ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

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ドキドキデート3

数分後

 

 

 

店長「お待たせしました。フルーツパフェとピーチタルトになります。それと紅茶にグレープジュースです」

 

 

 

 

グリー「凄〜い、こんなパフェ初めて見た。とっても美味しそう」

 

 

 

 

店長「へへ、ありがとな」

 

 

 

 

マヤ「久しぶりに見たら私もまた食べてみたくなっちゃった。グリーさん、私にも少しちょうだい。ピーチタルトも少しあげるからさ」

 

 

 

 

グリー「え......(こ、これって、半分こって事だよね。つまり......あーんってやつも出来る!?)」

 

 

 

グリーはマヤの発言に少し顔を赤くしていた

 

 

 

店長「マヤちゃん、グリーのやつどうしたんだ?」

 

 

 

 

マヤ「え?わかんない。グリーさん?」

 

 

 

 

グリー「あ!えっと、うん!全然問題ないよ!」

 

 

 

 

店長「そうだ。この後、俺がこの街と周辺のオススメの場所教えてやるよ。あまり慣れてないだろ?」

 

 

 

 

グリー「いいんですか?」

 

 

 

 

マヤ「店長さんが教えてくれた方が色々知ってるからありがたいな」

 

 

 

 

店長「おう。それじゃあごゆっくり」

 

 

 

 

グリー「じゃあマヤさん、はい。少し分けるね」

 

 

 

 

マヤ「うん。ありがとう、私のやつも..........あ」

 

 

 

マヤは前にマルティナが言っていた事を思い出した

 

 

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マルティナ「まず、相手に好意を気付いてもらうにはどんどん好きな気持ちをアピールしていくのよ。例えば、一緒に何かを食べている時に相手に食べさせたり、食べてもらったりするといいわよ。マヤちゃんも知ってるでしょ?こうやって、あーんってやるのよ。ラースもこれ好きなのよ。ぜひやってみて」

 

 

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マヤ「(そうだった。姉ちゃんが折角教えてくれたんだった。えっと.......恥ずかしいけど、こうやって)」

 

 

 

 

グリー「マヤさん?」

 

 

 

 

マヤ「グ、グリーさん、折角だから食べさせてあげるね。は、はい、あーん」

 

 

 

マヤは顔を真っ赤にしながらグリーに自分のタルトをスプーンに乗せて出した

 

 

 

グリー「ふぇっ!?い、いいいいの?じゃ、じゃあありがたく..........う、うん。とっても美味しい。ありがとう、マヤさん」

 

 

 

 

マヤ「よ、よかった。美味しいでしょ?ここのケーキ。パフェも凄く美味しいから食べてみて(よかった〜、成功したよ。ありがとう、姉ちゃん)」

 

 

 

 

グリー「本当美味しい。これはパフェも楽しみ(ビ、ビックリした〜......。マヤさんにまさかこんな事してもらえるなんて。嬉しすぎてタルトの味よくわかんなかった.....)」

 

 

 

キッチンではシンジがそれを見ていた

 

 

 

店長「ハ〜.......。羨ましいぜ。俺だってああいう事してみたいのによう。マルティナさんが言ってたよりよっぽどいい感じに見えるけどなー」

 

 

 

しばらくして二人はケーキを食べ終わり、シンジが地図を見せながら話をしていた

 

 

 

店長「俺オススメの場所はまず港付近のステージだな。結構いい景色だし、カモメなんかもよく止まってる。ゆっくり潮風を浴びながらゆっくり出来るぜ。ショッピングしたいなら、中央にある通りにいけば大抵あるぞ。

 

 

 

もしまだスイーツを食べたいなら、俺のこの店の通りを歩けばいい。んで、俺が絶対に行ってほしいのが霊水の洞窟だ」

 

 

 

 

グリー「霊水の洞窟?」

 

 

 

 

マヤ「それってダーハルーネの外って事?」

 

 

 

 

店長「そうだ。ダーハルーネを右に出てしばらくすると大きな滝の近くに洞窟がある。そこが霊水の洞窟。中に入ると綺麗な水晶がある事が多いんだ。すげえ綺麗だからよ。ぜひ行ってみてくれ。それにそこから湧き出てる水があるんだが、美味しいから飲んでみてくれよな」

