ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

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障害物競争7

その頃、デルカダール城 大広間

 

 

 

カミュ「え?伏兵だって?」

 

 

 

 

ラース「ああ、王様がそう言っていた。俺は気付かなかったが誰か通ったか?俺が通した最後はエドとテルマなんだが」

 

 

 

 

セーニャ「私達もそのお二人で最後です。それ以降は誰も通してませんわ」

 

 

 

 

カミュ「だよな。しかもこの城に残ってるやつだって少なかったんだろ?誰なんだ?一体」

 

 

 

 

ラース「二人に気付かれずに城下町を通ったのか。全くわからねえな」

 

 

 

デルカダール地方

 

 

 

ベロニカはダバン達と戦っていた

 

 

 

ベロニカ「マヒャド!」

 

 

 

 

ガザル「デュアルブレイカー!」

 

 

 

ブーメランが降ってくる氷を砕いていく

 

 

 

ダバン「しんくうげり!」

 

 

 

 

ベロニカ「くっ!」

 

 

 

ベロニカは咄嗟に杖で防いだ

 

 

 

ベロニカ「中々バランスいいじゃない。近距離で攻撃を防ぐダバン、遠距離から的確に攻撃するガザル。私としてはかなり厄介だわ」

 

 

 

 

ダバン「ガザルとは得意武器的に相性がいいんですよ」

 

 

 

 

ガザル「どんどんいきますよ、ベロニカさん。覚悟しておいてくださいね」

 

 

 

 

ベロニカ「この大魔法使いベロニカ様が簡単にやられるわけないでしょ。そっちこそ足下掬われないようにしなさい!」

 

 

 

デルカコスタ地方

 

 

 

マルティナはギバ達と戦っていた

 

 

 

マルティナ「氷結らんげき!」

 

 

 

 

マーズ「俺を狙ってきますか!それなら、かえん斬り!」

 

 

 

 

ギバ「俺を無視しないでください、マルティナ様!一閃突き!」

 

 

 

 

マルティナ「ふっ!」

 

 

 

マルティナは横からの攻撃を後ろへ飛んで避けた

 

 

 

マルティナ「ヒップアタック!」

 

 

 

 

ギバ「ぬおっ!?」

 

 

 

 

マーズ「ギバ!?」

 

 

 

 

マルティナ「ばくれつきゃく!」

 

 

 

 

ギバ「ぐああっ!!」

 

 

 

バキバキッ!

 

 

 

ギバは木を薙ぎ倒しながら飛ばされていく

 

 

 

マーズ「イオナズン!」

 

 

 

ドオオン!

 

 

 

マルティナを中心として大爆発が起こる

 

 

 

煙が全体を包み始めた

 

 

 

マルティナ「(これは.......動いたらすぐに位置がわかるってわけね)」

 

 

 

 

マーズ「(今のうちに......)」

 

 

 

 

ギバ「いたた。ん?この煙、マーズか?」

 

 

 

 

マルティナ「(そこね)一閃突き!」

 

 

 

 

ギバ「うおっ!?て、天地の構え!」

 

 

 

ギバは咄嗟にカウンターに移ろうとするが失敗する

 

 

 

マルティナ「甘いわよ!はあっ!」

 

 

 

マルティナはその隙にギバに蹴りを入れる

 

 

 

ギバ「ぐうっ!ジゴスパーク!」

 

 

 

雷を纏った槍がマルティナを中心に炸裂する

 

 

 

その威力で周りの煙も晴れた

 

 

 

マルティナ「その技なら知り尽くしてるわ。効かないわよ!」

 

 

 

マルティナは槍から距離を取っていた

 

 

 

マーズ「メラゾーマ!」

 

 

 

 

マルティナ「え!?」

 

 

 

マーズが放った炎の塊は複数あった

 

 

 

マルティナ「くっ!キャアッ!」

 

 

 

マルティナは炎を避けるが、見えない位置の攻撃が飛んでくる

 

 

 

マーズを見ると朧げなマーズがたくさんいた

 

 

 

ギバ「ど、どうなってんだ?」

 

 

 

 

マルティナ「これは、ラースの!」

 

 

 

 

マーズ「やはりマルティナ様もご存知でしたか。何度も練習しておいて正解でした。さあ、いきますよ!」

 

 

 

その頃、デルカダール地方

 

 

 

エド達はダンスが終わっていた

 

 

 

エド「あー、楽しかった!」

 

 

 

 

シルビア「エドちゃん、テルマちゃん、とってもよかったわよ!エドちゃんは皆で踊ってただけあって慣れてる感じがしたわ。テルマちゃんこそ最初は恥ずかしがってたみたいだけど、最後はちゃんとエドちゃんやアタシに合わせてくれてよかったわ〜」

