それから一週間後、デルカダール城
訓練場
全員「見習い達に!?」
ラース「まあそう考えている。最終判断は任せるが、内容自体は簡単な調査。未開拓の遺跡を調査してくるんだ。奥地まで行ければそれが一番だが、強い魔物とかがいた場合は素直に引いてこい。それだけだな」
ロベルト「魔物が住んでる可能性は?」
ラース「森の奥深くだからな。絶対いると言っていいだろう。荒らし目的じゃないとわかってもらえれば大丈夫なはずだが。人数は多くするなよ?狭いからな」
マーズ「わかりました。こちらでメンバーを決めておきますので、決まったら連絡します」
ラース「おう、よろしくな。じゃあな」
ラースは去っていった
バン「うーん.......どう思う?俺は悪くはないと思うけど」
ベグル「優れたやつらならいいんじゃないか?ガクとかジャスとかよ」
ダバン「行ってみたいってやつもいるんじゃないか?聞いてみてもいいかもな」
ガザル「お前らー、さっきのラース将軍の話聞いて行ってみたいってやつはいるか?」
エド「はいはいはーい!俺が行く!魔物なら任せろ!」
エドが大きく手を振っている
ギバ「そうか、エドなら魔物と話せるもんな。適任なんじゃないか?」
ロベルト「その点では問題ないんだが、戦闘となった場合がなぁ.......」
テルマ「エド、魔物を倒せるのか?」
エド「やだ!」
ギバ「ああ、そっか。襲われたらどうすんだ?エド」
エド「話し合って交渉する!」
テルマ「すみません、気にしないでください。魔物との戦闘が予想されるならエドは不適任だと思います」
ガザル「まあ免れられねえ場合も多々あるからな」
ロベルト「となるとやっぱりガクやジャス、ジールの三人は確定にするか」
バン「あとは.......うーん」
その時
マルス「バンさーん!」
ルナ「お父さん達から聞いたー!遺跡に行くんだって?」
マルスとルナが走ってやってきた
ベグル「お、なんだ?行きたいってか?」
ルナ「すごい、ベグルさん!何でわかったの?」
ベグル「ウキウキしながら入ってきたからな。わかりやすいぜ」
マーズ「そうか、マルスとルナなら戦闘面はそこまで苦労はしないな」
バン「いやいや!子ども達に行かせるのは駄目だろ!」
マルス「なんで?僕達も行きたい!父さん達も少し悩んでたけど、バンさん達がいいっていったら行っていいってさ!」
ルナ「ちゃんと言う事聞くから!お願い!」
ギバ「だってよ。どうする?」
マーズ「マルス、ルナ。遊びじゃないってのはわかってるな?」
二人「うん!」
ルナ「私もお手伝いしたいの!兵士さん忙しいから!」
マルス「僕は将来ここの兵士になるから、今のうちに仕事に慣れておかないと!」
バン「そっか、ちゃんと考えてんだな。ガク、ジャス、ジール、任せて大丈夫か?」
ガク「問題ないですよ!マルス君、ルナちゃん、ちゃんと着いてくるって約束してよ?」
ジール「そうだな。それが約束できないと連れて行けないな」
二人「もちろん!」
ジャス「ふふ、じゃあお手伝い頼んでもいいかな?僕達と一緒に遺跡調査」
マルス「やった!ありがとう、ガクさん、ジールさん、ジャスさん!」
ルナ「お母さん達に伝えてくるー!」
それから三日後、ソルティアナ地方の山中
ガク「本当に俺達だけに任されるなんてな」
ジール「信頼されてるって事だもんな、嬉しいけど失敗したら怖いよな」
ジャス「大丈夫、大丈夫。魔物とも訓練通りやってればきっとなんとかなるからさ」
ルナ「どんな遺跡なの?」
ジャス「えっとね、話に聞くとこの森の奥に見た事ない遺跡が発見されたんだって。中から魔物の気配もするからその時は一旦引いたけど、未知の遺跡だから歴史的な発見もあるかもしれないって」
マルス「歴史的な発見!?凄い!それってお宝って事だよね!?」
ジール「そうなるといいよね。っと、二人とも」
ガク達の前にはアマゾンキング達がいた
ルナ「キャーッ!!カ、カエル!!気持ち悪い!」
ルナはその姿を見ると悲鳴をあげてマルスの背中に隠れている
マルス「わわっ!ル、ルナ!押さないでよ!」
アマゾンキング「ゲェー!!」
ガク「完全に気付かれちゃったね。戦闘態勢!」
三人「おう!/うん!」
ルナ「無理ー!早く倒してー!」
アマゾンキング「ゲェー!」
ガク「はっ!」
ガン!
ガクは盾でアマゾンキングの攻撃を防いだ
ジール「せいけんづき!」
アマゾンキング「グェー!」ジュワー
ジャスとマルスの方にも一匹駆け寄ってきた
ジャス「こっちにもきたな!かえん斬り!」
マルス「僕も行くよ!ぶんまわし!」
アマゾンキング「グェー!」ジュワー
一人になっていたルナにも一匹寄ってきている
ルナ「やだー!こっちに来ないで!メラミ!メラミ!メラミ!メラミ!」
ルナは周囲にメラミをどんどん打っている
ガク「わっ!ル、ルナちゃん!落ち着いて!こっちにまで飛んできてる!」
ジール「あっちい!」
ジャス「ま、まずいって!木に引火した!燃えてる!」
その後火は消し止められ、無事?にアマゾンキング達を倒した
ルナ「うぅ........ごめんなさい」
ルナはしょんぼりとしている
ジャス「仕方ないよ、カエルなんて女の子は苦手だもんね。でもほら、もういないからさ」
ガク「な、なんかいきなり疲れた気がするけど早く遺跡に着くといいけどな」
マルス「あ、見て!あそこ、木がなくなってる!何かあるのかもよ!」
ジール「本当だ。開けた場所があるなんて聞いてないからもしかして遺跡の入り口かも」
遺跡
そこは山の斜面に大きな穴が空いているだけだった
ルナ「遺跡?これ、魔物の巣じゃないの?」
ジール「た、確かに。ガク、大丈夫なのか?」
ガク「合ってるはずだけど。一応中を見てくる。皆はここで待っててくれ」
ガクはゆっくりと中に入っていった
ジャス「じゃ、僕は準備しないとね」
ジャスはカバンから紙とペンを取り出した
マルス「絵でも描くの?」
ジャス「ふふ、違う違う。ここの遺跡の地図を書くの。構造を書いていつか来る事になっても迷わないようにね。これも大事な事なんだよ」
ジール「絵がそこまで上手じゃないからジャスに任せたんだ。これも調査の仕事の一つだ」
ルナ「じゃあ何か見つけたらジャスさんに報告すればいい?」
ジャス「うん、そうしてくれると助かるな。紙に書いておけるからね」
ガク「お待たせ、大丈夫だよ。中は少し狭いけど、迷いそうな遺跡だった」
ガクが戻ってきた
ジール「ありがとな、ガク。それじゃあ本格的に調査開始だ」