マドリー「では、お次はこんなのはいかがでしょう」
マドリーは貝を持ってきた
マルティナ「これは....貝?結構大きいわね。なんて言うの?」
カミュ「お!ほやじゃねえか!」
カミュはその貝を見て少し喜んでいる
デルカダール王「ほう、ほやか。確かクレイモランの珍味の一つじゃな」
マヤ「私、それ見た目が苦手。味は美味しいんだけどね」
グリー「初めて見た。もしかして、そのまま食べるんですか?」
マドリー「まさか!この後しっかり調理するわ。待っててね」
グレイグ「あのほやとやらはどんな味がするのだ?」
ラース「俺は話でしか聞いたことなかったな」
カミュ「少ししょっぱくて酸味もあるな。俺はかなり好物だぜ。クレイモランでしか見たことなかったが、あったら必ず頼んでたな」
マヤ「甘さと苦さもあるよ。初めて食べると不思議な感じになると思うな」
マルティナ「甘くてしょっぱくて、すっぱくて苦いなんて不思議ね。本当にそんないろんな味がするの?」
グリー「舌が大変な事になりそう」
デルカダール王「ロウが前に話していた事があったな。随分気に入っていた様子だったがな」
数分後
マドリー「お待たせしましたー。こちらがさっきのほやですよー」
グレイグ「ほう。中身は綺麗なのだな。貝の時は中々な見た目をしていたが」
ラース「早速食べてみるか!.......おお!柔らかいな」
デルカダール王「確かにしょっぱく、苦味もある。あまり甘みは感じられんな」
マルティナ「少々酸っぱいですね。甘みもわずかにあると思いますよ」
グレイグ「いろんな味がするな。これは面白い」
グリー「酸っぱさと苦味が強いかも。変な感じ」
マヤ「久しぶりに食べた。やっぱり美味しい」
カミュ「だな。マドリー、店には置いてあるのか?」
マドリー「はい。時期や状況によって変わりますが仕入れておこうと思ってます」
カミュ「こりゃあいいな。ほやのためだけに来るってのもありだな」
マドリー「お気に召していただけてよかったです。あ、お次のも出しますね」
ビル「待て、マドリー。これ以上は止めておけ。明日からに響くだろ」
マルティナ「そうね。私達ばかりに構ってたら明日困っちゃうかもしれないわ」
グレイグ「そうですな。それに、こっちには大食男がいるのでな。こちらに付き合うと大変な事になるぞ」
ラース「誰のことだか」
カミュ「お前だよ」
グリー「あ、あはは.....。ラースさん、飲み会の時もたくさん食べてましたもんね」
マドリー「それもそうね。すみません、少し楽しくなっちゃって」
デルカダール王「なに、気にするな。いろんな物が楽しめてこちらもよかった」
マルティナ「また今度来るわ。その時はまたよろしくね」
ラース「マヤ、グリー、これから頑張れよ」
マヤ「うん!頑張るね!」
グリー「これからもよろしくお願いします」
それから二週間後の夕方、訓練場
ベグル「おーい、誰かこの後飲みに行くか?」
マーズ「お、じゃあ行こうかな」
ダバン「いいな、行こうぜ」
ギバ「グリーの店でいいよな?」
ベグル「だな。すっかり常連になりつつあるよな」
グラジー
カラン
グリー「いらっしゃいませー。こんばんは、ベグルさん、マーズさん、ダバンさん、ギバさん。カウンターと座席どちらにしますか?」
ベグル「毎回悪いな、グリー。カウンターで頼む」
グリー「こちらこそいつもありがとうございます。それではこちらでお願いします」
マヤ「あ!ベグルさん達また来てくれた。いしし、いつもありがとうございます」
マーズ「よう、マヤちゃん。頑張ってんな」
ダバン「兵士達の溜まり場みたいになっちゃってるな。大丈夫か?」
グリー「そんな事ないですよ。お昼は普通にお客さん来てくれますし、夜だって来てくれる人も多いです」
ギバ「それならよかった。俺達だけで結構な頻度だったからな」
お客「すみませーん」
グリー「あ、マヤさん。僕がいくね。はーい」
マヤ「うん、わかった」
マドリー「料理できたわよー、運んでちょうだーい」
マヤ「はーい!ベグルさん達ごゆっくり」
ベグル「しかし、ここはいいよな。酒や料理の種類も多いし、飲みやすいものばかりだ」
ギバ「だよな!しかも各国の物まであるんだぜ、最高だよな!」
ダバン「今度ミラを連れてこようと思ってるんだ。とうもろこしのお酒ってラムダの物らしいぜ」
