それから数日後、デルカダール城
玉座の間
仲間達が全員集まっていた
セーニャ「まあ!!それでは皆様も転生モンスターが現れたのですか!?」
イレブン「そうみたいだね。まさかユグノア地方でオカルトビスクを見るなんて思わなかったよ」
カミュ「シケスビア雪原にはドラゴントイズだぜ。俺と偶然いた兄貴でなんとか倒したんだ」
ベロニカ「私達はダーハルーネの近くにある湿原にハートナイトの群れよ。こんな所にいるはずないのに」
シルビア「アタシはソルティコのすぐ近くの花畑でタイプGちゃんがいたの。どうしてこんな事に.....」
グレイグ「そして、デルカコスタ地方にはゴライアスというわけだ」
ロウ「世界中でありえん場所に見かける事が殆どないはずの転生モンスターが湧いている。何が起こっておるというのじゃ」
マルティナ「さっきお父様に連絡があって、サマディー王国で黄泉の花がたくさん咲いていたそうよ。知らなかった旅人なんかが触れてたくさん痺れたりして被害が出てるみたい」
ラース「皆、少し考えた事がある。これを見てくれ」
ラースは世界地図を皆に見せた。そこには転生モンスターが現れた場所が記されている
ラース「一先ず転生モンスターが出ている出現報告をまとめてみた。それを踏まえてみると一つわかった事がある」
ラースは地図に新しく線を引いていく
ラース「出現場所とその近くの街の距離だ。どれも異様に近い距離に湧いている。これが一つの共通点。もう一つは普通湧かないはずの転生モンスターが別の場所で湧いているという点だ。
野生の魔物の生態系ではありえない事だな。街のこんな近くに凶暴な魔物がいるというのも不思議な話だ。各街でそれは徹底しているはずだからだ」
イレブン「確かに。でも、その二つがどうしたの?」
ベロニカ「偶然にしてはおかしいって事?それはわかってるわよ」
ラース「そう、偶然にしては上手く出来すぎているんだ。こんな連続で起こるなんて普通じゃない。まるで......」
ロウ「もしや......人為的という事かの」
セーニャ「ひ、人の仕業というのですか!?魔物なのにですか!?」
カミュ「........兄貴の元父親の事件と似た扱いって事か」
ラース「そうだ。俺は誰かが意図的に引き起こしていると考えている」
シルビア「でも、こんなのどうやって?それに犯人の特定やアジトは?」
ラース「それはこれからまた情報を集めていこう。まず考えてほしかったのは偶然で終わらせるんじゃなくて、人為的である事件だと思い直してほしいって事だ」
マルティナ「わかったわ。それじゃあ皆には各街で情報を集めてもらいましょう。何か異変がないか、変な目撃情報とかを洗いざらい調べるわよ」
グレイグ「俺達の方でサマディー王やシャールには知らせておく」
ベロニカ「わかったわ。何か目ぼしいものがあったら連絡するわ」
シルビア「ねえ、少し待ってもらっていい?実は一つ怪しい場所があるのよ」
全員「え!?」
シルビア「少し前からソルティコの住民達の報告があってね。なんでもドゥーランダ山の近くに、人を近づかせないような洞穴があるんですって」
ロウ「人を近づかせないと。それは怪しいのう。シルビアは調べたのかのう?」
シルビア「ううん、まだなの。調べてみようと思って向かおうとしたら、花畑にタイプGちゃんがいて流石にそっちを優先したの」
イレブン「なるほどね。それは行ってみる価値はありそうだね」
ベロニカ「折角全員揃ってるんだし、今から行ってみましょう。皆はこの後予定大丈夫?」
マルティナ「私はこれからお父様と代わってもらうわ」
グレイグ「私もそうします。俺の代わりは.......」
ラース「グレイグの代わりはベグルに言っておく。後は、見回りの強化と何か起こった時用にバン達全員が出動できるようにも伝えておこう」
マルティナ「それがいいわね、ゴライアスを倒せるくらいなら安心して任せられるもの」
セーニャ「まあ!バン様達がゴライアスを倒されたのですか!?てっきりグレイグ様かマルティナ様かと」
グレイグ「俺もいたのだが、出る幕はなくてな。予想よりも遥かに兵士達は強くなっていた」
カミュ「流石としか言いようがねえな。兵力だけなら間違いなく世界一の国だな」
その後、ドゥーランダ山
全員「...........」
シルビア「ここ......ね。間違いないわ」
全員の目の前にある洞穴には入り口にバリケードがされており、大きく一般の方立ち入り禁止と書いてある
セーニャ「工事でもされているのでしょうか」
ロウ「そ、想像とはまた少し違ったものがあらわれたのう」
カミュ「なんか怪しさを隠す気がないよな」
イレブン「ハハハ.....。まあ通ってみようか」
全員がバリケードを通ると
グオオオオ!!
