デルカダール地方
ロウはマルス達に簡単なクイズを出していた
ロウ「ヒャドの次に強い魔法はなんだったかのう?」
ルナ「はーい!ヒャダルコ!まだ唱えられないけど」
マルス「流石ルナ、詳しいね」
ロウ「ほほ、正解じゃよ。ルナちゃんは賢いのう。どれ、通ってよいぞ」
ルナ「えっへん!」
マルス「よーし、どんどん進むぞー!」
マルス達が進んだ後、城下町からエド達もやってきた
エド「あ、あそこにいるじいさんって確か勇者の仲間だったよな」
テルマ「え!?ちょっ、エド!もういいから!恥ずかしいから降ろせ!」
エド「何が恥ずかしいんだよ。この方が速いだろ」
テルマ「ロウ様の前でこんな情けない姿見せたくねえんだよ!」
テルマはジタバタと暴れている
エド「わかったわかった。ほらよ」
エドはテルマを持っていた手を離した
ドサ
テルマ「痛っ!急に落とすなよ!」
ロウ「ほほ、エドに確かお主はテルマ君じゃったかのう。姫の手紙に書いてあったわい。テルマ君とは初めましてになるのう。今はユグノアで王の付き添いをしておるロウという。よろしく頼むのう」
テルマ「俺の事ご存知だったんですね、ロウ様。よろしくお願いします」
エド「それでよ、じいさん!戦ってくれんのか?」
ロウ「ん?という事は、お主達もこの障害物競争に参加しておるという事か。残念ながらわしは戦いではないのう。わしをクリアするにはわしが出す問題に全て答えたらじゃ」
エド「よし!テルマ、お前に全て任せた!」
テルマ「なんでだよ!エドの方が年上なんだからエドも考えろ!」
ロウ「仲がよさそうでなによりじゃな。二人で協力して考えてもらって構わんぞ。ヒントもいくつか教える事も出来る。頑張ってほしいのう」
シルビアがいる場所ではダバン達が踊っていた
シルビア「やだ〜!四人とも最高よ!アタシも楽しくなってきちゃった!」
ギバ「な、なんでこんな事してんだっけ」
マーズ「全員巻き込まれるとはな。まあ確かに少し楽しくはあるが」
ガザル「ダバン、お前結構踊れるんだな」
ダバン「ま、まあな。俺は結構踊るのが好きだったからよ」
シルビア「どんどんヒートアップよ〜」
ベロニカはバンに苦戦していた
バン「しんくうげり!」
ベロニカ「くっ!」
ベロニカは杖でガードするが、威力で後方へと押し出される
ベロニカ「やるじゃない、バン。距離の詰め方が凄く早いわ」
バン「かくとう技を使う上で基本ですから!」
ブレイブ「ガウ!」
バンの後ろからブレイブが飛びかかった
ベロニカ「メラミ!」
ブレイブ「グルッ」
ブレイブは身体を捻って飛びかかる方向を変えた
バン「氷結らんげき!」
ベロニカ「キャアッ!」
ベロニカはブレイブに追撃で魔法を詠唱していたが、バンに邪魔される
ベロニカ「結構体力無くなってきたわね。仕方ないわ、バン、ブレイブ。通っていいわよ」
バン「お!やった!」
ブレイブ「ガウ!」
ベロニカ「この先の障害物達は厄介揃いよ。精々倒されないように頑張りなさい」
バン「えっと、まだ会ってない勇者様達のメンバーだと...............うわ〜、イレブンさんにマルティナ様、グレイグ将軍か。誰が来ても怖いなー」
ブレイブ「ガウ.....」
ベロニカ「そういう事。ほら、さっさと行きなさい」
バン「はい。ブレイブ、覚悟を決めるぞ!」
ブレイブ「ガウ!」
デルカコスタ地方
バン「もうデルカダール神殿が近くまで来てる。そろそろ一人くらいきても」
ガサ!
