ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

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45.温泉3

男湯

 

 

 

ロウ「ほっほう!これはまた凄いとこじゃのう」

 

 

 

温泉は周りにいくつもあり、たくさんの種類があるのが見えた。泡が出ている温泉やハーブの湯なども見える。奥には大きな露天風呂もあるようだ。

 

 

 

シルビア「色んなお湯があるわね!楽しみだわ!」

 

 

 

 

カミュ「旅館の部屋もかなり立派だったよな。ラースが貰ったやつかなりいいチケットだったんだな」

 

 

 

 

ラース「お!カミュにもわかったか、あのチケットの凄さが。だから俺は皆誘ったんだ。こんな所、いつ行けるかわかんないからな」

 

 

 

 

カミュ「.....おい、シルビアのおっさんとラースはあんまこっちくんな」

 

 

 

カミュはシルビアとラースから距離を取った

 

 

 

シルビア「ちょっとどうしてよ。カミュちゃんのいけず」

 

 

 

 

ラース「......ホー、なるほどな」ニヤニヤ

 

 

 

シルビアは口を尖らせ、ラースは気づいたようにニヤニヤしながらカミュに近づく

 

 

 

カミュ「ラース、うるせえ、こっちくんな。そのガタイで近寄られると暑苦しいんだよ」

 

 

 

 

ラース「そんな事言って、本当は身ちょ」

 

 

 

バキッ!

 

 

 

ラース「いて!」

 

 

 

カミュはラースの顔面を殴った

 

 

 

カミュ「うるせえっつってんだろ!ぶっとばすぞ!テメエ!」

 

 

 

その時、壁越しに声が聞こえてきた

 

 

 

ベロニカ「ちょっと、カミュ!騒がしいわよ!広くてはしゃぐのはわかるけど、程々にしなさい!」

 

 

 

 

カミュ「ハァ?何言ってんだか。はしゃいでたのはどうせ自分だろ!お子さまはひろーい場所がお好みですからね」

 

 

 

 

ベロニカ「何言ってんのよ!私は静かに楽しんでたわよ!騒がしくしたのはそっちじゃない!」

 

 

 

 

マルティナ「まあまあ、ベロニカ。落ち着いて、ほら今度はあっちの方に行ってみましょう」

 

 

 

 

ロウ「.....この壁の反対側は女風呂なのか」

 

 

 

 

イレブン「?おじいちゃん、どこに行くの?」

 

 

 

 

ロウ「おお、イレブンよ。お主もくるのじゃ。実は、この温泉にはお宝があってのう。それを見つけようと思うんじゃ」

 

 

 

 

イレブン「え!?お宝!?面白そう!行く行く」

 

 

 

イレブンは喜び立ち上がるが、カミュに引き止められる

 

 

 

カミュ「おい、イレブン。やめておけ、そのじいさんの言っている事は嘘だ。地獄を見る事になるぞ」

 

 

 

 

イレブン「え、嘘なの、おじいちゃん?.....行っちゃった」

 

 

 

露天風呂

 

 

 

ラース「なあ、じいさん。本当に覗く気か?」

 

 

 

 

ロウ「おお、ラースよ。この先には男のロマンが広がっておるのじゃ。お主も....」

 

 

 

ゴンッ!ドサ

 

 

 

ロウは倒れた

 

 

 

ラース「まったく。王の威厳はどこへやらだな」

 

 

 

 

シルビア「あら、ラースちゃん。あなたも止める側なのね。意外だわ。それとも、マルティナちゃんを見られたくなかったのかしら?」

 

 

 

 

ラース「.....何を言っているのか、さっぱりだな。大体、ベロニカもシルビアも俺とマルティナの事を何だと思ってやがる」

 

 

 

 

シルビア「うふふ、ごめんなさいね。でもねラースちゃん、私達はこの後命の大樹に行って、魔王ちゃんからこの世界を守れたら、こんな風に一緒にいる事は難しくなると思うのよ。

 

 

 

特にマルティナちゃんは、お姫様に戻っちゃうからなおさらだわ。だからもしあなたが伝えたい思いがあるなら、怖がらないで早いうちに伝えた方がいいと思うわ。自分の気持ちに素直になって」

 

 

 

 

 

ラース「......(そういえばセレン様も同じ事を)」

 

 

 

 

 

シルビア「もう2人でゆっくりできる機会も少ないわ。お節介かもしれないけど、アタシ達はあなた達のこと応援してるのよ」

 

 

 

 

 

ラース「......ハァ、本当お節介がすぎるぜ。だが、ありがとな。シルビアの言う通りだ。俺だって、怖がって伝えないまま後悔はしたくない」

 

 

 

ラースは少し考えた後、決意したような目に変わった

 

 

 

シルビア「うふふ、どういたしまして。頑張ってね、ラースちゃん」

 

 

 

その後

 

 

 

中ではイレブンとカミュとロウが同じ温泉に入っていた

 

 

 

ロウ「イタタ、まさかラースにまで止められてしまうとは。老体にげんこつなど手荒すぎんかのう」

 

 

 

 

イレブン「おじいちゃん、大丈夫?頭にたんこぶできてるよ」

 

 

 

 

カミュ「ほっとけよ、イレブン。じいさんが悪いんだからな。そういや俺達に何の用事があるんだ?」

 

 

 

 

ロウ「なに大した事じゃないんだが、孫とチェスをやってみたくてのう。わしはけっこう好きなんじゃが、ラースとシルビア以外みんなチェスを知らなくてのう。ラースが、カミュなら知ってるはずだと言っててそれで声をかけたのじゃ」

 

 

 

 

カミュ「チェスか。たしかに知ってるが、ルールくらいしか俺も知らないぜ?」

 

 

 

 

イレブン「カミュ、おじいちゃん、チェスって何?僕にも教えて」

 

 

 

 

カミュ「部屋に戻ったらじいさんと一緒に教えてやるよ」

 

 

 

 

ロウ「ふぉっふぉっ、楽しみじゃのう」

 

 

 

 

 

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