

ヤヤク「ん?おお!そなたは勇者イレブンではないか。久しいのう。お仲間の一人も連れてどうしたのだ?」

 

 

 

 

イレブン「お久しぶりです、ヤヤク様。お元気そうで何よりです。実はホムラの里でとある場所を探してまして、どこにあるのか教えてほしいんです」

 

 

 

 

ヤヤク「ほう。なるほど。私ならこの里の事は大抵知っておる。どこを探しているのだ?」

 

 

 

 

イレブン「ホムラのお酒があるじゃないですか。あれを作ってる場所を教えてほしくて。僕の王国、ユグノアにぜひそのお酒を置いてほしいと住民にお願いされたんです」

 

 

 

 

ヤヤク「おお、ユグノアにか。確かにあのお酒はホムラの名産品。人気なのも肯ける。場所は里を出て真っ直ぐ進んだ先に倉があってな。そこで管理、製造をしておる。ぜひその話を管理者である人に話してほしい。私も賛成していると伝えれば大丈夫だろう」

 

 

 

 

イレブン「ありがとうございます、ヤヤク様。それでは失礼しました」

 

 

 

 

ヤヤク「うむ。またいつでも来てくれ。そなた達ならいつでも歓迎しよう」

 

 

 

ホムスビ山地 倉庫

 

 

 

管理人「なるほど。まさかユグノアの王様に気に入られるなんて何という幸せ。今すぐにでもお出ししたいのですが……」

 

 

 

 

カミュ「ん?何かあったのか?」

 

 

 

 

管理人「実は製造するのに必要な水が来ないんです。このお酒を作るのに使う水は、サマディー地方からの綺麗な水を蒸留させた特別なものなのですが、それを運んでくる馬車が予定を過ぎたのに来ないんです。もう水が来れば作る準備も出来ているというのに……」

 

 

 

 

イレブン「僕達が見てくるよ。どこのルートで来るの?」

 

 

 

 

管理人「あ、ありがとうございます。ルートはサマディー地方のオアシスからホムスビ山地に入る道を通って、後は道なりに沿えば大丈夫だと思います。こんな事頼むのは気が引けますが、よろしくお願いします!」

 

 

 

 

イレブン「大丈夫だよ。それじゃあ様子見てくるね」

 

 

 

ホムスビ山地

 

 

 

カミュ「なんだか懐かしかったぜ、さっきの。旅してた時もクエストを受ける時あんな感じだったよな」

 

 

 

 

イレブン「そうだよね。僕も久しぶりだったな。えへへ、クエストはやっぱり楽しいや」

 

 

 

 

カミュ「ご機嫌だな。まあ、大事な酒のためだ。ちょいと頑張りますかね」

 

 

 

しばらくして

 

 

 

カミュ「そろそろサマディー地方に入るな。ここまでで変な所は無かったよな」

 

 

 

 

イレブン「だね。何かに襲われたとかの跡も無かったし、どうしたんだろ」

 

 

 

その時、カミュが遠くをじっと見つめる

 

 

 

カミュ「...........ん?イレブン、あれ......馬車だ!魔物に追われてんぞ!!」

 

 

 

遠くからは追いかけてくるサボテンボールの群れから必死に逃げている馬車が見えた

 

 

 

イレブン「本当だ!急いで助けないと!」

 

 

 

二人は馬車に向かって走る

 

 

 

カミュ「そこの馬車、大丈夫か!!俺達が魔物の相手をする!あんたは逃げるんだ!」

 

 

 

 

運転手「あ、ありがとうございます!!助かりました!」

 

 

 

 

イレブン「カミュ!見てあれ!」

 

 

 

サボテンボールの群れの中には金色に輝くサボテンボールがいた

 

 

 

カミュ「あれは!!ゴールドサボテンじゃねえか!」

 

 

 

 

イレブン「かなり珍しいね。まあ、倒さないといけないみたいだけど」

 

 

 

サボテンボール達とゴールドサボテンがあらわれた

 

 

 

カミュ「ぶんしん!」カミュは三人になった

 

 

 

イレブン「ギガブレイク!」

 

 

 

サボテンボール達は倒れた

 

 

 

ゴールドサボテンは回りながら突撃してきた

 

 

 

ゴールドサボテンはイレブンに攻撃した

 

 

 

イレブン「全然痛くないよ!」

 

 

 

カミュ達「デュアルブレイカー!」

 

 

 

ゴールドサボテンは倒れた

 

 

 

カミュ「ま、こんなん楽勝だな」

 

 

 

 

イレブン「カミュ、やりすぎだよ。ぶんしんしなくても倒せたのに」

 

 

 

 

カミュ「たまには体動かさねえとな。いつ兄貴に訓練場に無理やり行かされるかわからねえからよ」

 

 

 

 

イレブン「なるほど......。カミュも大変だね。まあ、これであの馬車も大丈夫かな。一旦戻ろうか」

 

