ラース「何言ってるんだ、マルティナ!!そんなの!いいに決まってるだろ!!マルティナ、そんな風に思っちゃダメだ。
それに、そんな風に思ってたなんてイレブンが知ったら絶対イレブンは悲しむさ。イレブンは皆に、もちろんマルティナにだって幸せに生きてほしいだろうし、笑っていてほしいに決まってる!そういうやつだろ、あいつは。
俺だって、そう思ってる。マルティナにずっと笑っていてほしい。幸せでいてほしい。できれば、俺がずっとそうさせてあげたいけど、俺じゃ無理だったとしても、その思いは変わらない!」
ラースはマルティナの手を握りながら優しく、でも力強く語りかけた
マルティナ「ぐすっ.....ラース....ありが....とう」
ラース「泣かないでくれ、マルティナ。君は泣き顔よりも、笑顔がよく似合う」
ラースはマルティナの目についた涙を指で拭った
マルティナ「ありがとう。少し落ち着いてきたわ.....私も....好きです。ラースの事が、好き」
マルティナはラースの目を見ながらそう伝えた
ラース「......な、え?それは....本当か?マルティナ」
マルティナ「ふふっ、こんな嘘なんてつかないわよ。ラース、私を幸せにしてください。よろしくお願いします」
ラース「いよっしゃぁぁぁー!」
ラースは喜び、飛び上がった
マルティナ「ちょっ、ちょっと!驚いたじゃない」
ラース「ははっ!悪かったな。でも、こんなに嬉しい事があるもんか。やった!夢じゃないんだ」
ラースは喜びのあまりはしゃいでいる
マルティナ「もう、大げさよ。まったく。ふふ」
ラース「おっと、それじゃあもう一つ約束しようぜ、マルティナ」
マルティナ「もう一つ?」
ラース「俺はずっと君の隣で君を守り続ける。
君がいつまでも幸せで、笑顔でいられるように。
俺からの約束だ。ずっと側にいるぞ」
マルティナ「ラース........。ええ、私もあなたと一緒にいるわ。これからはずっと一緒よ」
ラースとマルティナは優しく見つめあった
ラース「さて、早速皆に報告だ!行こうぜ!マルティナ!」
ラースは旅館へと走っていく
マルティナ「え!?いきなり!?ラース!ちょっと待って!」
走り去っていくラースの耳は赤くなっていた
旅館
イレブン「え、付き合い始めた!?」
カミュ「やっとくっ付いたのか」
セーニャ「まあ!素敵ですわ!」
ロウ「ううっ!遂に姫にも春がきたか」
二人「ぐすっ、ぐすっ。よがっだわね、ほんどに」
ベロニカとシルビアは涙を拭いている
マルティナ「どうして2人は泣いてるのよ」
ラース「(最初から盗み聞きしてて、最後の方で涙に堪えきれずにいなくなったもんな。本当なら怒ってやりたいが、まあいいか。めちゃくちゃ嬉しいしな)」
シルビア「ラースちゃん、マルティナちゃんの事、幸せにしないとダメなんだからね!」
ベロニカ「そうよ!もしマルティナさんがアンタに泣かされたって知ったら、私がアンタの事焼き尽くすからね!」
ラース「はは、それは怖い脅しだな。大丈夫だ、そんなのするわけないだろ。任せておけ!」
ロウ「頼もしいのう、ラース。姫を、よろしく頼んだぞ」ペコリ
ロウは微笑みながらラースへと頭を下げる
ラース「!おいおい、じいさん。元とはいえ、王が簡単に頭下げるなよ」
ロウ「いいんじゃよ。16年前の悲劇から、姫が自分から幸せになろうとするのはこれが初めてじゃ。どうか、隣で支えてやってくれ」
ロウはマルティナとラースを見ながらもう一度頭を下げた
マルティナ「......ロウ様、ありがとうございます」
ロウ「ふぉっふぉっ、それじゃあ部屋に戻ろうかの」
部屋
マルティナ「何だか一晩でたくさんあったわね」
ラース「ああ、まあ何よりも、マルティナと付き合えた事がダントツで大きいけどな」
マルティナ「私も、まさか告白されるなんて思ってなかったわ。あら?ミサンガが」
ぷつっ キラキラキラ
マルティナの手首についていた緑のミサンガが切れ、緑色に輝きながら落ちてきた
ラース「マジか。これは綺麗だな。どうだ?願いは叶ったか?」
マルティナ「.....ええ。ラースと付き合えますようにって願いがね」
ラース「......もっと早くに勇気出せばよかったか」
マルティナ「ふふ、私は叶ったんだから構わないわ」
ラース「はは!これからもよろしくな、マルティナ」
マルティナ「こちらこそよろしくね、ラース」