二人「!?」
マルティナ「ふっ!」
マルティナが木の上から二人目掛けて降ってきた
バンとブレイブは別々の方向に避けた
マルティナは着地したと同時にバンの方へと突っ込み、連続で攻撃していく
マルティナ「やあっ!はあっ!」
バン「はっ!」
バンも負けじとマルティナの攻撃を避けたり、ガードしたりしている
ブレイブ「ガウ!」
マルティナ「わかってるわよ!はあっ!」
マルティナは攻撃しながらブレイブにも蹴りを放つ
ブレイブ「ガウゥ!」
バン「さみだれ突き!」
マルティナ「はあっ!」
マルティナは槍を足で払い除けると同時に後方へ飛び、距離を離した
マルティナ「ふふ、流石バンね。やるじゃない。奇襲にもしっかり対応出来るのね」
バン「ビックリしましたよ、マルティナ様ー。こっちは必死だったんですから!」
マルティナ「あら、そんなに必死だったの?まだ余裕は感じられたけどね。さて、ついにここまで来たのね。私は七つ目の障害物よ。でも、これまでと同じにしないでね。手加減は殆どしないわ」
バン「それはさっきので充分わかりましたよ。今までは奇襲こそあっても、追撃まではありませんでしたからね。気を抜けないって事ですよね」
ブレイブ「ガウ」
マルティナ「ふふ、そういう事。さあ、いくわよ!」
その頃、デルカダール城 大広間
ラース「ハア、一番最初だともうやる事なくなっちまったな。暇なもんだぜ」
コロ「キャンキャン!」
コロが玉座の間からやってきた
ラース「あれ?コロじゃないか。お前も暇だったか?」
コロ「キャン!」
コロはラースの顔を舐めている
ラース「はは、くすぐったいぞ。どうした?急に」
コロ「キャン!」
コロは城から走って出て行った
ラース「ん?どこに行くんだ?」
デルカダール地方
シルビア達はダンスが終わっていた
シルビア「お疲れ様〜。皆とっても楽しそうで素晴らしかったわ!少し休んでもいいからもう通って大丈夫よ」
ダバン「少し休ませてくれ、ガザル。今ので疲れた」
ガザル「まあダバンはかなり動いてたしな。仕方ねえか」
シルビア「お水もあるから飲んでいいわよ」
ギバ「俺達は先に行かねえとな。バン達に負けてられるか!俺のホッカイマグロが待ってんだ!」
ギバはマーズを引っ張っていった
マーズ「うおっ!ま、待てよ、ギバ!俺も走れるから!」
シルビア「あらあら、マーズちゃんも大変ね」
ロウ達の場所ではエド達がやっと最終問題を解き終わっていた
ロウ「ほほ、正解じゃ。気付けばわかる問題というわけじゃ」
エド「は〜、よくわかるな、テルマ。お前やっぱり頭いいんじゃん」
テルマ「いやいや、あまり学力とか関係ないクイズだったからだよ。エドだってもう少しわかってもいいと思うけどな」
エド「俺に向いてねえのはよくわかったぜ」
ロウ「ほほ、まあ向き不向きはあるからのう。どれ、通ってよいぞ」
エド「うし!どんどん進むぞ!」
テルマ「うぇっ!?ま、また持つのかよ!やめろよ、エド!恥ずかしいんだってば!」
エド「知るか!うおおおお!」
テルマ「人の話を聞けー!!」
エドはまたテルマを持ち上げてそのまま走って行った
ロウ「ほほほ、賑やかでええのう。そこは少しバンと似てるように思えるのう」
デルカダール城下町
コロ「キャンキャン!」
カミュ「ん?コロじゃないか。どうしたんだ?」
セーニャ「どうかされましたか?」
コロ「クゥ〜ン」
コロは二人に擦り寄っている
セーニャ「ふふ、可愛らしいですわ。撫でさせてもらいますね」
カミュ「シロはこんなに甘えてはこねえからな。お前は甘えん坊だな」
二人もコロを撫でている
コロ「グルグル」
コロも嬉しそうに目を細めていた
その頃、ベグル達はベロニカと戦っていた
ベロニカ「メラガイアー!」
ベグル「渾身斬り!」
ベグルは巨大な炎の塊を叩き切った
ロベルト「はやぶさ斬り!」
ベグルの後ろからロベルトが攻撃を仕掛ける
ベロニカ「読んでるわよ!双竜打ち!」
ベロニカも魔法を打った後、即座に鞭に持ち替えていた
ロベルト「ぐっ!」
ベグル「俺にもか!」
ベグルはギリギリで鞭を防いだ
ベロニカ「スパークショット!」
ロベルト「受け流しの構え!」
ガン!