全員「!?」
奥から魔物の声が聞こえてきた
ベロニカ「どうやら......ビンゴみたいね」
シルビア「こんな山中で一体何してるのかしら」
マルティナ「急ぎましょう!」
洞穴を進んでいくと
グレイグ「!?何かくるぞ!」
カミュ「魔物か!」
ゴライアス「グオオオオ!!」
全員「ゴライアス!」
グレイグ「またこいつか!」
ラース「こんな洞穴で戦う魔物じゃねえぞ!崩れちまう!」
ゴライアス「グオオ....オオ....」
ゴライアスも身を縮めて洞穴を通ろうとしている
ロウ「どうやらそれはあちらも同じようじゃな」
イレブン「今なら倒せそうだよ!」
ゴライアス「!グオオオオ!」
ゴライアスもイレブン達に気づいて立ち上がった
ボゴン!ドガァン!ガラガラ!!
全員「うおおっ!!」
ゴライアスが立ち上がった事で洞穴が少し崩れていく
シルビア「立ち上がっただけでこれはまずいわ!暴れられたら埋まっちゃうわよ!」
ゴライアスは洞穴を広げながら立ち上がり、全体が少し縦に広くなった
ゴライアス「グオオオオ!」
ゴライアスはばくれつけんを繰り出した
グレイグ「避けてはならん!俺に任せろ!」
ラース「グレイグ、俺もいくぞ!防ぐより受け止める方がいい!」
イレブン「それなら僕も!」
セーニャ「サポートいたします!スクルト!」
全員の守備力が一段階あがった
ゴライアス「グオオオオ!」
三人「ふんっ!!」
ドォン!
イレブン、ラース、グレイグでゴライアスの拳を受け止めた
衝撃が周りを駆け抜けていく
カミュ「ナイスだ、三人とも!」
マルティナ「はっ!」
カミュとマルティナは止められた腕を足場にゴライアスの顔まで飛び上がっていく
ゴライアス「グオオ」
ゴライアスは残りの腕で二人を捕まえようとする
ベロニカ「させないわ!メラゾーマ!」
ゴライアス「グオオ.....」
ベロニカが炎の塊をマルティナに向かっていた腕にぶつけ、阻止した
カミュ「ぶんしん!」
カミュは三人に分身して、腕を避けた
シルビア「カミュちゃん、バイキルト!」
カミュの攻撃力が二段階あがった
ロウ「ルカニじゃ!」
ゴライアスの守備力が二段階さがった
マルティナ「氷結らんげき!」
マルティナが先にゴライアスに攻撃する
ゴライアス「グオオ....」
ゴライアスは怯んだ
カミュ「会心必中!」
三人の分身全員が会心の一撃を繰り出した
ジュワー
グレイグ「うむ。久しぶりにしてはやはりいい連携だな」
ベロニカ「まああんなに一緒に戦ったんだからこれくらいはね」
イレブン「よし、このまま進もう!」