 

 

 

 

グリー「へ〜、それはいいですね。マヤさん、行ってみよっか」

 

 

 

 

マヤ「うん。水晶なんて中々見られないもんね」

 

 

 

 

店長「おっと、そうだった。二人は戦えたりすんのか?一応道中や洞窟内には魔物がいるんだ」

 

 

 

 

グリー「え、そうなんですか。僕は戦えないです」

 

 

 

 

マヤ「私も。本当簡単な事しか出来ない」

 

 

 

 

店長「あー、そりゃあ悪かったな。なら、俺がついて行くか。多少だが戦えるからよ。行く時になったらまた連絡してくれ」

 

 

 

 

マヤ「お店もあるのに悪いよ。今度兄貴とかに連れてってもらうからさ」

 

 

 

 

グリー「そうですよ。自分達だけそんなの悪いです」

 

 

 

 

店長「いいって事よ。俺が誘った事だしあまり気にすんな」

 

 

 

 

マヤ「じゃ、じゃあよろしくね、店長さん」

 

 

 

 

グリー「ありがとうございます、シンジさん」

 

 

 

 

店長「おう。まあまずは街の中を巡っててくれ」

 

 

 

 

マヤ「うん、わかった。グリーさん、どこ行く?」

 

 

 

 

グリー「じゃあステージで海見に行こうかな」

 

 

 

 

マヤ「わかった。案内するね。じゃあまた後で」

 

 

 

 

店長「おう、また後でな」

 

 

 

二人は店を出て行った

 

 

 

店長「..............あ、裏町の事説明するの忘れた。まあ大丈夫だろう。あの二人なら変な場所まで行かないだろうしな」

 

 

 

ダーハルーネの街 ステージ

 

 

 

グリー「わ〜、港だー。船とかたくさん泊まってる」

 

 

 

 

マヤ「そりゃあそうだよ。港だもん。ナギムナー村だって大きな船こそなくてもこんな感じだったでしょ?」

 

 

 

 

グリー「ほら、僕ってナギムナー村では海に近づかなかったから遠くからしか見てなかったんだよね。こんな近くなのは初めてなんだ」

 

 

 

 

マヤ「あ、そっか。じゃあカモメとかもこんな近くなのは初めて?」

 

 

 

マヤが指す方に数匹のカモメが羽を休ませていた

 

 

 

グリー「あ!本当だ!うん、初めてだよ。可愛いな〜」

 

 

 

 

マヤ「ふふ、グリーさん子どもみたいだよ」

 

 

 

 

グリー「へへ、そう?やっぱり今まで諦めてた景色がこうやって見れると嬉しいんだ」

 

 

 

 

マヤ「........そっか。少しわかるよ、その気持ち。諦めてたのが自分の前に現れると嬉しいもんね」

 

 

 

その頃、カフェでは

 

 

 

カラン

 

 

 

店長「いらっしゃいませー」

 

 

 

 

ベグル「あんたがラース将軍の話している店長って人か」

 

 

 

 

店長「え?ラースと知り合い?って...........どっかで見たような顔だな」

 

 

 

 

ベグル「だろうな、まあいい。さっきマヤとグリーが来てただろ。二人にどこを案内したんだ?」

 

 

 

 

店長「.........マヤとグリーとも知り合いらしいが、素性もわからねえやつに教える気は無いぜ」

 

 

 

 

ベグル「ハァ〜、面倒だな。ほら、これでいいか?」

 

 

 

ベグルはポケットからデルカダール王国の兵士の紋章を出した

 

 

 

店長「デルカダール王国の兵士!?そんなやつが何であの二人を調べてんだ?なおさらわからねえぞ」

 

 

 

 

ベグル「ラース将軍から頼まれたんだ。二人のデートに危険が無いようにしてほしいってな。何もなきゃ何もしない。あの二人は戦えないからな。もし変な事に巻き込まれないようにしているだけだ」

 

 

 

 

店長「なるほど、ラースのやつマヤちゃんの事大事にしてるもんな。って!わかったぞ!ずっとどっかで見た事あると思ってたんだ、お前の顔!お前、悪尽のベグルだろ!」

 

