その後
全員「いただきまーす!」
チョコレートケーキが無事に完成し、三人で食べようとしていた
ミラ「よかったわね、ジェーン。メグさんのおかげで結構いい出来になったじゃない」
ジェーン「本当だよね!もうメグさんがいなかったらどうなってたか.....。ありがとう!メグさん!」
メグ「そんな.....。ちょっとお手伝いしただけで、大体はジェーンさんが作ったじゃないですか。こういうのは慣れてないと大変ですもの」
ジェーン「メグさん優し〜......。それに見た?ミラ。メグさんのクリームかき混ぜる動き!凄かったんだよ!ギュイーッて!」
ミラ「ええ、見たわ。流石よね。私もあんなに綺麗にかき混ぜられないし、速さが大事なのはわかるけど、結構苦労するのよね」
メグ「クリームはやっぱりケーキを作る上では欠かせませんからね。あれも一度手の動きのコツを掴んでしまえば楽ですよ。ちょっと体力使いますけど」
ジェーン「それじゃあ!お互いのケーキ食べようよ!私はメグさんの貰う!」
ミラ「じゃあ私はジェーンの食べてみるわね」
メグ「それではミラさんの貰いますね」
ジェーン「〜〜!美味しい!!え!?中にしっとりしたやつが入ってる!凄ーい!」
メグ「クッキーを刻んで中に入れたんです。アクセントになると思いまして」
ミラ「ジェーンのも美味しいじゃない!この上にのった生クリームと合うわよ。今までのとは比べものにならないわね」
ジェーン「今までのと比べなくていいの!」
メグ「ミラさんのも凄く見た目綺麗ですし、美味しいです。ガトーショコラに近いですね」
ミラ「そうなの。それを目指してみたんだけど、ちょっとうまくいかなかったのよね」
メグ「層を作ろうとすると結構大変ですもんね。私もそこまで得意ではないです。初めてなのにこれはとっても上手ですよ。私が初めて作った時より全然美味しいです」
ミラ「うーん........。ねえ、メグさん。そろそろお互い敬語やめませんか?」
メグ「え?」
ミラ「私はメグさんともっと仲良くなりたいですし、それなのに互いにさん付けしたり、敬語で話すのってなんか違うじゃないですか」
ジェーン「やっぱりミラもそう思ってた!私もメグさんともっと仲良くなりたかったの!メグちゃんって呼んでもいい?」
メグ「ふふ、はい。あ、うん、構わないよ。私も呼び方変えないと駄目だね。ジェーン、ミラ。こう呼んでもいい?」
ミラ「もちろん!私もメグって呼ぶわ。これからもたくさん仲良くしましょう。お互い兵士さんを夫に持つんだし」
ジェーン「私達共通点も多いよ!あ!メグちゃんのお家今度行きたい!マサル君にも会いたいなー」
メグ「うん、ぜひ来て。マサルもいろんな人と交流した方がいいから。私、ジェーンの新しく建てたっていう家にも今度行きたい」
ミラ「そうじゃない!ジェーン!私、まだ行ってないわ!どこに建てたのよ!」
ジェーン「ま、まだ中があまり綺麗に片付いてないから少し待って。でも!呼べるようになったら絶対招待するから!」
ミラ「そう、楽しみに待ってるからね」
その夜、プチャラオ村 宿屋
シャール「申し訳ございませんでした、兵士さん達にまでこんな時期に」
シャールはバン達に頭を下げた
バン「うぇ!?シャ、シャール王女様!そんなお気になさらないでください!」
ベグル「そうですよ。自分達は望んで護衛役に候補しました。シャール王女様が気に病む必要はございません」
シャール「そうですか、本当にありがとうございます。また明日と明後日もよろしくお願いします。頼りにさせていただきますね」
ダバン「はい。お任せください」
ラース「クク........三人の内心の焦り具合がよくわかるぜ。面白いったらねえや」
マルティナ「バンは確かにそうだけど、ベグルやダバンは冷静そうよ?」
ラース「あの二人はバンと違って態度には出ないからな。でも見ろよ、ベグルは足を少しパタパタさせてるし、ダバンは目線が頻繁に動いてたり手を動かしてる。どっちも焦ってたりする時に出る兆候だな」
マルティナ「なるほどね。ふふ、そんな所まで見てたのね」
ラース「行動にその人の本当の心は現れやすいからな。昔からよく見てたぜ。怪しい人かどうかを判断するのに役立つからな」
マルティナ「あら、じゃあ私とロウ様に初めて会った時も?」
ラース「一応な。まあマルティナが熱出てたのは見てわかったし、あの状況で嘘をついたりする必要性がない。すぐに信じたさ」
マルティナ「まあそれもそうよね」
その後、部屋
バン達三人は少し大きめの同じ部屋になっていた
バン「ハー、疲れたー」
ボス
バンはベッドに倒れ込んだ
ダバン「想像より動き回ったからな。移動も人が多いと一苦労だな」
バン「あーあ、メグは笑って許してくれたけどよ。やっぱりバレンタインなのにこれって........。メグのチョコが食べてえー!」
バンはベッドで少しジタバタし始めた
ダバン「子どもみてえな事してんなよ。俺だって本当ならミラが美味い手作りのチョコレートくれるはずだったんだよ」
バン「そういやベグルは?ジェーンさんって確か料理がそこまで上手じゃないんだよな?」
ベグル「お前よりは出来るわ。まあ一緒に作るって約束はしてた」
ダバン「確か去年ジェーンさん大失敗して大変だったんだっけか?」
ベグル「ああ、そうだ。マジで焦ったぜ。ミラさんからジェーンの連絡きて大慌てで医者に行ったら料理の失敗が原因って言われてよ」
バン「ハハハハ!ジェーンさんはドジだなー」
ベグル「お前だってやったら似た結末だろうが!まあそんなんがあったから今年は俺と一緒に作るはずだったんだ。結構悲しそうにしてた」
ダバン「でも確かミラと一緒に作る事にしたんじゃなかったか?ミラがそう言ってたぜ」
ベグル「まあな。でも、悲しい思いさせちまったのは変わらねえ。とりあえず帰ったらすぐにジェーンの元に行かねえとな」
バン「ヒューヒュー!あっつあつー!」
バンは口笛を吹いている
ベグル「あぁ?」
ベグルは近くにある大剣を手に取った
バン「すいませんでした」
ダバン「馬鹿、ここでいつもの流れをやろうとすんな。俺のベホイムやザオラルじゃ限界がある」
ベグル「チッ!わかってるよ。これは帰ったらにつけておく」
バン「(俺も帰ったらすぐ逃げよ)」