デルカコスタ地方 キャンプ場
二人「ご馳走様でした」
ベグル「.....ごっそさん」
ロベルト「残るはグレイグ将軍一人だな。というよりも、いる場所はもうわかってるけどな」
イレブン「まあそうだろうね。グレイグはデルカダール神殿の入り口、階段の場所にいるよ」
ベグル「階段の場所かよ。そこでよりにもよってグレイグ将軍って、通す気あります?」
イレブン「ラースが意地悪してるんだよ。まあ、皆ならかなり強いんだし、その程度なんとかなるんじゃない?」
ロベルト「俺達は不安定な足場で戦う事は慣れてないんです。バンが特別に訓練されてるだけであって、他の俺達は」
ベグル「俺も出来るぞ。バンに負けたくねえからラース将軍に前に教わった」
ロベルト「本当か、ベグル!それは心強い!」
イレブン「ふふ、でもそこを通れたらゴールだよ。頑張ってね」
ロベルト「最後の正念場だな。頑張ろうぜ、ベグル」
ベグル「ここまできたら商品券やらは俺達のもんだな」
デルカダール神殿 入り口
グレイグ「来たな。ベグル、ロベルト」
ベグル「グレイグ将軍、負けませんよ」
ロベルト「バトルですよね」
グレイグ「そうだ。そして、誰も通すなとラースから言われている。多少の手は抜くが、それでも負ける気は更々ないと思え。いくぞ!」
その頃、マルティナとダバン達は
ダバン「俺達ここで脱落かー」
ガザル「マルティナ様、見た事ない技がいくつかありましたね。それだけ本気だったって事ですか」
マルティナ「ええ、そうなの。ラースから手は抜かなくていいっていわれてね。皆なら私が本気を出しても多少はついてこれると思って私も了承したの。でも、見た事ない技使ってごめんなさいね」
ダバン「いえ、俺達の判断不足です。惑わされずにいければよかったんです」
ガザル「そうだな。因みに他に脱落した人はいるんですか?」
マルティナ「最初はバンとブレイブが私の場所で脱落したわ。もうお城に戻ってるはずよ」
ダバン「バンが脱落!?意外だな」
ガザル「絶対優勝候補だと思ってたぜ」
マルティナ「ダバンみたいに魅了されて動けなくなったの。仕方ないといえばそれまでだけどね。あら?」
コロ「キャン!」
三人「コロ!」
コロ「クゥーン」
ダバン「なんでここに?」
ガザル「コロ、どうしたんだよ」
コロ「クゥ?」
マルティナ「ブレイブを探しにきたのかしら?残念だけど、ブレイブはもうお城に戻ってるはずよ。コロ、お城に戻りなさい」
コロ「キャン!」
コロはマルティナに元気よく返事すると、デルカダール神殿に走り始めた
ダバン「え!?そっちは違うぞ、コロ!」
ガザル「おーい、どこいくんだー」
マルティナ「二人はお城に戻ってて。コロ、待ちなさい!」
マルティナもコロを追いかけていった
デルカダール地方
エド「おら!」
ベロニカ「危ないわね!エドは本当気が抜けないわ」
エド「へへ、テルマ!」
ベロニカ「え!?」
ベロニカの後ろにはテルマがやってきていた
テルマ「失礼します、ベロニカさん!かえん斬り!」
ベロニカ「キャアッ!」
エド「ナイスだぜ、テルマ!」
ベロニカ「ふう、いつの間に挟み撃ちになってたのかしら。まあいいわ、テルマもまあまあやるみたいね。通っていいわよ」
テルマ「やった!ありがとうございます!」
エド「よーし、どんどんいくぞ!」
デルカコスタ地方
マルス「あれ?あそこで走ってるの母さんだよ」
ルナ「本当だー。おかあさーん」
マルティナ「あ、あら?マルス、ルナ。二人も参加してたの?って、それどころじゃないわ。コロ、待って!」
ルナ「コロと追いかけっこ?」
マルス「なんでここにコロが?お城で待ってるんじゃ」
ルナ「わかんないけど先に進もっか」
マルス「そうだね」
キャンプ場
イレブン「おーい、ギバ、マーズー!こっちだよー」
ギバ「お?あそこにいるのイレブンさんだぜ」
マーズ「本当だ。キャンプ場でどうしたんだろうな」
イレブン「二人ともお疲れ様。僕はバトルじゃないけど、ここで料理を作るのがクリアの条件だよ」
二人「料理.......」
二人は嫌そうな顔をした
ギバ「おい、マーズ。料理の腕は?」
マーズ「調味料すら怪しいレベルだ。かなりまずいな」
イレブン「ふふ、苦手そうだね。僕も教えるからゆっくりで大丈夫だよ」
ギバ「頼りまくりますけどいいですか?」
イレブン「うん。全然構わないよ」
マーズ「それは心強いです。本当料理だけは出来る気がしなくて」
イレブン「それじゃあ始めよっか。作るのはボルシチだよ」
二人「難しそう」
デルカダール神殿
ロベルト「さみだれ突き!」
グレイグ「超はやぶさ斬り!」
ロベルト「うわっ!」
グレイグの攻撃で競り負けたロベルトはバランスを崩した
ベグル「渾身斬り!」
グレイグ「甘い!」
グレイグは後ろから攻撃してくるベグルに蹴りをいれた
ベグル「ぐはっ!」
ロベルト「ひょうけつ斬り!」
グレイグ「アイスブレード!」
ロベルト「ぐっ!うおっと!」
技がぶつかり合うとロベルトが下の段にいるため、バランスを崩しかける
ベグル「上の段にいる方が力がかかりやすいし、バランスも取れる。厄介ですね、ここ。かぶとわり!」
グレイグ「む。ビッグシールド!」
ガン!
