ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

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兄弟喧嘩

ケニー「はあ!」

 

 

 

ケニーは素早くダバンへと近づく

 

 

 

ダバン「!?(昔よりもずっと速い!)」

 

 

 

 

ケニー「ヴァイパーファング!」

 

 

 

 

ダバン「うぐっ!」

 

 

 

ダバンは毒状態になった

 

 

 

ケニー「ぼさっとしてんじゃねえぞ!舐めてんのか!?」

 

 

 

ケニーは再び突っ込んでくる

 

 

 

ダバン「ミラクルソード!」

 

 

 

 

ケニー「よっと!」

 

 

 

ケニーはダバンの攻撃を避けた

 

 

 

ケニー「タナトスハント!」

 

 

 

ガン!

 

 

 

ダバン「あぶね!」

 

 

 

ダバンは咄嗟に盾で防いだ

 

 

 

ケニー「ライトニングデス!」

 

 

 

 

ダバン「〜〜っ!!」

 

 

 

ダバンはギリギリで避けたが、喉を短剣が掠った

 

 

 

ダバンの喉の皮膚か切れて血が出ている

 

 

 

ケニー「チッ!」

 

 

 

 

ダバン「お、お前.......本当に殺す気かよ!!」

 

 

 

 

ケニー「当然だろ。ダバン、お前を殺せば俺はお前を超えた事になる。もう誰にも、お前より劣ってるだなんて言わせねえ!」

 

 

 

ケニーの目は本気である事を語っており、まるで暗殺者のように鋭い目でダバンを睨んでいる

 

 

 

ダバン「(くっ.......信じられないくらいに慣れた手つきで喉を狙われた。まさか.........こいつ)」

 

 

 

 

ケニー「何突っ立ってんだよ!ライトニングデス!」

 

 

 

 

ダバン「!?もう喰らってなるものか!ビックシールド!」

 

 

 

ガン!

 

 

 

ダバンの盾ガード率があがった

 

 

 

ダバン「しんくうげり!」

 

 

 

 

ケニー「ぐはっ!」

 

 

 

ダバンの蹴りが近くにいたケニーの顔に当たった

 

 

 

ケニー「チッ!ヴァンパイアエッジ!」

 

 

 

 

ダバン「はやぶさ斬り!」

 

 

 

ガキン!

 

 

 

剣と短剣がぶつかり合う

 

 

 

ケニー「タナトスハント!」

 

 

 

ケニーは瞬時に体制を低くして、下から攻撃する

 

 

 

ダバン「はあっ!」

 

 

 

ガン!

 

 

 

ダバンはケニーの武器を足場に後方へ下がる

 

 

 

着地すると同時にケニーへ向かっていった

 

 

 

ダバン「ばくれつきゃく!」

 

 

 

 

ケニー「ガハッ!」

 

 

 

ケニーは避けられず、蹴りが直撃して飛ばされていく

 

 

 

ダバン「いなずま斬り!」

 

 

 

 

ケニー「グアアアッ!」

 

 

 

ドサ

 

 

 

ケニーは地面にたおれた

 

 

 

ダバン「勝負あったな」

 

 

 

 

ケニー「く............まだ.......まだ負けてねえ」

 

 

 

ケニーは体を震わせながら武器を握り、立ち上がろうとする

 

 

 

ダバン「やめておけ、これ以上体を無理に動かすんじゃない」

 

 

 

ダバンはケニーの近くまでくる

 

 

 

ケニー「くそが.........何を.....勝った気でいやがる!!」

 

 

 

 

ダバン「!!」

 

 

 

ケニーは体を無理矢理立ち上がらせた

 

 

 

ケニー「お前に.....勝たねえと、俺は!!俺の存在価値がねえんだよ!!!」

 

 

 

 

ダバン「ケニー.......」

 

 

 

 

ケニー「ナイトメアファング!!」

 

 

 

 

ダバン「!?」

 

 

 

ケニーはいきなり攻撃を仕掛けた

 

 

 

ザクッ!

 

 

 

ダバン「ぐっ!!こ、この....効果は.........ねむ...........り」

 

 

 

ドサ

 

 

 

ダバンは眠ってしまった

 

 

 

ケニー「ハァ........ハァ........。これで、終わりだ!!ヒュプノスハント!」

 

 

 

ケニーの短剣が倒れたダバンの後頭部を突き刺そうとする

 

 

 

ガキン!!

