ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

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迷い猫

サマディー王国

 

 

 

ダバン「少し商店街で買い物していかないか?俺も買いたい物があるんだ」

 

 

 

 

ミラ「あら、そうだったの。私もちょうどお土産を買おうと思ってたの。夜までまだ時間あるし行きましょうか」

 

 

 

商店街

 

 

 

ミラ「何だか普通の商店街にはない物があるわね。紐とかロープ、変な置物もあるわ」

 

 

 

 

ダバン「俺はそういうのを探してたんだ。何かいいのがないだろうか」

 

 

 

 

ミラ「え?これって何かに使うの?兵士で必要なものなの?」

 

 

 

 

ダバン「いや、これは猫とかを飼う人のものらしい。ここって城とかに猫がよく飼われてて、普通の家にも多くいるらしいんだ」

 

 

 

 

ミラ「へ〜、猫ちゃんのためなのね。でも、ダバンには必要ないんじゃない?」

 

 

 

 

ダバン「少し目的は違うが、ブレイブ達の誕生日プレゼントにならないかと思ってな。ほら、キラーパンサーって元を辿れば猫だろ?だから何かいいのがあればそれをプレゼントしようかと考えててな」

 

 

 

 

ミラ「なるほど。ブレイブへのプレゼントなのね。でも、猫ちゃんなんかよりずっと大きいわよ」

 

 

 

 

ダバン「まあな。そこは考えないとだよな。お、これなんかどうだ?」

 

 

 

 

ミラ「あら、可愛い首輪。でも小さくないかしら?」

 

 

 

 

ダバン「これ以上大きくできないかな」

 

 

 

ダバンは首輪をいじっている

 

 

 

ミラ「難しそうね。あ!このブラシなんかどうかしら?ブレイブもコロちゃんも毛が多いでしょ?」

 

 

 

 

ダバン「新しいブラシも悪くないな。ラース将軍が一本持ってるが、予備があったっておかしくないもんな」

 

 

 

 

ミラ「他だと........あら?このふさふさしたやつは何に使うのかしら」

 

 

 

 

商人「お姉さん、猫ちゃんを飼ってるんですか?」

 

 

 

 

ミラ「あ、いえ、そうじゃなく......そうなんです!」

 

 

 

 

商人「これは猫ちゃんの本能を刺激するための遊び道具で、こうやってパタパタと動かすだけで追いかけたり捕まえたくなるんですよ」

 

 

 

 

ダバン「へぇ〜、本能か。これより大きいものはあるか?」

 

 

 

 

商人「これより大きいとなると、このベビーパンサー用程度しかありませんね。しかし、買う方もほとんどいないのでこれ一点のみとなりますね」

 

 

 

商人は人の腕の長さほどの猫じゃらしを持ってきた

 

 

 

ダバン「おお!それくらいなら大丈夫そうだ!これ一つもらえるか?」

 

 

 

 

商人「へ、あ、ありがとうございます!それでは料金はこちらの方になります」

 

 

 

 

ダバン「それとこのブラシも一つくれないか」

 

 

 

 

商人「わかりました」

 

 

 

その後

 

 

 

ミラ「よかったじゃない、ダバン。ちょうどいいものがあって」

 

 

 

 

ダバン「本当だな。まさかベビーパンサー用なんてものがあるなんてな。探しにきたかいがあったぜ」

 

 

 

その時

 

 

 

ニャ〜

 

 

 

ミラ「あら?今、この建物の隙間から何か声が......」

 

 

 

ニャ〜、ニャ〜

 

 

 

ダバン「あ、俺にも聞こえた。猫がこの中にいるのか?」

 

 

 

二人が家の隙間を覗き込むと、中には二匹の猫が鳴いていた

 

 

 

ニャ〜、ニャ〜

 

 

 

ミラ「大変!出れなくなってるみたいよ!」

 

 

 

 

ダバン「こんな狭い所から入ったのか?.............いや、違うな。上に少し隙間がある。そこから落ちたのか」

 

 

 

ダバンが上を見ると屋根の方に小さい隙間があった

 

 

 

ミラ「何とか助けてあげたいんだけど、どうしましょう」

 

 

 

 

ダバン「この屋根の上に行こう。そこから助けだせないか見てみよう」

 

 

 

屋根の上

 

 

 

ミラ「ここが家じゃなくてよかったわね。人の家の屋根の上に勝手に上がりたくないもの」

 

 

 

 

ダバン「さて、この隙間だな。.......お、頭が入るくらいか。なら、手を伸ばせばいけるか?」

 

 

 

ダバンは隙間に体をどんどんいれていく

 

 

 

ミラ「大丈夫?ダバン」

 

 

 

 

ダバン「まあな。ほら、こっちにこい。飛んでくるんだ」

 

 

 

ダバンは腕を広げている

 

 

 

猫「ニャ〜.......」

 

