デルカダール地方
ベグルとロベルトはロウ達のいる場所までやってきた
ベグル「あれ?あそこにいるのバンとブレイブだ」
ロベルト「よし、追いついたか。って、ロウ様もいるな。戦ってるわけじゃなさそうだけど何してんだ?」
ロウ「む?おお、ベグルとロベルトも来たかの」
バン「げ、追いつかれた」
ベグル「何してるんですか?ロウ様が四つ目の障害物なんですよね?」
ロウ「そうじゃ。わしは今までとは少し違って、わしから出題するクイズに全問答えられたら四つ目の障害クリアというわけじゃ」
ロベルト「まさかのクイズですか。これは........バン、ご愁傷様だな」
ロウ「少々待っててくれ。バン、二問目はこれじゃ。これは何を意味しておる?」
ロウが出した紙には
0>2>5>0
と書いてある
バン「また難しそうなのが.....」
ロウ「ヒントが欲しかったらまた呼んでくれ。さてベグルにロベルトや、わしからは三問クイズを出させてもらおう。全問解ければ通ってよいぞ。バンは特別に二問だけじゃがな。お主達は頭がいいと聞いておるからバンのように甘くはせんぞ」
ベグル「まあバンよりは頭はいいと思いますけど」
ロベルト「内容によっては苦戦しそうだな」
その頃、訓練場
マルスとルナはラースにどんどん攻撃していた
ルナ「やあっ!」
ラース「ん!これで二十回だな。合格だ!よく頑張ったな、通っていいぞ」
マルス「やった!ルナ、僕達も早く行こう!」
ルナ「うん!じゃあね〜、おとうさーん」
ラース「さて、次だな」
数分後
エド「っしゃあ!頑張るぞ、テルマ!」
テルマ「なんで俺まで......」
エドのやる気満々といった感じとは裏腹に、テルマはどんよりとした空気を纏っている
エド「暇そうにしてたからだぜ!」
テルマ「休日だったんだよ!チャムと久しぶりに遊ぶかとか思ってたのに......なんでこんな事に」
ラース「エドがすまないな、テルマ。まあこれも遊びだからよ」
テルマ「俺、本当少ししか戦えないんですよ?ラース将軍となんて無理ですって」
テルマは首をかなりの速度で横にふっている
ラース「安心しろ、流石にそれはこっちもわかってるさ」
ラースもテルマの様子に苦笑いしている
エド「んで!俺達がここを通っていい条件はなんだ?」
ラース「俺はテルマの実力を知らないからな。それも測るという意味で子ども達と同じ二十回俺に攻撃を当ててみろ。エドは極力避けるが、テルマは基本避けないさ。それでいいか?」
エド「テルマ!ラースにどんどん攻撃していけ!」
テルマ「俺なんかを頼るな!エドの方が強いんだからエドの方こそどんどん攻撃しろよ!」
ラース「まあ取り敢えずそれでいくぞ」
デルカダール城下町
そこではカミュとガザルが戦っており、互いに苦戦していた
カミュ「チッ!流石同じブーメラン使いなだけあるな。やりにくいったらありゃしないぜ」
ガザル「(流石カミュさん、攻撃を弾くのがやっとだ。狙いも凄くて精度が高い)ダバン、そのまま進め!」
ダバン「ああ!」
カミュ「行かせるか!シャインスコール!」
ガザル「ダバン、いったぞ!」
ダバン「受け流しの構え!」
ダバンは自身に降ってきたブーメランを盾で上手く弾いた
ダバン「広場までこれた!」
ガザル「よし!ラース将軍よりは苦戦しなかったな」
カミュ「チッ!舐められたもんだが仕方ないか」
カミュは戻っていった
ガザル「よし!このまま行こうぜ!」
ダバン「あそこで戦ってるのギバとマーズだ。相手は.......セーニャさんみたいだな」
セーニャ「バギムーチョ!」
ギバ「またか!」
マーズ「チッ!また風で分断された!」
マーズとギバの間に巨大な竜巻が出来た
セーニャ「少々心苦しいやり方ですみません」
ギバ「いえ、立派な戦術ですからね!構いませんよ!ジゴスパーク!」
セーニャ「流水の構え!」
セーニャは雷を纏った槍を受け流し、地面に向かわせた
ギバ「うおっ!今度は受け流しか!カウンターと受け流し、どうやって対処すれば.....」
ガザル「なあ、これさ。もしかして、俺達通り抜けられそうじゃね?」
ダバン「だな。気配を頑張って消せばいけそうだ」
ガザル「よし、通り抜けちまおうぜ」
デルカダール地方
ベグルとロベルトはロウの出す問題に順調に答えていった
ロウ「流石ベグルとロベルトじゃな。二問目も突破したか。早いのう」
ロベルト「結構意地悪な問題ですね、ロウ様」
ベグル「だが、バンがそろそろショートしそうだぜ。見てて面白えや」
バン「0?5?5が最大?」
バンは最後の問題に苦戦していた
バンは頭を抱えている
ロウ「大丈夫かの?バン。ヒントは5以上になる事はなく、幼い頃にやった事があるものじゃぞ」
バン「うう〜.......」
ロベルト「俺はバンの問題の答えわかったけどな。流石に言えないな」
ロウ「ではベグルとロベルトには最終問題じゃ。○に入る数字はなんじゃ?」