ベグルの攻撃は盾に防がれた
グレイグ「シールドアタック!」
ベグル「いでっ!」
ロベルト「さみだれ斬り!」
グレイグ「なぎはらい!」
ロベルト「くっ!」
ロベルトの片手剣での攻撃もグレイグの大剣のパワーに押し負ける
グレイグ「さあ、どんどんこい!」
その時
コロ「キャンキャン!」
三人「ん?」
コロが階段を登ってきた
コロはグレイグの周りを回っている
コロ「キャン!ハッハッハ!」
グレイグ「コロ?どうしてここに」
ベグル「お城にいたんじゃなかったのかよ」
ロベルト「あれ?マルティナ様もきた」
マルティナ「待ってってば、コロ!お城に戻りなさい!」
グレイグ「姫様まで。どうされたのですか」
マルティナ「コロがお城に戻らないのよ。いつもは言う事聞いてくれるのに」
コロ「クゥーン」
グレイグ「コロ、城に戻るのだ」
グレイグが足下にいるコロを捕まえようとすると
コロ「キャン!」
グレイグ「ぬっ!」
コロはグレイグの足を潜り抜けて神殿の入り口に向かっていく
グレイグ「ベグル、通すな!」
ベグル「え!?と、止まれ!コロ!」
コロ「キャン!」
コロはベグルの手を避けて走っていく
そしてコロが神殿の中に入った
コロ「キャン!キャン!」
コロは中で楽しそうにクルクル回っている
グレイグ「全く。今日はどうしてそんなにわがままなのだ」
マルティナ「ここにそんなに入ってみたかったの?」
マルティナはコロをようやく捕まえた
コロ「キャン!」
マルティナ「やっと大人しくなったわね。ブレイブに叱ってもらわないと」
その時
ラース「あちゃ〜、遅かったか」
全員「ラース/将軍!」
その後、夕方 デルカダール城 大広間
全員「コロが参加者!?」
ラース「そう。王様とペアだったらしい」
カミュ「じゃああの時のコロは王様に指示されて走ってたってわけか」
ベグル「じゃあ待ってください、つまりこれって」
ラース「そういう事だ。優勝は王様とコロだな」
ギバ「そんなんありかよ!」
ベロニカ「ちょっと!全員コロを通したって事!?」
イレブン「僕はわからなかったな。コロを見てなかったよ」
マーズ「俺達と料理していた時ですもんね」
ギバ「途中でラース将軍達にもう優勝者が出たっていわれて中断させられたもんな」
ロウ「ほほ、まさかの伏兵じゃったというわけか」
シルビア「アタシ、てっきりブレイブちゃんを探してるのかと」
セーニャ「全く気付きませんでしたわ」
ロベルト「だからあんなに反抗してたんですね」
マルティナ「もっと早く気付ければよかったわ」
コロ「キャン!」
ブレイブ「ガウガウ」
マルス「コロ凄ーい!」
ルナ「いいな〜、それ」
コロの頭には王様が作った手作りの王冠が載っている
グレイグ「王は俺達がコロ相手なら油断する事をわかっていたのか」
ラース「王様に告げられて急いで皆に知らせようと思ったんだけどな。もう既に時間が経ってから知らされたから間に合わなかったんだ」
カミュ「じゃああの優勝賞品は全部王様に?」
デルカダール王「そういうわけではないぞ」
全員「王様!」
玉座の間からデルカダール王がやってきた
デルカダール王「すまんかったのう、皆があまりにも楽しそうなものでわしもつい参加させてもらった。まさか本当に優勝してしまうとは思わなかったがのう」
マルティナ「それは構わないのですが、商品は?」
デルカダール王「うむ。商品券とホッカイマグロ、お酒のセットは欲しい者にプレゼントじゃ。じゃが、ダーハルーネの甘味セットは悪いが諦めてくれ」
兵士達「おお!!」
ラース「というわけだ。まあ欲しいものを自由に持っていってくれ」
ダバン「俺達もいいんですか?脱落したのに」
ラース「ああ、まあ参加賞みたいなものだ。楽しめたならなによりだ」
イレブン「そういえばバンは?姿が見えないけど」
カミュ「ああ......。あいつなら今訓練場で伸びてるぜ」
ラース「だらしないよな」
セーニャ「回復しようとしたのですが、ラース様に止められてしまって」
ベロニカ「ちょっと。何したのよ、あんた」
ラース「別に?鍛錬不足な弟子を鍛えてやっただけだ」
兵士達「(ああ、なにかやらかしたんだな)」
心の中で兵士達は同じ事を思っていた
ロウ「どれ、それではバンのためにも一つ残しておこうかの」
マルティナ「それじゃあ皆、今日はお疲れ様。実はこれはラースが私の運動不足の解消のために考えてくれたの。それでも皆が楽しめたなら私としても嬉しいわ。皆、また遊びましょう」
ラース「今度は普通に祭りとかにしたいよな」
シルビア「それもいいわね。皆でわいわい楽しくはしゃぎましょう!」
兵士達「はい!」
想像以上に長くなってしまいました。話を二つずつ繋げようかと考えています。内容は変わらないので、もし繋がっていても気にしないでください