ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

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51.魔王誕生

次の日の朝

 

 

 

イレブン「よし、そろそろ頂上に向けて出発しようか」

 

 

 

 

ベロニカ「そうね。今日の昼には着くと思うわ」

 

 

 

天空の祭壇

 

 

 

そこには大きな祭壇があり、いろんな色の台座のようなものが6つある

 

 

 

カミュ「なあ、イレブン。ここって虹色の枝が見せてくれた例の祭壇と同じ場所じゃないか?」

 

 

 

 

ロウ「間違いあるまい。さあ、イレブンよ。6つのオーブを祭壇に捧げるのじゃ」

 

 

 

イレブンは袋から六つのオーブを取り出した

 

 

 

フワー

 

 

 

6つのオーブが浮きながら光り出し、各色6つの穴に降りていった

 

 

 

ゴゴゴゴゴ

 

 

 

キラン!

 

 

 

祭壇から命の大樹に向けて七色の橋が出来上がった

 

 

 

セーニャ「これは、虹の橋?なんて眩いのでしょう」

 

 

 

 

ベロニカ「いよいよ、命の大樹へのお目通りが叶う時がきたわね。さあ、イレブン行きましょう」

 

 

 

大樹の神域

 

 

 

大樹の真ん中に来るとそこには世界の命の源、大樹の魂があった。周りはツルで囲まれており、少し雷を纏っている

 

 

 

マルティナ「これが大樹の魂.....なんて大きさなのかしら」

 

 

 

 

カミュ「世界中の命がパンパンに詰まってるからな。これくらいデカくないと収まらないんだろ」

 

 

 

 

シルビア「こうしてそばで見ているとちょっぴり怖いわね。なんだか飲み込まれちゃいそう」

 

 

 

シルビアが手をのばす

 

 

 

ビリッ!

 

 

 

シルビア「やぁん!なあにこれ!ビリリってはじかれたわ」

 

 

 

 

ロウ「やはり勇者の紋章を携えた者しか、大樹の魂の中には入れないようじゃな。そして、あれこそ闇の力を払うもの。おそらく勇者のつるぎであろう」

 

 

 

大樹の魂の中には光り輝く剣が入っている。

 

 

 

ラース「イレブン。大樹の魂の中にある勇者のつるぎを手にいれようぜ」

 

 

 

 

イレブン「うん、行ってくるよ」

 

 

 

勇者の紋章が光り始める

 

 

 

ツタが勝手に動いてどかされていく

 

 

 

その時

 

 

 

ブウン!

 

 

 

全員の後ろから攻撃がイレブンに向かって飛んできた

 

 

 

イレブン「グッ....」

 

 

 

ドサ!

 

 

 

イレブンは攻撃に当たり気を失ってしまった

 

 

 

全員「!?」

 

 

 

全員が突然の事態に振り返ると

 

 

 

ホメロス「くっくっくっ」

 

 

 

後ろにはホメロスが立っていた

 

 

 

カミュ「てめえ、ホメロス!いつのまについてきやがった!」

 

 

 

 

ホメロス「まったくニブいネズミどもだ。誰一人として、尾行に気づかぬとは」

 

 

 

 

ラース「テメエは!!!?」ダッッ!

 

 

 

ラースはホメロスに向かい走り始めた

 

 

 

マルティナ「ラース!」

 

 

 

 

ラース「ハアアアッ!」

 

 

 

ドガン!

 

 

 

ラースはホメロスに向かって蹴りをいれる

 

 

 

ブウン!

 

 

 

ギルグードの時のように闇の力がホメロスを覆い、防がれる

 

 

 

ホメロス「おや?貴様はあの時の村にいた男ではないか」

 

 

 

 

ラース「テメエは俺の村を、皆を殺しやがった!許さねえ!!」ガツン!

 

 

 

ラースは攻撃を続けるが、闇のバリアに防がれる

 

 

 

ホメロス「なるほど、貴様はあの村の生き残りか。どうでもよい。オーブなどのために愚かにもそれを守ろうとした地図にものらぬ小さな村と、そこに住む間抜けな人達がいなくなっただけのことだ」

 

 

 

 

ラース「テメエ!!!これ以上俺の村と皆を馬鹿にすんじゃねえ!」

 

 

 

 

ホメロス「さっきからうるさい男だ」ガシ

 

 

 

ホメロスはラースを掴み上げた

 

 

 

ラース「!?ぐっ.....何だ、これ。離せねえ」

 

 

 

ラースは必死に腕から離れようとするが全く動かない

 

 

 

ホメロス「ふん。すぐに貴様もあの村の皆のもとへ送ってやろう。この力でな、ハアッ!」

 

 

 

ホメロスは握った手に闇の力を込めた

 

 

 

ラース「ガアアアアッッッ!!!!」

 

 

 

ラースは全身に痺れるような激しい痛みに襲われた

 

 

 

ホメロス「ふん、他愛もない。消えろ」

 

 

 

ドサァ!

