後半にオリジナル展開があります
ロウ「まさかウルノーガの名を聞くことになるとはな。ヤツはかつてある国の宰相に取り憑き、その国を滅ぼしたと聞くがプワチャット王国がそうであったか」
マルティナ「永遠なる命の力と言っていましたね。それこそがウルノーガの狙い。一体何を企んでいるの?」
チャリン!
足下に鍵が落ちてきた
イレブン「なにこれ?」
イレブンはまほうのカギを手に入れた
ロウ「これはまほうの鍵か。これがあれば、今まで開けられなかった扉も開けられるようになるじゃろう」
ラース「予想外の収穫だな。さっさとこの世界から出ようぜ、イレブン」
遺跡内部
メルトアを倒した事で吸収されていた人達も元の世界へ戻ってきた
観光客達「この絵は危険だ!逃げろー!」
吸収されていた観光客達は一斉に遺跡から逃げ出していく
カミュ「まあ一件落着ってとこか」
女将「おや、どうしたんだい、遺跡から沢山の人が。って壁画が!無くなってるじゃないか。ちょっとラース君、何があったんだい?」
その人達を見た宿屋の女将がやってきた
ラース「実はあの壁画は魔物で、人を壁画の世界へ引きずりこんでいたんです」
女将「まあまあ!そんな物だったのかい、あれは!またアンタには助けられたねえ。今度からこの村に来る時には声かけておくれ。いつでもタダにしておくよ!」
ラース「ありがとな。だが、お金は今度からはちゃんと払うさ」
宿屋 ラースの部屋
コンコン
ラースが一人で魔導書を読んでいるとノックの音がした
ラース「おう、誰だ?」
マルティナ「私よ。入ってもいいかしら?」
ラース「マルティナか、いいぞ」
ガチャ
マルティナ「急にごめんなさいね。今何かしてたかしら?」
ラース「村にあった魔導書を読んていたが、あらかた終わったからな。俺に用事か?」
マルティナ「大した事じゃないのだけど、村の人達がお礼で私達にちょっとしたお祭りを開いてくれているの。よかったら一緒に観に行きましょう」
ラース「おお!俺そういう催し物は好きだからな。さっそく行こうぜ」
ラースは嬉しそうに本を閉じてコートを羽織った
プチャラオ村
マルティナの言っている通り、多少お店などが開かれている
マルティナ「流石商人の人達がたくさんいるだけあって、どの売店も独特な物が多いわね」
周りには商人や旅人などの人が祭りの雰囲気に誘われ、中々の人混みとなってきている
ラース「人もかなり多いな。......マルティナ.....逸れないようにするぞ」
ギュッ
ラースはマルティナの手を握った
マルティナ「!あ、ありがとう(手を....握ってくれた....意外とゴツゴツしてるのね)」
ラース「見ろよ、マルティナ。あのちょうちん中々お洒落じゃないか?」
マルティナ「え?.........あら、本当ね。白と青で爽やかな印象があるわ。ふふ、綺麗」
マルティナはちょうちんを見て優しく笑っている
ラース「.............」
マルティナ「?どうしたの?ラース。って、私を見てたの?」
ラース「え?あ、ああ、いや、何でもないぜ」
マルティナ「そう?あら見て、ラース。ここから屋台の食べ物が多いみたい。何か食べていきましょう」
ラース「そうだな!よーし、食い尽くすぞ!」
その後
ラース「おお!あれも美味そうだな」
ラースはまだ片手にウインナーを持ちながら別の屋台に向かおうとする
マルティナ「ちょっと。まだ食べる気なの?」
ラースは既にかれこれ10軒以上の屋台を回っていた
ラース「いいじゃないか。俺らには安くしてくれるしよ。それとも疲れたか?それなら、少しそこの座れる場所で待っていてくれ。すぐに買ってくるから」
ラースはそう言うと、少し奥にあるベンチを指した
マルティナ「わかったわ。それじゃあ待ってるわね(お祭りが好きなのは知らなかったけど、楽しそうね。それに、思ってたより結構食べるのね。
キャンプでは控えめだけど、あれが本来の姿なのかしら。少しかわいいわね。私もセーニャみたいに料理本とかで習ったほうが、これからにも役に)」
マルティナがラースの後ろ姿を見た後に考え事をしていると
ラース「マルティナ!」
マルティナ「キャッ!ラース、いつの間に」
マルティナの目の前には食べ物を買って戻ってきたラースがいた
ラース「ボーッとしてたからな。平気か?体調悪くなったのか?これ食べたら宿に帰ろう」
宿屋
マルティナ「楽しんでたのにごめんなさい。体調は問題ないのよ」
ラース「いや、今日は強い敵とも戦ったから知らぬうちに疲れてるのかも知れないぞ?祭りに浮かれた俺が振り回してすまなかったな。ゆっくり休んでくれ。また明日な」
マルティナ「わかったわ。それじゃあ休んでるわね、また明日(祭りの間、ほとんど手を握っててくれた。それだけで浮かれちゃうなんて。こんなの........私は駄目なのに)」
マルティナはラースに握られていた自身の手を嬉しそうに見つめていたが、顔は暗くなっていった