ロベルトは盾で攻撃を受け流した
ベグル「蒼天魔斬!」
ベロニカ「イオラ!」
ベロニカは自身の前に大きな爆発を起こした
ベグル「ぐっ!」
ベグルは爆発に巻き込まれる
ベロニカ「さあ、どんどんかかってきなさい!」
ロベルト「思ってる以上に厄介だな、ベロニカさん」
ベグル「間合いに一気に入れればいいんだが、生憎俺やロベルトはバンやガザルみたいに素早くねえからな。そういうのは苦手だ。チッ、意外な場所で苦戦するもんだな」
その頃、マルス達はシルビアと楽しく踊っていた
シルビア「とっても楽しいわ、マルスちゃん、ルナちゃん!ウキウキしてきちゃうわ」
マルス「僕も踊るの好きだよー。父さんと一緒に習ったんだ」
ルナ「私はお母さんから。自由に動かしていいならもっとたくさん動くね!」
ルナはそういうとクルクル回り始めた
シルビア「いいわよ、ルナちゃん!楽しくいきましょ〜」
デルカダール城下町
コロ「キャン!」
コロはカミュとセーニャにひとしきり撫でられた後、満足したように城下町から出て行った
カミュ「おいおい、出て行ったぞ。コロはどこに向かってんだ?」
セーニャ「さあ.......。あ、もしかしてブレイブ様にお会いしたくなったのではないでしょうか。今お城には人が殆どいませんし、寂しくなったのかもしれません」
カミュ「まああの甘えん坊具合だとありえそうだな。それか俺達に構ってほしいのかもな」
セーニャ「ふふ、どちらにしても可愛らしい理由ですわ。もう大きくなってきたというのに、いつもコロ様を見ると和んでしまいます」
カミュ「小さいベビーパンサーの頃から見てきたもんな。外見は成長したが、中身はあまり変わってないしよ。甘えさせるのも仕方ないよな。とりあえず俺達は兄貴と合流しようぜ」
セーニャ「そうですわね」
二人は城に向かっていった
デルカダール城 玉座の間
ラース「え?王様も参加されたのですか?」
デルカダール王「うむ。なにやらとても楽しそうなのでな。わしもペアを組んで参加させてもらった」
ラース「王様と........誰ですか?俺、誰も通してませんよ?」
デルカダール王「ハッハッハ、どうやらわしの自慢の伏兵はしっかり仕事をしたようじゃな。あのラースにすら気付かせぬとは」
ラース「ええ!?伏兵!?ま、まあ俺が気付けなくても大丈夫か。他に八人もいる。特に最後は最難関になるようにした。少なくともそこで止まってくれるはずだな」
デルカダール王「ほう、それはまた結果が楽しみじゃな」
ラース「因みに王様は何がほしいんですか?」
デルカダール王「それはもちろんダーハルーネの特別スイーツセットじゃ」
ラース「だと思いましたよ。まあ、簡単に手に入ると思わないでくださいね」
デルカダール王「ああ、覚悟しておこう。簡単に手に入ってはつまらんからな」
この障害物競争に伏兵がいるそうですが、流石に皆さんはおわかりになりましたよね?