ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

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入れ替わり2

その頃、ラースとコロは

 

 

 

きりかぶこぞう「コロ君、速いよー」

 

 

 

 

おにびどんぐり「あんま先に行くなよー」

 

 

 

コロの友達であるきりかぶこぞうとおにびどんぐりで遊んでいた

 

 

 

コロ「えへへ、父ちゃんと遊ぶの楽しくてさ」

 

 

 

 

おにびどんぐり「よく自慢してたもんな。珍しいじゃん、来てくれるなんて」

 

 

 

 

きりかぶこぞう「お久しぶりです。いつもコロ君がいてくれて助かってます。前にも絡まれてた所を助けてもらったんです」

 

 

 

 

ラース「ああ、こっちこそコロが迷惑かけてすまない。楽しんでくれているならなによりだ」

 

 

 

 

コロ「ねえ、ラース様。走ったら動かすの慣れた?」

 

 

 

コロはラースに近づいてこっそりと話しかけた

 

 

 

ラース「そうだな。さっきよりは慣れてきた。まあ、ブレイブ本人と比べたらまだまだだけどな」

 

 

 

 

コロ「それは仕方ないよね。この後さ、皆でもう少し一緒に走って森の中で遊ぶんだけど大丈夫?」

 

 

 

 

ラース「平気だ。ただ、複数いるとはいえあまり危ない事はするなよ?俺は今戦えないからな」

 

 

 

 

コロ「うん、わかった!皆ー、もう一回走ろう!今度は森の場所まで!」

 

 

 

 

きりかぶこぞう「えー、また走るの?僕、走るの遅いんだよ」

 

 

 

 

おにびどんぐり「仕方ねえな。きりかぶこぞう、頑張るぞ」

 

 

 

 

きりかぶこぞう「えー」

 

 

 

 

ラース「俺が押してやる方が早いか?」

 

 

 

 

きりかぶこぞう「え!?いいんですか!?でも、悪いですよ」

 

 

 

 

ラース「気にすんな。コロがいつも世話になってる礼みたいなもんだ。よし、走るぞ」

 

 

 

ラースはきりかぶこぞうを頭で押しながら走った

 

 

 

きりかぶこぞう「わ〜、こんなに速いの初めて」

 

 

 

 

おにびどんぐり「いいな〜、俺もやってほしいのに。火が邪魔で触りにくいんだよな」

 

 

 

ラース「(魔物で別種といっても遊んだり仲良くしたり、得意不得意があったり。人間と同じだな。根本的な事は変わらないのか)」

 

 

 

ナプガーナ密林

 

 

 

リップス「あら?コロちゃん、きり君、おにび君じゃない」

 

 

 

 

コロ「あ、リップスお姉ちゃんだ。こんにちは」

 

 

 

 

ラース「ん?見ない顔だな」

 

 

 

 

リップス「あら!もしかして、噂のコロちゃんのお父様?イケメンですわねー」

 

 

 

 

きりかぶこぞう「久しぶりに僕達と遊んでくれてるんです」

 

 

 

 

おにびどんぐり「見た目よりずっと優しいんだぜ」

 

 

 

 

コロ「えへへ、俺の自慢の父ちゃん!」

 

 

 

 

ラース「コロが世話になっているな。迷惑かけてないといいのだが」

 

 

 

 

リップス「そんなの全く。いつも楽しませてもらってますー。そうだわ。コロちゃん、あっちの木の近くに美味しい蜜があったのよ。ぜひ食べてみるといいわ」

 

 

 

 

コロ「本当!?気になる!ありがとう、リップスお姉ちゃん!あっちだね?」

 

 

 

コロはリップスが指した方とは違う方へ走っていった

 

 

 

ラース「おい!そっちじゃないぞ!」

 

 

 

 

おにびどんぐり「またかよ!あいつ、いっつも違う方向に行くんだから!」

 

 

 

 

リップス「あらあら。まあ大抵最後は合流できるからきっと今回も大丈夫よ。二人は先に向かっていたら?」

 

 

 

 

きりかぶこぞう「リップスさんは?」

 

 

 

 

リップス「私はもう食べたのよ、美味しかったわ。それじゃあコロちゃんのお父様、失礼します」

 

 

 

 

ラース「やれやれ。俺が追いかける。二人は先に向かっていてくれ」

 

 

 

 

おにびどんぐり「ありがとうございます。よし、行こうぜ、きりかぶこぞう」

 

 

 

 

きりかぶこぞう「うん。それじゃあまた後で」

 

 

 

その後、森の橋近く

 

 

 

コロ「あれー?」

 

 

 

 

ラース「やっと見つけた。コロ、そっちじゃないぞ」

 

 

 

 

コロ「あ、ラース様。へへ、また間違っちゃった」

 

 

 

 

ラース「全く。方向くらいしっかり見ておけ」

 

 

 

 

コロ「ごめんなさーい。じゃああっち?」

 

 

 

 

ラース「そっちで合ってるがもう走るなよ。追いかけるの大変だったんだぞ」

 

 

 

 

コロ「ラース様が父ちゃんになってもあまり話す事変わらないね。そこまで変じゃないよ」

 

 

 

 

ラース「そうか?まあブレイブがバン達に砕けた話し方をしてる時は、俺と話し方が似てるもんな」

 

 

 

 

コロ「父ちゃんって敬語なんて使わないはずだったんだけど、ラース様と出会ってからはずっと敬語なんだよ。ラース様は凄いからね。よくわかる」

 

