ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

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星夜祭2

クレイモラン王国

 

 

 

城門前には大きく看板があり、星夜祭と青い文字で書かれている。周りにも観光客や港からやってくる人達がたくさんいる

 

 

 

グレイグ「ほう、中々賑わっているようだな」

 

 

 

 

マルス「これが昨日父さん達がいってたお祭りなんだね。えっと......せいよるさい?」

 

 

 

 

ルナ「マルス、違うよ。きっとせいやさいだよ。綺麗なお祭りな感じ」

 

 

 

 

グレイグ「ルナは魔導書で文字に慣れているな。カミュの家に向かう時に雰囲気も見てみるか」

 

 

 

 

二人「うん!」

 

 

 

広場

 

 

 

広場周辺にはたくさんの出店があり、人も賑わっている。またその奥にはシルビアが使うと思われるステージが立てられており、既に人が集まりつつある。星形や月のモニュメントなども至る所に設置され、祭りの名前にふさわしい雰囲気となっている

 

 

 

ルナ「見てみて、グレイグさん!あの青い月の飾り綺麗!キラキラしてるよ」

 

 

 

 

グレイグ「おお、本当だな。雪の光に反射している。しかし、青い月など見た事がないが本当にあるのだろうか」

 

 

 

 

マルス「でも父さんはあるって言ってたよ?」

 

 

 

 

グレイグ「まあ......そうだな。ラースは俺なんかよりよっぽど様々な事を知っているからな。きっとあるのだろう」

 

 

 

 

ルナ「じゃあグレイグさんも見た事ないんだよね?青いお月様」

 

 

 

 

グレイグ「そうだな。ある事すら昨日初めて知った」

 

 

 

 

ルナ「じゃあ今夜一緒に頑張って見つけようね」

 

 

 

 

マルス「グレイグさんなら背が高いからすぐだよ」

 

 

 

 

グレイグ「ふっ、そうだな。一緒に見れるといいな」

 

 

 

カミュとマヤの家

 

 

 

コンコン

 

 

 

マルス「カミュー、シロー、いるー?」

 

 

 

ガリガリ

 

 

 

扉を引っ掻くような音が聞こえる

 

 

 

マルス「あ!きっとシロだよ!このすぐ向こう側にいるんだよ!」

 

 

 

マルスは扉を開けようとする

 

 

 

グレイグ「待て、マルス。相手が開けるまで待てといつもラースから言われているだろう」

 

 

 

 

マルス「うっ、そっか。カミュー、シロが可哀想だよ、早く開けて」

 

 

 

ガチャ

 

 

 

シロ「バウ!!」

 

 

 

 

マルス「シロ!!わわっ!!」

 

 

 

 

シロ「クゥ〜」

 

 

 

シロはマルスに喜んで飛びつき、マルスを舐めている

 

 

 

カミュ「大興奮してんな、シロ。久しぶりだもんな。んで、なんでマルス達がここにいんだ?確かマルティナの手紙からでは忙しいとかって」

 

 

 

 

グレイグ「急に変更してしまってすまなかったな、カミュ。昨日ここで祭りがある事を話したらマルス達が行きたいと言い出してな。姫様達は忙しくて来れないが、子どもだけならカミュは面倒を見てくれるのではと考えたのだ」

 

 

 

 

ルナ「カミュさん!今日って月が青く光るんだよね?私、見てみたい!」

 

 

 

 

マルス「僕も!」

 

 

 

マルスとルナはシロとはしゃぎながら話している

 

 

 

カミュ「なるほど、グレイグのおっさんはいいのか?」

 

 

 

 

グレイグ「カミュだけでは興奮したマルスとルナを対処するのは大変なのではとなってな。俺も来る事になった」

 

 

 

 

カミュ「まあそうだな。その配慮はありがてえ。だが、青い月が見られるかどうかは天気次第だぜ。昨日はバッチリ見えてたが今夜はどうなるかわかんねえぞ」

 

 

 

 

ルナ「えー!昨日来ればよかったー」

 

 

 

 

カミュ「まあ二人がいい子にしてたらまた見れるかもしれねえな」

 

 

 

 

ルナ「ずっといい子だよ!マルスがちょっといたずらするだけ!」

 

 

 

 

マルス「仕方ないよね!」

 

 

 

 

カミュ「やれやれ、イタズラ好きは兄貴の血か」

 

 

 

 

グレイグ「そうだ、これも言っておかねば。今日マヤとグリーもここに来るそうだ。デートらしいがな」

 

 

 

 

カミュ「ん?グリーも来んのか。マヤからは来るのは聞いてたがそれは聞いてなかったな。まあ構わねえけどよ」

 

 

 

 

グレイグ「雪用の準備をしてから来るらしいぞ。まあ本人達で好きに過ごした後こっちに来るだろうな」

 

 

 

 

カミュ「まあそうだろうな。俺達も自由に過ごそうぜ。まずは広場に行ってみるか。シルビアのおっさんがショーを開いてんだ」

 

 

 

 

ルナ「シルビアさんのショー、私好き。キラキラしてて楽しく見れるし、カッコいいもん」

 

 

 

 

マルス「シロはどうするの?」

 

 

 

 

カミュ「シロは観光客達に怖がられると悪いから、いつもはシケスビア雪原で遊ばせてるんだ」

 

 

 

 

シロ「バウ!」

 

 

 

 