 

 

 

ラースは隅に投げ捨てられた

 

 

 

マルティナ「そんな.....ラース!?」

 

 

 

マルティナはラースに向かっていく

 

 

 

ホメロスは黒いオーブをとりだした

 

 

 

ホメロス「ハアッ!」

 

 

 

オーブから出た黒い波が皆を襲う

 

 

 

全員「グアアアッ!」

 

 

 

ドサドサ

 

 

 

全員が黒い波の謎の力により、吹き飛ばされ倒れていく

 

 

 

そこに

 

 

 

グレイグ「ホメロス!」

 

 

 

グレイグがデルカダール王を連れてやってきた

 

 

 

グレイグ「王よ、見ていましたか、今の戦いを。ホメロスの力こそ、闇の力。私達は、ずいぶん大きな勘違いをしていたのかもしれません。ホメロスこそ、この大地に仇をなす者。

 

 

 

ホメロス!何故に魂を魔に染めた!?もはや弁明などさせぬ!ホメロスよ!王の御前で成敗してくれる!がはっ!」

 

 

 

ドサ

 

 

 

グレイグの後ろから誰かが剣でグレイグの体を刺し、グレイグは倒れる

 

 

 

デルカダール王「今までご苦労だったな、グレイグ」

 

 

 

デルカダール王の持っている剣からグレイグの血が垂れている

 

 

 

グレイグ「王よ......これは一体」

 

 

 

 

デルカダール王「グオ、オオオオ」

 

 

 

王様の中から何かが出てきた

 

 

 

ドサ

 

 

 

王様は倒れた

 

 

 

出てきたやつは青白い皮膚に黒い数本のツノ、魔道士のような黒いローブ姿に杖を持っている

 

 

 

こいつからは黒い闇のような力、恐ろしいほどの魔力、禍々しい雰囲気が溢れ出ており、ただ者ではない事が予想できる

 

 

 

ウルノーガ「そして、ホメロス。よく勇者達をしとめてくれた。褒めて使わそう」

 

 

 

 

ホメロス「おお、ありがたきお言葉。我が主君ウルノーガ様」

 

 

 

 

ロウ「お前がウルノーガ!?まさか王に取り憑いていたとは」

 

 

 

 

ウルノーガ「イレブンよ。今こそ我が手中に落ちる時、その力頂くぞ。ハアッ!」

 

 

 

ウルノーガが倒れているイレブンに近づき力を込めると、イレブンの体が浮いていき、ウルノーガの魔法がイレブンの体を貫く

 

 

 

イレブン「グハアッ!クッ!」ドサ

 

 

 

イレブンの体からは勇者の紋章を浮かべた何かが浮かび上がり、ウルノーガの手に渡った

 

 

 

イレブンの手にあった勇者の紋章は消え、代わりにウルノーガの左手に勇者の紋章があらわれる

 

 

 

ウルノーガ「ほう、これが勇者の力。これさえあれば....」

 

 

 

ウルノーガの勇者の紋章が光り輝く

 

 

 

その光に反応してツタがどかされていく

 

 

 

全員「!?」

 

 

 

ウルノーガは大樹の中にある勇者の剣を持った

 

 

 

ウルノーガ「そしてこれが勇者のつるぎ.....だが、我は魔王なり!ハアッ!」

 

 

 

ウルノーガが力を込めると勇者の剣は形を変え、おぞましい形の大剣へと変わった

 

 

 

セーニャ「勇者のつるぎが魔王の剣に!」

 

 

 

 

ウルノーガ「生命の根源 大樹の魂 その力、我がもらった!!」

 

 

 

大樹の魂に魔王の剣を突き刺した

 

 

 

全員「ああっ!!」

 

 

 

大樹の魂は壊れ、バラバラになっていく

 

 

 

魂に詰まっていた光は解き放たれていく

 

 

 

ウルノーガ「ワハハハハハ!この世界は我の物だ!」

 

 

 

立派だった大樹がみるみるうちに枯れ落ちていき、闇が溢れ出していく

 

 

 

ベロニカ「このままだと、世界が.........」

 

 

 

 

 

 

 

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