 

 

 

ケニー「うぐぅ!!」

 

 

 

カラン

 

 

 

バン「させねえよ。ダバンは俺の大事な仲間だ。殺させてなるものか」

 

 

 

バンがケニーの短剣を蹴り上げて遠くへと飛ばした

 

 

 

ケニー「てめえ、邪魔してきやがって!!」

 

 

 

 

バン「もう諦めろ、ケニー。これ以上は無駄だ。大人しくするんだ」

 

 

 

 

ケニー「何も知らねえやつは黙ってろ!!」

 

 

 

 

バン「ハァ.........。悪いな、ダバン。よっ!」

 

 

 

 

ケニー「!?」

 

 

 

バンはケニーの背後に瞬時に回ると

 

 

 

ガン!

 

 

 

ケニー「ガハッ.........」

 

 

 

ドサ

 

 

 

ケニーは気絶した

 

 

 

バン「任務完了だな。縄で縛っておこう。ダバン、これでいいんだよな?」

 

 

 

 

ダバン「...........」

 

 

 

 

バン「ロウ様の所でダバンも目覚めさせてもらわねえと」

 

 

 

ユグノア城 玉座の間

 

 

 

ロウ「おお!この男がケニーだったか。本当にありがとう、バンや。こんなに早く捕まえてくれるとは思わなかった」

 

 

 

 

バン「い、いえ、それは俺ではなく、ダバンのおかげなんです」

 

 

 

 

イレブン「ダバンの怪我の治療は任せて。でも、どうしてダバンが?」

 

 

 

 

バン「色々ありまして。ケニーはダバンの実の弟だったんです」

 

 

 

 

イレブン「ええ!?弟!?兄弟って事!?」

 

 

 

 

ロウ「な、なんと.......。自身の弟を捕まえなければならんとは........ダバンはさぞかし苦しい思いじゃっただろう」

 

 

 

 

バン「俺もそう思います。あの、無理を承知でお願いがあるんですけど、ケニーの犯罪を軽くする事は出来ますか?牢屋の期間を短くするでもいいので」

 

 

 

 

イレブン「うーん...........それがねぇ」

 

 

 

 

ロウ「バンには言っておらんかったが、被害の中には殺された旅人もおってのう。そこまでの犯罪をした者を軽くする事は出来んのじゃ」

 

 

 

 

バン「!?人殺しまで.......していたんですね。それなら仕方ありません。でも........ダバンはそれを知ったら......」

 

 

 

 

二人「.............」

 

 

 

 

ロウ「どうしようもあるまい。ダバンにはわしから伝えておく。バンはこんな事は伝えんでよい。まずは捕まえてくれた事に感謝せねばな」

 

 

 

 

イレブン「そうだね。本当にありがとう、バン。ダバンにもお礼を言っておくよ。まず報酬金はこれね。それと何かほしいものがあったら言って。出来る限り叶えるから」

 

 

 

イレブンは大きなゴールド袋を渡した

 

 

 

バン「わわっ!ありがとうございます。ほしいものですか........。あ!じゃあ、あれください!ユグノア名物のお肉詰め合わせ!師匠達にプレゼントしますんで!」

 

 

 

 

ロウ「ほほ、それはええのう。どれ、少し待っておるんじゃ」

 

 

 

ロウは去っていった

 

 

 

数分後

 

 

 

イレブンとバンはゆっくり話していた

 

 

 

イレブン「え?ラースって花好きだったの?」

 

 

 

 

バン「あれ?知らなかったんですか?イレブンさん。師匠は結構花とか草の知識ありますよ。てっきり花好きとかそういうものかと」

 

 

 

 

イレブン「あー、確かに。でもそれって、ガラッシュの村が自然の中にあったからだと思ってたよ。そうじゃないのかな?」

 

 

 

 

バン「少しは関係してると思いますけど、違うみたいですよ。前にマルティナ様達の部屋に植物図鑑があるのを見ましたから。師匠はやっぱり色々物知りですよね」

 

 

 

 