グレイグ「まあそうか。クレイモランはデルカダールほど魔物に慣れてはいないから当然だな。ブレイブ達のおかげではあるのだが」

 

 

 

 

ルナ「仕方ないよね。シロ、一人で大丈夫?」

 

 

 

 

シロ「バウ!」

 

 

 

 

カミュ「結構友達多いみたいだぜ。大人数で遊んでるのを見たことあるからな」

 

 

 

 

マルス「それなら寂しくなさそうだね。また後でねー、シロー」

 

 

 

 

シロ「バウ!」

 

 

 

シロは雪原に向かって走っていった

 

 

 

グレイグ「では俺達も向かおう」

 

 

 

 

カミュ「どうせならシルビアのおっさんにまた会っておくか?待機してるテントも設置されてたぜ」

 

 

 

 

グレイグ「そうだな。少し驚かせてやろう」

 

 

 

テント前

 

 

 

係員「すみません、こちらは関係者以外立ち入り禁止でして」

 

 

 

 

グレイグ「すまない、中にいるゴリ.....シルビアの知り合いなのだ」

 

 

 

 

係員「そ、そうだったのですか。少々お待ちください」

 

 

 

係員の人は中に入っていった

 

 

 

その後

 

 

 

シルビア「やだ〜!グレイグ達まで来てくれたの?嬉しいわ!ありがとう〜」

 

 

 

 

カミュ「よ、シルビアのおっさん。様子見に来たぜ」

 

 

 

 

マルス「こんにちは、シルビアさん」

 

 

 

 

ルナ「今日のショーも楽しみにしてる!」

 

 

 

 

シルビア「うふふ、ありがとう、ルナちゃん。少しお話ししましょう、入って」

 

 

 

テント内

 

 

 

シルビア「セーニャちゃん、グレイグ達も来てくれたの」

 

 

 

中にはセーニャがいた

 

 

 

セーニャ「まあ!カミュ様にグレイグ様、マルス君にルナちゃんまで」

 

 

 

 

グレイグ「おお、セーニャもいたのか。ベロニカもいるのか?」

 

 

 

 

セーニャ「お姉様は本日里で魔法の勉強をしているそうで来れなかったので、私一人ですわ」

 

 

 

 

カミュ「そうなのか、なら俺達と祭り回るか?」

 

 

 

 

セーニャ「よろしいのですか?」

 

 

 

 

カミュ「俺は構わねえぞ」

 

 

 

 

グレイグ「俺も構わん」

 

 

 

 

マルス「セーニャさんも一緒に行こう」

 

 

 

 

ルナ「美味しいスイーツ教えてー」

 

 

 

 

セーニャ「ありがとうございます、それでは私もご一緒させていただきます」

 

 

 

 

シルビア「それじゃあまずはアタシのショーで楽しんでいって!絶対笑顔にしてみせるから!」

 

 

 

その頃、クレイモラン王国 城門前

 

 

 

グリー「わ〜.......」

 

 

 

グリーは周りの雪景色に見惚れてキョロキョロしている

 

 

 

マヤ「わ〜、本当に人が多いや。グリー、気をつけないと迷っちゃうかもよ..........グリー?」

 

 

 

 

グリー「本物の雪だー、冷たい」

 

 

 

グリーはしゃがんで雪を手に取って眺めている

 

 

 

マヤ「ふふ、雪でこんなに感動してる人初めて見た。どう?」

 

 

 

 

グリー「冷たくて気持ちいい。あ、溶けてきた。これが元は水なんて思えないや」

 

 

 

 

マヤ「今クレイモランではお祭りやってるんだ。星夜祭っていうの」

 

 

 

 

グリー「そうなんだ。って、看板がこんなに大きくあるね。雪に夢中で気づかなかった。どんなお祭りなの?」

 

 

 

 

マヤ「ブルームーンっていうこの季節に青い月が見れるかもしれない日になると開かれるんだ。何度か見た事あるけど、かなり綺麗なんだよ」

 

 

 

 

グリー「月が青くなるの!?そんなの知らなかった!」

 

 

 

 

マヤ「そうだよね。もしかしたら今夜見れるかもしれないね」

 

 

 

 

グリー「ふふ、そうだといいな。僕も見てみたいし、実際に見てビルさん達にお土産話にもなるからさ」

 

 

 

 

マヤ「さ、入ろうか。きっと色々お店出てるからさ」

 

 

 

 

グリー「うん。.........うわっ!!」

 

 

 

グリーは足下の氷で滑りそうになった

 

 

 

マヤ「わ!だ、大丈夫?グリー」

 

 

 

 

グリー「な、なんとか。こんなにツルツルしてるなんて」

 

 

 

 

マヤ「氷って怖いよね。雪だとこんなに綺麗なのに、固まると怖いんだよね」

 

 

 

 

グリー「よくマヤさんは平気だね」

 

 

 

 

マヤ「........昔からだからね。もう慣れちゃった」

 

 

 

マヤは少し下を向いた

 

 

 

グリー「(なんか......変な感じするな)そうだよね、ここに住んでたんだもんね」

 

 

 

 

マヤ「うん.......」

 

 

 

 

グリー「........あ!広場でなんか人がたくさん集まってるよ!」

 

 

 

 

マヤ「え?あ、本当だ。何かやってるのかな。行ってみようよ」

 

 

 

 

グリー「うん!」

 

 

 

 

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