 

 

 

ベグル「チッ!その名前で呼ぶんじゃねえよ」

 

 

 

 

店長「へ〜、ほ〜、お前がか〜」

 

 

 

シンジはベグルの事を調べるように見ている

 

 

 

ベグル「んだよ、そんなにジロジロ見るんじゃねえ」

 

 

 

 

店長「前にな、一度ラースとマルティナさんとバンにベグルってやつが兵士にいるって聞いてお前の事話したんだ。この街の暴走族の事をな。そしたら三人ともベグルはそんな事するやつじゃないって言っててな。特にバンなんか俺の話信じてなかったからな。どういうやつか気になってたんだが、いいやつそうな雰囲気してるな。怖いけどよ」

 

 

 

 

ベグル「てめえか、二人にその話をしたのは!よくも人が隠してた事話しやがったな!あれからバンにもラース将軍にも馬鹿にされてんだ!」

 

 

 

 

店長「え、そ、そうだったのか?いやー、悪かったな!」

 

 

 

 

ベグル「悪かったで済んだら兵士はいらねえんだよ!」

 

 

 

 

店長「ハハハハハ!まあ気にすんな。それとあの二人に教えた事だが、この街の店やオススメの場所だな。さっきはステージに行くって言ってたぜ。それと、しばらくしたら俺と一緒に霊水の洞窟に行く事になってる」

 

 

 

 

ベグル「ハァ〜......。本当にラース将軍の言う通りになった。俺はその霊水の洞窟に行くだろうから、それを止めてくれって言われてんだ。お前は戦えんのか?」

 

 

 

 

店長「まあ一応な。だから安心してくれ。というか、ラースのやつ俺のパターン理解していやがったか」

 

 

 

 

ベグル「いや、だとしても一般人だろ。もし魔物の群れに遭遇したらどうする。二人を守りながら戦うのは難しい事だ。やめた方がいいだろ」

 

 

 

 

店長「ぼ、暴走族にまともな事言われた」

 

 

 

 

ベグル「今その話を出すんじゃねえよ。第一馬鹿にしてんのか?」

 

 

 

ベグルはシンジを睨みつけた

 

 

 

店長「うおっ!迫力がすげえな!ただ、もう約束しちまったからよ。やめろって言われてもな...............おお!そうじゃん!目の前に俺より戦えるやつがいるじゃねえか!」

 

 

 

 

ベグル「は?」

 

 

 

 

店長「なあ、ベグル。マヤちゃん達と知り合いなら話が早い。二人を守りながら霊水の洞窟に行って来てくれよ」

 

 

 

 

ベグル「お断りだ。そもそも俺はマヤ達にバレないようにしてるんだからよ。ラース将軍からもそう言われてんだ。そんな事出来ねえよ」

 

 

 

 

店長「じゃあよ、俺がマヤちゃん達を霊水の洞窟に案内するからもしもの事があったら戦闘に参加してくれ。そうなったら俺が二人を無理矢理でも逃すからさ」

 

 

 

 

ベグル「だからそもそも行かなけりゃいいだけの話だろうが」

 

 

 

 

店長「でも約束しちまったんだよ。いいじゃねえか!な?頼むよ。一般人からの頼みを兵士は聞き入れてくれねえのか?」

 

 

 

 

ベグル「ぐ......。だがな....」

 

 

 

 

店長「粘るなあ、ベグル。じゃあ最後の手段だ。今度ラースやマルティナさんにお前のとこの兵士は一般市民のお願いすら聞いてくれないやつだって言うぞ?」

 

 

 

 

ベグル「ハァ!?て、てめえ.......それは反則だろうが!!」

 

 

 

 

店長「ハッハッハ!どうだ?」

 

 

 

 

ベグル「チッ!!てめえ、いつか覚えてろよ。絶対ボコボコにしてやる」

 

 

 

 

店長「怖っ!ま、まあいいさ。ラースを盾にしてやる。それじゃあよろしくな、ベグル」

 

 

 

 

ベグル「ふざけやがって」

 

 

 

 

 

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