イレブン「そうだね。ラースもそうやって知識を集めてるんだ。僕も色々知識はあった方がよさそう」

 

 

 

 

ロウ「待たせてすまんのう」

 

 

 

ロウが大きな箱と酒の瓶を持ってきた

 

 

 

バン「あ、ありがとうございます、ロウ様。って、あれ?その瓶お酒ですか?」

 

 

 

 

ロウ「うむ。ラースにプレゼントしようと思って持ってきたんじゃ。一緒にこれもやってくれんかのう?」

 

 

 

 

バン「わあ!ありがとうございます、ロウ様!きっと師匠も大喜びですよ!」

 

 

 

 

イレブン「あれ?おじいちゃん、それ確か前にやっと手に入ったとか言ってたやつじゃない?」

 

 

 

 

ロウ「ほ、ほほ、そんな事もあったかのう。まあよいんじゃよ、また手に入れればいい」

 

 

 

 

バン「き、貴重なお酒なんでしょうか。俺、酒とか詳しくないんで」

 

 

 

 

ロウ「きっとラースやグレイグならわかるはずじゃ。どれ、それでは今回は本当にありがとのう。助かったわい」

 

 

 

 

イレブン「そうだね。また何かあったら頼らせてもらうね。バン達も何かあったら連絡して。必ず助けにいくからさ」

 

 

 

 

バン「はい!師匠達にしっかりお伝えしておきますね!それではまた!」

 

 

 

その後、デルカダール城 玉座の間

 

 

 

バンはマルティナ達に一連の流れを報告していた

 

 

 

マルティナ「そう、ダバンの弟が。色々あったのね、わかったわ。お疲れ様、バン。一応無事に終わったみたいで何よりだわ」

 

 

 

 

バン「はい!」

 

 

 

 

マルティナ「...........ちょっと、ラース、グレイグ?そんなに嬉しいの?」

 

 

 

隣ではラースとグレイグがロウから貰った酒を興奮しながら見ている

 

 

 

ラース「いや、これ凄いんだぞ、マルティナ!一つ百万ゴールドはするって言われてるロトゼタシア3大珍酒の一つだ!!初めて見た、じいさん凄すぎるだろ!」

 

 

 

 

グレイグ「一度オークションに出された時には五百万の値段で競り落とされたらしいぞ。そんな伝説の酒が俺達の手に.......」

 

 

 

 

バン「そ、そんな凄い酒だったんですか。もっと大事に持ってくればよかったです」

 

 

 

 

マルティナ「だとしても!バンの前でみっともないわよ!しっかりしなさい!」

 

 

 

 

二人「は、はい.......」

 

 

 

 

バン「俺は気にしませんよ。それでは報告は以上になります!失礼しました」

 

 

 

その頃、ユグノア城 玉座の間

 

 

 

ダバン「ケニーが..........人殺しまで」

 

 

 

 

ロウ「うむ。まさかお主の弟とは思わんかった」

 

 

 

 

ダバン「一応、戦った時に異様に慣れた手つきで喉を狙われて、その時に不安に思いましたが、まさか本当にそうだったとは」

 

 

 

 

イレブン「うん。だから悪いけど、どんなに短くても4年以上は牢屋にいるよ。ごめんね、ダバン」

 

 

 

 

ダバン「いえ、イレブンさん達が謝る事なんてありませんよ。俺が...........ケニーなら大丈夫だと、甘く考えていたからです。一番守らなきゃいけないやつだったのに.........」

 

 

 

 

ロウ「...........お主の心中は察しよう。特別ではあるが、ダバンならいつでもケニーと会えるようにしておく。話をしてやってくれ」

 

 

 

 

ダバン「はい、わかりました。ありがとうございます」

 

 

 

 

イレブン「それじゃあダバンもありがとう。こんな事になっちゃったけど、どうしようもないからさ」

 

 

 

 

ダバン「はい、わかっています。それでは治療ありがとうございました。失礼しました」

 

 

 

ダバンは去っていった

 

 

 

イレブン「大丈夫かな?ダバン。酷く暗い雰囲気だったけど」

 

 

 

 

ロウ「わし達にはどうする事もできん。わし達はダバンが元通りになってくれる事を願うばかりじゃ」

 

 

 

 

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