 

 

 

ラース「そ、そうなのか?大した事してないんだけどな」

 

 

 

 

コロ「父ちゃん、俺にいつも言ってくれてるよ。ラース様のために俺は動くが、お前は自由にして構わない。ただ、ラース様に迷惑だけは絶対にかけるなってね。偶に守れてないけど」

 

 

 

 

ラース「.......そうか。他に何か言っていたりするのか?」

 

 

 

 

コロ「えっとねー.............秘密!」

 

 

 

 

ラース「ふっ、そうか。まあ親子同士の内容だもんな。深くは聞かないでおくさ」

 

 

 

 

コロ「(もしもの時は........ってやつは言ったらまずいもんね)」

 

 

 

その頃、玉座の間

 

 

 

マルティナ「え!?バンとベグルがジエーゴさんの所に!?」

 

 

 

 

ブレイブ「はい。マルティナ様もご存知でありませんでしたか。ラース様とグレイグ様は知っていたようです。少々驚きました」

 

 

 

 

マルティナ「そうだったの。なんて言ってたの?」

 

 

 

 

ブレイブ「バンは聞けませんでしたが、ベグルは魅力的だと言っていましたね。ただ、兵士をやめる気はないので行くなら不定期だとなりました」

 

 

 

 

マルティナ「そう、それなら安心したわ。兵士をやめちゃうのかと思って少しドキドキしたもの」

 

 

 

 

ブレイブ「同じくです。ベグルはもちろんですが、バンまでもやめてしまったらここは崩壊すると思います」

 

 

 

 

マルティナ「そうね。二人にはいつも支えてもらってるから。ふふ、ブレイブもバン達がいなくなると寂しいでしょ?」

 

 

 

 

ブレイブ「別に.........そんな事は」

 

 

 

ブレイブは少し目を逸らしている

 

 

 

マルティナ「隠さなくていいのに。それじゃあまた誰か来たら立ってるだけでいいからね」

 

 

 

 

ブレイブ「はい、わかりました」

 

 

 

夕方、デルカダール城 大広間

 

 

 

ブレイブ「結局半日では治りませんでしたね」

 

 

 

 

ラース「だな。明日には治っている事を願うばかりだ」

 

 

 

 

ブレイブ「ラース様が普段どんな風に過ごしていらっしゃるのかがわかって少し楽しかったです。おそらくやらねばならぬ事は他にたくさんあったのでしょうが」

 

 

 

 

ラース「まあ今日は本来ならバン達と訓練するだけだったからな。そこまで問題はないさ。ブレイブこそ、こんな目線や世界を見ていたんだな。コロ達と遊ぶの楽しかったぞ」

 

 

 

 

ブレイブ「息子と遊んでくださったのですか。ありがとうございます。喜んでいましたか?」

 

 

 

 

ラース「ああ、お気に入りって場所にも行ったぞ。崖の上とは思わなかったけどな」

 

 

 

 

ブレイブ「な!?あ、あそこは慣れてないラース様には危険な場所。申し訳ございません。後で叱っておきますので」

 

 

 

 

ラース「いやいや、多少は慣れてからだったから平気だったぞ。眺めもいいし、風も気持ちよかった。いい場所だな」

 

 

 

 

ブレイブ「そう言っていただけると嬉しいです」

 

 

 

その時

 

 

 

マルス「ただいまー、あ!父さん、ブレイブ!ただいま!元に戻った?」

 

 

 

 

ラース「いや、まだなんだ。ルナは図書館なはずだが、マルスはどこ行ってたんだ?」

 

 

 

 

マルス「僕は街で友達と遊んでたよ。剣で打ち合いしてたの」

 

 

 

 

ブレイブ「剣?危ないのではないか?」

 

 

 

 

マルス「本物じゃないよ、レプリカ!当たっても痛くないんだ」

 

 

 

 

ラース「街の子どもとマルスだとマルスの方が強いだろ」

 

 

 

 

マルス「うん。だからちゃんと手加減したよ。審判もよくやったんだ」

 

 

 

 

ラース「まあそれならいいか。楽しめたか?」

 

 

 

 

マルス「うん!皆にも上手って褒められたし、少し僕も簡単なやつ教えてあげたの」

 

 

 

 

ブレイブ「よかったな、楽しく遊べて」

 

 

 

 

ラース「そろそろ飯の時間だな。マルス、ルナはまだか?」

 

 

 

 

マルス「じゃあ呼んでくるよ」

 

 

 

 

ラース「頼んだ」

 

 

 

次の日

 

 

 

ラース「.........ん。ふわぁ〜........お!戻れてる!よかったー」

 

 

 

ラースは自分の体に戻っている事に安心した

 

 

 

ベッドから起き上がり、手や足を動かしている

 

 

 

マルティナ「ん..........あれ?ラース、どうしたの?」

 

 

 

 

ラース「マルティナ、元に戻ったんだ」

 

 

 

 

マルティナ「そうなの!よかったわ。これで一安心ね」

 

 

 

 

ラース「本当だぜ。あの木の実は全部破棄しておかないとな」

 

 

 

 

マルティナ「昨日既に町中に広めたわ。危険だって」

 

 

 

 

ラース「それなら大丈夫だな。ブレイブもきっと安心してるだろう。迷惑かけたな」

 

 

 

 

マルティナ「もう油断して変なもの食べないでね」

 

 

 

 

ラース「そうだな。貴重な体験は出来たけどな」

 

 

 

 

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