 

 

 

 

テルマ「そ、そうでしたか?シルビアさんに言われると照れますね」

 

 

 

 

シルビア「ふふ、アタシも二人と踊れて楽しかったわ。それじゃあ続き頑張ってねん」

 

 

 

 

テルマ「はい!よし、行こうぜ、エド」

 

 

 

 

エド「持ってもいいのか?」

 

 

 

 

テルマ「速く進むんだろ?重たいかもしれねえけど頼むぜ」

 

 

 

 

エド「へへ、テルマなんかそんなに重くねえよ。よし、行くぜ!」

 

 

 

デルカコスタ地方

 

 

 

ベグル「次は誰だろうな。そろそろ疲れが溜まってきたんだよな」

 

 

 

 

ロベルト「そうだな。そういう意味でも残りの二人は厄介だ」

 

 

 

 

イレブン「あ、きたきた。お疲れ様、ベグル、ロベルト。君達が一番なんだね」

 

 

 

デルカダール神殿前の草原にイレブンがいた

 

 

 

ロベルト「イレブンさん!負けませんよ!」

 

 

 

二人もすぐに武器を構える

 

 

 

イレブン「わわっ、待って待って。僕は残念だけどバトルじゃないよ。シルビアやおじいちゃんと一緒。バトルじゃないのをやろうよ。疲れてるでしょ?」

 

 

 

 

ベグル「マジですか!それはありがたいです!」

 

 

 

 

ロベルト「待ってください、イレブンさん。俺達は一番じゃないはずです。バンとブレイブが俺達より先に進んでいるはずなんですが」

 

 

 

 

イレブン「え?そうなの?僕の場所に来たのはベグル達が初めてだよ。デルカダール神殿に向かったのも見てないし」

 

 

 

 

ベグル「となると、マルティナ様に負けたのか、あの二人」

 

 

 

 

ロベルト「まあマルティナ様かなり本気だったから仕方ないな。イレブンさんの条件はなんですか?」

 

 

 

 

イレブン「ふふ、ラースから兵士達は苦手だって聞いてね。料理だよ」

 

 

 

 

ロベルト「料理か!ベグル、出来たよな?」

 

 

 

 

ベグル「人並み程度だ。どんな内容ですか?」

 

 

 

 

イレブン「あそこにキャンプ場があるでしょ?そこで出来る料理を作ろうと思ってね。食材は持ってきたよ。それで僕と料理するんだ」

 

 

 

 

ロベルト「イレブンさんと一緒にですか。それなら教えてもらってもいいですか?」

 

 

 

 

イレブン「うん、構わないよ。それじゃあ向かおっか」

 

 

 

その頃、デルカダール地方

 

 

 

ダバン「はやぶさ斬り!」

 

 

 

 

ベロニカ「キャアッ!」

 

 

 

ベロニカはダバンの攻撃に直撃した

 

 

 

ガザル「今のは効いただろ、ダバン!どうですか、ベロニカさん!通してくれますか!」

 

 

 

 

ベロニカ「もうっ!体力もかなり少なくなってきたし、通っていいわよ」

 

 

 

 

ダバン「よし!なんとか終わりも見えてきたな」

 

 

 

 

マルス「あ!ダバンさんにガザルさんだ!」

 

 

 

 

ルナ「ベロニカさんもいるー。こんにちは」

 

 

 

 

ガザル「マルスにルナじゃねえか。二人も参加してたのか」

 

 

 

 

ベロニカ「あら、もう他のペアが来たのね。それじゃあ先通って、ダバン、ガザル。そうね、子ども達を相手するのはよくないわよね」

 

 

 

ダバンとガザルは走って通っていった

 

 

 

マルス「ベロニカさん、ここはどうやったら通してくれる?」

 

 

 

 

ベロニカ「うーん........。じゃあ、私が今からいくつか課題を言うからその魔法が出来たら通っていいわ」

 

 

 

 

ルナ「わかりました!」

 

 

 

 

ベロニカ「じゃあまずはメラを三個同時に出せる?」

 

 

 

 

ルナ「え?さ、三個?待って待って、うーん......」

 

 

 

ルナは手のひらに頑張って出そうとしている

 

 

 

マルス「ルナ、三つ出せる?」

 

 

 

 

ルナ「前に出来たの。それがまた出来れば........」

 

 

 

 

ベロニカ「ルナちゃん、焦りと力みが見えるわ。もっと落ち着いて。ほら、まずは深呼吸してみましょう」

 

 

 

 