ロウが出した紙には
1=1
60=1
24=1
○65=1
と書いてある
ロウ「最終問題はヒントは無しじゃ。頑張るのじゃぞ」
ベグル「はい!わかりました!」
ロベルト「ええ!?早くないか!?」
ロウ「ほ!!こ、これは驚いたのう。どれ、ベグル答えは?」
ベグル「3です」
ロウ「正解じゃな。どうしてじゃ?」
ベグル「時間を表してますね。1秒、1時間、1日の順です。それなら最後は数字的に1年。365日です」
ロベルト「確かに。よく気付いたな」
ロウ「うむ。通ってよいぞ」
ロベルト「それじゃあな、バン。早く解けるといいな。ブレイブが暇してるぞ」
ベグル「一生そこで頭抱えてても構わねえぜ」
バン「くそ〜......。ロウ様!もう一つヒントってありませんか?」
ロウ「す、すまんのう。二つ以上ヒントは考えておらんかった。だが、バンがかわいそうじゃのう。どれ.........子どもが物事を決めるのによく使う手段じゃな」
バン「物事を決めるのに........うーん!」
ブレイブ「クワァ〜.......」
ブレイブは寝そべって大きな欠伸をしていた
デルカダール城下町
マルスとルナはカミュに遭遇した
カミュ「げ。まさかマルスとルナまで参加してたのか?」
マルス「あ!カミュだ!カミュ、通して?」
ルナ「カミュさんも条件を達成すれば通してくれる?」
カミュ「まあそりゃあ通すがどうしたもんかな.........。よし、マルス、ルナ。俺が今から逃げるから、それを二人で俺に触れられたら通っていいぞ」
マルス「鬼ごっこだね!いいよー!」
ルナ「楽しそう!」
カミュ「じゃあ少し離れたらスタートだぜ」
広場
ダバン「バレてないみたいだ。このまま通っちまおうか」
ダバンとガザルはセーニャ達から少し離れた場所から入り口に近づいていた
ガザル「へへ、悪いな、ギバ、マーズ。お先に行かせてもらうぜ。セーニャさん、すまねえな」
ダバンとガザルは入り口からこっそりと出ていった
デルカダール地方
バン「あー!!!」
バンが大声をあげた
ロウ「おお、少しビックリしたわい」
ブレイブ「ガウガ!」
バン「あ、すみません。でもわかりました、ロウ様!答えはじゃんけんですね!?」
ロウ「ほほ、やっとわかってくれたかのう。正解じゃ」
バン「やったー!!もう脱落するんじゃないかと思った〜.......」
バンは安心したかのように座り込んだ
ブレイブ「ガウ」
ロウ「ほほ、よかったのう、バンや。通ってよいぞ」
バン「ありがとうございます、ロウ様!待たせてごめんな、ブレイブ!早くベグルとロベルトに追いつかないとな!」
ブレイブ「ガウ!」
ベグル達は
ベグル「まだロウ様以外と会わないな。ここら辺は休憩ゾーンか?」
ロベルト「そうかもしれないな。まあ突き進むだけだ。俺達が今一番だからよ」
ベグル「だな。バンはまだまだかかりそうだったし、どんどん突き放そうぜ」
シルビア「ウフフ、残念だけど休憩ゾーンは終わりよん」
木の上からシルビアが降りてきた
二人「シルビアさん!」
シルビア「は〜い、ベグルちゃん、ロベルトちゃん。思ってたよりは苦戦してるみたいね。5つ目の障害物はアタシよ」
ベグル「シルビアさんもバトルですか?」
ロベルト「それは中々厄介だ。あの剣捌きは凄いからな」
ベグルとロベルトは顔をしかめている
シルビア「うふふ、それでもよかったんだけど、皆が戦いばかりだと疲れちゃうでしょ?だからアタシは皆に楽しんでもらわなきゃって思ってね。ロウちゃんと同じで皆とは変えてみたの」
ロベルト「楽しむ、ですか。まあ遊びですからそれも大事なんでしょうけど、内容はなんですか?」
シルビア「そ・れ・は、ダンスよ〜!」
二人「ダンス!?」
シルビア「ええ、そうよ。踊りの内容はなんでも構わないから、これから流れる音楽に合わせてアタシと自由に踊るの!素敵でしょ?」
ベグル「ロベルト、任せた!俺には無理だ!」
ロベルト「いやいや、俺だってダンスなんて無理だぞ!?」
ベグル「俺よりはマシになるだろ!俺みたいな体格のやつが踊ったらヤベエだろ!!」
ロベルト「ブフッ......た、確かに.....」
ロベルトはそっぽを向いて口を押さえながら笑いを堪えているが、体も震えているため隠しきれていない
ベグル「おいこら、何笑ってやがる。ぶん殴るぞ」
シルビア「それでどっちが踊ってくれるの?ロベルトちゃん?アタシはベグルちゃんでも構わないわよ。見た目なんて何にも問題ないわ」
ロベルト「ま、まあ俺がやります。変でもいいですよね?」
シルビア「もっちろ〜ん。音楽に合わせていれば変な事なんてないわ!自由に体を動かしてればいいのよ。楽しくいきましょ〜う、ベグルちゃんも踊りたくなったら混ざっていいからね」
ベグル「いや、絶対ありえないんで大丈夫です」
シルビア「あらん、いけずぅ。それじゃあミュージックスタートよ!」