クレイモラン広場 前
イレブン「あ、あそこに無事な人がいるよ」
そこには高級そうなレザーマントをつけた金髪で眼鏡をかけた女性がいた
手には何かの本を持っている
ラース「(.....警戒しないとな)あの、ちょっといいですか?」
???「....?キャッ!す、すみません。まさか旅人が訪れるとは思わなかったので」
ベロニカ「あなたは無事のようね。どうしてこの町が氷漬けになったのか知ってたら教えてくれない?」
???「はい。それは3ヶ月ほど前突然魔女がこの町に現れたのです」
セーニャ「魔女!?魔女ってよく昔話とか伝説にのっている、あの魔女ですか?」
???「はい。そして魔女が何やら呪文を唱えると、突如激しい吹雪が町を襲い、町全体を包み込みました。私は吹雪の中で気を失ってしまい、目が覚めたら町は凍りついていました。なぜ私だけが助かったのかはわかりません」
ベロニカ「町ごと凍らせるなんて酷い魔女だわ。なんとか助けてあげたいけど、この氷はあたしの呪文でも溶かせないわ」
ロウ「....ところで、その服にある紋章。ずっと気になっておったのじゃが」
ラース「やっぱりじいさんも気付いてたか。あれはクレイモラン王国の紋章だな。君は城の者なのか?」
シャール「名乗るのが遅れました。私はクレイモラン王国女王シャール」
ロウ「何!?お主が女王じゃと。という事は先代の王はもう....」
シャール「はい。一年ほど前に亡くなった父から王位を受け継いだ矢先に町がこんな事に。私、もうどうしたら」
ベロニカ「私達大変な時に来たみたいね。オーブがとか言っている場合じゃないわね」
シャール「オーブ?」
ロウ「あれじゃよ。クレイモラン王家に伝わる家宝のブルーオーブ。訳あって、わしらにはあのオーブが必要なんじゃ」
シャールは少し考え込んでいる
ラース「(王の娘という事は小さな頃から城にいたはず。なのに、国宝のブルーオーブを知らないのか?)」
シャール「ああっ!あの青い宝玉のことですね。あれでしたら、今はお城の中にありますので氷を溶かさない限り中には....」
ベロニカ「どっちみち氷を溶かさないとオーブは手に入らないのね。もしかしたら、魔女を倒せば氷が溶けるかも」
シャール「実は、数日ほど前に来た外国の救援部隊に魔女退治をお願いしたのですが....苦戦しているのか全然音沙汰がなくて」
ラース「(救援部隊を送れるほどなら、それなりに大きい国のはず。1年しか経っていないとはいえ、女王ともあろうお方がその国の名前を知らない?)」
ラースはシャールに対して不信感を持ち始めた
ベロニカ「そういう事なら、あたし達も魔女退治に協力しましょう。イレブン」
イレブン「うん。凍った人達も心配だしね」
シャール「ありがとうございます、皆さん。魔女は東のシケスビア雪原にあるミルレアンの森に潜んでいると聞きます。
ですが、あそこの森には魔女だけでなく魔獣も潜んでいると聞きます。みなさん、お気をつけてください」
ロウ「魔獣か、覚えておこう。では、ミルレアンの森に向かうとするかの」