ルナ「は、はい。スゥー.....ハァー」

 

 

 

 

ベロニカ「それじゃあもう一回」

 

 

 

 

ルナ「はい!................メラ!」

 

 

 

ルナの周りに三つメラが出てきた

 

 

 

ベロニカ「出来るじゃない!その調子よ、ルナちゃん。それじゃあ次にいくわよ」

 

 

 

シルビアの場所では

 

 

 

シルビア「あら?」

 

 

 

 

コロ「キャン!」

 

 

 

コロが尻尾を振りながら走ってきた

 

 

 

シルビア「コロちゃんじゃない。どうしたの?こんな所で」

 

 

 

 

コロ「キャンキャン!」

 

 

 

コロはシルビアの周りを回っている

 

 

 

シルビア「ふふ、元気いっぱいね。もしかして、お父さんを追いかけてるの?」

 

 

 

 

コロ「キャン!」

 

 

 

コロはシルビアに元気に返事した

 

 

 

シルビア「正解かしら?ブレイブちゃんはもう先に進んじゃったわ。デルカコスタ地方って言ってわかるかしら?そこにいると思うわよ」

 

 

 

 

コロ「キャンキャン!」

 

 

 

コロはそれを聞くとそのまま走っていった

 

 

 

シルビア「あら、伝わったかしら?ふふ、お父さんに会えるといいわね〜」

 

 

 

その頃、デルカダール城 大広間

 

 

 

ブレイブ「ガウ」

 

 

 

バンを背中に乗せたブレイブが戻ってきた

 

 

 

カミュ「ん?ブレイブ、どうしたんだ?って、バン!やられたみたいだな」

 

 

 

 

ラース「まさか最初の脱落がバンか。想像より早かったな」

 

 

 

 

セーニャ「バン様もですが、ブレイブ様も所々怪我されています。今治しますわ」

 

 

 

セーニャは二人に回復魔法を使った

 

 

 

ブレイブ「ガウガウ」

 

 

 

 

バン「あ、あれ......。俺、確かマルティナ様に」

 

 

 

 

カミュ「お、目を覚ましたか。マルティナにやられたか?」

 

 

 

 

バン「ここ、お城。あ、そうか。俺、負けちゃったんだ」

 

 

 

 

ブレイブ「ガウ」

 

 

 

 

ラース「お疲れ様だな、バン。本気のマルティナに油断したか?」

 

 

 

 

バン「師匠!は、はい。バニーの姿になったり見た事ない大人な技を使ってきたり、普段のマルティナ様と全然違って驚きました」

 

 

 

 

セーニャ「デビルモードまで使われているのですか。本当に手加減していないのですね、マルティナ様」

 

 

 

 

カミュ「兄貴の指示か?」

 

 

 

 

ラース「まあな。これは遊びでもあるが、もう一つの目的はマルティナの運動不足の解消だからマルティナだけ手加減なしでいいって言ったんだ」

 

 

 

 

バン「なるほど。流石マルティナ様です。俺、最後マルティナ様に魅了されちゃって動けなかったんです」

 

 

 

 

ラース「ん?」

 

 

 

それを聞いたラースは雰囲気が変わった

 

 

 

カミュ「(あ、バンの馬鹿野郎)」

 

 

 

 

ラース「バン?魅了された?」

 

 

 

 

バン「え?は、はい。マルティナ様にちょっと誘惑されてしまって、こう気持ちがよくなったというか。って、師匠!?」

 

 

 

 

ラース「ふーん」

 

 

 

ラースからはどんどん殺意が溢れてくる

 

 

 

セーニャ「ラース様が怖いですわ......」

 

 

 

 

ブレイブ「クウウ......」

 

 

 

 

バン「な、なんでそんなに怒って.............あ。ち、違います!あれは不可抗力でして、決してそういうわけでは!」

 

 

 

バンは少し青ざめながら否定している

 

 

 

ラース「それはお前の鍛錬不足だな。兵士長が情けない。特別に課題を出してやろうか」

 

 

 

 

バン「ヒッ.....」

 

 

 

 

ラース「夜中まで重装をしたまま訓練場を走ってろ」

 

 

 

 

バン「無理です!そんなの出来るわけないじゃないですか!」

 

 

 

 

ラース「あぁ?」

 

 

 

 

バン「ヒイィ!!やります!!」

 

 

 

バンは泣きそうになりながら走っていった

 

 

 

セーニャ「ラース様はどうして怒っていられるのですか?」

 

 

 

 

カミュ「バンはそこまで悪くねえんだ。まあ、セーニャには少し難しい事かもな。兄貴が少しわがままなんだ」

 

 

 

 

 

 

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