 

 

ホムスビ山地 倉庫

 

 

 

管理者「あ、イレブンさん!カミュさん!ありがとうございました!馬車の方を助けていただいたそうで!凄く感謝してましたよ」

 

 

 

 

イレブン「偶然だったんだよ。無事でよかった」

 

 

 

 

管理者「これですぐにでもお酒が出来ます。今お礼に無料で出来立てをご用意させていただきますね」

 

 

 

 

カミュ「あ、ちょっといいか?」

 

 

 

 

管理者「はい。何でしょう」

 

 

 

 

カミュ「最近できたっていう新しい酒もここで作ってんのか?度数が更に高いとか」

 

 

 

 

管理者「あ!!秘蔵酒の事ですね!ございますよ!ですが、大丈夫ですか?こちらは本当に度数が高いですよ」

 

 

 

 

カミュ「大丈夫だぜ。高けりゃ高いほどいいんだ」

 

 

 

 

管理者「そうでしたか。お礼に差し上げたい所なのですが、こちらはあいにく作るのに時間と手間がかなりかかるので、どうしてもゴールドでお支払いしていただきたいのですが」

 

 

 

 

カミュ「そんなのハナからその気だったぜ。いくらするんだ?」

 

 

 

 

管理者「8万ゴールド.....なのですが、少しまけます!6万ゴールド、お支払いの方お願いします」

 

 

 

 

カミュ「おお、そりゃあありがてえ。なら、ほらよ」

 

 

 

 

管理者「ありがとうございます!それでは今お待ちしますね」

 

 

 

数分後

 

 

 

管理者「それではイレブンさんにはこちら、ホムラのお酒と契約書の方になります。また買われる時はそちらを持ってきてください。カミュさんにはこちら、ホムラの秘蔵酒になります。お買い上げありがとうございました」

 

 

 

 

イレブン「これで大丈夫っと。それじゃあまた明日の夜だね」

 

 

 

 

カミュ「だな。明日、兄貴の酔っ払う姿楽しみにしとけよ?」

 

 

 

 

イレブン「ふふ、わかったよ。それじゃあね」

 

 

 

デルカダール城 大広間

 

 

 

カミュ「さて、これはどうしたもんかな。......俺の部屋に隠しとくか」

 

 

 

 

バン「あ、カミュさん。あれ?そのお酒何ですか?」

 

 

 

 

カミュ「ん?ああ、バンとベグルか。これはホムラの秘蔵酒ってやつでな。最近出ためちゃくちゃ度数が高い酒らしいぜ。明日の夜、兄貴にこれ飲ませるんだ」

 

 

 

 

ベグル「あ、聞いた事あります。何でも相当高くて飲める人は限りなく少ないとか」

 

 

 

 

バン「そ、そんなものなのか。師匠でも流石に飲めないんじゃないですか?」

 

 

 

 

カミュ「いやいや、あの兄貴なら問題ないだろ。なんなら俺だって少し飲んでみたいしな」

 

 

 

 

ベグル「カミュさんも相当強いですもんね」

 

 

 

 

カミュ「お前らはどうしたんだ?その手にある紙は」

 

 

 

 

バン「あ、これは今日までに師匠に提出しなきゃいけない書類なんです」

 

 

 

 

ベグル「この馬鹿がまた提出ギリギリなんですよ。俺も毎回一緒に頭下げないといけなくて困るんですよ」

 

 

 

バキッ!

 

 

 

ベグルはバンの頭を殴った

 

 

 

バン「痛っ!」

 

 

 

 

カミュ「ああ.....。兄貴がよく文句言ってるぜ。仕事が止まるだのってな。あんま困らせてんなよ」

 

 

 

 

バン「そ、そうですよね」

 

 

 

 

ベグル「そういうとこは偽物を見習え。しっかり終わらせてたんだからな」

 

 

 

 

バン「はい.....」

 

 

 

 

カミュ「まあ、それじゃあな。あ、この酒の事は兄貴には内緒な。サプライズなんだ」

 

 

 

 

ベグル「わかりました。黙ってますね」

 

 

 

 

バン「あ!もしかして、一昨日気にしてた師匠の酔った姿が気になるからそれを?」

 

 

 

 

カミュ「なんだ、バンにしては鋭いな。当たりだぜ。楽しみにしてろよな」

 

 

 

 

バン「それは楽しみです!明日の夜、楽しみましょうー」

 

 

 

 

ベグル「の前に、お前はこれからラース将軍に怒られに行くんだよ」

 

 

 

 

バン「あー!嫌な時間が目の前にー!師匠怖いから嫌だ!」

 

 

 

 

ベグル「それを何回も味わされてる俺の身にもなれ、馬鹿!」

 

 

 

バンはベグルに引きずられていった

 

 

 

カミュ「やれやれ、バンは学ばねえな。兄貴もベグルも苦労してんな」

 

 

 

 

 

 

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