ベグル「ほう、そうだったのか。それならジェーンも連れてきてやりたいな」
マーズ「今度は新入り達とも来ようぜ。酒に慣れるにはいい場所だろ」
カラン
マヤ「いらっしゃいませー、あ!兄貴!」
カミュ「よ、中々繁盛してんな。って、ベグル達もいたのか。隣いいか?」
ベグル「あ、カミュさん。どうぞ」
マーズ「カミュさんもよく来ますよね。やっぱり妹さんが気になるんですか?」
カミュ「別にそんなんじゃねえよ。全く心配してないって言ったら嘘になるが、そのためだけに来るほどじゃないさ。マヤ、ほや頼むぜ」
マヤ「だよね。もう頼んであるよ」
ダバン「ほや?」
ギバ「あの貝ですか。俺、あまり得意じゃないんですよね」
カミュ「まあ人それぞれだよな。お前らも食べたことないなら食ってみるか?」
ダバン「興味ありますね。いいですか?」
カミュ「おう、俺はこれが好物なんだ。クレイモランにしかなかったんだが、デルカダールでも食べれるようになってな。このために来てるっていってもいいんだぜ」
マヤ「はい、兄貴。ほやだよ」
カミュ「ギバはクレイモラン出身だからわかるもんな。ベグル達は取ってみろよ」
ギバ「いろんな味するぞ。一応気をつけておけ」
ベグル「どれ......うお!確かになんかいろんな味するな!」
ダバン「驚いたが、美味いじゃないか。お酒にも合いそうですよ」
カミュ「お!ダバンわかってんな!」
マーズ「貝とは思えないですね。甘いようなしょっぱいような苦いような不思議な感じです」
カミュ「そこが慣れてくると美味く感じるんだぜ」
マーズ「そうだ。カミュさん、一つ相談したい事があるんです」
カミュ「俺に?どうしたんだよ」
マーズ「実は二ヶ月後、ブレイブ達の誕生日なんです。毎年兵士一同としてプレゼントしてたんですけど、今年はどうしようかと思ってて」
ギバ「あー、確かに。いつも悩むよな」
カミュ「へえ、ブレイブ達に誕生日なんてあったのか。でも何で俺なんだ?」
マーズ「シロっていうホワイトパンサーがいるんですよね?それなら何かいいアドバイスがあればと思って」
カミュ「そういう事か。前は何あげてたんだ?」
ベグル「去年が食い物で、一昨年が首輪ですね。消耗品の方が後腐れないと思って」
ダバン「今年も食い物にするか?中々喜んでたみたいだぜ」
カミュ「そうだな。シロも食い物にはよく反応するからな。シロやコロみたいなまだ大人になりかけてるやつらなら遊び道具でもいいんだろうが、ブレイブは大人だから無理だもんな」
ギバ「前にふさげたバンがコロにお手を覚えさせていて、ブレイブに思いっきり怒られてましたね。頭に本気で噛み付いてましたよ」
マーズ「あったな、そういえば。容赦なかったよな。爪で裂いたり、牙で噛みちぎってたな。あの時の怒ってるブレイブは今までで一番強かったんじゃないか?」
カミュ「兄貴によるとブレイブって結構強いんだろ?バンには厳しいんだな」
ベグル「自業自得ですけどね。キラーパンサー自体子どもに変なことされると怒りだすと言われてますし、本能によるものですよ」
ダバン「ブレイブも喜ぶようなプレゼントがよくて。少し前にバンの偽物騒動の時に助けてもらったんでそのお礼もしたいなと思ってるんです」
カミュ「そうか。うーん.......お!確かサマディーって猫を城で飼ってるんだ」
ギバ「え?そうなんですか?」
マーズ「そうですね。前に行った時に中々な数がいました。ですが、それと何の関係が?」
カミュ「キラーパンサーって種族は元を辿れば一応猫だろ?サマディーには猫用のグッズもあるし、探してみたらどうだ?」
ベグル「なるほど。ブレイブにあまり猫らしさはないですけどね。コロの方がそれっぽいですよ」
カミュ「まあそこは仕方ないだろ」
ダバン「サマディーならミラと今度行くんですよ。その時に何か見つけてくるさ」
ベグル「え?そうなのか?知らなかったな」
ギバ「お!新婚旅行ってやつか?前にラース将軍達も行ったもんな」
ダバン「うるせえ、茶化すな」
マーズ「じゃあダバンに頼もうか。金はまた俺達で分割するからよ」
カミュ「二ヶ月後か、俺も何か用意しとくかな」
チャルケはジャーキーの別名です。へしこやほやは私、苦手なんです。皆さんは食べた事ありますか?お酒をよく飲む方なら一度食べてみてはどうでしょうか