 

 

 

ダバン「うーん、来ないな。どうしたもんか」

 

 

 

 

ミラ「あ!こんな時こそあの猫じゃらしよ!それでジャンプしてもらってそこをダバンが捕まえましょう!」

 

 

 

 

ダバン「なるほど!それはいい手段だな!」

 

 

 

 

ミラ「取れる?ダバン。猫じゃらしよ」

 

 

 

 

ダバン「よし、オッケーだ!ほれ、猫、来い!」

 

 

 

 

猫「ニャー!」

 

 

一匹の猫がじゃらしに向かってジャンプしてきた

 

 

 

ダバン「よっし!一匹確保!ミラ、頼んだ」

 

 

 

 

ミラ「ええ。もう大丈夫よ」

 

 

 

 

ダバン「さ、次はお前だぜ」

 

 

 

 

猫「ニャー!」

 

 

 

 

ダバン「よし!こっちも捕まえた!」

 

 

 

 

ミラ「何とかなったわね。猫じゃらし凄いわ」

 

 

 

 

ダバン「だな。それにしても、誰かに飼われてたのか?随分と綺麗な猫だな」

 

 

 

 

ミラ「商店街で誰か心当たりないか探してみましょう」

 

 

 

商店街

 

 

 

ダバン「すみませーん、誰かこの猫の飼い主知りませんかー?」

 

 

 

 

ミラ「白と灰色の猫ちゃんなんです。知りませんかー?」

 

 

 

 

女性「あら!この子達はお城にいる猫よ!いつも二人で仲良しなのよ」

 

 

 

 

ミラ「本当ですか!教えてくださりありがとうございます!」

 

 

 

 

ダバン「なら、サマディー城に届けにいくか」

 

 

 

サマディー城

 

 

 

猫「ニャー」

 

 

 

城につくやいなや二匹とも腕から飛び降りた

 

 

 

ミラ「あら、よかったわね。お家に帰れて」

 

 

 

 

ダバン「しかし、周りに結構な猫がいるんだな」

 

 

 

 

ミラ「ふふ、いいじゃない、かわいくて。私は猫ちゃん好きよ」

 

 

 

その時

 

 

 

ロベルト「ん?ダバン達?」

 

 

 

階段からロベルトとガザルが降りてきた

 

 

 

ミラ「あ、ロベルトさんにガザルさん。お疲れ様です」

 

 

 

 

ダバン「ん?バンはどうした?」

 

 

 

 

ガザル「バンなら今サマディー王様に報告してる所だ」

 

 

 

 

ミラ「そうだったんですね。今からお帰りですか?」

 

 

 

 

ロベルト「はい。もう指導は終わったんで。ダバン達は明日の朝だったか」

 

 

 

 

ダバン「ああ、そうだ。昼の訓練には間に合うぜ」

 

 

 

 

ガザル「わかった。それじゃあまた明日な」

 

 

 

ロベルトとガザルが通り過ぎようとしていく時

 

 

 

ダバン「覚悟しておけよ」

 

 

 

ロベルトとガザルにこっそりと呟いた

 

 

 

二人「!!?」

 

 

 

 

ダバン「明日が楽しみだな」

 

 

 

 

ガザル「お、俺は関係ねえ!馬鹿に巻き込まれただけだ!」

 

 

 

 

ロベルト「そうだ!ダバンも見ていただろう?」

 

 

 

 

ダバン「............それもそうだな。バンには三人分罰を受けてもらうとするか」

 

 

 

 

二人「ホッ.......」

 

 

 

 

ミラ「???」

 

 

 

ホテル

 

 

 

ミラ「見て、ダバン!マッサージがあるわよ!」

 

 

 

 

ダバン「へぇ〜、マッサージってやってもらった事ないが気持ちいいのか?」

 

 

 

 

ミラ「え!?そうなの!?気持ちいいわよ。体の疲れが取れていくの。私もラムダから出て初めて知ったんだけど、もう最高なの。ダバンもやってみましょう」

 

 

 

 

ダバン「そんなにか。なら、少し受けてみるとしようか」

 

 

 

その後

 

 

 

ミラ「どうだった?ダバン。気持ちよかったわよね」

 

 

 

 

ダバン「ああ!こりゃあ凄えな。今まで凝ってたのが無くなったみてえだ」

 

 

 

ダバンは肩や首を鳴らしている

 

 

 

ダバン「大分固くなってるって言われて随分念入りにやってくれたからな」

 

 

 

 

ミラ「仕事上仕方ないわよね。私が普段やってるのとは全く違うわよね」

 

 

 

 

ダバン「俺は別にミラがやってくれるやつでも全然構わねえし、気持ちいいけどな」

 

 

 

 

ミラ「あら、ありがとう。明日からまた頑張ってね」

 

 

 

 

ダバン「おう!」

 

 

 

 

 

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